ほしおさなえのレビュー一覧

  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    「こんなホテル、あったらいいな」が詰まった、南軽井沢の美しい洋館が舞台の物語。

    ブラック企業に疲れ果てて実家へ帰ってきた、このホテルの息子が、風変わりな居候・苅部さんの主宰する手紙室を通して、自分自身を見つめ直していく。

    作中に登場するフロントの女性が実践している「人の名前を覚えるアイデア」など、日常で真似したくなるようなエピソードもありつつ、全体的にじっくりと語りかけるような、丁寧で温かい言葉遣いが印象に残る。

    ただ、人間の生々しい感情の揺らぎや、ビターな展開のドラマを好む自分にとっては、とても新鮮でお行儀が良い世界観に感じられたし、これこそが軽井沢の澄んだ空気にふさわしい、この著者な

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    2026年06月30日
  • あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー

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    祖母が暮らしていた家、仕事を無断欠席した男
    突如のキッチンカー、父の代わりに舞う。

    駅にまつわる短編でしたが、そろっと駅が出てきたり
    わりと出てきたり。
    そっとあるもの、という感じでした。

    話とまったく関係ない所で驚いたのが
    無断欠席男に出てきた曲。
    マイナーだった事に、まず気づいてなかったです。

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    2026年06月28日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    「活版印刷三日月堂」や「銀河ホテルの居候」が好きなのでこの本を読むのも楽しみにしていたけど、ちょっと難しかった。
    小説を書く人には刺さるのかも。

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    2026年06月24日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    自分の気持ちがわからない。
    そんな人がこのホテルの手紙室で手紙を書くことで自分の気持ちと向き合うことができる。
    確かに書くことで気持ちが整理されることはあることてわすよね。
    書いてるうちに胸の底に眠っていた気持ちに気付かされたり…。
    そんなワークショップがあるホテル。
    手紙を書くにあたっての案内人は表題にある『居候』の人。
    不思議な魅力のある人です。

    (Word)
    結局人生なんて短いものだ。これまでに出会った人とも別れていかなければならない。それならこれからだって、別れを恐れず、生きているかぎりいろんなことと出会っていこう。それがあたりまえだし、それでいいんだと思った。

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    2026年06月24日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    小説家でもあるゼミの先生が亡くなった。創作ゼミの面々は、読む人でもあり書く人でもある。自分にとって、書くとは何なのか。人それぞれ違う書くことへの向き合い方や苦しみ。それを包んでくれるのまた、あの物語の出会いに遡るのだった。

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    2026年06月23日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    勤めていた書店が閉店して実家に戻った一葉

    亡き祖母が通っていた連句に祖母がお菓子を持って行ったことを知り顔を出すことにした

    連句は俳句とは違ってみんなで作りつなげる

    お菓子を通じて連句を通じ世代も仕事も違う人と繋がりができる

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    2026年06月21日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    読者の私が知っている、ほしおさなえさんの作品(活版印刷シリーズなど)とはイメージが違った作品でした。

    ファンタジー小説で有名な作家であり、大学の創作のゼミの先生でもある時任晶子の死から物語は始まります。

    通夜、葬儀、一周忌、三回忌、七回忌と順に、ゼミ生が語り手となった文章が綴られていきます。

    2018年からの6年間、コロナ禍や世界で戦争が始まり、ネットも当たり前になり、大きく世界が動いたように思います。それ以前に生きた時任先生と、その渦中も今も生きているゼミ生達が、書くことで繋がっていると感じました。

    ものすごいスピードで日々が流されていく今、「表現することの意味」と「創作することにど

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    2026年06月16日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第1部 満天の星を見あげて Wolfgang Amadeus Mozart
    第2部 誕生から死までの線分 Canyon Rust
    第3部 順境にあっても逆境にあっても Ultra Green

    第1部 文具店員の光。大学時代に組んでいたバンドのボーカルの再出発のミニコンサートに足を運ぶ。
    第2部 銀河ホテルの料理長・吉田。毎年息子の誕生日の前に彼宛の手紙を書いて保管してもらっていた。
    第3部 挙式の朝を迎えた真奈。新郎の亡母がまた来たがっていたという銀河ホテルでの挙式を提案。

    静謐な物語が心に沁みる。

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    2026年06月05日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    「銀河ホテルの居候」シリーズ2作目。
    今回も素敵なお話ばかりでした。
    自分の気持ちを知ることって大事だなと思った。

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    2026年06月01日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    勤めていた書店が閉店になり、仕事を失って実家に戻った一葉は、祖母の部屋にあった連句のノートに挟まった祖母からの手紙とメモを見つける。それは、祖母が通っていた連句の会「ひとつばたご」に毎月持っていく和菓子の名前と会の方々への伝言の依頼だった。それをきっかけに「ひとつばたご」に通い連句を始める一葉は、そこに集う年齢も職業も様々な人々や連句に魅力を感じ始める。そこでの縁から、書店勤務の頃POPを書いていたこともあり、POPライターのような仕事を次々に依頼されるようになる。最初、連句の決まりごとがややこしくて理解が難しかったが、言葉を選んで楽しむ連句は、優雅な趣味だと思う。やはり言葉を駆使して作るPO

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    2026年05月31日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    『…死からはじまる物語』
    とは、どういうこと?
    と、思いながら読み始めて納得。
    大学生の時の師が亡くなってその教え子達が集まってそれぞれが『お題』に沿って話を創作する…。
    そして、それぞれの生い立ちや悩みなどで章が成り立っている。
    面白い構成だなぁと思いました。
    亡くなった小説家(先生)が最後に執筆した本の謎などもあり少しミステリ要素も入っていました。

    『活版印刷』のほしおさなえさんしか知らなかったので別人のお話を読んでいるような気持ちになりました。

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    2026年05月30日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    シリーズ第2巻。
    亡くなった娘の総絞りの振袖。
    すれ違った恋人たち。

    前作は結構重苦しいものがあったけれど、それに比べるとライトです。
    でも全体的にこのシリーズはトーンが重い。。。
    琴子も柿彦もどちらかというと陰キャだからかな。


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    2026年05月26日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    複雑な家庭環境
    なぜか着物に宿る記憶を見ることができる

    同じ作者の「菓子屋横丁月光荘」シリーズも似たような主人公の設定が同じようなかんじだったけど(こちらは家の声が聴こえる)、そういうのがお好きなのかな?

    でもこちらのシリーズの方が重苦しい感触でした。
    着物の記憶を辿る夢を見ると、体がぐったりして白髪が増えるといった身体的影響や夢から戻ってこれなくなるのではないかという恐れなど、なかなか怖いものがある。
    それでも着物に触れずにいられない琴子の危うさがまたヒヤヒヤします。

    古い着物は好きなので、銘仙のアレコレや雑誌「少女の友」などのお話はとても興味深くて面白かった!

    最後はハッピーエンド

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    2026年05月25日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    今回も銀河ホテルの手紙室で繰り広げられるお話。
    姉妹の話は両親の死をきっかけにライフステージの違う2人の溝がうまって、手を取り合い前向きに進み出すお話。
    ワークショップのハイキング部門の人の目線の話は一作目のメインだった旬平さんの話や苅部の秘密に迫る。
    結局苅部さんは謎のままだったが、詩を書写という誰かに宛てない初めてのパターンで字を書く楽しさって手紙だけでないこに気付かされた。
    最後のお話は定年する先生と生徒のお話。
    くせ者揃いの生徒で手を焼いていたが、先生がみんなからとても愛されていた事実にほっこりした。タイトル通りお手紙もインクの色も十人十色だった。

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    2026年05月25日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    このシリーズは一年に一冊ペースですかね。物語に出す連句を考えるだけでそのくらいの期間は必要になりますよね。
    前回の続きと言う流れで一葉、お父さん、大輔さん。主に大輔さん一派の内紛の話。あと萌。ひとつばたごの会のメンバーの話は少し少なめ。というかほぼない。色恋に発展する様子はなし。いつも通りでかもなく不可もなく安定した話運びでした。

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    2026年05月21日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    本当にあったらぜひ行ってみたい!
    部屋やロビー、庭、千色ものインク。
    想像するだけでどれも素敵!

    自分と向き合い、新たな一歩を踏み出せる場所だと思う。
    シリーズものだから他も読んでみたい。
    そして、苅部さんについてももっと知りたいと思った。

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    2026年05月06日
  • 言葉の舟 心に響く140字小説の作り方

    購入済み

    140文字小説の書き方入門書のハウツー本かと思いきや所々にエッセイもあって、言葉の舟にのせて送り出す表現が素晴らしいです。

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    2026年05月03日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    「銀河ホテル」「満天の星を見上げて」というタイトルのワードに惹かれて、お手紙の話とは知らずに購手に取りました。
    読み終えて4巻目だという事を知る。
    短編なので全然問題ありませんでした。

    銀河ホテルには、千色のインクが並び手紙を書けるワークショップが「手紙室」で行われてるらしい。
    それぞれの章に主人公がおり、手紙を書いた際に選んだインクの色が題名に書かれている。
    その色を想像しながら読みました。

    わたしが書くとしたら、相手は誰だろう…誰かいるかなぁ…
    その時々で書きたい相手は変わりそう。

    知らされない「思い」、思わぬ形で人づてに伝えらる「思い」…
    世の中はいろんな「思い」に溢れている。

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    2026年04月27日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    シリーズ4作目ともなると、キャラクターになじみがでてきて、来し方や成長もわかり、共感度が増しますな。こんなホテルに行ってみたい~~。

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    2026年04月26日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    敢えて連句のことはAIとかネットで調べなくてこのシリーズ読んでますけど、何となく言葉の意味合いは分かってきました。五巻目で。
    進行が、緩やかでゆったりしたストーリー展開ですが、今回は一葉さんの恋バナ多めです。
    タイトルにもある未来への手紙を予感させたお店は、いったい何だったんだろう?

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    2026年04月02日