ほしおさなえのレビュー一覧

  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    高齢者が出てくる話に最近涙腺が脆くなっている。苦笑
    『ラクダと小鳥と〜』のおばあちゃんが娘夫婦とお孫さんへ絵手紙カードを渡すシーンとか…。
    いちいち最初の旬平くんのお話から刺さるフレーズ多くて、私は気になるところとか刺さるところをピンクマーカーで引くから冒頭からピンクだらけw。
    何気に手紙がプチマイブームになっているから余計に響く。
    いかんな〜、ガラスペンとインクにまで趣味が広がりそうだw。

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    2025年10月18日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    ネタバレ

    何ヶ月にもわたって、ちまちま読み進めていた電子書籍。
    好きな漫画で取り扱っていた連句の会に参加する話。改めて連句面白そう。連句会をオンラインで眺める会って世にはないんだろうか。
    連句会を機に新しい交流やポップの仕事につながったりと、私の好きな要素が多く含まれていて、細切れになりながらも読んでいて穏やかな気持ちになれた。

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    2025年10月13日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    読めば読むほど、銀河ホテルに行きたくなる。
    たまたま、2巻目をとばして、この巻を読むことになったけれど、どこから読んでも大丈夫だし、たぶん、何度も読みたくなる。
    2巻目も絶対読もう。

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    2025年10月13日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    銀河ホテルの経営者の息子、上原旬平は、東京で就職したが過労で倒れ実家のホテルに戻ってくる。家業を継ぐことに葛藤を覚えながらも、銀河ホテルの人気アクティビティ•手紙室との出会いにより少しずつ前向きになっていく。2話以降では、お客さん目線からの旬平がホテルマンとして着実に成長していることが窺えて嬉しくなる。

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    2025年10月11日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    軽井沢に猛烈に行きたい。家族に会いたい。らく焼きが懐かしすぎてうわーーーとなった。私はまだ小さかったから、姉たちだけ絵付けしていたのを母にくっついて見てた。
    そんな小さい頃とか大学ゼミ合宿のこととか、なんか記憶の蓋がブワーッと開いて色んな感情が忙しい。
    そして結局苅部さんは謎のままだったなぁ

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    2025年10月08日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    軽井沢にあるこじんまりとした老舗の銀河ホテル。
    そこの経営者の息子の逸話から物語はスタートする。

    ストーリーごとに語り手が入れ替わる連作短編のようだ。

    銀河ホテルでは、トレッキングや手紙室などのアクティビティも用意され、そこが舞台になった展開も多い。
    手紙室では、1000種類以上のインクボトルが並び、未来や過去や友人や故人など誰でも手紙を書けるというプログラムになっている。こんなプログラムがあるなら受けてみたいところだ。

    登場人物たちは、何かに悩み、もやもやを抱えている。
    けれどホテルで過ごすうちに、自分なりの解決を見つけ、自分の力で踏み出そうとする逞しい姿がとても印象的だった。

    こう

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    2025年10月07日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    秋になり、シリーズ(6)を手にした。
    一葉や、連句会ひとつばたごのメンバーにまた逢えて嬉しい!

    11月に開催される文芸マーケットに、雑誌「坂道ノート」を出すことになった一葉の父親とキリン座の大輔さん。「坂好き」で「写真好き」の二人は、根津の坂から撮影を始めて…。

    「モノクロフィルムについて話す父が眩しい」
    一葉はエッセイを通して若い頃の父の思いに触れる。もう一度写真を始めた父の姿を、娘として見つめる場面にじんわりさせられた。

    ——表現するということは、特別なものになるということとは違う。仲間と楽しくできればそれがいちばんで、仲間を大切に思うことは生きていく上でとても大事なことだよ。  (

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    2025年10月04日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    和菓子と連句というどちらも興味のある世界。和菓子は実在するお店なので行ってみたくなります。連句の世界も初めて知りましたがなんとも奥深く、人と人を結びつける素敵な文化だと思います。

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    2025年10月04日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    今回も良い。『大人だってもともと子ども』。ツンツンしてた洸くんの子どもらしい生き生きした姿に親目線でグッとくる。
    苅部さんのルーツが少しずつわかってきて、容姿の描写を見てより会いたくなった。笑

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    2025年10月03日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    佳菜、志穂姉妹が、両親からの手紙を受け取り、それぞれの名前の由来を知る「おとぎ話の庭」。銀河ホテルのスタッフだが、手紙室で旬平さんのお父さん、裕作さんが書かれた本を書き写す早乙女由麻の「落葉松の森を歩いて」。大学最後のゼミに参加する斉藤先生の「十人十色」。
    どの話もしみじみよかった。小さいけれど人生の真実をつくような言葉があちこちにちりばめられている。もっともっとこのシリーズが読みたい。
    たまたま今年の夏に軽井沢に出かけ、数十年ぶりに歩いた旧軽井沢を思い出し。心の中にもさわやかな風が通り過ぎるように感じた。

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    2025年10月01日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    第2弾も楽しく読みました。
    徐々に苅部さんの過去が少し明らかに
    なるところも興味深かったです。
    ただちょっと宿泊者の子供とのやりとりは
    会話が長たらしく、読んでいて弛みが
    あったのが残念でした。
    同じ内容が書かれている重複する箇所も
    いくつかあり、しつこいなと感じ
    マイナス1とさせてもらいました。

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    2025年10月01日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    読みたかった本。第二話ボロ泣きでした。自分と重ね、自分の母と重ね。なんか色々思い出したりして鼻がツンとする。
    どれも素敵なお話ばかり。インクの名前も良い。ずらっと色とりどりのインク瓶が並ぶ手紙室、見てみたい。

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    2025年09月30日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    第1弾「また虹がかかる日に 」
    第2弾「光り続ける灯台のように 」
    に続くシリーズ第3弾!やっぱり良いなぁ。

    爽やかな風が吹き抜けるような清々しく希望を感じられるラストでした。

    「おとぎ話の庭  稲穂」
    亡き両親からの手紙を受け取りにきた姉妹

    「落葉松の森を歩いて  Deep Pine Forest」
    銀河ホテルスタッフの女性

    「十人十色  Blue Lagoon」
    毎年ゼミ合宿に訪れていたが、定年を迎える教授

    手紙室の責任者・苅部さんとワークショップ受講者のやりとりや受講者が手紙を綴る様子を、どこか懐かしいような気持ちで眺めていました。

    話そうとするとなかなか言葉は出てこないのに

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    2025年09月28日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    ネタバレ

    教授の万年筆の購入先は銀座のあの有名な文具店?ゼミ学生の一人は文具店の親戚?
    と思えてしまい、それならばいっそホテルのインクの購入先もあの文具店であって欲しい。
    勝手にそう願いながら読んでいました。
    苅部さんと文具店店主のクロスオーバー作品が読んでみたいです。銀河ホテルで結婚式も挙げられることですし。

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    2025年09月28日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    シリーズ3作目。このシリーズは、インク沼へはまりそうな危険性がある。が、人の感情・記憶などを丁寧にくみ取ってっていて、読みやすい文章ながら、自分自身の内面に降りて行くことを余儀なくされる。最後の話が特に年代的にも刺さる(といってもそれほど強い刺激ではないのだが)。やっぱり手元に置いておきたい気持ちが強くなってきた。積読にしている「活版印刷三日月堂」のシリーズも読まねば。

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    2025年09月28日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    八王子の老舗呉服店養女として育てられた琴子。弟の様に一緒に育った柿彦が始めた着物のリユース店を手伝っている。
    琴子には夢の中で着物の記憶を再現してしまう特殊な能力がある。

    持ち主たつ子の戦時中の悲しい気持ちが、浄化される様に薄れてゆく。

    着物の知識がなくても、丁寧な描写で手触りや柄が浮かぶ。伝統美を感じつつ不思議な世界に入って行くことができた。 

    今後、柿彦との関係も楽しみだ。

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    2025年09月27日
  • 星降る海 琴子は着物の夢を見る

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    ネタバレ

    とうとう琴子の母がわかってこれからどう過去が展開されていくのか楽しみです。柿彦との関係も少し進展してほしい気持ち。

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    2025年09月25日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    架空のホテルとは知りつつ、軽井沢まで探しに行きたくなる。
    ほしおさんの本から、水引にはまってしまったが、このシリーズを読み進めたら、間違いなくインク沼にはまってしまうと思う。
    苅部さんの姿を想像しつつ、次に読む本を購入!

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    2025年09月25日
  • 星降る海 琴子は着物の夢を見る

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    物置部屋から出てきた持ち主不明の手描友禅
    琴子と柿彦は着物の来歴を捜す

    二人がこの着物の作家らしき人を
    追いかけている場面を読むたびに
    もしかしたら…… という思いになる
    そして琴子がこの着物の下で見る夢は……

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    2025年09月25日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    昔ながらの印刷所がある川越が舞台
    それぞれの大切なものを尊重し、その柔らかな気持ちが次に繋がっていく…好きだなぁ…

    活版印刷にしか表現できない温かみが文章から伝わってきます

    シリーズがあるなんて嬉しい また弓子さんたちに会えるんだ

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    2025年09月22日