ほしおさなえのレビュー一覧

  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    物作りって素晴らしい。
    伝統を復活させたり、それを引き継いでいくことは大切。壊れたから捨てるではなく直してそこが新たな景色になるというところが一番印象的だった。

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    2020年03月08日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    金継をする祖母、ホテルに勤める娘、高校生の孫の、それぞれの生き方を丁寧に描いた物語。
    飛騨高山から大子へと、祖母の思い出の人を追う祖母と孫の旅。そこへ娘が合流し、今まで胸にしまっておいた思いを互いに語る。
    派手さはないが、胸に染み入って引き込まれた。
    漆に関わる人達の仕事ぶりを読みながら、以前思い切って購入した拭漆のお椀の美しさを思い浮かべた。これからも大切に使おうと思う。

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    2020年02月12日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    この作者ならではの、あたたかで芯の通った女性の生き方が清々しい。
    金継ぎという地味な仕事の中に自分なりの意義を見つけて技術を継承していく孫娘の真緒。
    女三代の人生には、それぞれ葛藤も諦めもあったが、またそれぞれに希望もある。

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    2020年02月01日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    ネタバレ

    活版印刷の登場人物がたくさん出てきた。
    ちょっと混乱したけど物語がより深くなった。
    切り絵は楽しそう。
    建物の声から会話に進化(?)したけど、
    ファンタジーと思えばそんな感じもありかもとは思うが、ん~~~ビミョー。

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    2020年01月12日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    「菓子屋横丁月光荘」の2冊目。
    どこかで読んだような話と思えば、三日月堂の最終巻に出てきた古書店・浮草の話じゃないか。
    店番の安西さんは、同じ巻の第2話の就活に悩む女子大生だよね。
    ネットで見ると、作者は同じ時期にこれらの話を書いたようで、あちらの話をこちらから見ればという趣向。

    何という話でもなかった最初の巻だったが、この巻になって、三日月堂に近しいテイストを感じて、なかなか良くなってきた。

    昔と違って、歳を取って、最近、仕事で気持ちの通わない人とやり取りするのが億劫になっているのだけど、『人とかかわるのに痛みはつきもの。心を閉じてしまえばどんどん鈍感になれる。まわりになにも働きかけない

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    2019年09月29日
  • 銀塩写真探偵 一九八五年の光

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    なんとなくプロローグのような物語。フィルム撮影と現像が重要な物語なので、主人公がフィルム撮影に興味を持って、撮影、現像を始めるまでにかなりのページを割いてる。物語のメインである銀塩写真探偵に関しては、主人公がその入り口に立ったくらいのところで終わってしまっている。これは続いてくれないと、なんだか中途半端な感じになっちゃうなぁ。

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    2018年07月20日
  • みずうみの歌

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    水に沈んだ街の物語。
    思い出の品をサルベージする仕事をしつつ、やがて自分のルーツを探る旅に出る。
    ノスタルジックな雰囲気が素敵でした。

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    2014年02月11日
  • みずうみの歌

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    ネタバレ

    静かに語りかけてくるような素敵な作品でした。
    とても良かったです。

    水の底に沈んでしまった街という物語の舞台が魅力的。
    登場人物達の抱える喪失感や苦悩といったものを映す鏡のようで。
    一方で水の底からサルベージされるかつての住人達の思い出の数々が温かな光を感じさせる。
    その対比の描かれ方が好きです。
    美しく透明感のある描写が物語に彩りを加え、不思議な世界へと導いてくれる。

    そしてバックアップワールドを描いた作中作がこれまた非常に魅力的でした。
    こういった概念の作品も好きなので、それ単体で読んでみたいな、と。

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    2013年12月21日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第1部 満天の星を見あげて Wolfgang Amadeus Mozart
    第2部 誕生から死までの線分 Canyon Rust
    第3部 順境にあっても逆境にあっても Ultra Green

    第1部 文具店員の光。大学時代に組んでいたバンドのボーカルの再出発のミニコンサートに足を運ぶ。
    第2部 銀河ホテルの料理長・吉田。毎年息子の誕生日の前に彼宛の手紙を書いて保管してもらっていた。
    第3部 挙式の朝を迎えた真奈。新郎の亡母がまた来たがっていたという銀河ホテルでの挙式を提案。

    静謐な物語が心に沁みる。

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    2026年06月05日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    「銀河ホテルの居候」シリーズ2作目。
    今回も素敵なお話ばかりでした。
    自分の気持ちを知ることって大事だなと思った。

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    2026年06月01日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    勤めていた書店が閉店になり、仕事を失って実家に戻った一葉は、祖母の部屋にあった連句のノートに挟まった祖母からの手紙とメモを見つける。それは、祖母が通っていた連句の会「ひとつばたご」に毎月持っていく和菓子の名前と会の方々への伝言の依頼だった。それをきっかけに「ひとつばたご」に通い連句を始める一葉は、そこに集う年齢も職業も様々な人々や連句に魅力を感じ始める。そこでの縁から、書店勤務の頃POPを書いていたこともあり、POPライターのような仕事を次々に依頼されるようになる。最初、連句の決まりごとがややこしくて理解が難しかったが、言葉を選んで楽しむ連句は、優雅な趣味だと思う。やはり言葉を駆使して作るPO

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    2026年05月31日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    『…死からはじまる物語』
    とは、どういうこと?
    と、思いながら読み始めて納得。
    大学生の時の師が亡くなってその教え子達が集まってそれぞれが『お題』に沿って話を創作する…。
    そして、それぞれの生い立ちや悩みなどで章が成り立っている。
    面白い構成だなぁと思いました。
    亡くなった小説家(先生)が最後に執筆した本の謎などもあり少しミステリ要素も入っていました。

    『活版印刷』のほしおさなえさんしか知らなかったので別人のお話を読んでいるような気持ちになりました。

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    2026年05月30日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

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    シリーズ第2巻。
    亡くなった娘の総絞りの振袖。
    すれ違った恋人たち。

    前作は結構重苦しいものがあったけれど、それに比べるとライトです。
    でも全体的にこのシリーズはトーンが重い。。。
    琴子も柿彦もどちらかというと陰キャだからかな。


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    2026年05月26日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    複雑な家庭環境
    なぜか着物に宿る記憶を見ることができる

    同じ作者の「菓子屋横丁月光荘」シリーズも似たような主人公の設定が同じようなかんじだったけど(こちらは家の声が聴こえる)、そういうのがお好きなのかな?

    でもこちらのシリーズの方が重苦しい感触でした。
    着物の記憶を辿る夢を見ると、体がぐったりして白髪が増えるといった身体的影響や夢から戻ってこれなくなるのではないかという恐れなど、なかなか怖いものがある。
    それでも着物に触れずにいられない琴子の危うさがまたヒヤヒヤします。

    古い着物は好きなので、銘仙のアレコレや雑誌「少女の友」などのお話はとても興味深くて面白かった!

    最後はハッピーエンド

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    2026年05月25日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    今回も銀河ホテルの手紙室で繰り広げられるお話。
    姉妹の話は両親の死をきっかけにライフステージの違う2人の溝がうまって、手を取り合い前向きに進み出すお話。
    ワークショップのハイキング部門の人の目線の話は一作目のメインだった旬平さんの話や苅部の秘密に迫る。
    結局苅部さんは謎のままだったが、詩を書写という誰かに宛てない初めてのパターンで字を書く楽しさって手紙だけでないこに気付かされた。
    最後のお話は定年する先生と生徒のお話。
    くせ者揃いの生徒で手を焼いていたが、先生がみんなからとても愛されていた事実にほっこりした。タイトル通りお手紙もインクの色も十人十色だった。

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    2026年05月25日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    このシリーズは一年に一冊ペースですかね。物語に出す連句を考えるだけでそのくらいの期間は必要になりますよね。
    前回の続きと言う流れで一葉、お父さん、大輔さん。主に大輔さん一派の内紛の話。あと萌。ひとつばたごの会のメンバーの話は少し少なめ。というかほぼない。色恋に発展する様子はなし。いつも通りでかもなく不可もなく安定した話運びでした。

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    2026年05月21日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    本当にあったらぜひ行ってみたい!
    部屋やロビー、庭、千色ものインク。
    想像するだけでどれも素敵!

    自分と向き合い、新たな一歩を踏み出せる場所だと思う。
    シリーズものだから他も読んでみたい。
    そして、苅部さんについてももっと知りたいと思った。

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    2026年05月06日
  • 言葉の舟 心に響く140字小説の作り方

    購入済み

    140文字小説の書き方入門書のハウツー本かと思いきや所々にエッセイもあって、言葉の舟にのせて送り出す表現が素晴らしいです。

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    2026年05月03日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    「銀河ホテル」「満天の星を見上げて」というタイトルのワードに惹かれて、お手紙の話とは知らずに購手に取りました。
    読み終えて4巻目だという事を知る。
    短編なので全然問題ありませんでした。

    銀河ホテルには、千色のインクが並び手紙を書けるワークショップが「手紙室」で行われてるらしい。
    それぞれの章に主人公がおり、手紙を書いた際に選んだインクの色が題名に書かれている。
    その色を想像しながら読みました。

    わたしが書くとしたら、相手は誰だろう…誰かいるかなぁ…
    その時々で書きたい相手は変わりそう。

    知らされない「思い」、思わぬ形で人づてに伝えらる「思い」…
    世の中はいろんな「思い」に溢れている。

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    2026年04月27日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    シリーズ4作目ともなると、キャラクターになじみがでてきて、来し方や成長もわかり、共感度が増しますな。こんなホテルに行ってみたい~~。

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    2026年04月26日