ほしおさなえのレビュー一覧
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三日月堂のお話が、弓子さんの結婚で終わってしまうと思っていたら、待望のスピンオフが出ました。
これまで活版印刷に関わってきた人たちが、主役になり、脇役になり次々登場するのでファンにはたまりません。
それぞれの人生、人物たちがどこかで決心し、前へ向かっていこうとする姿が、作者に選ばれた言葉で表現されています。人生の機微というのかな。その辺りの表現が独特です。もう続編はないのかもしれないけれど(いえ、書いて欲しいですけど!)それぞれの今後をいろいろ想像してしまいました。
初版には限定で、活版印刷による1ページが付いています。この字体、見たことがある。ずっと昔、家にあった教科書で。活版印刷で作られ -
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ネタバレシリーズ第一7巻。
P.257の一葉ちゃんの「わたしは自分ひとりでわたしになったわけじゃない。まわりの人たちのおかげでわたしになった。」という言葉。人は1人で生きていけると思い込みがちだけど、今日ここまで生きてこられているのは自分1人だけの力ではないんだよな、と当たり前だけどそんな当たり前のことを改めて…
このシリーズを読むたびに、私も連句というものを巻いてみたいなと思うし書店に置かれている歳時記に幾度となく手を伸ばすのだけど毎度毎度断念…いつかは連句というものを始めてみたい。あと、毎度のことながら登場するお菓子たちが本当に魅力的で、実際に調べて買いに走ったりしています -
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本当に楽しみで大好きなシリーズ。表紙からまず素晴らしい。銀河ホテルにぴったり。作者のほしおさなえさんの著作は他にも読んだことがあるがダントツにこのシリーズが好きかつ、このシリーズには独特の静寂さがある。もう心を鷲掴みにされるのと、本当に軽井沢にいる気分…まず銀河ホテルが素敵で行きたい。そこに交わるいろんな人々と、手紙室の苅部さん。手紙室で手紙を書く中で、自分のモヤモヤの輪郭が分かり前を向ける…というのがこのシリーズだが、軽井沢マジック、銀河ホテルマジックにかかり美しい世界に誘われる。
こんかい3つ目のお話はいつもと変わった切り口と終わり方だった。
どんどん続いてほしい。 -
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ネタバレ今作では予想通り、弓子さんの恋愛話が発展しました。
まあそれはいいのですが、
古本屋の冊子をみんなが知ってたり、
水上さんの死までのいろいろなことが順調に進むあたりは、
「ちょっと都合良く話が進みすぎだろ」と思ってしまいました。
この作品は、前作まではそういう塩梅が絶妙で無理のない感じで進んでいたのに、
東京バンドワゴン的な臭いがしてしまいました。
まあ、許容範囲ではありますが。
ここから2作もあってどう展開していくんだろう、
と思ったら、この4作目が完結編で、あとの2冊は番外編なんですね。
それなら、最終回の都合の良い展開は許せるかな。
いやあ、いい物語でした。
ドラマ化したら良さそうだ -
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今回はまた違った角度からの作品があり、全て書き下ろしのシリーズ物なのに飽きさせないなーと感心しました。
今はコラボが主流になっていますが、ホテル×謎解きはとてもいいアイデアで、ますます銀河ホテルへの熱が高まってしまった。
旬平くんの父裕作さんの大学時代の友人の作品もとても良かった。
裕作さんの死を受け入れたくない気持ちから、銀河ホテルへ行けなかった杉田さん。
あの頃の友人そっくりの息子旬平に会い、大学の後輩に当たる由香さんとも話すことができたあと、苅部が待つ手紙室で亡き友人裕作への手紙を書く。
「もう一度会いたいよ」と。
今回も素敵なお話しでした。