村井理子のレビュー一覧

  • 射精責任
    女性であれば誰でもが納得し、男性であれば理解する場合も反発する場合も結局同じこと。何も変わらないような気がする。要するに責任回避に向かうのだ。だけどそれではダメだ。と、本書はインパクトのあるレイアウトで非常に分かりやすく、問題定義「望まない妊娠のすべてが男性の射精にある」についてこれでもかと主張。本...続きを読む
  • 射精責任
    中絶問題の論点を転換させる挑戦的な書籍。
    中絶の是非を問う前に望まない妊娠を防ぐことに力点を求めるべきである。首肯であるし、男性である自分はこれからどのように振る舞うかを試されている。  

    と同時にこのテーマに対して議論できる人が周囲にどの程度いるのか、もっと具体的には本書を手に取った男性ははどの...続きを読む
  • 射精責任
    SNSで話題になってるのを見てたけど、これはかなりショッキング。ほんとにごもっともすぎて、納得でしかなかった。どんなに頑張ってもどんなに遊んでても女性は妊娠できないし、なんでこんなに備えねばならぬのだ。タイトルのインパクトと各トピックの見せ方がすごいけど、ちゃんと内容も目が覚めるものだった。
  • 全員悪人
    わあ…認知症側の人からの視点はこうなんだね…悲しい病気だな。老いること、認知症になるってこういうことなのか…。認知症は大好きな人を攻撃してしまう病、全て病気がさせてしまうことだなんて。もう一気読み。今まで読んだ村井さんの本の中で一番良かった。
  • 実母と義母
    私の母と義母に心を照らしあわせて読みました。
    実の親だから心から寄り添えきれないのが良く分かる。怖くて。
  • いらねえけどありがとう
    大丈夫、なんとかなる。なんとかしていこうという気持ちになる本。
    日々の生活の工夫や気持ちの切り替え方など。
    村井さんの考え方が合わない人もいるだろうけれど、自分にはぴったりだった。
    私を救うのは私なのだ!
  • 未解決殺人クラブ~市民探偵たちの執念と正義の実録集
    面白かった。最後の章で「過熱した市民探偵」への警鐘が鳴らされる。しかしそれ以外は訓話的でなく、ジェーン・ドゥに対して名前を見つけるような、もっとヒューマニティある市民探偵の、狂気と執念について書かれているので安心して欲しい。
  • 射精責任
    インパクトのある表紙、タイトル。
    でも決して気を衒ったものではなく、
    今までの望まない妊娠に伴う真逆の視点を、
    28の短く読みやすい章構成で、
    繰り返し分かりやすく説いてくれている。

    望まない妊娠に伴う報道を見る度に
    「ところで〈原因〉のはずの男はどこに?」と
    モヤモヤしていた気持ちを、
    筆者が言...続きを読む
  • 射精責任
    著者のブレアさんは、アメリカのモルモン教徒。6児の母でもある。
    確かモルモン教は、中絶はしないと言う教えだったはずだが、恐らく望まない妊娠もあったのだろう。
    そしてアメリカでは人工中絶を法律で許すのか(プロチョイス)、許さないのか(プロライフ)で、世論を二分している。プロライフの方は、胎児の代弁者と...続きを読む
  • 全員悪人
    あっと言う間に読んだ。
    心を尽くして接してきたつもりだけど、相手がどう思っているかなんて、あまり考えてなかったから新鮮でした。
    現在介護を頑張っている人、いずれ誰かを介護するだろう私達、そしてこれから介護されるだろう私達。
    みんなの本だなーって思いました☆
  • 実母と義母
    『兄の終い』『全員悪人』『家族』と読んできて、ほかにもwebの連載記事や日々のX(Twitter)まで網羅しているファンとして、最近の“事情”はそれなりに把握しているつもりではいたのだけれど‥いつも以上に四方八方から良くも悪くも「そう来たか〜!」の波状攻撃。なんというか、本当に本当におつかれさまです...続きを読む
  • 射精責任
    哲学的、倫理的、政治的に女性のみに焦点が置かれ続けてきた。そもそも男性の射精がなければこの議論は発端しないのに。当たり前だが、全く当たり前で無い状況がずっと続いている。
    そして、妊娠は痛いし、辛いし、危ないし、一生ものだし、人生をかける必要があるし、金もかかる。それが男性は逃げやすく、女性はどのよう...続きを読む
  • 射精責任
    この痛烈なタイトル。
    本の内容はこの一言で語りつくされると言ってもよかろう。
    しかしこの本は、繰り返し繰り返し、
    このテーマを深堀している。
    我々男性にとっては耳の痛い話、気づいていない話ばかりだ。

    と書きつつ、私は比較的気づいていたほうだと思う。
    それは、妻が気が強い、はっきりものを言える女性だ...続きを読む
  • 本を読んだら散歩に行こう
    タイトルに惹かれて買った一冊。
    翻訳家でエッセイストの村井さんが、日々のできごとや家族との思い出などの短いエピソードとともに、ご自身の読んだ本を紹介している読書エッセイ。
    どのエピソードも面白く、軽快な語り口に引き込まれてどんどん読み進めてしまった。おすすめの本もジャンルが幅広く、読んでみたい本も増...続きを読む
  • あんぱん ジャムパン クリームパン――女三人モヤモヤ日記
    もっと軽い内容かと思っていたらディープな話題が多く、こういう話を出来る大人の関係って良いなぁと思った。
    カジュアルなテーマもあって、青山ゆみこさんが紹介していた焼きそばの作り方にはぜひチャレンジしてみたい。
  • 射精責任
    発売前から「射精責任」のタイトルと訳者が村井理子さんと知り、読むのを楽しみにしていた

    インパクトのある赤い表紙、目に飛び込んでくる「射精責任」の文字で装丁もカッコいい!

    読むやすい文字の大きさ、28の提言に分かれている
    (文字が見にくいお年頃にはありがたい)

    ・セックスをするから望まない妊娠を...続きを読む
  • 射精責任
    すごく当たり前の事なのだけれどこれまで誰も言ってこなかったことをちゃんと言うのが凄い本。
    射精責任ではあるけど、主題は中絶かな。
    ラディカル・フェミニズム入門的な感じだなぁと。
    そういう意味ではアンドレア・ドウォーキンのポルノグラフィなどの方が、理論としては深い感じはする。
    ライトに読めるのでみんな...続きを読む
  • 村井さんちの生活
    著者とケンカして飛び出すように、一人で家をでていった次男君とのエピソード、「いい親になりたい」がとても好きです。何回読んでも涙が出ちゃいます。
  • 犬がいるから
    ハリーのお話ください!双子君たちのお話ください!って、最近完全に村井さんちのエッセイにハマってる。ハリーが可愛すぎる。愛犬自慢だったとしても、もっともっとエピソードが聞きたいし、写真が観たい。笑 さらに欲をいえば
    村井さんのおうちもめっちゃみたいです。
  • 射精責任
    堕胎合併症陣痛出産における男性の死亡率は0%です!!!男性は妊娠から逃げることができる女性はできない!!!
    本当に。望まないとか予期しないとか予定外の妊娠がどれだけ精神的身体的経済的その他諸々に受けるというよりマジで急襲される諸問題、被害、困惑困窮痛みなどなどは半端なものではないし、100パーセント...続きを読む