ほしおさなえのレビュー一覧

  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

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    家の声が聞こえる大学院生の物語。

    それぞれの家のストーリーがあたたかく、切なく響きます。
    叶った想い、叶わなかった想い、いろんな想いがあり、人生だなぁ、と思います。

    どんなふうに登場人物たちの関係性が広がっていくのか、続きも楽しみです。

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    2025年10月03日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    ますます面白い!
    妻を亡くした大学の先生、SNSの炎上に落ち込むOLさん、そしていよいよ苅部さんの素性が少しだけわかって来る「軽井沢黄金伝説」
    ところどころに「深~い」と思える記述がちりばめられていて、面白い!だけでは無い感慨をじっくり味わっている。
    すでにこの世にはいない妻との対話をこんな形で出来ることの素晴らしさ。
    写真を撮ってSNSにアップしてフォロワー増やすこと、でも本当に自分がやりたいこと、好きなことって?それらに気づかせてくれる苅部さん、すごすぎ。
    そしでフロントの三枝さんのいろいろな思い。自分のこと子供たちのこと、夫のこと。
    とりわけ夫が語る、物事のとらえ方考え方対処法の違いには

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    2025年09月29日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    南軽井沢の銀河ホテル。
    そのホテルの人気アクティビティ、「手紙室のワークショップ」を中心にそこに泊まる宿泊客たちが人生を見つめ直す物語。

    個人的には「ラクダと小鳥と犬とネズミ」のお話が印象に残った。介護付き老人ホームに入るということがどういうことなのか、すこしイメージすることができた。

    インクの名称が出るたびに、ネットで画像検索。旬平が購入したインクめっちゃビンがカッコいい。欲しくなるし、つけペンで手紙を書きたくなりますね~。こういう小説めっちゃ好き。

    また、経営者の息子である上原旬平と、手紙室の苅部の今後の展開も楽しみ。

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    2025年09月26日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    すごくいい話。
    『長い黄昏』が一番好きです。
    苅部さん、会ってみたいです。私も手紙室で手紙を書きたくなりました。

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    2025年09月24日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    銀河ホテルにある『手紙室』を舞台にしたお話。
    どれも素敵なお話でした!

    銀河ホテルを運営する側とそのお客さん視点も
    それぞれ覗き見る事ができて
    とても面白かったです。

    改めて手書きで書く『手紙』っていいなと思った。
    様々なインクを使って手紙を書くシーンは
    スっと頭の中に入ってきてとても癒されました。

    いますぐに文房具店に行き、
    手紙とインクが欲しくなった!!

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    2025年09月24日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    連句と出合ったことで、新たな人たちとの繋がりだけでなく、新しい仕事を通じて新しいチャレンジをしたり。一葉が少しずつ前向きに変わってきている様子が感じ取れたシリーズ第3弾。
    言葉の園のお菓子番シリーズを読んでいると、言葉ひとつひとつが温かくて、心にじんわり響く余韻があるのが本当に素敵だなと思う。今作も名言だらけで、はっと気付かされることが多々ありました。
    次回はあっという間に第4弾。一葉に芽生えてきた前向きな気持ちを、一読者として、引き続き楽しみに見守りたい。

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    2025年09月23日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    ネタバレ

    少ししずかな雰囲気をまとった素敵なお話。
    活版印刷を通して登場人物たちが少しずつ繋がって、進んでいくのがすごく良い。
    義母から譲り受けた本なのですが、続巻も買って読みたい。

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    2025年09月22日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    ネタバレ

    銀河ホテルシリーズは心が温かくなる物語。
    今回は3つ目の大学教授の話がとても良かった。
    時代が変わって今の学生にはもう合わないのではないかと思いながらも続けてきたゼミ合宿も今回が最後。
    寂しさを感じならがも毎年恒例になっている手紙を手紙室で学生のことを想いながら書く教授。
    学生に手紙を渡した後、実は学生たちも教授宛に手紙を書いていたことがわかったところ、ここは胸がとっても熱くなった。
    学生たちも教授のイメージのインクを選んでいたが、それがそれぞれ全く違っていたところがとても良かった。
    定年を迎える、そのような年齢になると自分がやってきたことは良かったのだろうかなど過去を振り返ることがあると思う

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    2025年09月20日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    はじめましての作家さんでした。
    作者が描く文章は、とてもあたたかく
    心に染み渡ります。
    そして続編も読みたくなるような
    正体の謎の部分(苅部さん)も含まれており
    今後の展開が楽しみです。
    こんなホテルがあったら行ってみたい。
    今後の生きることのヒントを
    本を通していただきました。

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    2025年09月17日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    第1弾を読んでどっぷり嵌ってしまったお菓子番の世界。第2弾となる今作は、大切な誰かが亡くなった時の喪失感ややるせなさ、無気力状態。そういった心の状態により焦点が当てられていたように思う。
    生きていればどこかで人の生死に触れる瞬間は訪れる。自分のこれからの人生において、人の死に向き合う機会が増えることを考えた時に、果たして自分が向き合うことができるか、現実問題のひとつとして、恐ろしく感じていた。
    けれども、喪失感は自分や周りがどうこうできるものではない。真っ暗闇と悲しみに覆われた感情それぞれがとても繊細に描かれていて、ひとつばたごの人たちが発する言葉が本当に優しい。言葉に掬われ、救われる。そんな

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    2025年09月14日
  • 星降る海 琴子は着物の夢を見る

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    お話がいよいよ大きく動き出すのかなという展開のお話だった。

    今作は琴子が着物の夢を見る際に行きつく景色と類似した着物が本店から出てきたというお話。

    着物の夢を見てみるが、いつもと違って人があまり出てこない。しかも着物になる前から始まる。

    あの着物はどこからか来たのか。
    誰が描いたのか。
    なぜ店にあったのか。
    誰の着物なのか。
    夢との関連性は?

    琴子の出自にも関わる話で、今後の展開が非常に気になります。

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    2025年09月12日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    銀河ホテルシリーズ第2弾
    本を通して手紙室の魅力と苅部さんの魅力に取り憑かれました。短編集の中では第一話の健作さんのお話が感動的で思わず涙しました。
    第1弾、第3弾も読んでみたいです。
    インク沼には自分もはまりましたが、インクの魅力にもかなりはまるエピソードがありました。

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    2025年09月12日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    明るい気持ちになれる本。
    登場人物がいい人。
    個人的に「ラクダと小鳥と犬とネズミ」という話が特に好き。考え方一つで気持ちが明るくなるんだなと思いました。私も、前向きに生きていこうと思いました。

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    2025年09月09日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    おとぎ話の庭 稲穂
    落葉松の森を歩いて Deep Pine Forest
    十人十色 Blue Lagoon

    手紙室のワークショップ
    受けるのは
    お客様姉妹
    休日の若手社員
    ゼミ合宿の教授と……

    この部屋に来る人はみんな優しい
    美しい言葉をゆったりと話し隠れていた言葉を見つけるのが魔法のように見える

    やっぱり思う 私も行きたいと

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    2025年09月07日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    銀河ホテルシリーズ第2弾(連作短編集)
    今回も手紙室を訪れる人の気持ちを読みながら
    自分の内観が出来たような気がします。
    どれもとても良いお話。泣いてしまうかもしれないので(特に1話目)電車内ではご注意ください!

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    2025年09月05日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    前作「また虹がかかる日に」に続き2作目の銀河ホテルシリーズ

    ストーリーのはじまりでは思い悩みながらワークショップに参加した人達が、ワークショップを終えた後は皆晴れやかな姿になるのがとてもいい。
    大切な人へ贈る言葉、自分を見つめ直す言葉、手紙だったり絵だったりゲームだったり、用途も形態も様々だけど、“書く”ことの大切さを改めて気づかせてくれる。

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    2025年09月05日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    夫婦のこと、SNSのこと、子どもから見た世界のことに想いを馳せる一冊でした。

    銀河ホテルと手紙室を軸に織りなされるストーリーが毎回とても魅力的で引き込まれます。

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    2025年09月04日
  • おかえり草 祓い師笹目とウツログサ2

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    「植物の妖怪」ウツログサ科の植物たちとともに生活してゆく人生で起きてくること。

    いろいろな年代の方たちのエピソードがあり、どのエピソードも身近なお話と感じました。

    ひょっとしたらウツログサの影響かも、と考えてみると、世の中の見え方も変わってくるかもしれないと思いました。

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    2025年08月31日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    初めての作家さん。手紙ワークショップを通して自分に気づく登場人物たち。沢山のインクにも意味がある。ここに行ってみたい。

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    2025年08月30日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    手紙を書くこと。
    そのためのインクを選ぶこと。
    想いを馳せること。
    自然と湧き上がってくること。

    「かく」という行為が、自然な形で広がっていく様子を興味深く読みました。

    銀河ホテルの手紙室。とても魅力的な空間です。

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    2025年08月29日