ほしおさなえのレビュー一覧
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春霞の小箱から世相を反映した内容になっていて、記念館の閉館は新型ウイルスの影響でイベントが中止。淡々と片づけ、そのうちに緊急事態宣言なんてものが発出され、大学最後の年は不穏な始まりを迎えた百花。家族がいるからなんとか家だけの生活でもなったけれど、一人暮らしの大学生にはかなりきつい期間だっただろう。
百花の就職活動、藤崎産業の採用活動はされるのだろうか。館長はいま必要な部署で取り急ぎがむしゃらに働いているよう。
タイトルのアルバム、どんなものかととても期待していた。画で見られないのは残念だけれど、百花が卒論の合間に作成していた箱、いいなぁ。水引で模様がつけられているなんて、なおさら!先生もさぞか -
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「この町でできることを探す。
その土地に住む人、その土地の歴史、そうしたものに触れて根づいてゆく。
たしかに、生きていくていうのはそういうことなのかもしれない」
私はどこに根づいていくのか、
私が根づく場所はどこなのか。
自分が育った町のことも、全然知らない。
高校時代を過ごした川越の町がこんなにも魅力的だったなんて、全然知らなかった。
結婚して移り住んだ町のことも、働いていた町のことも全く知らない。
今頃になって、近所を歩き回ったりしているのは「自分の居場所」求めているからなのか。
よくわからない。
でも心が動いているのは確か。
心の声に素直に耳を傾け行動していこう。 -
Posted by ブクログ
またまた川越が舞台
男子学生が語る物語ってほしおさんには新しいパターンですね
梨木香歩「家守綺譚」や内田善美「草迷宮・草空間」のようなテイストで自分はとっても好きです!
一章ごとに違う家が登場する連作のようですね
安心して読めそう
MZTさんの布教本(^^)
まとめて貸してくれたのでしばらくはこの世界で楽しめそうです
●月光荘
歌う家 浮草の灯 文鳥の宿 丸窓
古家
次へ繋ぐのを見届けて安心する物語があったが
家に何か意思のようなものがあると思うと
自分は耐えられそうもない
出来るならばこの家に思い出が少ない人に渡したい
ただ現在家があるというのは幸せな事と思う
・切り紙
家族の価 -
購入済み
コロナ禍によって
物語が現実を追うようにコロナ禍に突入。閉塞感に包まれ苦しみながらも手探りで模索するサークル活動と人と人の繋がりを考えられた巻だった。
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Posted by ブクログ
ネタバレコロナが始まって3年がたとうとしています。始まりはこうだったなぁとか、あの頃はこんなに長く続くなんて思ってなかったなぁ、何て思いながら読み進めていました。
「世の中はいいことばかりではないですから、苦しむこともあるでしょう。でも、良く生きてください。」ゼミの笹山先生の言葉が、今のこのコロナの時代を生きる私達へのメッセージに思えて、ぜひ多くの人にこの本を読んで欲しいと思いました。
大変な時に卒業の年を迎え、でも無事「藤崎産業」に就職できた百花。ここに行き着くまでの、多くの人との関わりと、そこから学び歩んでいこうとする百花のたゆまない努力。これから新しくできる記念館での、百花の活躍と成長が
とても