ほしおさなえのレビュー一覧

  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    連作短編7編
    弓子が三日月堂を再開するまでの,祖父の時代からのいろんな人の断片.語り手が変わっても全体を通して温かい想いが溢れている.

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    2021年03月26日
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

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    ネタバレ

    七段飾りの雛人形。以前の実家にもあったなぁ。
    大きくて、飾るのにも片づけるのにも手間が掛かり、その上、小学生だった私はそんなものに興味は無くて。
    凄いとは思ったけど、嬉しいとは思わなかった。
    買ってきた親に悪いから、それなりの反応はして見せたけど。
    結局、2、3回しか飾らなかったように思う。
    「雛の家」の二軒家の雛人形、役目を終えた人形が戻ってきて、揃って飾ってもらえて良かった。いい話だった。
    家の声が聞こえる人が他にもいることを知り、しかもその方の家を建てた人と自分は血縁関係で、家を建てたその人も、家の声を聞くことが出来たという。
    守人がこのことを知っていく下りがとても響いた。
    特に、喜代さ

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    2021年06月26日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    ネタバレ

    『活版印刷三日月堂 雲の日記帳』を読んでそれほど日が経っていなかったので、「浮草の灯」が沁みた。
    昔、両親がどこかに旅行した際に購入した和ろうそくが実家で飾られていて、とても綺麗な柄だったのを思い出した。これを読んで、私も欲しくなった。
    「オイテカナイデ」という家の声が心痛い。だが、その後の展開に安堵。
    「家」がお正月に人になって集まるという不思議。
    ファンタジー色が強くなるも、違和感がなくなり、面白くなってきた。

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    2021年03月21日
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

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    ネタバレ

    碌にあらすじ知らないまま読んだので、思っていたのと違って少々戸惑った。
    少しばかり、ファンタジック。でも嫌いじゃない。
    川越には行ったことはないけれど、『活版印刷三日月堂』よりも踏み込んで、川越の魅力が伝わってくる。
    登場人物が割と多めなので、忘れないうちに次巻へ。

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    2021年03月16日
  • 紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆

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    シリーズ3作目。
    今作は百花たちがお正月を母の生家のある長野県飯田市で過ごす様子から描かれる。
    母の実家に帰った百花は、祖母がかつて水引の職人であったことを知る。
    おせち料理をせっせと作る母たちの輪に入れずにいた百花は、祖母が作っていた水引の箸置きを作る手伝いをすることにしたが、いざ水引を結っていくと、その奥深さにはまっていく百花。お正月休みが明ける頃にはみんなで吊るし雛ではなく「吊るし水引」を作成してしまうほど。
    一方、年が明けた記念館では、新たに「物語ペーパー」を作成する準備に追われていた。
    その準備に集まった関係者から、記念館の使っていないスペースを利用し、ワークショップを開くことを提案

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    2021年03月12日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    家の声が聞こえる主人公と川越の街を描いたシリーズ2作目。
    今作では古書店の「浮草」のご主人が余命わずかな話から始まり、紙を作る家業を継がなかった守人の先輩の後悔の話から守人が管理人を勤める「月光荘」での切り絵の体験会をやってみようと言う企画を通して、家族の絆を改めて考えさせる内容。
    「浮草」も、「浮草」に出て来る「雲日記」も三日月堂から繋がるお話。はっきり「三日月堂」とは出してないけど、ファンには堪らない内容だろう。
    主人公の守人はいまいちテンションが低めで、いつも自分の中の何かと格闘している、そんなイメージであまり本文に貢献している感じがしないのだけれど、後輩の「べんてんちゃん」がナビゲーシ

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    2021年01月26日
  • 飯テロ 真夜中に読めない20人の美味しい物語

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    投稿サイトのカクヨム「美味しい話&恋の話短編小説」受賞者主体(そうじゃないものもある)

    仕事帰りの車中で読んだが、煽り文句程飯テロ感は。。。

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    2021年01月24日
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

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    中盤、終盤あたりから、百花の和紙に対する想いや熱量が急に増えた気がした。
    書店との絡みは楽しみかも。

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    2021年01月23日
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

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    和紙の魅力に溢れていて、読んでいると、手に取りたくなる。ものづくりに対するリスペクトが感じられて好もしい。何かを始めようとする人の背中を押してくれるようにも思う。

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    2021年01月22日
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

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    川越の古民家を舞台にした物語。
    大学院生の遠野は、ある日ゼミの木谷先生より、川越の古民家の管理人みたいなことをしてみないか?と持ち掛けられる。
    亡くなった祖父の家に一人で住み続ける遠野は、大学から近くなること、今住んでいる家を伯父たちが処分したがっていることから、引き受けることに。
    1作目である今作は、舞台となる「月光荘」の歴史や、「月光荘」を取り巻く川越の街並みの説明がほとんど。
    川越の街並みが目に浮かぶようだが、説明が多く、やたら知り合いが次から次へと湧いてきて、なかなか話に入り込めない。
    遠野の家の声が聞こえるという特殊な能力も今後どのように活かさせて来るのか、1作目だけでは分からず…

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    2021年01月13日
  • あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー

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    崎谷さんとほしおさん目当てで呼んだ。ほしおさんの優しい文章に切なくにったり、崎谷さんの作品は、そういえばコロナを描いた物語って初めて読んだなー。現実の辛さと不思議さが絡まって好きでした。3作目のどこまでもブルーはすごくおなかかすく作品。

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    2021年01月11日
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

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    ネタバレ

    シリーズ2巻。
    前作よりは、まだ想像し易かったかな。
    和紙の歴史、伝統、新しさ…色々詰まった巻だった。
    美濃和紙アート館とか、彼らが泊ったであろうホテルとか、ネットで見てみると本当に素敵だ。
    外国の方が日本文化に魅力を感じるように、今の日本の若い人も伝統工芸に馴染みがない分、新鮮なんだろうな、と思った。
    蝋引き紙も素敵。
    『屋上の夜』が書かれた物語ペーパー、本当にあったら買うだろうな。

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    2020年12月28日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    紙好きとしては、何度も頷きながら読んだ。給料をもらった中身ではなく、入っていた和紙の封筒にため息をつく百花。分かる〜。
    そして藤崎産業の取締役の薫子さん。80歳は過ぎているらしいが、SNSを使ったりしている館長のお祖母さん。「小さいことからでも、はじめれば進む。なにもやらなかったらゼロのままでしょう?」素敵だ。

    肝心な百花は自信のない大学生だし、記念館の館長の一成は親の力で生計を立てているようにしか見えない。主人公2人が余り魅力的ではないのが残念だ。続編で成長するのか?
    後、もう一つ、表紙が少し残念かな…

    実在する「はいばら」や「竹尾」など、すぐにでも行ってみたくなった。

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    2020年12月21日
  • 銀塩写真探偵 一九八五年の光

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    ネタバレ

    ネガフイルム、懐かしい…。子供の頃、父のカメラで絞り、シャッター速度、カメラの構造…教えてもらったなぁ。写真ではないけれど、就職したての頃、仕事で印画紙への焼き付けなんかもやってたなぁ。
    ネガに映るその一瞬の世界に入り込んで、過去を探る銀塩写真探偵。その秘密を共有し、跡を継ぐことになりそうな大学生の陽太郎と辛島杏奈。
    撮った瞬間から過去になる。真実とは何か。少しの後悔。読みながら、色々考えさせられた。是非シリーズ化して欲しい。しますよね?

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    2021年06月26日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    本編をフォローする6短編。観光案内のプロ、ガラス店の作家さん、高校の文芸部員、亡くなった同級生の俳句、大学の恩師、万葉集の庭、花のカード、保育園…

    街に根付いた人たちのささやかな暮らし、仕事、それぞれの想い、子ども、大人、変わっていく世代。

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    2020年12月20日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    シリーズの最終作。スピンオフで4巻で完結したシリーズの後日談が6編。正直ちょっと物足りないかな。でも、いいシリーズだった

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    2020年12月17日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    川越かなと思って読み始めたけど、東京だった。 紙、特に和紙に重きを置いたテーマで、これは好きなやつ! 主人公は自信がないながらも、一生懸命だししっかりしてる子で好印象。今後も気になるので続きも読みたい。

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    2020年12月17日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    ネタバレ

    馴染みのない専門用語や地名、建築物名が多数出てきて、イメージしにくかったため、気になったものを検索しながら読んだので時間がかかった。
    冒頭に出てくる組子の障子がもう、何度読み返してもイメージ出来ず、画像を見てイメージしつつ、それをカードに?とまたイメージ出来ず…。読み進めていって何とか分かった。
    ストーリー自体は面白く、和紙にも魅力を感じたので、百花と同様、知識があればもっと楽しめるんだろうな、と思った。
    象の話も切なくなった。
    続きが楽しみ。

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    2020年12月12日
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

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    菓子屋横丁の3冊目。
    自分と同じ能力?を持った親友の祖母と出会って、自分がオカシイわけじゃなく同じ人がいることに安堵する。
    学生から社会人になる自分が想像できずに悩むけど、料亭を旅館に再生する女性に出会って一緒にリーフレットを作ることでこれから自分がどうしたいのか掴みかける。
    田辺家を建てたのが守人の曽祖父だった!世間は広いようで狭い。こういうことって生きてるとアルアルだったりする。
    三日月堂が終わったけどこっちで復活?!次の展開も楽しみ。

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    2020年12月12日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    弓子が生まれる前の話や、周りのひとたちのスピンオフ。どの話もよかった。これからどうなるのかちょっと心配する終わり方もありますが、きっとそれでも進んでいくのでしょうか。

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    2020年11月25日