無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
著者の家族4人の生きざまと、家族が壊れていくまでの過程が描かれたノンフィクション。
緊張と争いの絶えない中、この家族はどんなに懸命に生きてきたのでしょうか。筆者にとって、一癖も二癖もある両親と兄との生活は、それは壮絶なものだったろうと思いますが、そこに確かに愛はあったのだろうと思います。それを感じられたから、あの最後のエピローグの言葉が出てきたのだろうと感じました。
読み終えた後、表紙の家族写真を見ていると、悲しいような、慈しみのような、哀れむような、なんと表現すれば良いのか分からない、複雑な気持ちになりました。
多くの人にぜひ読んで欲しい作品です。
Posted by ブクログ
感情の振り幅の大きな人が集まると、家庭は安心できるどころか、こんなにも危うい場所になってしまうのかと思う。
母や兄の唐突で不可解な行動が非難されがちだが、二人に対する父や著者自身の拒絶にもベクトルは真逆だがかなり極端なものを感じてしまい、その意味で書き手や登場人物への感情移入は難しいのに、どういうわけか、一気に読み終わったあと、涙が溢れてしまった。
「毒親の一言で母を、そして父を片付けようとは思わない」
最後に登場するいま現在の著者自身の穏やかで平凡な家族の姿と、それを目指しても離れるばかりでどうにも辿り着けず苦しみ通した四人。でもそれがかけがえのない家族のあり方だったのだと、年月を経て噛みしめるような言葉に胸を打たれたのかもしれない。
Posted by ブクログ
プロローグ 古ぼけたアパートで始まる
「川沿いの砂砂利を少しだけ港に向かって歩いた場所に、さくら荘はあった。」
まるで自分の目の前で
起きているかのように
「家族」が壊れていく。
胸が締めつけられて辛い、
しかしズーンとした重たさはなく
読み続けられてしまう。
著者はこの本を書くことで
「家族」を心の中に
取り戻せたのかもしれないと
エピローグを読んで思った。
「琵琶湖のそばの田舎町に
私は二人の息子と夫、
そして愛犬とともに暮らしている。
(中略)
育った家とは
正反対の穏やかな空気に
満ちたこの家で、常に心の片隅に
両親と兄の存在を感じながら、
私は暮らしている」
Posted by ブクログ
とてつもなく余韻が残る本。この本を読むと自分の家族について考えざるを得ない。家族と円満であろうが、問題があろうが、どんな状況にあるにせよ読んでよかったなと思う。当たり前のことだが、様々な形の家族があるのだなとわかる。恐らく、理想的な家族なんてない。あるのはそれぞれの家族の幸せや苦悩や葛藤なのだと思う。そういう意味である家族を取り上げたノンフィクション作品なのだろうと思う。
それにしても、当事者である著者が淡々とその当時の感情や現在の想いを決して感傷的になりすぎずに吐露していく筆致にも驚いた。著者の家族を俯瞰的にとらえ、一気に読者を引き込んでいく、その文章にも魅了される。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
ビジネス・実用
小説・文芸
小説・文芸