ほしおさなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
またまた川越が舞台
男子学生が語る物語ってほしおさんには新しいパターンですね
梨木香歩「家守綺譚」や内田善美「草迷宮・草空間」のようなテイストで自分はとっても好きです!
一章ごとに違う家が登場する連作のようですね
安心して読めそう
MZTさんの布教本(^^)
まとめて貸してくれたのでしばらくはこの世界で楽しめそうです
●月光荘
歌う家 浮草の灯 文鳥の宿 丸窓
古家
次へ繋ぐのを見届けて安心する物語があったが
家に何か意思のようなものがあると思うと
自分は耐えられそうもない
出来るならばこの家に思い出が少ない人に渡したい
ただ現在家があるというのは幸せな事と思う
・切り紙
家族の価 -
購入済み
コロナ禍によって
物語が現実を追うようにコロナ禍に突入。閉塞感に包まれ苦しみながらも手探りで模索するサークル活動と人と人の繋がりを考えられた巻だった。
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Posted by ブクログ
ネタバレコロナが始まって3年がたとうとしています。始まりはこうだったなぁとか、あの頃はこんなに長く続くなんて思ってなかったなぁ、何て思いながら読み進めていました。
「世の中はいいことばかりではないですから、苦しむこともあるでしょう。でも、良く生きてください。」ゼミの笹山先生の言葉が、今のこのコロナの時代を生きる私達へのメッセージに思えて、ぜひ多くの人にこの本を読んで欲しいと思いました。
大変な時に卒業の年を迎え、でも無事「藤崎産業」に就職できた百花。ここに行き着くまでの、多くの人との関わりと、そこから学び歩んでいこうとする百花のたゆまない努力。これから新しくできる記念館での、百花の活躍と成長が
とても -
購入済み
読み応えある巻でした
紙屋ふじさき記念館にもコロナの影響が押し寄せる展開、小説で現実世界にリンクってのも寂しいものが。どういう続きになっていくのが注目ですね。
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ完結編とても良かったです!
これまで登場した方達も沢山出てきてその後をしれたのがとても嬉しかったです。
活版印刷を通じて人と人が結びつき、ゆっくりと優しく繋がり続けている。そんな優しい物語でした。
表題作の『雲の日記帳』とそれに続く『三日月堂の夢』がとても大好きです。完全に綺麗なだけではなくて、人間の弱い部分も含めて綺麗なお話です。
ハッピーエンドではありますが、ハッピーなだけではなくて悲しいこと切ないこともありましたが、爽やかなラストです。
人が亡くなっても文字で思ったことや言葉が残って、他の人に広がっていく…本当に素敵です。
天涯孤独だった弓子さんの周りが温かくて優しい人達で溢 -
Posted by ブクログ
ネタバレめっちゃ良かっです。一つ一つの台詞が温かくて優しい気持ちになれる短編集でした。弓子さん自身の人生のお話が多かった気がします。今後のことで大きく色々と動き出しそうな巻でした。
途中、弓子さんの孤独に触れて私まで寂しくなりましたが、弓子さんの周りに今はたくさんの人がいて良かったと思います。なんだかシリーズ当初より弓子さんが明るくなったような印象を受けました。
今作は故人の想いが沢山出てきて、故人の想いを知ることが出来る文字っていいなぁと素直に感じました。思ったこと。考えたこと。悩んだこと。辛いこと。葛藤したこと。残された人達が知り、その想いを活版印刷を通して形にしていく。その想いをまた別の人が