ほしおさなえのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2026年最初の1冊。
本当は別の本を読み始めたのだが、どうしても入って行けなくて新年早々挫折。でも最初がこの本でよかった。特に2話目の落葉松の森を歩いて、良かったです。
「自分に与えられた命を精一杯感じること。それがどんなにしあわせなことか。」
本の中の文章をこうして感想に書くこともあるけれど、銀河ホテルの手紙室で、好きな色のインクで書写するっていう行為にとても共感した。とても素敵。「わたしはなにかを得るために生きているんじゃない」
思い悩むことの多い日々だけどこの言葉を時々思い出しながら生きていこうと思う。このシリーズいつも感動するけれど今回のこの話、ドラマチックではないけれど一番私には刺 -
Posted by ブクログ
第一章 おとぎ話の庭
姉妹が亡くなった両親からの手紙を受け取りに訪れた銀河ホテルで、家族のつながりを知るお話
第二章 落葉松の森を歩いて
銀河ホテルで働き始めた由麻が手紙室のワークショップで自分自身を取り戻すお話
第三章 十人十色
斎藤教授は毎年ゼミの合宿で銀河ホテルに訪れ、手紙室で学生一人一人に向けて手紙を書き渡すお話
銀河ホテルの居候シリーズは読んでいて心嬉しい気持ちになり好きです。
それから、登場人物皆は温かくて人と人の繋がりの大切さを感じます。
人間は自分の考えていることが正しいと思いがちだ。それは人と人の繋がりがあっての上に成り立っていることを忘れているからだと思う。
自分自 -
Posted by ブクログ
あっという間にシリーズ5作目。1冊読み終わるのが勿体ないと思えるほど、本当に毎作心に染み渡る名言が多い!
一葉が連句を始めて2年。ひとつばたごからきりん座メンバーとの新たな交流、迷走していた蛍が遂に就職と、連句を巻きながら季節が巡り、少しずついろんなことが変化している。毎日が過ぎ季節は移ろいでも、くりかえしではない。同じような日々に思えても、人は少しずつ進んでいることを伝えてくれたのが何だか凄く響いた。
本編に出てきた「自由丁」のお店が凄く気になる!お菓子だけじゃなく実在するお店も色々描かれていて、興味があちこちに湧いちゃう¨̮♡
言葉の園のお菓子番シリーズは心がざわざわするような不穏な空気が -
Posted by ブクログ
心があたたまりほっこりする物語でした。
とはいえ内容は、現代社会において皆がなんらかの不安や悩みを抱えている、自分にもどこか当てはまる登場人物達が、軽井沢のホテルの手紙室で千色あるインクの中から自分だけの琴線に触れた色でペンを紙にすべらせていく、そのうちに内側にあった気持ちに気付かされ、救われていく。
自分の気持ちを持て余し見えないように蓋をしがちだが、手紙を書くこととはその蓋を少し開けるようなことなんだろう。
インクにも興味があるし、私もペンで手紙を書いてみたい!軽井沢のホテルを本当に探してしまいそう。
シリーズものなので、疲れて一日を終えたあとの寝る前読書に、とてもオススメです。