ほしおさなえのレビュー一覧

  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    娘の残した振り袖に残る記憶は
    彼女しか知らない想いを
    琴子は読み取れるのだろうか

    周りの人が思い出すこともあって
    記憶って不思議なからくりみたい

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    2025年07月02日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    リユース着物の店で働く琴子
    着物に残る記憶がほんのり視える彼女は、
    気になる記憶があるとついつい深入りしてしまう
    椿の柄の銘仙に残る記憶は……

    家の箪笥にしまったままの着物には
    何の記憶も無いんだろうなぁ きっと
    ほとんど着てなくて ごめんね

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    2025年07月01日
  • 紙屋ふじさき記念館 結のアルバム

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    コロナ禍を思い出しながら読みました。いろいろな立場の人たちの大変さを改めて認識できました。今人に会えるようになったこと、本当に良かったことです。ペーパーレスの時代なんだけど、やはり紙ベースがすきなんですよね。書類も必要なものはプリントアウトして持っていたい人間。本も電子書籍では無くて紙で読みたい。このシリーズ読むと、手紙とか書きたくなります。

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    2025年06月28日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    銀河ホテルの居候シリーズ第2弾。
    銀河ホテルの手紙室を舞台に、書くことで自分の思いと向き合う人々の物語。「長い黄昏」が特に心に響いた。

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    2025年06月16日
  • おかえり草 祓い師笹目とウツログサ2

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    植物の妖怪”のようなウツログサに囚われた人々と、
    彼らの前に現れる祓い師・笹目をめぐる5つの物語。幸せそうだと感じるウツログサが登場したり祓い師界のことも少し語られたりと色々謎だけれどでしゃばらない笹目がまだまだ謎。これからも続くのかな。祖父と孫、夫婦や親子、姉妹等今作は人間関係にも重きを置いていたようにも感じられた。

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    2025年06月15日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    シリーズ2作目
    今作もどの話もよかった〜
    私は特に1話目の長い黄昏がほろっと心に染みました
    3話目では謎多き苅部さん自身の事が少し語られていたりして。。
    次作も楽しみ!

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    2025年06月15日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    勤めていた書店が、閉店することになり実家に戻った「一葉」。本と本棚を入れるスペースが自室にはなかったため、生前祖母が使っていた部屋に置くことになった。
    祖母の部屋で本を片付けているとき、祖母のことを思い出す。
    「おばあちゃんはやさしかった。」
    祖母が使っていた本棚を見ると、俳句の本が目に留まる「そういえば、祖母は俳句をよく作っていた。いや、俳句じゃない。連句だ。」
    祖母は昔から毎月連句の集まりに通っていた。

    「いつか、一葉も一緒に行かない?」

    残念ながら日々の仕事に追われ行くことは叶わなかった。
    体調を崩し、入院した祖母が「ここから戻れなかったら、本棚にあるノートを見てほしいの。」
    そう言

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    2025年06月08日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    言葉の園のシリーズ第6弾。

    亡き祖母が通っていた連句会「ひとつばたご」と出合い連句を始めた一葉は、ブックカフェで働きながらもたくさんの人と交流もでき、さまざまな場に参加するようになった。

    若手歌人が結成した「きりん座」の大輔とも父の写真好きを通じて親しくなる。
    今回は、父の大学時代の頃の思いを知ることになった驚きや写真撮影を大輔と父が一緒にすることにより、以前よりも気になる存在になった感じがする。

    同人誌サークルで「坂道ノート」を販売したり、あずきブックスで朗読会を開催したり…と新たなことにも挑戦する。
    これもいろんな人と繋がりができたからだろう。

    毎月の連句会もいろいろな人と場を共有

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    2025年06月07日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    シリーズ第2弾。着物の記憶が見える琴子が今回見るのは総絞りの振袖が記憶していた恋の物語。切ないけれど素敵なお話。夢が叶って続けられている人ってほんのひと握り。だからこそ皆現実と折り合いをつけている。このシリーズは着物についても色々知れて興味深い。

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    2025年06月04日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    シリーズ最後。番外編ですかね。
    出来たら主人公の新しい生活の始まりのお話を読みたかったのですが、これで全ての登場人物の繋がりが分かったのかな。
    活版印刷だけではなく今度は和紙の世界にも触れていてまた楽しく読めました。
    川越は何度か訪れた事がありますがまた改めて行きたくなりました。

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    2025年05月31日
  • うせものがかり なくしたもの、見つけます。

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    さがしものが得意で「うせものがかり」と呼ばれているつむぎと、転校してきたまゆの物語。
    縁結びは、いろんな人との縁かぁ…確かに恋愛だけじゃないよね。みんなたくさんの糸で繋がってるのかな。続きもありそう?な終わり方だった。

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    2025年05月28日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    このシリーズを読むといつも思う
    年代が違っても分かり合えるものがあるっていいよね
    お父さんがいいよね
    著者もこんな交流をしたかったんだろうな
    さみしい気持ちが少し見える

    詩を朗読する事 しずかな迫力

    才能っていうのは世界とのズレだから孤独と同じ

    むかしは「自分の果たすべき役割」のことばかり気にしていた
    みんなが「自分」を求めはじめたから「自分と世界」のことを考えなければならなくなった?
    連句の「自他場」という考え方
    どれかひとつだけが続くのを嫌う

    今回は集まりの中の個々の生き方や人間模様がいろいろ…
    登場人物が多くなって誰だったっけ?ってなる笑

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    2025年05月28日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    人が集まって何かをする
    優しい集まりもあれば尖った集まりもある
    一葉さんはいろいろな集まりに少しずつ関わりながら、自分をじっくり考えてる感じ
    ゆっくりと少しずつ

    娘がコミケのブースに出た時に、見に行けば良かったなぁと思った

    一度何かに加入するとなかなか辞めないというか、辞められない自分がいた
    一人で楽しむ物はいろいろ移って行くのに、何だか不思議な感じ

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    2025年05月17日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

    購入済み

    シリーズ第六作。雑誌作りや文学フリマでの出店、あずきブックスでのトークショー。SNS連句と世界が広がりつつ。次回はどのような展開に繋がって行くのだろう。

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    2025年05月06日
  • ヘビイチゴ・サナトリウム

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    中高一貫の女子校で起きる墜落死
    聞こえて来るのは少女たちの
    噂と推測または想像
    調査らしきことはあっても
    生徒か教員によるもの
    もやもやと膨らんだものだけが
    そこにあるかんじ
    世の中で「こうです」と言われているものも
    本当はビシッと決まってなくて
    もやもやとしている気がして
    何だかモヤモヤしてきた


    P326 ??
    「それどころじゃなかったんじゃ
    ないですんですか」 は
    「それどころじゃなかったんじゃ
    ないんですか」
    かな……

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    2025年04月29日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    今までの登場人物や主人公に関わってきた人達が今度は主役となり話は進んでいく。
    ようやく登場人物が整理された感じ。
    そして当たり前だけどもそれぞれに人生があって、自分のこれからを考えるのは子供や若い人だけではなく大人になっても歳をとっても環境や仕事、人との別れが関わってくる。
    自分を見つめ直す時、どうするのかを決める時は周りに支えてくれる人がいてもやっぱり1人なんだなと。
    シリーズも後1冊。
    どんな結末になるのかな。

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    2025年04月22日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    活版印刷三日月堂
    海からの手紙編

    今回も、どれもすごく心に響く
    素敵なお話ばかりで、何度も
    涙が出てしまいました。
    悲しい涙というより温かい涙
    なんかそんな感じです。

    三日月堂の弓子さんのかける言葉が訪れる人の不安な気持ちを
    ふんわり包み込み出来上がった
    印刷がみんなを癒やし温かい気持ちがいっぱい膨らむ。
    読んでいる私も癒されて温かい気持ちで満たされました。
    時代とともに活版印刷の魅力も
    変わっていき、関わった人達の思いが積み重なってまた新たな作品が生み出されていく。素敵な仕事です。
    次の
    第三作目も楽しみです。

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    2025年04月21日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    登場人物が増えて、段々と覚えていられるか不安になりながら読み終えました。
    このシリーズの良いところは人のあまり綺麗ではない部分も見せていて、活版印刷に関わる事で自分の本当の気持ちを見つめ直し負の部分の気持ちを昇華していくそんなお話なので読み終えるとほっとします。
    この先のシリーズも楽しく読めそうです。

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    2025年04月19日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    はじめての作家さんです。
    シリーズもの大好きなので
    楽しみにしていました。

    活版印刷 三日月堂
    名前からして
    現実にあれば是非行ってみたい
    雰囲気があふれています。
    かわいかったり、素敵な文具類を
    見るのが大好きな私なので
    三日月堂の名前入りの便箋封筒や
    カフェの素敵なショップカード
    俳句が印刷してあるコースター
    など、わくわくするような
    お話ばかり…
    三日月堂の弓子さんをはじめ
    周りにいる温かく、少しだけ
    悩みをもつ人たちもみなさん素敵な人たち
    センスがよくて温かみのある作品が出来上がっていくたびに三日月堂は愛着のある印刷屋さんになっていきます。
    続きが読めると思うとこの街の一員になれたよ

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    2025年04月15日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    着物の記憶が読める主人公の話。
    琴子の存在が儚すぎて、読んでるこっちも柿彦の気持ちと同化してしまいます。
    シリーズ化するようですが、話が進んでいったら白髪もどんどん増えちゃうし、毎回柿彦がハラハラしちゃうのでほんとほどほどに。
    戦争は何もかも奪い、雲の上だけがいい思いをするだけ。どんな理由があっても戦争だけは繰り返してはいけないですね。

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    2025年04月10日