ほしおさなえのレビュー一覧

  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    ナツイチフェアで書店に並ぶ表紙に惹かれて購入。

    軽井沢の老舗ホテルを舞台に、宿泊客の人生やホテル従業員とのやりとりが描かれる。

    このホテルの経営に関わらないと決めて東京で働いていた息子が軽井沢へ戻るところから始まる。
    続編があるようなので、この息子がこれからホテルマンとして、経営者として成長していく姿も読むことができるかもしれない。

    ホテルにある手紙室は惹かれる。
    自分を見つめ直し、文字を書くというのは良いことかもしれない。

    親子、女友達、色々な宿泊客のエピソードを読み終わると、あたたかい気持ちになる。

    続編も読んでみようと思う。


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    2026年08月05日
  • 言葉の園のお菓子番 扉を開けて

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    新作が出ると知ってから、読める日までをどれだけ楽しみにしていたことか!♡
    前作の発売から1年以上経っての念願の新作!今回も読み始めから最後まで、作中の雰囲気がずっと優しくて温かくて、読み終えるのが本当に勿体ない、でもあっという間に読んじゃった(笑)
    一葉の新たな挑戦としての捌き。こんなに早く捌きに挑戦するとは思わなかった‎( ⊙⊙)!!捌きは連句のいろんな知識や決まりが頭に入っていないと務まらないと思っていたけど、連句初挑戦の参加者たちに一葉が説明している様子を読みながら、こんなに連句のことを誰かに話せるまでに成長したんだなあと感動した(T_T)
    読む度に、少しずつ穏やかに一葉が成長している様

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    2026年08月04日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    高山の春慶塗り。
    高山に行きたくなる

    親子孫三代で親のルーツをさぐる旅なんていい

    母の春慶塗りのかんざしを元に孫である真緒が高山の漆の森を訪ねていく

    最初に漆を見つけた人はどんな人なんだろう
    漆のような伝統工芸を守ってきた人たちに感謝である

    「苦しいとき、よくひとりであのかんざしを出してみてたんだ。漆の艶のうつくしさを見てると、いろんなことがどうでもよくなる。この世にはこんなにきれいなものがあるんだ、と思うと元気が出た」
    母が心を保っていられたのは、漆の力なのかもしれない。母の子供時代が母の壊れそうな心をつなぎとめていた。P303

    金継ぎも一度経験してみたい

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    2026年08月03日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    友人から勧められて読み始めました
    娘家族との会話に、あるある、と共感したり
    昔、好きだった得意だったことを思い出す主人公が、とても幸せそうで、うれしくなりました
    歳を重ねるのが楽しみになりました

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    2026年07月31日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    ネタバレ

    前作でこれは微・日常ファンタジーくらいかな…?の認識だったけど、確実にこれはファンタジーだなと確信した気がした。

    あと今回は少し重たいテーマというか、出会った人のエピソードと交錯するように主人公の過去と向き合うシーンが盛り込まれていて読んでいて少ししんどく感じることもあった。
    でも過去の悲しかったり辛かったり寂しい感情を、現在の主人公自身やその周りを取り囲むものが包んで少しずつ和らげてくれるような、救いと言ってしまうと簡素だけどそういった癒しのような浄化のような感覚を受け取れる一冊だった。


    今回ファンタジーだと確信した一つは、一方的に聞けるだけと思っていた家の声と会話が出来るという驚きの

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    2026年07月26日
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

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    家の声を聞くことができる守人と、「声」を発する家たちが語る不思議な物語。

    タイトルにある「菓子屋横丁」とは、埼玉県川越市で駄菓子や土産物を売る店が軒を連ねている、人気観光スポットです。

    【家の声、家の記憶】
    守人が聞く家「声」は、家自身の声もあるのですが、月光荘はそこに住んでいた人々の「思い」を記憶していて、どうやらそれを伝えたたがっているようなんです。

    なぜ、守人には家の声が聞こえるのか。

    今の守人は両親を亡くし、住んでいた家からも離され、厳格で傲慢な祖父に育てられました。そんな祖父も亡くなり、よるべのない身の上です。

    そんな彼だから、家の「声」を聞き、寄り添うことができたのかもし

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    2026年07月22日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    .思いがけない人生を今現実に生きている私、
    苦しさ、つらさに負けてしまいそうな時もある。それでも自分らしく生きればいいと思わせてくれた小説だった。

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    2026年07月18日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    三つ目の話で苅部が言った、

    「好きに生きろ。なんでも自分で決めるんだ。途中で違うと思ったら別の道に行ってもいい。何を選んでも人のせいにしないこと。」

    という言葉が、今の自分には特に胸に響いた。

    ちょうど最近、自分自身も同じようなことを考えていたからだ。

    自分で選び、その結果も受け止める。言葉にするのは簡単だけれど、実際に生きる上ではとても難しい。それでも、この姿勢こそが大切なんだと改めて感じた。

    いつか息子が人生の分岐点で悩む日が来たら、一緒にこの話を読み返したい。そう思える、大切な一編だった。

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    2026年07月15日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    一晩で読み終わりました。
    そのくらい読みやすくて、イメージしやすいお話でした。文房具好きなのもあり、とても楽しく読めました。
    冒頭の感じから重たい話になるのかなと思いましたが、読み終わった後は、心が軽くなる感じがします。
    私も誰かに手紙を書きたくなりました。まずは自分宛に書いてみようかなと思います。

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    2026年07月06日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    大学の先生が亡くなり、ゼミ生が再会。先生の最後の著書に疑惑が?本に深く関わる登場人物はこの疑惑をどうするのか?

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    2026年07月05日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    今回も良かった。

    特に第3話。
    ひとそれぞれ読んでて思うことは違うけど、私は出会いや別れをたくさん経験しているからこそ響くものがあった。
    家族は、本当に大事

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    2026年06月25日
  • 紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆

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    このシリーズ3巻目。和紙の博物館のような紙屋ふじさき記念館が舞台。学生アルバイトとして働いている百花は、記念館のお客さんを案内したり、和紙に関わる商品開発や展示についてアイディアを出したりしている。今回は、水引きとガラスペンやカラーインクが取り上げられていた。商品化の過程で、百花が楽しそうに考え、それが形になっていくのが、とてもワクワクする。

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    2026年06月24日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    4巻。千ものインクが並ぶ手紙室を訪れる人の話。1.学生の頃一緒にバンドを組んでたボーカルが復帰ライブを軽井沢でやるというので元ギターとピアノの二人で聞きに行く。2.ホテルの料理長は毎年息子の誕生日が近づくと手紙室の予約をいれる。8歳から始めて今年は20歳になるのだが1度も手紙を渡したことはない。3.結婚式の相談をする予定だったのに彼からキャンセルと言われその後白紙にしたいと告げられる。彼のお母さんが交通事故に遭い意識が戻らないので結婚の話どころでは無いという。彼のお母さんは銀河ホテルにまた行きたいと言っていた。3話共1人の人の流れる時間が長く気持ちの変化に注目した話になっている。特に1.のお互

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    2026年06月23日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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     「活版印刷三日月堂」シリーズの番外編。
    扉には、活版印刷で印刷されたページがあり思わぬ特典に感激!
     弓子さんのおじいちゃんおばあちゃんや父母がどんな暮らしをして、どんな風に三日月堂に携わっていたかが描かれていて、
    本編の過去編といった感じでとても興味深く読むことができた。
     また、弓子さんと交流のあった人物たちのそれぞれの人生にも焦点を当てている。
     これを読んでから、本編を再読したら、より一層三日月堂への想いが深まりそうだ。

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    2026年06月08日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    3巻。銀河ホテルの手紙室が舞台。手紙のワークショップを申し込んだものの書く相手や内容が決まっていない人も多いという。千色ものインク瓶が並ぶ手紙室でインクを選び試し書きをしているうちに書きたい事が決まるようだ。そこにはスタッフの苅部さんの力が大きい、手紙室の説明をして迷っている時には声掛けをしてくれるのだが合槌を打ってもらうと不思議と気持ちが決まる。1.両親からの手紙を受け取りに来た姉妹2.書写をする事にした女性スタッフ3.定年を迎える大学の先生

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    2026年06月08日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    連句の大会で知り合ったきりん座の大輔さんは坂道の写真を撮るのが趣味だ。一葉の父も坂道の写真が趣味で以前はよく写真を撮っていたと話した所、昔と今の同じ場所の写真を並べた雑誌を作りたいと言い大輔さんと父と三人で写真を撮りに行く。
    連句は部屋に集まってその仲間だけで行われる会だが、連句の大会から文芸マーケットや朗読会と活動が広がって来た。

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    2026年06月06日
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

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    シリーズ2作目。紙屋ふじさき記念館でアルバイトをする百花が考える和紙を使った様々な企画や商品は、素敵だった。プロではないけれど和紙が好きという思いからの発想が、館長の一成が商品として企画し作品に仕上げていく過程がとても面白かった。

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    2026年05月31日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    叔母に誘われて「紙こもの市」に行った百花は、紙の魅力に惹かれ、購入してきた和紙を使って祖母の家の障子をモチーフにしたカードやしおりを作る。それをきっかけに、叔母に頼まれて紙屋ふじさき記念館でバイトをすることになる。館長の一成は無愛想でそっけなく百花は気が進まない。しかし、一成の紙に対する造詣は深く、和紙に対する情熱も持ち合わせている。百花が来たことで記念館や一成に少しずつ変化が見え始める。
    文具好きにとっては紙や小物作りの描写はワクワクして堪らない。シリーズ物だと知って、さらにワクワクしている。

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    2026年05月30日
  • 菓子屋横丁月光荘 光の糸

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    終わってしまった。

    少しずつ、大切に読み、
    何度も涙した。

    生きること、人と繋がること、
    事をなそうと動き出すこと。
    その大切さを、喜びを、しみじみと
    感じられるいい作品だった。

    最終巻に至るまで起こったことが、
    自分の中の過去の出来事のように感じられる。
    振り返ると、さまざまなことがあり、
    出会いがあり、そこから生まれる気持ちがあり。

    あぁ、生きて、人と繋がり、心通わせることは
    本当に素敵なことだなぁ、と
    喜びが胸に広がる作品だった。

    また、何度も読み返して、生きることの
    喜びを再認識したい。

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    2026年05月19日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    三日月堂のシリーズ完結編。
    川越に戻り、たった一人で祖父の活版印刷所
    「三日月堂」を再開した月野弓子。
    訪れるお客さんや周りの人に支えられながら
    手探りで活版の仕事を続けてきた。
    「この先どう生きて行きたいか」
    彼女が自分の"夢"をやっと言葉にできたラスト、涙が溢れ止まらなくなった。

    星をつなぐ線
    街の木の地図
    雲の日記帳
    三日月堂の夢

    「街の木の地図」から「雲の日記帳」への流れがとても良かった。

    立花ゼミの三人は春休みに「川越の街をテーマに雑誌を作る」課題に取り組む。
    川越を巡り、木の思い出を街の人から聞き、一枚の紙の雑誌を作る。イラストマップが深緑色に活版印刷され

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    2026年05月15日