あらすじ
書き下ろし短編小説「メモリアル三姉妹」所収
「翻訳家がこんなにキツそうな仕事だと思わなかった」
「笑いながらあっという間に読んだ」等々ご好評いただいた1冊目に続く、1年間の記録。
翻訳・執筆・出張などの仕事のほかにも、愛犬ハリーの看取り、捗るネットショッピングや配信視聴、
ハードになっていく義父母の介護、ゴールデン・レトリバーのテオを迎え入れた経緯など、盛りだくさんでお届けします。
カラー口絵も8ページついてます!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ネット上でも欠かさず読んでいるけど、大好きなハリー(愛犬)の写真付きだったので購入しました。村井理子さんのエッセイ、日記、ほんとに面白くてファンです。
Posted by ブクログ
2025/06/04
文章のセンスがよく読みやすいので辛い話も俯瞰して見られる。翻訳家、双子の母、介護、愛犬、ご自身の体などなど盛り沢山すぎる日々を乗り切るために買い物をしたっていいし、それで上手くバランスが取れるならなお素晴らしい。稼いで使って、こういう人が今の日本には必要なんだろう。
ただ村井さんのことが本当に心配です。いつまでも読みたいのでご自分のことを大切にしてほしいと切に願います。
『やれる、俺なら』
私も、きっとやれる!
Posted by ブクログ
今作も多いに楽しませていただきました。
ただ、愛犬ハリーとのお別れは胸が締め付けられる思いです。
ペットロスの経験はないけれど
村井理子さんご家族の悲しみは計り知れない。
お義父さまとのバトルも健在。
子育てと介護はひとつとして同じものはない。
成長と共に出来上がっていく人格。
そのプライドなどを捨てきれず老いていく。
お義父さまは
P63
〈夫と妻は常に、24時間一緒にいなければならない〉
そして、お義母さまは
〈昔は嫌だったけれど、今は解放されたわ。
おとうさんとはもう何年も会ってないから〉
一読者として言わせてもらえれば
お義父さまとお義母さま、最高じゃないですか。
しかし、この先の介護する側の苦労を思うと・・・。
今回も、村井さんが読まれている本をメモに残した。
P225
『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』
(齋藤美衣 医学書院)
偶然、医学書院の(シリーズ ケアをひらく)を
私も読もうと思っていたところだったので
齋藤美衣さんの本を先に読むことにしました。
Posted by ブクログ
「できる、俺なら」
「やれる、俺なら」
このフレーズ大好き。
さらっと書いてあるけど、本当はもっともっと大変なことがあるんだろうな。
体を大事に無理しないで欲しい。
Posted by ブクログ
村井さんの日記形式のエッセイというべきか、やっぱり村井さんの文章好き!翻訳家だけどエッセイ素晴らしい。あと小説も素晴らしい!巻末のメモリアル三姉妹、あまりミステリー好きじゃないんだけど、楽しくミステリー読んでる気持ちになれました。
今回のエッセイはとにかく涙、涙。最初の写真のページからハリーが亡くなるのは分かっていたのに、死にゆくハリーも、死んでしまったハリーに対する家族の気持ちも、そのあとの立ち直れない村井さんも、庭の草刈りしたらハリーのおもちゃが出て涙するなど思い出す姿も、とにかく何度も泣いてしまいました…ハリーへの愛が伝わってきて。
あとはやはり義父母の介護の話。読んでるだけで辛い…苦しい。介護って育児と違う…自分の親もしくは義父母が、認知症になったり、介護が必要になったり、性格が変わってしまったり…そのとき私は耐えられるんだろうか…村井さんの『義父母の介護』という本を読んだことがないので読んでみたいようで、怖いようで…だんなさんとの揉めや、だんなさんの気落ちもありありと伝わってきた。それでも淡々と事実を描き、かついやみっぽくなく、俺ならできると自分を奮い立たせ、介護も仕事も育児も家事もされていて村井さんすごい。次作も楽しみ。
Posted by ブクログ
実は昔、日記みたいなブログをやっていたことがある。ほとんどアクセスのないサイトだったけれど、確か何年かやってたと思う。恋愛でジタバタしていた時期だったので、それはもう、振り返りたくもない文章を世に放流していた。ブログサービスすらない時代で、自分でMovable Typeを構築したり、その前はHTMLを書いてたくらいだ。なんならドメインも簡単なのを取ってた気がする。いろいろあって、サイトはもちろんなくなって、PCも入れ替えているうちにデータもどこかに消えてしまったはずだ。むしろありがたい。
文章を書くのが好きで、大したことがない日常のことをいろいろと書き綴っていたのに、書くことを仕事にしたら、趣味で文章を書かなくなってしまった。
やっぱり人が書ける文字数には限りがあって、どこかで書くと、どこかで書けなくなったりするのか、と、変なところで村井さんに共感した。
とはいえ、レベルは違う気がする。翻訳だけでもあれだけの文字数を書いたうえで、これだけの日記を書く村井さんのポテンシャルたるや。
日記というのは、その日にあったことを満遍なく書くよりも、どこか一瞬にフォーカスして切り取った方が面白い、とはなにかのテクニックでよく語られるけれども、今日一日を振り返っても「近所のスーパーで売ってる、食パンの耳ラスク(私のお気に入りおやつ)を大事に食べてたはずなのに、だれかが勝手に食べてて大変なショックを受けている」くらいしかフォーカスポイントがなくて、そのことにショックを受ける。
美味しいんだよ、食パンの耳ラスク。糖と脂です。
自分の日常を飽きずに読めるものとして仕上げることは尊敬しかない。
今回の日記では、愛犬が亡くなるという出来事とどう向き合っていったのかも書かれていて、誰かのこういう感情に触れる機会はなかなかないので、貴重な機会だったなと思う。
Posted by ブクログ
面白くてあっという間に読み終えた
1に引き続き2もその人柄と潔さに魅了された
なんだか気持ちが良い
愛犬との別れと出会い、子どもの成長、義父母の介護、夫の存在、琵琶湖の自然、書くことへの情熱、メンタルクリニック等々…正直な人だから気持ちいいのかな
俺ならできる!を真似して生きて行く事にした
Posted by ブクログ
第2弾が早くも登場、安定の面白さ。
義父母の露出は前作よりも減ったものの、後学のためになります。
ハードな仕事をこなしているパワー、見習いたいものですね。なかなか年齢との兼ね合いが難しいお年頃、うんうん同感します。
2025年の第3弾、楽しみにしています~