ほしおさなえのレビュー一覧

  • 言葉の園のお菓子番 見えない花
    装丁が綺麗だったので選んだ本。
    1ページ目を読んで買うことに決めた。
    でも、読み進めていったら想像していた話とは違っていて…

    「連句」初めて聞いた言葉。
    この本を読んでもルールとか作り方とか全然わからない。
    繋がりも。
    でも美しい言葉が並んでいたり、美味しそうなおやつが出てきたり、いろいろ楽しめる...続きを読む
  • 紙屋ふじさき記念館 結のアルバム
    『菓子屋横丁月光荘』シリーズが完結し、そちらを読み終わった。
    その間、こちらのシリーズも買って手元にあったけれど、いったん封印。
    話が混線しそうな気がしたから。

    作中にもコロナ禍が起こる。
    当時の自分などは、職も住むところの心配もなく、暢気なものだったと思っていたが、本書の記述を読んで、なかなかつ...続きを読む
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵
    シリーズ第4弾。

    亡くなった祖母が書き残したお菓子のメモをもとに、祖母の代わりにお菓子を届けるつもりでひとつばたごにやってきて、なぜか連句を巻くことになり、気づけばそれからもう二年通い続けている一葉。

    連句とは…から始まり、読むたびに少しはわかり始めてきて、だけどシリーズ化するたびに一から学ぶこ...続きを読む
  • 菓子屋横丁月光荘 光の糸
    ほしおさなえさんをきっかけに去年の9月に川越を訪れた。菓子屋横丁や蔵の町並み、氷川神社、、川越城本丸御殿などを巡った。たくさんの観光客で、とにかく暑かった。
    今回は月光荘より田辺家がメイン。とんとんからーの蕎麦会席の古民家が切なかった。守人と豊島さんの今後が気になる。
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所
    シリーズ完結編。
    前作で藤崎産業に入社が決まった百花が、藤崎産業に入社して、新しい記念館をオープンするまでの2年が急ぎ足で描かれる。
    正直、あと2作ぐらい分けて描いてもいいのでは?と思うところもあったけど、オープンまでにクリアしなければいけないタスクと、コロナが落ち着いて、徐々に取り戻していく日常と...続きを読む
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所
    今作で完結。
    新しい仲間と新しい記念館を作り上げていく過程は楽しい。今までの記念館の歴史を振り返る感じではあった。
    またここから新しいシリーズができそうな気もしますが、どうでしょうねえ。
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所
    無事藤崎産業に入社した百花が、新記念館の開館に向けて奮闘します。

    前作では現実世界と同じくコロナ禍の中でもがく様子が綴られて、果たしてどうなるのかとくるしくなるような思いだったけれど、それが綺麗に取り去られた、爽快な完結でした。

    ほんとにこれで終わりなの?って思うくらいに、これからも、と未来を想...続きを読む
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所
    紙屋ふじさき記念館終わってしまいましたね。
    まあ話的にはこれから始まるですが。
    紙も小物も文具も好きなので本当に楽しかったです。こもの市に行きたくなったし、水引もその本も買ってしまいました。
    本当に文具やその周りの物が何て魅力的なんだろう。先人達の日々の研鑽と努力が今でもその物達を輝かせていると思い...続きを読む
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞
    ふれる機会のなかった活版印刷というものを知り、
    文字の温かさとか、残されていく技術の大切さを感じながら読み進めた。
    穏やかな中にも芯を感じる物語で、読んでいてとても心地よかった。
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞
    1話目が特に好き!読んでて活字の良さを感じて読書好きになりそう。どう表現したらいいかわかんないけど、紙の質感インクの匂いとか、見えないし触らないのに読んでて感じることができて好きな作品。まだ2巻までしか見てないのでまた読み続けたい。
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵
    シリーズ第4巻。
    ひとりでは作れない、誰かと巻くからこそのおもしろさや気づきがある連句というものを通して、いろいろな事に出会う様子が描かれています。
    毎回登場するお菓子が楽しみで、描写の美味しそうなこと!
    あぁ、亥の子餠食べたい。

    サブタイトルの「復活祭の卵」はどういうことだろう?と思っていたので...続きを読む
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月
    「言葉の園のお菓子番」の2冊目。
    仕事が忙しくて、主な読書時間たる通勤電車の中でも目を瞑って頭を休ませたい感じで、なかなか本読みが進まずだったが、ゆるゆると進むこのお話は今の状況にはちょうど良かったかも。

    今回も連句会を中心に、一葉が用意するお菓子やお茶、彼女の仕事(ポップの仕事に加えてブックカフ...続きを読む
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵
    連句会で毎回のように次に付ける句のあり方の説明と季語や当てられる自他場などの解説がある事で4巻にして、連句の面白さと付け方がわかってきた気がして有り難く、楽しくなってます。

    今回は縁とか人生とはみたいな一葉が少し成長した気がします。
  • 紙屋ふじさき記念館 結のアルバム
    シリーズもだいぶ長くなってきて、主人公の成長
    や先の未来が描かれるはずなのに、ここにきてコロナ禍。。でもしっかり向き合って描いてるほしおさんに拍手。緊急事態宣言、数年前のことなのに今でもあのときの状況が鮮明に思い出されるのは、やっぱり誰にとっても衝撃が大きかったのではないかなぁと思う。
    でも主人公が...続きを読む
  • 菓子屋横丁月光荘 光の糸
    「カラダガアルウチシカ、デキナイコト、タクサンアル。ダカラ、イキロ」

    わたしたちも蚕も、暗いところからやってきて、少しのあいだあかるい場所にとどまって、また暗いところに帰る。あかるいところにいるときだけ、身体という形を持つの。でも、ただそれだけなのよ。

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    代々...続きを読む
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞
    私は活字が大好き❤1話めのお話は数年前に体験した息子との別れを思い出し、気持ちがシンクロしすぎて、なんとも表現し難い気持ちになりました。私の幼い頃、母が和文のタイプライターで内職していたことを思い出した。懐かしい暖かい気持ちになれた。
  • 菓子屋横丁月光荘 光の糸
    【収録作品】広瀬斜子/光る糸

    シリーズ最終巻。
    出てくる人たちがみな温かい。川越の街を歩いてみたくなる。
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢
    ひとつばたごのメンバーは、年代、性別、職業が多様で、みんな自立していて、穏やかに交流しつつ、句を作る中で踏み込むこともある。
    人と人との距離感が気持ちいいシリーズ。
    前に進みたい気持ちも、進まなければならないという焦りも、過去を懐かしむ気持ちも、丸く包んでいく。
    今回は一葉さんのポップの話はほとんど...続きを読む
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢
    亡き祖母の代わりにお菓子を届けたことから連句会に通うようになった一葉。誰かが詠んだ句に別の誰かの句がついて、世界がどんどん広がっていく連句が楽しい。「連句は正解のない分岐の連続」って本当に人生みたいだ。人生も、次々にやってくる選択肢を選んで進んでいく。そして、あの時ああしていれば…と後悔することがあ...続きを読む
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

    面白かった

    1巻目より更に面白かったです。主人公と一緒に和紙の事も知りたくなりました。父の小説を好きだと言ってくれる人たちとの出会いも、心がぎゅっとなりました。