ほしおさなえのレビュー一覧

  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    連句のところは面白いのだけど、きりん座のゴタゴタのところは読むのが面倒でした。あんまりよく知らない人たちのいざござを噂話の形式で語られるので、こっちは興味ない人達なんだけど、、、と思いながら読んでました。主人公の成長には必要な展開なのかもしれないけど、噂話じゃなくストーリーを入れ込んで欲しかったです。ひとつばたごの人達のエピソードの方がいいな。

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    2025年10月22日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    「言葉の園のお菓子番」の5冊目。

    前巻で知り合った「きりん座」のメンバーを「ひとつばたご」に招いたり逆に「きりん座」の定例会に参加したりで、一葉を取り巻く世界はまた広がりを見せる。新たな人とのつながり、そこから思い起こされる過去の記憶、触発される歌心…。
    様々な年代が集まる「ひとつばたご」と若い世代が中心の「きりん座」の対比が面白く、「きりん座」で出している同人誌からつながった文芸マーケット(文学フリマみたいなイベント)にも惹かれる。
    学生の頃に写真をやっていたという一葉の父の応募した写真が入選した時のエピソードにもほのぼのとする。


    すぐ前の句とは異なる情景を詠みながら、前の句に込められ

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    2025年10月13日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    2025/09/29予約
    壊れても修繕して使う。大切なものの思い出も一緒に残せる。手間がかかっても金継ぎで補修して今までより素敵になってまた一緒に時を過ごせるって豊かだなぁ。コスパタイパと対極の価値観の中で、ゆっくりとした読書時間を過ごせました。

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    2025年10月07日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    ネタバレ

    振袖の「意志」を感じた琴子は、依頼主に自分の力について語り、振袖を預かって夢を見る。

    柿彦の懸念はもっともなことで、この先どう進むのか興味深い。着物にはとんと縁が無いけれど、こういう物語を読むと着られたらよかったなとは思う。

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    2025年09月30日
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所

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    〔Ⅰ〕記念館再起動準備の巻、とはいえ全体がエピローグという感じでもあり、駆け足的ではあるけれどめでたく始まりを迎える。
    〔Ⅱ〕コロナ禍は少しずつ終息に向かっているようではある/第一巻からいずれ移転しそうな気がしていた川越で新たに出発する記念館の建物を改修してくれるのは月光荘も手がけた真山さん/新人だけのプロジェクトチームのメンバーは百花、松岡、本宮、烏丸/紙こもの市も再開/ビジネスの場でも使える「ベーシックライン」としてまず懐紙/百花の父の『東京散歩』再刊予定。同時に未刊行エッセイ書籍化の話が出てき、そちらの発行は道草書房、印刷は三日月堂/月光荘の名前もちょっと出てくる。近いうちに守人くんとも

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    2025年09月16日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    シリーズ2作目。連句のことは俳句以上にさっぱり分からんけど、ほしおさんらしい優しいストーリーで読んでてホッとする。いろいろ話が発展しそう。海月ちゃん、おもろい!

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    2025年09月15日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    アナログでレトロなものや、紙ものの質感が好きな人にはたまらない小説だと思う。

    レターセット、ショップカードにコースター、栞、結婚式の招待状。活版印刷ならではの味わいを堪能できるアイテムが各章で登場し、一つ一つの言葉に込められた「想い」が活版印刷により「重み」を与えられてそれらに刻まれる。以下好きな描写の引用を2つ。

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    くっきりした文字だった。「刻まれている」と感じた。ふつうの印刷だと紙に文字が「張りついている」感じだが、これは凹んでいるわけではないのに「刻まれている」。文字ひとつひとつが息づいているみたいに見える。
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    2025年09月15日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    着物と残された想い、記憶巡る物語の2巻。

    前作は戦時下の記憶で、持ち主が戦時下女学生だったので、おおよそわたしの祖母より数歳年上くらい。今作は親くらいのお話だった。

    世代も超えていくところは着物らしいなと思った。

    強い思いは持ち主が死しても残るなんて聞くことあるけど、それに当てはめると今作は(いや、前作も?)「後悔」かなと思う。……それ以外の想い、記憶のお話が読んでみたいかなと思った。

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    2025年09月12日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    ネタバレ

    【収録作品】
    お化け階段
    特別な人
    坂道ノート
    レゾンデートル
    大切な場所
    梅の咲く庭

    大輔と一葉の父の写真+エッセイ雑誌完成。
    「アカシア」の詩の朗読会を「あずきブックス」で開催。
    「きりん座」の変化。
    「ひとつばたご」の雑誌企画と、SNS連句企画が進む。
    おいしそうなお菓子と広がりを持つ連句の世界。
    詩や短歌、写真と世界は広がっていく。

    平和だからできること。

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    2025年09月06日
  • 祓い師 笹目とウツログサ

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    ネタバレ

    祓うひとにもわからないウツログサというあやかしのような不思議なものが見える人たちの話。
    ウツログサとの付き合い方や考え方がみんな違うので、祓う祓わないも人それぞれ。

    ウツログサに取り込まれたあとどうなるのか宇宙くらい怖いですが、気になりますね。

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    2025年08月28日
  • 祓い師 笹目とウツログサ

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    続編のほうを購入してからこちらを購入。たまたま続編のほうを書店で見つけて購入したのですがその書店には1冊目がなく別の書店でこちらを購入しました。
    以前は本はいつでも買える、手放してもいつでも買いなおせるって思っていたけどそうじゃないんだと遅まきながら気づいてから読みたい本を見つけた時は買うようにしてます

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    2025年08月23日
  • 星降る海 琴子は着物の夢を見る

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    これまでの持ち込まれた着物ではなく今回は本庄の家の物置部屋から誰も見覚えのない手描き友禅が出てきたことから琴子自身の過去を辿る話へ。気になる所で終わってしまったので続きが非常に気になる。

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    2025年08月22日
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵

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    このシリーズも4作目
    主人公の「一葉」が連句の会「ひとつばたご」に通うようになって一年半ほどとなった。
    初心者から初級者位になって、連句のことも会に集う人たちのことも少しずつ、見えてきた。

    この会の主宰「航人」さんは生い立ちから愛されることがうまく出来ない人。
    でも懸命に人を思って生きている。
    「人って放っておくと自分のことばかり考えてしまうから。人はもっとほかの人のことを考えたほうがいいと思うんです。」
    「僕は大丈夫ですよ。大丈夫じゃないけど、大人ですからね。」
    そして、航人さんを昔から見てきた佳子さんはこう言う。
    「その傷は、彼女が変わったからと言って帳消しにはならない。そんな都合のいい

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    2025年08月19日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    祖母のメモから始まった連句の会。
    毎月持っていくお菓子は、この会のお菓子番だった祖母が残したメモ通り。
    でも、今回の会に参加する新しい人はあんこが苦手だと言う。
    祖母が残したメモの今月のお菓子は「桜餅」。
    どうしたものかと悩んでいたら
    祖母が「定番は大事だけどルールじゃない。ただのルールになってしまったら、心がないじゃない」と話していたことを聞く。
    臨機応変に、新しいものも取り入れることで定番の良さを知ることもあるだろう。
    定番に固執することで、通り過ぎてしまう新しい風もあるだろう。


    今回はシリーズ3作目。
    少しずつ連句の会や仕事に慣れ始めた主人公「一葉」が、苦手意識があったことや、新しい

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    2025年08月17日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    連句の法則は難しい。捌きという人が居るからその人の導きに従いながら作っていく。現代的な歌も多くそんなに堅苦しくないのかもと思えた。
    登場するお菓子、和菓子がどれも美味しそう。
    ブックカフェがおしゃれで近くにあったら通いたい。

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    2025年08月08日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    シリーズ第2段

    前作で祖母の残したノートを読んだことから連句会「ひとつばたご」に参加した一葉。
    相変わらず月に1度、お菓子番だった祖母の代わりに毎月お菓子を買って参加していた。
    本屋時代に培った店内ポップ作成の仕事も少しずつ続けていた一葉に新しいお仕事のきっかけが訪れる。これも連句会「ひとつばたご」が繋いでくれたご縁。繋がれるご縁もあれば、1番大切な人との縁が途絶えてしまうこともある。
    それが人生。繋がって、切って、忘れて、覚えていく。
    各章に出てくる連句には難しい箇所もあり、理解出来ないことも多々あって読み止まってしまうこともあるけれど、眺めていると言葉が沁みて入ってくるこの物語。

    次も

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    2025年08月04日
  • おかえり草 祓い師笹目とウツログサ2

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    連作短篇5篇
    不思議なウツログサのもたらす怪異とそれを解き明かしてくれる祓い師笹目。「フタツカゲ」が良かった。

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    2025年08月02日
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

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    1回目に読んだ時は、家の声が聞こえる設定にあまり馴染むことが出来なかったが、読み心地は悪くなく、積極的ではないが読み進めたいなあという気持ちになった。
    全巻読み終わった後に再度読んだ時も、後の巻で見られるような家と積極的な会話がないので、少し物足りなさを感じた。1回目と同様、読後感は良かった。

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    2025年07月29日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    ほしおさなえさんの作品が好きで、ずっと気になっていた一冊。
    活版印刷という静かで手間のかかる仕事を通して、人と人との心の機微が丁寧に描かれていて、読むたびに穏やかな気持ちになれました。
    大きな事件は起きないけれど、そのぶん登場人物たちのちょっとした一言や表情がじんわりと沁みてきます。
    自分の心のざわつきも落ち着いていくような、そんな読後感でした。疲れているときや、やさしい物語に包まれたいときに読み返したい一冊です。

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    2025年07月27日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    ネタバレ

    前作は戦争を絡めたずっしりと重い話だったが、今回は多少は身近な話で、総絞りの振袖に秘められた切ない恋のお話だった。

    琴子が夢を見るたびに、秘密のベールが一枚ずつ剥がされていくようで、少し酷く感じてしまった。
    その反面、次はどんな光景が広がるのか、美しい振袖を思い浮かべながら期待する気持ちが湧き上がってくる。
    まさに覗き見なのだが、最後の光景はこちらも辛かった。

    母より先に逝ってしまった娘、若くして和解できずに逝ってしまった想い人、思い出を処分して施設に行く母。
    みんなみんな悲しい。
    だけど救いがあるとしたら、娘の気持ちを汲むことができたことだろう。
    一区切りつけて、新たな生活をスタートでき

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    2025年07月20日