ほしおさなえのレビュー一覧
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ネタバレ祖母の通っていた連句の会に通うようになって3年目の一葉。恋の予感( ꈍᴗꈍ)
カキモリ!
あすこは本当に楽しくて永遠に居られるけれど、土日はとても混んでいる。行った時はまだガラスペンを書いたことが無かったから、インクを調合しているところには気付かなかったな…行かなくちゃ!
色んな事が起こる人生の、渦中のあとの凪の時間のような、ふうっと息をすることの出来るこのシリーズ。
今回は大輔さんの「才能とはズレ」が名言だったと思います。ズレてるから孤独、だけど繋がりたい、その切実な想いの魅力。言い得ているなぁ。こんな安定している人、憧れます。大人の魅力♡坂マニアだけど(笑)
自己満で終わらな -
Posted by ブクログ
はじめましての作家さん。
でも、「活版印刷三日月堂」や「紙屋ふじさき記念館」などなどは書店で見かけたことはよくありました。そして、とうとうお菓子番という書名に惹かれて、シリーズものと分かっていましたが手に取りました。
主人公は豊田一葉。
勤めていた書店が閉店になった元書店員。
作品の主な舞台は一葉の祖母が通っていた連句の会「ひとつばたご」
登場人物は連句の会の人たちとその人たちの知人。
お菓子番というだけあってひと月に一回ある連句の会にお菓子を持っていきます。これらのお菓子は季節の和菓子が多くて、全く同じではないでしょうが知ってる物もあって嬉しく思いました。
また、連句というものを初めて知 -
Posted by ブクログ
言葉の園のシリーズ第五弾。
定期的に連句会「ひとつばたご」に通う一葉は、自分と同世代が集う「きりん座」のメンバーとも交流を持つ。
「きりん座」で連句を経験した一葉は、軽やかでシャープな印象だと感じ、短歌から来た創設メンバーのせいか表現者を志しているように思い、自分とは違うと。
どちらかといえば、「ひとつばたご」は、年齢もバラバラで家庭を持っている人もいて、見てきたものが多いので言葉の幅も広がっているようで、その場でほかの人の句に触れることで、ことばが生まれてくる…というのが一葉なんだろう。
「きりん座」でエッセイを書いた一葉は、文芸マーケットにも行ったことで、「あずきブックス」のカフェスペ