ほしおさなえのレビュー一覧

  • 言葉の舟 心に響く140字小説の作り方

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    140小説は気軽に読めるので好きなので自分でもいつか書けたらいいなと。実例を交えて解説がありわかりやすかったです。ハウトゥー本というよりは思考の仕方とか気づきとかエッセイのようでした。物語を作る楽しさって最高ですよね。

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    2025年02月17日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    シリーズ3作目。新しい分野の仕事に挑戦する一葉に綻び、一葉を見習って私も頑張ろうと思う。そして連句会にも新しい風が吹いており、変わらないようで変わっていくひとつばたごを見守っていきたい。連句とかできる気せんけど、読んでるの見るの好き。

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    2025年02月11日
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所

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    ネタバレ

    手芸を嗜むこともあり、モノづくりが関わる物語はジャンルを問わずに好きです。

    和紙というのは高級品というイメージが先行しており、実際に触れた経験はほとんど記憶にないです。このシリーズを読んでいると和紙を実際に見て触りたくなります。

    この巻で、主人公の和紙を巡る物語はおしまいです。藤崎さんとの関係がもしかしてワンステップ登るのかしらなんて思っていましたが、あくまでも上司と部下の関係以上同志という関係でしょうか、素敵なコンビになったと思います。
    百花の仕事に対する真面目な姿勢がそこに現れているようで恋愛関連に発展しなかったことにやや残念なようなホッとしました。(というより、そもそも新入社員で新プ

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    2025年02月09日
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

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    ネタバレ

    菓子屋横丁月光荘、3作目。
    『歌う家』、『浮草の灯』、『文鳥の宿』

    守人の世界が広がっていくのを感じた。
    これからが楽しみ。

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    2025年02月04日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    今回のほしおさんは、器を繕う金継ぎ(というのだな。初めて知った)から始まるお話。
    夫亡き後に金継ぎをしながら暮らす祖母と、両親が離婚した後に母とともに祖母の家に越してきた高2の孫・真緒を中心にした物語は、おばあちゃんの人生の振返り+真緒の未来を模索する、それぞれの“深い旅”を中心にして、金継ぎ、とりわけ漆に関する蘊蓄を加えて、飛騨高山観光の見所を添えた作り。
    大きな起伏はなくても要所要所ではうまいこと締められる。君枝さん夫婦のカフェオレボウルを巡るエピソード、修次さんから渡されたかんざしに秘められたおばあちゃんの気持ち、修次さんの森を見てもう一度漆を掻こうと決めた谷口さんの思い、それぞれに老い

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    2025年02月02日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    連句というものをはじめて知りました。
    勤めていた書店の閉店により無職になってしまった一葉。亡き祖母の遺言から、通い始めることになる連句の会「ひとつばたご」での人との出会いや連句との出会いで広がっていく一葉の世界。
    心温まるお話でした。

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    2025年01月26日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    シリーズ2作目。連句会に通う一葉が会をきっかけに新たな職についたり、亡き祖母の一面を知ったりと少しずつ変わっていく。会員の旦那さんが亡くなった時の各々の心配りが温かく、しんみりとしつつもその会に心を揺さぶられる。人と人との繋がりが沁みる

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    2025年01月19日
  • まぼろしを織る

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    染織工房を営む叔母の家に居候をする槐と綸の話。ちょうど藍染体験をしてたから分かる、という共感が嬉しい。機織りしてみたくなる。そして明確な目標や誇れる何かがなくても生きていくことを肯定してくれる。機織りの音が聞こえるかのような空気感が伝わり好き。

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    2025年01月16日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    続き物の第5段。
    だんだんゆっくりと内容が薄くなってきたような気もするけど。
    文芸フリマや同人誌作りって面白そうだけど、なんだか登場人物たちは人生に余裕があっていいなぁと思っちゃうな。子育て中の私にはなんだか、時間の流れがちがっていいな、私もいつか俳句、連句ってやってみたい。

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    2025年01月03日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    八王子で着物のリユース鑑定をして暮らす琴子は着物の思いを見ることができる。雪代の祖母の銘仙の着物を預かる。雪代の祖母の過去に触れて「椿となでしこ」の交流と戦争によって引き裂かれた二人の思い。作中で語られる柿彦の先の大戦の日本に対して、戦争というものに対しての考えにハッとさせられた。琴子の両親は何者でなぜ善一夫婦に預けられ養子になったのか明かされていないのでシリーズ化するのかな。

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    2024年12月19日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    ネタバレ

    リユースの着物を扱うお店で査定をしている琴子は着物に宿る記憶が視える。そしてある銘仙の椿の着物と出会いその世界に引き込まれて夢を見る。戦前の少女の友の乙女の世界と戦争のもたらす悲劇、物にはいろいろな気持ちが詰まっている。

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    2024年12月07日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    着物に宿る記憶が視える。
    このことに固執した物語だなと思った。
    次から次へ着物の記憶を紐解きその物語を味わうという感じではなく、特異な体質を持ったことで生まれる生きにくさや持ったからこそ得られるものが琴子をどう動かすか、そういったことに重点が置かれている。
    着物が好きでそれにまつわる物語を読みたいという人には少し退屈かもしれない。

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    2024年12月01日
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵

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    ネタバレ

    シリーズ第四弾。

    連句会「ひとつばたご」での交流を通して、主人公・一葉の気付き、成長を描く連作六編が収録されております。

    一葉が働くブックカフェ〈あずきブックス〉で、イベント第二弾として、連句会メンバーでもある歌人の久子さんを招いて短歌のトークイベントを開催することに。
    その準備を進める一葉に、連句会で知り合った小説家・柚子さんから、「ひとつばたご」主宰の航人さんの過去に関わる人物についての相談が持ち掛けられて・・・。

    前巻の少女マンガのイベントに続いて、今回の短歌イベント企画も大好評!ということで、これってほしおさんの著作あるあるだと思うのですが、こういったイベント系の集客が上手くいき

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    2024年11月19日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    一葉さんの心の動きが全部文章になってるので臨場感がありますね。棗バターは2回目の登場ですが、よほどおすすめなのでしょうか。前羽田空港で売ってたと思うので今度買ってみます。

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    2024年11月17日
  • 祓い師 笹目とウツログサ

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    ネタバレ

    【収録作品】
    序章
    アナホコリ
    オモイグサ
    ツヅリグサ
    ウリフネ
    ヒカリワタ

    ウツログサという植物の妖怪のようなものvs祓い師、というようなバトルもの……ではない。
    「アナホコリ」以下の各話は、ウツログサに憑かれた人たちの視点で語られる。笹目との出会いで自分に憑いているものの正体を知った「わたし」たちは、それぞれ異なる決断を下す。

    淡々とした語り口の、体温の低い物語。希望とも絶望ともちがう、ただ生きることが語られているように感じた。

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    2024年11月14日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    連句会の仲間の話で、実はシリーズ物でした(これはNo.5)。連句とは複数人で句を繋いで行くもののようですが、難しいルールが色々あり、言葉も独特で、前の句を受けているはずなのに唐突に感じる物もあり、かなりハードル高いなあと思いました。

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    2024年11月14日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    着物の記憶を見ることができる琴子さん。
    ずっしりと重い記憶をたどる夢だった。

    事実を変えることは出来ないけど
    寄り添って前に進むことはできる

    着物から聞こえる声に耳を傾けた
    不思議な思いの詰まったお話でした

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    2024年10月09日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    連句やってみたいけど、その前に毎回遠いところでも負担と感じずにお菓子を届けてる主人公すごい。

    私はなんでこんなに今時間に追われてるんだろうな、とひたすら思いつつ、連句かぁ〜いいなぁと思った。時間に追われるというより時間の捌き方だよね。

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    2024年09月30日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    読み終わった。なんだか周りの人たちのキャラのこさがすごいけど…主人公はなんだか淡いピンクのような穏やかな人。

    漫画の世界についてもでていて、私も有名な漫画を一気読みしたいなぁと思う気持ちがあるんだけど、なかなか漫画読み放題なところってないなー。
    満喫みたいだけどおしゃれカフェみたいな所があればいいのに〜。

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    2024年09月29日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    読み終わった。緩やかだけど流れている物語。主人公がポップづくりからブックカフェ店員になった。おばあちゃんのお葬式から1年、前進しつつ四季を味わえるって素敵。

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    2024年09月28日