【感想・ネタバレ】あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジーのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年05月30日

清瀬駅、鎌倉高校前駅、下灘駅、京都駅。
それぞれの駅にまつわる心優しいアンソロジー。
清瀬駅以外は、美しい風景も目に浮かぶようで、疲れた心にはとても染みる。
手に取った理由はほしおさなえの作品が収録されているからで、それ以外の作家さんは初読み。
そして、意外にもほしお作品以外がとても良かった。
特に...続きを読むお気に入りは下灘駅を舞台にした「どこまでもブルー」。
作品にも描かれているが、鉄道ファンならば知らない人がいないと言ってもいいくらい絶景の下灘駅。
その下灘駅を日常的に利用する地元の人に移る観光客の描写が絶妙だったが、後半描かれる主人公の亡くなった母の想いがとても切なかった。
「クジラ・トレイン」以外は家族の絆を描いているが、どの作品も後ろ向きになった心をそっと包んでくれて、前に歩き出す力をくれる良作だと思う。
そこまで堅苦しくもないので、リラックスしたい時に読むのもおすすめ。

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Posted by ブクログ 2021年11月17日

どの作品も、心が温まる作品でした。一緒に電車に乗ったり、バスに乗ったり。そして少しづつ変わっていく主人公達の心に寄り添って、自分も変わっていくようなそんな一冊でした。
私のお勧めは「どこまでもブルー」かな?

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Posted by ブクログ 2023年04月17日

 4つの駅を舞台とした、4つの心温まるストーリーが楽しめます。東京、神奈川、愛媛、京都の駅です。私はこの舞台となった駅のうち2つには行ったことがありますが、2つは駅名すら知りませんでした。

 そんな私でも4つのストーリーは全て楽しむことができました。知っている駅では「そういえばそんな立地だったな」...続きを読むや「その気持ちわかる」といったような地元あるあるが楽しめましたし、知らない駅では未知の場所、でもそこにいけば確実にある場所の風景を想像して楽しめました。

 感動的なストーリーやホッとする結末が中心です。悪く言えば大どんでん返しもない、特別な設定もない平凡なストーリーですが、私はこういったジャンルの本が無性に読みたくなる時期があり、今まさにその時期だったので、個人的には大当たりでした。

 誰かのちょっと特別な日常は見ていて楽しくなるものです。年度末から新年度にかけてバタバタとしている方も多いかと思います。私はそんな方にこそ本書をお勧めしたいです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月29日

あんまり読み進められなくてちまちま読んでいたけれど、積読多すぎて解消しようと手をつけました。
おにぎりのお話がとても良かった!最後の能のお話も、こういう機会がじゃないと読まないものだなぁと。
クジラのお話で、相対する、個々で流れの違う時間というフレーズがなんとなあくだけど心に残っています。
4人の作...続きを読む家さんが入っているので得手不得手はとてもあったけれど、読み切れて良かったと思います!

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Posted by ブクログ 2021年08月20日

【収録作品】「カントリー・ロード」 ほしおさなえ/「クジラ・トレイン」 崎谷はるひ/「どこまでもブルー」 岡本千紘/「夜桜の舞」 奈波はるか

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Posted by ブクログ 2021年01月11日

崎谷さんとほしおさん目当てで呼んだ。ほしおさんの優しい文章に切なくにったり、崎谷さんの作品は、そういえばコロナを描いた物語って初めて読んだなー。現実の辛さと不思議さが絡まって好きでした。3作目のどこまでもブルーはすごくおなかかすく作品。

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