ほしおさなえのレビュー一覧

  • おかえり草 祓い師笹目とウツログサ2

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    連作短篇5篇
    不思議なウツログサのもたらす怪異とそれを解き明かしてくれる祓い師笹目。「フタツカゲ」が良かった。

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    2025年08月02日
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

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    1回目に読んだ時は、家の声が聞こえる設定にあまり馴染むことが出来なかったが、読み心地は悪くなく、積極的ではないが読み進めたいなあという気持ちになった。
    全巻読み終わった後に再度読んだ時も、後の巻で見られるような家と積極的な会話がないので、少し物足りなさを感じた。1回目と同様、読後感は良かった。

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    2025年07月29日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    ほしおさなえさんの作品が好きで、ずっと気になっていた一冊。
    活版印刷という静かで手間のかかる仕事を通して、人と人との心の機微が丁寧に描かれていて、読むたびに穏やかな気持ちになれました。
    大きな事件は起きないけれど、そのぶん登場人物たちのちょっとした一言や表情がじんわりと沁みてきます。
    自分の心のざわつきも落ち着いていくような、そんな読後感でした。疲れているときや、やさしい物語に包まれたいときに読み返したい一冊です。

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    2025年07月27日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    ネタバレ

    前作は戦争を絡めたずっしりと重い話だったが、今回は多少は身近な話で、総絞りの振袖に秘められた切ない恋のお話だった。

    琴子が夢を見るたびに、秘密のベールが一枚ずつ剥がされていくようで、少し酷く感じてしまった。
    その反面、次はどんな光景が広がるのか、美しい振袖を思い浮かべながら期待する気持ちが湧き上がってくる。
    まさに覗き見なのだが、最後の光景はこちらも辛かった。

    母より先に逝ってしまった娘、若くして和解できずに逝ってしまった想い人、思い出を処分して施設に行く母。
    みんなみんな悲しい。
    だけど救いがあるとしたら、娘の気持ちを汲むことができたことだろう。
    一区切りつけて、新たな生活をスタートでき

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    2025年07月20日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    ネタバレ

    着物に宿る思いを感じ取る琴子2作目。50代で病死した娘(真子)の振袖を視ることになり、大学時代の漫画家志望の彼との別れと真子の想いを知る。鈴をお守りに渡す柿彦の優しさよ。琴子と柿彦、柿彦の実家の人々のお話にも、いつかなるのかな。スピリチュアルな力を持った人ってさ、自分を大切にしない傾向あるよね(笑) 琴子が衰弱しない方法、あみ出してほしいよな、って(余計なお世話?)思ってしまう。読みやすかったけど、ジュンコさんに七回忌まで話さない、ほどの内容でもなかったような気もした。

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    2025年07月09日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    ネタバレ

    ほしおさなえさんらしい物語。着物に宿る思いを感じ取る事ができる琴子。琴子の(複雑だけど)従兄弟の柿彦と共に、着物のリユースの仕事をしている。今回は戦争が絡むので特に重たく、琴子も夢に引き込まれ帰ってこれなくなりそうに。夢を見ると琴子も疲弊し、白髪も増えるというので、これ面白いシリーズだけど、琴子の身体が心配じゃん。と思ってしまった。

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    2025年07月09日
  • 祓い師 笹目とウツログサ

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    ネタバレ

    この作者さんにしては珍しく、ちょっとダークな感じの作品。人には見えない、人の憑く植物を祓う仕事についている笹目という不思議な男。ウツログサのせいなのか、そういう人にウツログサが憑くのか、何話かは切ない気持ちになる。わたし的には「ウリフネ」の話が良かった。続きがあるようだから読みたい。笹目の行く末も気になる。

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    2025年07月07日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    「紙小物」は確かに魅力的。少し専門的な事の入り口を小説で分かりやすく、更に興味を持てるようにしてもらった感じ。ただ、最終話の象の高子に対する百花の父の感想は、心打たれました。

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    2025年07月06日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    連作短編でなく、通しで一つの着物に対する思いを紐解くつくりで、とても素敵なお話しでした。
    ほしおさんらしい、静謐に感じる文書はこびで、自分は好みです。月光荘の女性版になるシリーズでしょうか。

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    2025年07月01日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    連句って難しい・・って思って読み始めたが、やはり言葉に想いが込められていることに間違いはなく、一気に読み切ってしまった。みんな適度な距離感ってのがいいですね。

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    2025年06月22日
  • 言葉の舟 心に響く140字小説の作り方

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     140字小説って初めて聞いた。それだけの文字数で小説が書けるの?って思ったけれど、成立するんですね。
     140字なら書けるかなって思ったけれど、小説として書こうとすると、難しい。その中に起承転結を組み込むのだから。
     でも、面白そう。チャレンジしてみたくなった。

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    2025年06月15日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    シリーズ第六弾。

    連句会「ひとつばたご」での交流を通して、主人公・一葉の気づきと成長を描く連作六編が収録されております。

    今回は前作で触れていた、「きりん座」の大輔さんと一葉のお父さんとの合同写真同人誌・『坂道ノート』作りの話が中心って感じですかね。
    とにかく一葉のお父さんが楽しそうだったのが印象的で、大輔さんとも意気投合して打ち合わせも撮影もやる気満々でしたし、雑誌作りをきっかけに学生時代の写真仲間との交流も復活したりと、イキイキ輝いている様子が伝わってきました。
    勿論、一葉も『坂道ノート』のイラストやフリーペーパー制作、そして大輔さんと共に文芸マーケットに参加したりと連句以外での活動も

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    2025年06月14日
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵

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    季語は歳時記で選ぶということなんですが、歳時記って更新されてるものなんですかね?季節を表す言葉は時代によってどんどん変わってきていると思うので、ましてや最近の時流の変化はすさまじく真面目に更新していくとどんどん増えていく。また少しはもう時代になくなったものを削るって事もあるのかなぁとも思いました。
    どうなんでしょうね。
    読み続けてますがまだ連句を理解できていない〜

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    2025年06月13日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    ネタバレ

    前回と違って自分の能力のことを他人に告げた上で着物の声を聞くことに
    柿彦は今回も冷静だったけど個人的にはこの2人の距離感が好きなので、もっと関わってほしいです

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    2025年06月12日
  • まぼろしを織る

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    母の死後、生きる意味が見いだせずにいる20代後半の女性、槐(えんじゅ)が主人公。川越で染織の工房を営む叔母の伊予子と、不慮の事故で心を閉ざしている大学四年生のいとこの綸(りん)との暮らしのなかでの物語でした。

    各章のタイトルが草木染の色の名前です。読んでいるうちに、草木染と手織りが特徴の伊那紬の色の美しさや繊細な織り目を実際に見てみたくなりました。それぞれの色が、木の枝や根などの自然の素材で作られたものだということや、どうやって染めるのかとか、手織りの織り方などが詳しく書かれていました。

    小説では、三人で暮らすうちにそれぞれが生きていく方向を見つけることが出来ました。信じられないような出来

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    2025年06月11日
  • ヘビイチゴ・サナトリウム

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    登場人物が多い上に、名字で読んだり名前で呼んだりで、初めは人物を把握するのに手間取った。
    読み進めると、今度はそれぞれの視点で推理が語られるので、混乱した。
    それでも集中して読み進めたい気持ちは最後まで消えなかった。
    結局は誰が何をしたのかは本人たちにしか分からないことで、事実は闇の中。
    最後の推理に寒気がした。

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    2025年06月07日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    途中まで、仕事もお菓子も俳句も方向性がばらばらでいそがしいよ〜と思ったけど、人生はきほんいそがしいよなと思い直した 登場人物みんなやさしくてよかった

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    2025年05月31日
  • まぼろしを織る

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    高名な染織家の祖母を持つ槐(えんじゅ)はコロナ禍で失職し、叔母が祖母から引き継いで営んでいる染織業を手伝いながら暮らしています。そんな彼女が叔母や従兄弟と関係する中で考え成長する物語りだったと思います。全体の流れが既定路線のようでもあり、また物語中のエピソードも私としては期待ほどの盛り上がりにならず星3つとさせていただきましたが、読みやすく良書と感じました。

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    2025年05月31日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    シリーズ5作目。ひとつばたごに通う一葉が別の連句会きりん座へ参加したりかつての恋心を思い返す話。父親の夕焼けだんだんの話良かった〜!あとどんどん繋がりが広がっていく様ほんと良くて自分で動き出す大切さを学ぶ。

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    2025年05月23日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    着物の記憶が視える琴子の話。その着物の持ち主の謎を追う!とかじゃなくて着物の記憶に寄り添ってくれるのが温かく感じる。着物の抱える記憶に戦争は誰も彼もを傷付けたのを感じ辛くなる。着物に心を砕く琴子が儚く感じ、柿彦や店の人や周りと関わってほしい。

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    2025年05月15日