ほしおさなえのレビュー一覧
-
この本を読んで初めて連句というものを知りました。
色々ルールがあって覚えられませんでしたが(笑)
心が温まる文章で読みやすかったです。
Posted by ブクログ -
静謐という言葉が似合う作品。硬質な活字から生み出される、温かくて深みのある活版印刷の文字そのもののような。
辛いこと哀しいことを、忘れてしまわなくても、少しずつ前へ進んでいけるのかもしれないと、そう思うことができた。Posted by ブクログ -
さらっと閉館イベして終わるんだろうな、と思ってたらなんと!未知の感染症流行!ぐっと引き込まれました。つらい思いしている人を助けてくれる本だと思いますPosted by ブクログ
-
読み始めてすぐに、続刊を探しに行った。読み終わってすぐに、また初めから読み返したいと思った。
物語全体が醸し出す穏やかな空気も、心にじんわり沁みる一つ一つのフレーズも、とてもここちよい。いつも手元に置いておきたい。Posted by ブクログ -
良い本でした。
活版印刷を通して、人と人がつながる物語。
続編も読んでみたいと思います。
児童書ですが、大人も是非。Posted by ブクログ -
今回は、記念館の物語というより、和紙が作成されるまでの工程や、加工の深掘り、という印象。
なんとなく想像出来て面白かったし、読後改めて動画や画像で見てみた。
まさに手仕事。
どうしても想像出来なかった「西本願寺三十六人家集」を画像検索で見てみると、成程、圧巻の美。
これが全て手作業とは。しかも時は平...続きを読むPosted by ブクログ -
適度にこじんまり繋がってきましたね~。
言葉(文章)も美しくて。
川越にとどまらず、川島までほらほら来てごらん!って誘って来てるよねぇ?
ようやく本年初登録(^_^;
今年はあんまり読めないかも...その分一冊一冊をかみしめて読みたいね。
Posted by ブクログ -
この作品を読んで初めて連句の事を知りました。
ルールは難しそうだけど世代や性別が様々な人たちと作り上げ、出来上がっていく連句に言葉の美しさを覚えました。
そしてこの作品を手に取ったきっかけが書店のポップを見てだったのでやっぱりポップって重要だよなぁ…と。作中の月替わりのお菓子も美味しそうで、東京へ行...続きを読むPosted by ブクログ -
連句というものを、この本で初めて知った。
毎月、紹介される和菓子にすごく惹かれて、
実際にお店に行ったり、食べたりもした。
(お菓子に惹かれて読んだのかも・・)
実際にある風景を確かめながら
やさしく、そのままを受け入れてくれるような
お話の世界にいざなってくれる
ほしおさなえさん
好きになりま...続きを読むPosted by ブクログ -
嫌な人が出てこないから、安心して読める。
ゆったり読書をしたいときにお薦め。
【追記】
シリーズ5冊読んだ感想。
どの話も面白かった。
5冊目の「空色の冊子」の初回限定盤の扉に活版印刷が使われている。あと、扉写真にレターセットや星座早見盤もあるので参考になった。Posted by ブクログ -
またまた川越が舞台
男子学生が語る物語ってほしおさんには新しいパターンですね
梨木香歩「家守綺譚」や内田善美「草迷宮・草空間」のようなテイストで自分はとっても好きです!
一章ごとに違う家が登場する連作のようですね
安心して読めそう
MZTさんの布教本(^^)
まとめて貸してくれたのでしばらくはこ...続きを読むPosted by ブクログ -
物語が現実を追うようにコロナ禍に突入。閉塞感に包まれ苦しみながらも手探りで模索するサークル活動と人と人の繋がりを考えられた巻だった。
-
コロナが始まって3年がたとうとしています。始まりはこうだったなぁとか、あの頃はこんなに長く続くなんて思ってなかったなぁ、何て思いながら読み進めていました。
「世の中はいいことばかりではないですから、苦しむこともあるでしょう。でも、良く生きてください。」ゼミの笹山先生の言葉が、今のこのコロナの時代を生...続きを読むPosted by ブクログ -
コロナ禍を真正面から扱っている今作。これは、紙というものの歴史を捉える点、そして何より「繋がり」を考える意味でも避けて通れないテーマ。優しい物語の中に作者の強いメッセージを感じた。Posted by ブクログ
-
紙は奥深いっ!!今回はサークルのメンバーと小川町へ紙漉き体験に。墨流しのところでは民藝も出てきてテンションが上がる。物語ペーパーも見てみたいし、『東京散歩』も読んでみたいな。
記念館の閉館がコロナ禍の後ろに隠れていたなんて。何年後かに読み返したら、懐かしく感じるだろうな。
閉館後の記念館の続きを知り...続きを読むPosted by ブクログ -
めっちゃほっこりした。
一文字一文字印刷する昔の技術って凄いなと感じた。
手間がかかるけれど、心がこもってて素敵だなー。
印刷した黒色と、刷った黒色では同じ黒でも色味が違う。と知って、見比べてみたいなと思った。Posted by ブクログ -
表紙とタイトルに惹かれて手に取った本だったけど、思いの外はまった。
弓子さんの周りの人を描いているんだけど、どれも心に染みてるエピソードでした。Posted by ブクログ -
三日月堂の「未来」が描かれた番外編第二弾
「小さな折り紙」に、切なくて涙してしまった。
シリーズ通して、本当に優しく温かい物語。現実は、こんなに優しい人ばかりじゃなく、活版印刷で生計を立てるなんて、大変なことだろうけど、やっぱり物語の中では、ほっこり温かい気持ちになりたい。
川越の街にも行ってみたく...続きを読むPosted by ブクログ -
活版印刷三日月堂の「過去」が詰まった番外編。
活版印刷で刷られた扉ページがとても良い。味わいがあります。ずっと見ていられるし、指でなぞってみた。やっぱり、いいねー、活版印刷。
本編とはまた違ったそれぞれの視点で描かれていて、7章すべてが、ほっこりしたり、しんみりしたり。どの話も温かくて、とても良か...続きを読むPosted by ブクログ -
紙屋ふじさき記念館にもコロナの影響が押し寄せる展開、小説で現実世界にリンクってのも寂しいものが。どういう続きになっていくのが注目ですね。