ほしおさなえのレビュー一覧
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シリーズ6作目
積読していたので、5作目から続けて読むことが出来た。
祖母を引き継いでお菓子を持って参加した連句会に足を運ぶのも2年以上の月日が経った主人公「一葉」。
他の会との交流を通して「大輔」さんと出会う。
坂道の写真が好きという共通点を持った大輔さんと一葉の父親が、写真を撮りに行ったり雑誌を出したりと
新たな動きを見せる場面には、娘を通して青春を再び動かし始め、1つの思い出の着地点を作った父親の姿が素敵だった。
一方で、連句会のメンバーや、他の会に参加する人たちと比べて、自分は何者なのか。何者にもなれない、何者かになろうともしてこなかったのではないかと悩む一葉には「それでいい。考え -
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第一話チケットと昆布巻
主人公の竹野がなかなかとして捻くれている。
自分の仕事に満足出来ていなくて、試行錯誤中なのだと思うけど…。
でも、弓子さんの活版印刷への姿勢を見て、自分自身の仕事への向き合い方を学んでいく。
古い物の良さって何なんだろう。
私自身もわかってないなあ。
第二話カナコの歌
弓子さんのお母さんのカナコさんの物語。
カナコさんは透明感、清潔感があるとても素敵な人だ。
突然の病気で戸惑いや恐怖、残される弓子さんのこと、たくさんの思いがあったことであろう。
そして、周りの友人にも、もちろん生活があるんだけど…
友人の裕美にはもう少しカナコに寄り添って欲しかったな -
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ネタバレ明大 「君や結菜は、原因を自分の外に出して、外から見ることができるタイプなんだよね。自分の感情が原因だった場合も、とにかく外に出して対象を見ようとする」
茜 「それが言語化するってこと?」
明大 「そうそう。そうなれば対象をなんとかするとか、対象の捉え方や距離の取り方を変えるとかいろいろやりようが出てくるよ」
私は言語化するタイプです。言語化できないで混沌としてしまう人がいると考えたことがありませんでした。
明大は元々、問題を言語化できるタイプではなく、後天的に言語化することを習得。自分の弱点を自覚して修正していく力は、見習いたいと思いました。 -
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かつて織物で栄えた東京・八王子が舞台の作品
着物屋の養女、息子として幼い頃から着物に触れてきた琴子と柿彦がリユース着物を取り扱う店を出すことになる。
琴子には着物に触れるとその着物が宿す記憶を見ることができる体質を持つ。
日々たくさんの着物を査定する中で出会ったのは戦時中に着られていたであろう〝銘仙〟。
昔は普段着として着られていた着物。特に戦時中に着られていたその着物にはどんな記憶が、想いが宿っているのかを探る物語。
今は着物が身近な存在ではないけど、だからこそ特別なものとして、日本の古き良き伝統として丁寧に繊細に物語が描かれていた
〝衣は人を包む。包んで守る。そのために作られている。だか