ほしおさなえのレビュー一覧
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「菓子屋横丁月光荘」の2冊目。
どこかで読んだような話と思えば、三日月堂の最終巻に出てきた古書店・浮草の話じゃないか。
店番の安西さんは、同じ巻の第2話の就活に悩む女子大生だよね。
ネットで見ると、作者は同じ時期にこれらの話を書いたようで、あちらの話をこちらから見ればという趣向。
何という話でもなかった最初の巻だったが、この巻になって、三日月堂に近しいテイストを感じて、なかなか良くなってきた。
昔と違って、歳を取って、最近、仕事で気持ちの通わない人とやり取りするのが億劫になっているのだけど、『人とかかわるのに痛みはつきもの。心を閉じてしまえばどんどん鈍感になれる。まわりになにも働きかけない -
Posted by ブクログ
勤めていた書店が閉店になり、仕事を失って実家に戻った一葉は、祖母の部屋にあった連句のノートに挟まった祖母からの手紙とメモを見つける。それは、祖母が通っていた連句の会「ひとつばたご」に毎月持っていく和菓子の名前と会の方々への伝言の依頼だった。それをきっかけに「ひとつばたご」に通い連句を始める一葉は、そこに集う年齢も職業も様々な人々や連句に魅力を感じ始める。そこでの縁から、書店勤務の頃POPを書いていたこともあり、POPライターのような仕事を次々に依頼されるようになる。最初、連句の決まりごとがややこしくて理解が難しかったが、言葉を選んで楽しむ連句は、優雅な趣味だと思う。やはり言葉を駆使して作るPO
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Posted by ブクログ
複雑な家庭環境
なぜか着物に宿る記憶を見ることができる
同じ作者の「菓子屋横丁月光荘」シリーズも似たような主人公の設定が同じようなかんじだったけど(こちらは家の声が聴こえる)、そういうのがお好きなのかな?
でもこちらのシリーズの方が重苦しい感触でした。
着物の記憶を辿る夢を見ると、体がぐったりして白髪が増えるといった身体的影響や夢から戻ってこれなくなるのではないかという恐れなど、なかなか怖いものがある。
それでも着物に触れずにいられない琴子の危うさがまたヒヤヒヤします。
古い着物は好きなので、銘仙のアレコレや雑誌「少女の友」などのお話はとても興味深くて面白かった!
最後はハッピーエンド -
Posted by ブクログ
今回も銀河ホテルの手紙室で繰り広げられるお話。
姉妹の話は両親の死をきっかけにライフステージの違う2人の溝がうまって、手を取り合い前向きに進み出すお話。
ワークショップのハイキング部門の人の目線の話は一作目のメインだった旬平さんの話や苅部の秘密に迫る。
結局苅部さんは謎のままだったが、詩を書写という誰かに宛てない初めてのパターンで字を書く楽しさって手紙だけでないこに気付かされた。
最後のお話は定年する先生と生徒のお話。
くせ者揃いの生徒で手を焼いていたが、先生がみんなからとても愛されていた事実にほっこりした。タイトル通りお手紙もインクの色も十人十色だった。 -
Posted by ブクログ
「銀河ホテル」「満天の星を見上げて」というタイトルのワードに惹かれて、お手紙の話とは知らずに購手に取りました。
読み終えて4巻目だという事を知る。
短編なので全然問題ありませんでした。
銀河ホテルには、千色のインクが並び手紙を書けるワークショップが「手紙室」で行われてるらしい。
それぞれの章に主人公がおり、手紙を書いた際に選んだインクの色が題名に書かれている。
その色を想像しながら読みました。
わたしが書くとしたら、相手は誰だろう…誰かいるかなぁ…
その時々で書きたい相手は変わりそう。
知らされない「思い」、思わぬ形で人づてに伝えらる「思い」…
世の中はいろんな「思い」に溢れている。