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名古屋の紙こもの市に出店した帰り、手伝いの百花と莉子は紙の勉強のため、仕事で美濃和紙の産地である美濃市に立ち寄る一成に付いていくことに。そこでは和紙の紙すきを体験したりかつての職人たちの歴史を学ぶ。旅行中の会話で、一成は忙しかった両親に代わり、祖母で前社長夫人の薫子に預けられ面倒を見てもらったことで、彼が紙に対して誰よりも詳しくなり愛情を抱くようになったかを知る。大手製紙企業の藤崎産業は同族会社で、先代の祖父から変わって一成の叔父が現社長になっていた。その息子で一成のいとこ浩介は昔から何かにつけ一成をライバル視して、会社では営業課長として記念館の不要論を唱えていた。「記念館がなくなることをあきらめていたけど、残さなくてはいけないと思うようになった」という一成の言葉を受け、百花も奮起し応援する気持ちになる。
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Posted by ブクログ
第2弾。
① ふじさき記念館、館長一成の美濃市行きに同行して百花と友人の莉子は、紙漉きを体験する。
美濃和紙の歴史、千三百年というのに驚き、紙の良さを伝えるだけでなく、和紙を使う文化や習慣自体も復活させなければならないと思う。
和紙の中に秘められた可能性を探り、和紙を今の世の中にふさわしい形で生かすことが、必要だと感じた。
かなり詳しく美濃和紙について書いてあるので、とても勉強になった。
一度、美濃市へ足を運んでみたいと感じた。
② 彫金デザイナーの雫のパッケージのアイデアやディスプレーなど百花の意気込みが、ジンジンと伝わってくるので、応援したくなる場面が盛りだくさん。
ここでは、一成の従兄弟が登場するのだが、彼の嫌味もサラリとかわす一成が男前である。
③ 一成の大学時代のゼミの先輩のお店、新刊と古書の両方を扱うセレクトショップ「文字箱」で記念館のグッズを扱ってもらう。
そこで、百花は亡き父の小説を見る。
これも何かの縁…なのかと思ってしまう。
記念館と文字箱とのコラボで、蝋引きしたペーパーに小説の一部を印刷することを思いつく。
それが、物語ペーパーになる。
この発想と直ぐに実行に移し、自分で見本を作ってみるというのが、とにかく凄い。
おとなしかった百花が、成長したなぁと感じる。
次々とアイデアが、湧いてくるのに、若さなのか…とも思いながら、ますます応援したくなる。
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小説・文芸
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