ほしおさなえのレビュー一覧

  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    三日月堂3作目かな?

    今回は主人公・弓子さんに惹かれていく人が多いお話でした。
    個人的に思うおすすめなのは「カナコの歌」と「庭のアルバム」

    当たり前だけど
    いろんな人がいろんな思いを抱えて生きている、
    そしてそれを乗り越えたり支えてもらったりしてる。
    そういう当たり前が詰まった温かい本です。

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    2024年09月26日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    ネタバレ

    祖母の通っていた連句の会に通うようになって3年目の一葉。恋の予感(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

    カキモリ!
    あすこは本当に楽しくて永遠に居られるけれど、土日はとても混んでいる。行った時はまだガラスペンを書いたことが無かったから、インクを調合しているところには気付かなかったな…行かなくちゃ!

    色んな事が起こる人生の、渦中のあとの凪の時間のような、ふうっと息をすることの出来るこのシリーズ。
    今回は大輔さんの「才能とはズレ」が名言だったと思います。ズレてるから孤独、だけど繋がりたい、その切実な想いの魅力。言い得ているなぁ。こんな安定している人、憧れます。大人の魅力♡坂マニアだけど(笑)
    自己満で終わらな

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    2024年09月25日
  • 紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆

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    シリーズもの。

    知らない世界を知ることができ、楽しかったです。水引きやカラーインク。普段お目にかかることがないので、文具屋に足を運んでみようと思いました。

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    2024年09月22日
  • うせものがかり なくしたもの、見つけます。

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    短い中にも子供の繊細な心の動きがぎゅっと詰まった良い物語だった。

    まゆもつむぎも糸が関係していて、お話しにぴったりの名前。
    2人が出会えて良かった。
    お話の続きを読みたい。

    舞台がが川越で、『活版印刷三日月堂』や『菓子屋横丁月光荘』との繋がりを感じた。
    読むたびに川越に行って見たくなる。

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    2024年09月20日
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

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    シリーズもの。

    読めば読むほど、和紙の魅力を感じることができました。
    また人の出会いによって、かたい思考やちくりとした思い出が柔らかくなっていく感じが印象的でした。

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    2024年09月17日
  • 祓い師 笹目とウツログサ

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    植物の妖怪のようなウツログサ。それが見える祓い師笹目が説きおこしてくれる不思議な現象を扱った短編集5篇。分からなければ怖いような気もするが、共存もできる存在で後を引く面白さがあって良かった。

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    2024年09月16日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    シリーズもの。

    塞ぎ込んでしまったとき、人との出会いが新しい道標になるのかもしれません。
    ステキなコンビになりそうで、次巻も読んでみます。

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    2024年09月11日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    ブックカフェでの作家トークイベント。羨ましい、楽しそうだし興味あるテーマだから実際にあったらぜひ参加したい。くらげちゃんの進学問題。家族だから心配な気持ちもわかるけどどんなことでも経験だからね。深大寺も植物園も前に行ったことあります。また行きたくなった。連句会に次々新しい方が入ってくるので覚えるのが大変。連句会みたいな仕事や日常の属性関係なく趣味での繋がりっていいな。

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    2024年09月10日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    着物に宿る記憶を読み取ることができる琴子。強い想いのある着物にはつい惹かれてしまう。

    リユース着物の査定を行う中で出会った着物にはひときわ強い想いが隠されていた。着物を着てた人物の過去をたどっていく中で見ていくのは重く辛い記憶。琴子は着物の記憶と同化していくうちに詳しい過去が明らかになっていく。

    着物の記憶を受け継ぐ、儚くも力強い物語だった。

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    2024年09月07日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    連句って日本らしさが満載でいいですね。
    難しそうですが…
    言葉のキレイさや日本独特の表現なんかもあって。
    春一番や葉桜など、季節を細かく感じられる。

    そして、和菓子が毎回美味しそう。
    読みながらどんなお菓子か調べてしまう。
    今度買いに行ってみよう〜

    私にとって必要な情報がたくさん詰まっている物語。
    次は4作目。
    楽しみ。

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    2024年08月23日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    ネタバレ

    物にも魂が宿る、というのは日本人らしい考えなのかな?家が話すというのは面白い

    シリーズ二作目と知らず本作から読んでしまったので、一作目も読んでみようかな。そして三日月堂のスピンオフでもあるらしい!

    次の一節が印象に残った
    “冬の語源は「増ゆ」という説。
    目には見えないけど、土のなかで生きものが増える時期、春になってその命が芽を出す。”

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    2024年08月19日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    はじめましての作家さん。
    でも、「活版印刷三日月堂」や「紙屋ふじさき記念館」などなどは書店で見かけたことはよくありました。そして、とうとうお菓子番という書名に惹かれて、シリーズものと分かっていましたが手に取りました。

    主人公は豊田一葉。
    勤めていた書店が閉店になった元書店員。
    作品の主な舞台は一葉の祖母が通っていた連句の会「ひとつばたご」
    登場人物は連句の会の人たちとその人たちの知人。

    お菓子番というだけあってひと月に一回ある連句の会にお菓子を持っていきます。これらのお菓子は季節の和菓子が多くて、全く同じではないでしょうが知ってる物もあって嬉しく思いました。
    また、連句というものを初めて知

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    2024年08月19日
  • 祓い師 笹目とウツログサ

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    植物の妖怪、ウツログサを祓う笹目とウツログサを宿す人達の物語。ほしお先生のこれまでの作品とは違った雰囲気の物語で新鮮だった。ウツログサを祓う選択をする人もいれば祓わない人もいて、その選択の先にもどこか寂しさがある余韻の残るお話だった。これもシリーズ化して欲しい。

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    2024年08月12日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    言葉の園のお菓子番シリーズ5作目。

    今までにない、これから先へのひろがりを感じられました。
    ひとつばたごというひとつの世界にあったのが、きりん座という世代的にも近い世界につながったことから、上の世代がいる場所から横のつながりの目線に移動した感じがします。
    今後どうなっていくんだろう…。

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    2024年08月12日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    川越にある架空の活版印刷三日月堂
    そこに舞い戻ってきた女店主、弓子さん

    1話目は
    川越に精通してる女性とその息子の話
    2話目は
    川越でカフェを営んでいる男性の話
    3話目は
    文芸部の顧問をしている国語の女の先生の話
    4話目は
    結婚と海外へ行くことを控えている女性の話

    どの話も素敵だったから続きが気になる!
    2話目の弓子さんの「人は誰かの代わりにはなれない」っていう言葉が響いたな。

    ほんわか温まる物語の集まり。

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    2024年08月09日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    言葉の国のお菓子番シリーズ5作目
    ひとつばたごだけでなく、きりん座との関わりなどから、一葉の世界が広がってゆく。
    今回は言葉だけでなく、写真を通して、光や視覚にも注目させられた。
    今後の一葉やひとつばたごのメンバーの成長が楽しみ。

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    2024年08月06日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    小説というよりひとりごとのような流れで落ち着いて読める
    自分は大人だけど未来に希望があるような気にさせてくれる
    主人公と同化してる?

    就職活動 フィルム写真 坂道 文芸マーケットが背景
    ちょうどぴぴろが同人誌の話をしていて共有できてよかったです

    選ばれたいと応募するのは受け身
    自分で決めて世の中に送り出す

    才能は世界とのズレ 孤独と同じ
    世界がほかの人とはちがって見える
    人と共有できないものを抱えてる
    共有したいと思っているから言葉にする
    だれかと結びつきたいと願う
    才能のある人の言葉は切実で、ほかの人を惹きつける

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    2024年08月03日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    連句の会の繋がりでブックカフェで働くことになった一葉。ポップのお仕事も順調。航人さんがひとつばたこを始めたのは治子さんがきっかけ。祖母の治子さんの知らない一面を知って祖母への思いを新たにする一葉。ほたるさんの妹のくらげちゃん登場、高校生らしい感性で言葉選びが上手。
    連句のルールはちょっと難しいけどやってみたいなぁ。毎回でてくるお菓子もみんな美味しそう。

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    2024年08月01日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    言葉の園のシリーズ第五弾。

    定期的に連句会「ひとつばたご」に通う一葉は、自分と同世代が集う「きりん座」のメンバーとも交流を持つ。
    「きりん座」で連句を経験した一葉は、軽やかでシャープな印象だと感じ、短歌から来た創設メンバーのせいか表現者を志しているように思い、自分とは違うと。
    どちらかといえば、「ひとつばたご」は、年齢もバラバラで家庭を持っている人もいて、見てきたものが多いので言葉の幅も広がっているようで、その場でほかの人の句に触れることで、ことばが生まれてくる…というのが一葉なんだろう。

    「きりん座」でエッセイを書いた一葉は、文芸マーケットにも行ったことで、「あずきブックス」のカフェスペ

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    2024年07月31日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    勤めている書店が閉店した一葉は祖母の手紙に導かれて連句の会ひとつばたごに入会する。
    一葉はポップやリーフレットを作成をお仕事にするのかな。とんとん拍子に3件お仕事が繋がったけどこれで生活はなかなか大変だと思うからなにか強みがあるといいけど。出てくるお菓子がどれも美味しそうなんだけど、今回一番心惹かれたのは食器の応量器。食器てあれこれ買っちゃうけど結局使うのはいつも同もの。人生最後は応量器だけでいいのでは、と思った。

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    2024年07月30日