まぼろしを織る

まぼろしを織る

1,870円 (税込)

9pt

母の死を機に生きる意味を見いだせなくなった槐は、川越で染織工房を営む叔母の家に居候していた。そこに、人気の女性画家・未都の転落死事件に巻き込まれ、心を閉ざした従兄弟の綸も同居することに。藍染めの糸に魅了された綸は次第に染織にのめり込んでいく。ある日不審な男が現れ、綸が未都の最後の言葉を知っているはずだと言う。死の謎を探りながら、槐は「なぜ生き続けなければならないのか」という問いに向き合っていく――

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    300ページ
  • 電子版発売日
    2024年01月19日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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まぼろしを織る のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    草木染め、染織への興味が深まりました。

    藍染めの「藍」が生きていること、寿命があることを初めて知りました。

    植物の生と、人間の生。
    命について想いを馳せる物語でした。

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    草木を染め、糸を織る。
    死を恐れる気持ち、それでも生きたいと思う気持ちを見つめること。人生を途切れずに織っていく決意をもらえた気がした作品だった。

    0
    2024年10月24日

    Posted by ブクログ

    いろいろな情報があったが、最後は共感と感動で幸せな気分になりました。そうだよなー、同じ考えだなー、と。

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    染織を通じて転落死の謎を解く話。何者にもなれない、空っぽな自分でどうやって生きていくのかがテーマ。瑞々しさと絶望の隣り合わせ、それでも生きていく。

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    進路や就職。子が苦労しないように、「何者かになれ」と願い、言い聞かせる親。きっと今の世の中、少なくはないでしょう。

    そして母に言われたように進学し、就職した槐はコロナ禍で職を失います。そこで何者にもなれてない、虚無感の中で日々を過ごします。
    私の母は存命だし、私自身も職は失っていません。それでも自

    0
    2024年02月19日

    Posted by ブクログ

    手仕事の世界を描いた話が好きなので、川越の染織工房を舞台にしたこの物語は、とても魅力的で一気に読んでしまった。
    母の死をきっかけに叔母の工房に居候するようになった槐は、初めて藍染めをしたとき涙を流す。「藍はなまなましいから触れるとその人の奥にあるものが外に引っ張り出されることがある」そうだ。少し恐ろ

    0
    2024年02月18日

    Posted by ブクログ

    ほしおさんと言えば、柔らかい雰囲気で優しい作品のイメージ。
    本作はそんな印象とは少し違っていて、全体的に薄いモヤがかかっているような感じ。心の機微や「生きること」について描かれています。
    こんな作品も書かれるんだとちょっと驚きました。

    ずっと「生」と「死」を意識させられていた。
    「染織」という世界

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    草木染めと機織りのお話と思って読み始めたら なんだか志村ふくみさんの話に似ていると思っていたら やっぱりそうだった。

    少し前に体験した染めと織りの体験を思い出した。

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    母の死をきっかけに生きる意味を見いだせなくなった槐は、川越で染色工房を営む叔母の家に居候していた。
    そこに転落事故に巻き込まれ、心を閉ざしていた従兄弟の綸も同居をすることになる。

    綸は、祖母が生きていた頃に機織りに興味を持ち織ったこともあり、藍染めの青の糸に魅了されてから染織にのめり込むようになり

    0
    2024年10月13日

    Posted by ブクログ

    川越の染織工房を手伝いながら「なぜ生き続けなければならないのか」という問いと向き合っていく物語。答えは見つからないまでも、読後は少しだけ、前を向けたようなすっきりした気分に。主人公達が「自分の生きる意味がわからない。死ぬ気力もないから生きている」ともがく姿には、数年前の自分を見ているようで共感した。

    0
    2024年07月12日

まぼろしを織る の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    300ページ
  • 電子版発売日
    2024年01月19日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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