【感想・ネタバレ】あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジーのレビュー

あらすじ

「駅はなにも変わってないけど……。少しずついろんなものがなくなって、なくなったものはもう戻ってこない」(「カントリー・ロード」より)――時が経ち、建物は古び、あのとき待っていてくれた人はもういない。でも駅は色あせない思い出と、新しいドラマを紡いでいく。その駅で降りたら、過去へとつながる物語が動き出す。ノスタルジックで瑞々しい、4つの駅のちょっといい話を集めた珠玉のアンソロジー。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前から好きだったほしお先生の話は普通によかった。ほかのお話もよかった。アンソロジー、あたり。

おにぎり、おいしそうだった。人気の下灘駅に行ってみたくなった。

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2024年12月19日

Posted by ブクログ

清瀬駅、鎌倉高校前駅、下灘駅、京都駅。
それぞれの駅にまつわる心優しいアンソロジー。
清瀬駅以外は、美しい風景も目に浮かぶようで、疲れた心にはとても染みる。
手に取った理由はほしおさなえの作品が収録されているからで、それ以外の作家さんは初読み。
そして、意外にもほしお作品以外がとても良かった。
特にお気に入りは下灘駅を舞台にした「どこまでもブルー」。
作品にも描かれているが、鉄道ファンならば知らない人がいないと言ってもいいくらい絶景の下灘駅。
その下灘駅を日常的に利用する地元の人に移る観光客の描写が絶妙だったが、後半描かれる主人公の亡くなった母の想いがとても切なかった。
「クジラ・トレイン」以外は家族の絆を描いているが、どの作品も後ろ向きになった心をそっと包んでくれて、前に歩き出す力をくれる良作だと思う。
そこまで堅苦しくもないので、リラックスしたい時に読むのもおすすめ。

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2022年05月30日

Posted by ブクログ

どの作品も、心が温まる作品でした。一緒に電車に乗ったり、バスに乗ったり。そして少しづつ変わっていく主人公達の心に寄り添って、自分も変わっていくようなそんな一冊でした。
私のお勧めは「どこまでもブルー」かな?

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2021年11月17日

Posted by ブクログ

駅は出会いと別れの場所だとよく言われるが、まさしくそんなアンソロジー

遺品整理のために祖父母の家を訪れる中学生、ブラックな職場を有給消化中のシステムエンジニア、映え駅に住む高校生、伝統芸能の家から距離を置く大学生

誰しも喪失感を抱え、変化を受け入れ、不変を受け入れ、新たな気づきも得ながら生きてい
きっと大丈夫、そう思える作品たちだった

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2025年02月18日

Posted by ブクログ

 4つの駅を舞台とした、4つの心温まるストーリーが楽しめます。東京、神奈川、愛媛、京都の駅です。私はこの舞台となった駅のうち2つには行ったことがありますが、2つは駅名すら知りませんでした。

 そんな私でも4つのストーリーは全て楽しむことができました。知っている駅では「そういえばそんな立地だったな」や「その気持ちわかる」といったような地元あるあるが楽しめましたし、知らない駅では未知の場所、でもそこにいけば確実にある場所の風景を想像して楽しめました。

 感動的なストーリーやホッとする結末が中心です。悪く言えば大どんでん返しもない、特別な設定もない平凡なストーリーですが、私はこういったジャンルの本が無性に読みたくなる時期があり、今まさにその時期だったので、個人的には大当たりでした。

 誰かのちょっと特別な日常は見ていて楽しくなるものです。年度末から新年度にかけてバタバタとしている方も多いかと思います。私はそんな方にこそ本書をお勧めしたいです。

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2023年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あんまり読み進められなくてちまちま読んでいたけれど、積読多すぎて解消しようと手をつけました。
おにぎりのお話がとても良かった!最後の能のお話も、こういう機会がじゃないと読まないものだなぁと。
クジラのお話で、相対する、個々で流れの違う時間というフレーズがなんとなあくだけど心に残っています。
4人の作家さんが入っているので得手不得手はとてもあったけれど、読み切れて良かったと思います!

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2022年07月29日

Posted by ブクログ

【収録作品】「カントリー・ロード」 ほしおさなえ/「クジラ・トレイン」 崎谷はるひ/「どこまでもブルー」 岡本千紘/「夜桜の舞」 奈波はるか

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2021年08月20日

Posted by ブクログ

崎谷さんとほしおさん目当てで呼んだ。ほしおさんの優しい文章に切なくにったり、崎谷さんの作品は、そういえばコロナを描いた物語って初めて読んだなー。現実の辛さと不思議さが絡まって好きでした。3作目のどこまでもブルーはすごくおなかかすく作品。

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2021年01月11日

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