ほしおさなえのレビュー一覧

  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    ネタバレ

    活版印刷の登場人物がたくさん出てきた。
    ちょっと混乱したけど物語がより深くなった。
    切り絵は楽しそう。
    建物の声から会話に進化(?)したけど、
    ファンタジーと思えばそんな感じもありかもとは思うが、ん~~~ビミョー。

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    2020年01月12日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    「菓子屋横丁月光荘」の2冊目。
    どこかで読んだような話と思えば、三日月堂の最終巻に出てきた古書店・浮草の話じゃないか。
    店番の安西さんは、同じ巻の第2話の就活に悩む女子大生だよね。
    ネットで見ると、作者は同じ時期にこれらの話を書いたようで、あちらの話をこちらから見ればという趣向。

    何という話でもなかった最初の巻だったが、この巻になって、三日月堂に近しいテイストを感じて、なかなか良くなってきた。

    昔と違って、歳を取って、最近、仕事で気持ちの通わない人とやり取りするのが億劫になっているのだけど、『人とかかわるのに痛みはつきもの。心を閉じてしまえばどんどん鈍感になれる。まわりになにも働きかけない

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    2019年09月29日
  • 銀塩写真探偵 一九八五年の光

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    なんとなくプロローグのような物語。フィルム撮影と現像が重要な物語なので、主人公がフィルム撮影に興味を持って、撮影、現像を始めるまでにかなりのページを割いてる。物語のメインである銀塩写真探偵に関しては、主人公がその入り口に立ったくらいのところで終わってしまっている。これは続いてくれないと、なんだか中途半端な感じになっちゃうなぁ。

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    2018年07月20日
  • みずうみの歌

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    水に沈んだ街の物語。
    思い出の品をサルベージする仕事をしつつ、やがて自分のルーツを探る旅に出る。
    ノスタルジックな雰囲気が素敵でした。

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    2014年02月11日
  • みずうみの歌

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    ネタバレ

    静かに語りかけてくるような素敵な作品でした。
    とても良かったです。

    水の底に沈んでしまった街という物語の舞台が魅力的。
    登場人物達の抱える喪失感や苦悩といったものを映す鏡のようで。
    一方で水の底からサルベージされるかつての住人達の思い出の数々が温かな光を感じさせる。
    その対比の描かれ方が好きです。
    美しく透明感のある描写が物語に彩りを加え、不思議な世界へと導いてくれる。

    そしてバックアップワールドを描いた作中作がこれまた非常に魅力的でした。
    こういった概念の作品も好きなので、それ単体で読んでみたいな、と。

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    2013年12月21日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    今年、一念発起して着付けを習いに行き、ここ最近は週1ペースで着物生活が出来るようになった。
    箪笥に眠っている母や祖母の着物を活用したいと思ったことがきっかけだったのだけど、それは着物自体にこめられた想いを感じたから。
    着物は高価なものだし、洋服以上に誂えた時や着た時の気持ちがグッと詰まっている気がする。

    主人公の琴子は着物に宿る記憶が視える。戦前の銘仙が持つ記憶は重たくて、それを視ることはしんどそうだけど、それでも夢を通して視たい!視なくてはいけない!と思う気持ちはわかる気がした。
    出来ることならうちの着物の記憶も視てほしい。

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    2026年09月21日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    洋式の素敵なホテルに泊まりたいし、手紙を書きたくなった。祖母の話は泣きそうになった、私が生きている間にできることをしたい

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    2026年09月18日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    優しい気持ちで
    読み進められる本。
    こんな素敵なホテルで働いてみたいし、行ってみたいなと思った。
    特に好きな話は、家族とホテルに泊まりにきたおばあさんの話。
    ほっこりした。
    続編も読みたいな。

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    2026年09月17日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    シリーズ3作目。
    亡くなった両親からの手紙を受け取りに来た姉妹、銀河ホテルの森林ハイクのスタッフ、引退を控えた大学の教授の3組の視点から描かれる3編を収録。

    どうしてだろう?
    今までの作者の作品ほど、惹かれるものがなく、ページをめくるペースも上がらない。
    ホテルの手紙室と言う設定が話が広がらない理由なのか?
    いろんなシチュエーションで、物語の工夫は伝わるのだけど、残念ながら、これまでの登場人物の誰にも共感が出来ない。
    ただ軽井沢の描写は絶妙で、銀河ホテルもだけど、読めば読むほど軽井沢に行きたくなる。

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    2026年09月12日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    本筋にあまり関係ないけど、三沢が言った「人の顔色をうかがうのが得意な人間は、人に仕えるだけの人生になる」が強烈に感じた。職場にそんな感じの人達がいるから、ものすごく同意。

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    2026年09月12日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    1,000色もあるインクの中からその手紙に合った色を選んで想いを綴るが、それぞれが抱えている誰かへの想いは、書き起こしてみることで「感謝」や「決意」に変わっていく。
    手紙を書くということは思ったよりも難しいけど、相手のことを考えながら書く時間はとても大切で、素敵な時間だと思う。もちろん、自分に宛てた手紙でも良い。
    自分の中でモヤモヤした迷いや、悩みがあるとき。誰かに気持ちを伝えたいときは自分でも手紙を書いてみようと思った。

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    2026年09月09日
  • 天蚕の糸 琴子は着物の夢を見る

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    琴子の出生の謎はそのまま。往年の映画スターが遺した天蚕という野生の蚕からとれる糸で織られた萌黄色の紬に宿った記憶に触れる。戦争の記憶は重く辛い。この一件を通して柿彦だけでなく今まで苦手意識を持っていた人物の事が少しわかったりと変化が。終わりに近付いているのかな。

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    2026年09月09日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    劇的な大事件や涙を誘う過剰な演出はないけれど、読み終えたあとに自分の日常の景色がほんの少し違って見えるような、人生の隠れた側面に気づかせてくれる優しい連作短編集。

    舞台となる「銀河ホテル」に立つ主人公たちは、みな人生の区切りの前に立ち、微かな引っかかりや虚無感を抱えている。
    彼らが軽井沢での体験を通じて心の荷物をおろしていくプロセスが、3つの物語を通してグラデーションのように描かれている。

    1. 『おとぎ話の庭 稲穂』
    50代を迎え、子育てがひと段落した妹と定年を控えた姉が、亡くなった両親からの手紙を受け取りに銀河ホテルにやってくるお話。
    身内だからこそ密かに抱いてしまう等身大の劣等感が、

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    2026年09月04日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    ミステリだと思ったら小説を書くことについての話だった 語り手によって作中作の印象というか切り出し方がちがうのが細かくてよかった

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    2026年09月03日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    ネタバレ

    大学の創作ゼミで学んだ卒業生たちが、恩師であり人気小説家でもあった時任晶子の死をきっかけに再び集い、それぞれの人生と創作への思いに向き合っていく物語です。
    物語は五人の卒業生たちの視点から描かれる五章構成となっており、同じ出来事であっても立場や価値観によって受け止め方が異なります。社会人としての悩みや仕事、人間関係、恋愛、将来への不安などが織り込まれ、登場人物たちの等身大の姿に共感する部分もあり、読み進めました。
    作中には、読書や創作にまつわる会話、本を読む喜び、本によって支えられた経験が数多く描かれています。編集者、司書、出版関係者など、本を「書く人」だけでなく、「届ける人」「読む人」の姿に

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    2026年08月27日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    今回もいい話ばかりだったけれど、一話目の『 満天の星を見あげて』が一番心に残りました。
    学生時代の多感なころ、音楽という共通なもので結ばれていて、でも誤解もあり苦々し思いも感じたり。
    それも含めてキラキラと輝いて見えました。

    相変わらずの清々しい世界観。
    知れば知るほどに『 銀河ホテル』に訪れたくなる。
    内装も家具も風景も佇まいもお料理も素晴らしいんだろうなあ。

    続編もまた楽しみにしています☆

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    2026年08月24日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    2つ目の我が子への手紙が出色でした。この子は自分が死んでもその生を生き続けるのだというくだり。だいたいはそうなんだけど、それをわざわざと言葉に表し、認識をあらたにするところに何か、深い感銘を受けました。本当にそのとおりですね。

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    2026年08月19日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    軽井沢にあるイギリス式建築のホテル。
    イングリッシュガーデンも併設されている。
    蔵書室の隣には手紙室があり、1000種類ものインク瓶が並べられている。
    その部屋でワークショップを開催するのは、ホテルの従業員であり居候でもある、40代のイケメン。
    と、なんともファンタジーのような舞台立て。
    人生に疲れたり絶望した人がワークショップで手紙を書くために自分を見つめ直すことで、様々なことを思い出したり新しい視点を見つけて徐々に前を向けるようになる、というお話。
    読みながら、私は逆に、人生に殊更な意味を求めないほうがいいな、と思った。
    とても素敵なお話だと思うし、このようなお話で勇気づけられる人もたくさ

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    2026年08月12日
  • 言葉の園のお菓子番 扉を開けて

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    シリーズ7作目

    祖母の遺したノートから見付けた連句の会「ひとつばたご」が、今では大切な場所になった「一葉」の物語も三年が経った。
    職を失い、何者でもないと悩みながらも人と出会い仕事を見付け、自分自身のことも見付けられたような
    「一葉」にほっとしつつ、少しずつ調っていく人生に共感した。
    終盤、いつも参加者の立場だった一葉が、捌きというまとめていく立場を経験して、連句のまた違った1面に出会う場面に、私まで世界が広がるような気持ちになった。
    連句を言葉で紡いでいくことで繋がった人たちと
    言葉よりも深い場所で繋がっている。
    私にはゼロから何か言葉を紡ぐことは、出来ないのでせめてとこのシリーズはやっぱ

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    2026年08月11日
  • 銀河ホテルの居候 あのときの夕日を胸に

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    1作目は旬平の父親の大学時代の友人が登場。人の死に対しての心の整理速度はそれぞれ違う。そしてそのペースを尊重する周囲の人達が温かい。3作目はこれまでとは違う感じでホテルでの謎解き。そしてまた苅部さんの新たな才能が。

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    2026年08月11日