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大学を卒業し、晴れて念願の藤崎産業に入社した百花(ももか)。
感染症によっていまだ分断が続いている世の中に不安や孤独を感じながらも、自分なりにできることを模索していこうとする。
日本橋にあった「紙屋ふじさき記念館」は閉館してしまったが、一成(かずなり)は記念館の再オープンに向けてあたらしい候補地を探しており、川越の古い商家の建物を使うことが決まった。
百花は会社で「記念館準備室」に所属し、新記念館の開館に向けたプロジェクトに携わることに。
どのような記念館にすれば「和紙」を今の世の中に広めることができるのか、プレッシャーを感じつつも、新卒の同期数名とともに様々な課題に取り組んでいく。
それと同時に、百花の亡き父の作品『東京散歩』を復刊する動きが現れて……?
「紙」がつなぐ人々の想いとあたたかな絆の物語、感動のフィナーレ!
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川越シリーズもこれで全て終了と無事完結。川越に舞台が移り「活版印刷三日月堂」「菓子屋横丁月光荘」も随所に登場するシリーズを締めくくる今作は感慨深かった。
Posted by ブクログ
シリーズ完結巻。
今までを振り返ることもできる納得の最終巻。
ふじさき記念館でアルバイトを始めてから大学卒業後に、晴れて藤崎産業に入社した百花。
これまでのワークショップや関わってきた人たちとの再び交流ができるであろうことは、川越で新記念館が開館されることでわかる。
今回も新入社員とともに新記念館の準備に奔走する。
第一話 記念館準備室は、紙屋ふじさきとして世の中に提示できることがなにかを考えるスタート。
第二話 誕生の日は、百花の亡き父の『東京散歩』の復刊にという話から雑誌に掲載されたエッセイがあったことを母が思い出し…。
第三話 あたらしい場所は、百花が入社して1年半が経ち、父のエッセイが『手仕事をめぐる旅』として刊行することに。
地域イベントでも紙貼りパネルを利用して子どもたち参加型で余り紙を使ってのワークショップは、大いに盛り上がる。
そして、新『紙屋ふじさき記念館』がオープンへ。
紙に纏わる知らないことを社会見学に参加したような気分で一緒に楽しんだことを思い出しながらの完結編だった。
ほんとうに最後なのか…。
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小説・文芸
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