村井理子のレビュー一覧

  • 本を読んだら散歩に行こう

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    同世代の彼女がここまで的確に私の気持ちを表現してくれてるような、わかる!と思いながら読み進めた。村井理子さん、やっぱり大好き。なぜ人気なのか納得。癒されて、勇気ももらえた。おわりにで語られる本についての文章は圧巻!何度も読み返してます。大切に取っておきたい一冊。

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    2025年09月18日
  • 更年期障害だと思ってたら重病だった話

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    更年期多分、じゃなかったんだね。自分の不調って悪くなるまで、「大したことないさ」と思いがち。子供時代の入院の話も絡めての、村井節。キリッと戦い抜いた話。

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    2025年09月14日
  • 兄の終い

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    こんな最後を迎えることができたらと、息子のお別れ会の時に感じた。
    たくさんの人に手を振られて去っていく姿と、孤独で亡くなっていた兄。
    兄が大切に愛情を持って育てた息子は、こんなにも愛されているよ。と伝えたい。

    許せないことって、家族ならなおさらある。
    もういいんじゃない。って自分に言えるまで許せなくてもいい。でも、大好きだった。
    家族だから。それも、忘れないでね兄よ。

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    2025年09月08日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常

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    何が面白いのか、うまく説明はできませんが、面白くて一気読み。
    「こういう微妙なラインを、家族という存在は決して理解しない。私の両親もそうだったし、兄もそうだった。今の家族もたぶんそうだ。それだから家族はややこしい。このひとことで説明がつく。」(P.205)

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    2025年08月30日
  • 射精責任

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    全ての男性(自分の身体を守るという意味で女性にも)に読んで欲しい本。著者がブロガーなだけあってとても読みやすいです。
    自分の子供にも必ず読ませたい。この本がムーブメントとなって、男性が女性を守る運動や法整備が進めば良いのにと思います。

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    2025年08月28日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    ゼロからトースターを作ってた著者。
    トースターの時は、真面目にふざける感じを楽しみながら読めたけど
    今回のヤギはずっと「なにやってんの」と真顔でツッコみながら読みました。
    トースターの時はまだ楽しかったけど、ヤギの方は
    その真面目さがちょっと怖くなっちゃった。
    でも、ヤギになりたいというひたむきさは伝わってきます。

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    2025年08月17日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常2

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    2025/06/04
    文章のセンスがよく読みやすいので辛い話も俯瞰して見られる。翻訳家、双子の母、介護、愛犬、ご自身の体などなど盛り沢山すぎる日々を乗り切るために買い物をしたっていいし、それで上手くバランスが取れるならなお素晴らしい。稼いで使って、こういう人が今の日本には必要なんだろう。 
    ただ村井さんのことが本当に心配です。いつまでも読みたいのでご自分のことを大切にしてほしいと切に願います。
    『やれる、俺なら』
    私も、きっとやれる!

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    2025年07月13日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常2

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    今作も多いに楽しませていただきました。
    ただ、愛犬ハリーとのお別れは胸が締め付けられる思いです。
    ペットロスの経験はないけれど
    村井理子さんご家族の悲しみは計り知れない。

    お義父さまとのバトルも健在。
    子育てと介護はひとつとして同じものはない。
    成長と共に出来上がっていく人格。
    そのプライドなどを捨てきれず老いていく。
    お義父さまは
    P63
    〈夫と妻は常に、24時間一緒にいなければならない〉
    そして、お義母さまは
    〈昔は嫌だったけれど、今は解放されたわ。
    おとうさんとはもう何年も会ってないから〉
    一読者として言わせてもらえれば
    お義父さまとお義母さま、最高じゃないですか。
    しかし、この先の介

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    2025年07月07日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常2

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    今回は涙なしには読めません。3月まで読んで、我慢できずに、いったん本を置いて心を落ち着けてから、4月以降を読みました。

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    2025年07月05日
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた

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    私自身も家族の問題(相手は母親)を抱えています。
    本書を読みながら、「この気持ち知ってる」と思うことが何度もありました。
    また、父親が精神疾患を患っていると気がついた場面は、私も同じような体験をしたことがあるため、久しぶりにその時の記憶が蘇りました。
    本書の冒頭に「タイラーへ」とあり、最初は、タイラーが誰なのか、なぜそう書いてあるのか分かりせんでしたが、本書を読み進めていくうちに理解し、胸がしめつけられる思いでした。
    あれだけの経験をした著者はいまも苦しんでるいると思いますが、日々に少しでも穏やかな瞬間が訪れることを願わずにはいられません。

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    2025年07月03日
  • 射精責任

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    日本でも、保健体育の副教本にしてほしいくらいの内容。
    こういうのは、大人になってからじゃ遅い。自分の性欲に対して利益がないと判断すれば呑み込まなくなるから。

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    2025年05月27日
  • 兄の終い

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    ネタバレ

    初めて村井理子氏の本を
    職場の方に
    勧められて読んだのがこの本
    それから大ファンになった!

    2020年夏頃に読んだかな?
    感想は書いていなかった(T ^ T)

    嬉しい映画化の大ニュースを聞いて
    久しぶりにまた無性に読みたくなった

    どうしたら
    こんな心情になるのだろうか

    憎んでも受け入れる

    肉親に良い感情がないワタシには
    こんな気持ちになる日が来るかな( ; ; )

    P166 エピローグより

    五十四歳のオオカミおじさんは、
    本当に助けが必要なとき、
    この世でたった一人の
    妹に手を差し伸べられることなく、
    誰にも看取られないまま死んでいった。

    オオカミが来た!と
    いう精いっぱい

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    2025年05月24日
  • 兄の終い

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    ネタバレ

    村井さんは泣かない。
    叔母さん、息子良一くん、娘まりなちゃん、元妻加奈子ちゃん、みんなお兄さんとの別れの場でそれぞれ涙していたような描写があるけど、村井さんだけは涙をこぼさない。その代わり村井さんは記録している。乾いた眼で。それが村井さんの弔いだ。

    私の親戚にも、お兄さんみたいな人がいた。結婚して子どももいたけどアルコールに溺れて天涯孤独になり、汚れたアパートを残して、50代の若さで急死した。周りの人たちは悲しんでいたけれど、同時に「事故を起こして誰かを巻き込むのではなく、ひとりで逝ってよかったのかもしれない」という声も上がった。そんな親戚を見ていたので、村井さんの気持ちも少しわかる。お兄さ

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    2025年05月13日
  • 義父母の介護(新潮新書)

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    ネタバレ

    まだ遠いようで確実に訪れる可能性がある親の介護、しかも義父母の介護の奮闘を赤裸々に綴られている。
    文面では到底推し量れないほどの苦境に立たされているのだろうと、どんよりした気持ちとそれでも立ち向かっている著者から勇気をもらえる。

    著者の境遇も思考の一端を担っている。
    夫と義父母との会食(義母の誕生日会)での、孤独感。
    実の両親とは叶わなかった状況を想起し、悲しみに沈む。著者個人的な境遇による体験ではあるが、その心情に思い寄せることはできる。

    著者が苦しい経験を経てそれでも介護に携わる理由、人生を見届けたいという使命感と好奇心。+創作意欲。
    介護というとシリアスにまじめに対応が余儀なくされる

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    2025年04月29日
  • エヴリシング・ワークス・アウト 訳して、書いて、楽しんで

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    ネタバレ

    本のそでには

    "みんなを笑わせたい
    文章がうまくなりたい
    翻訳がうまくなりたい"

    P35より
    "私がやってきたことは、
    シンプルなんです。
    ・受けた仕事を実直にやること
    ・日々書くことをあきらめないこと
    これだけなんです。

    地道に取り組んでいたら
    運命のほうが開けてくれて
    この三つの取り組みの一つでも
    欠けていたら、今はなかったでしょう"

    2020年に
    「兄の終い」を初めて読んで
    文章にひきこまれた╰(*´︶`*)╯
    (映画化めでたい!嬉しい!)
    それから著者の本を読みまくった

    P52より
    "翻訳家はタイトルをつけない
    これは声を大に

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    2025年04月18日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常

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    勢いのある日記(webマガジンの連載)。
    怒涛の翻訳作業を進めながら、家事やら介護やら子どものことやら、といった日々の諸々をこなす著者はすごくエネルギーがあるように思われる。のだけれど、実は身体やメンタルの病院に通ってケアしながらなんとかやっているということがわかった。
    仕事量がすごいので驚いた。

    基本的にはやっぱりパワーがある人なのだと思う。文章にみなぎる感じ。スピード感とピリッとしたユーモアがあって小気味良い。疑問もジョークも端的、強めの言い切り。ときどき男言葉で自分を鼓舞するのも強い。
    なので、読んだら元気になった。

    日常は何気に闘いばっかりだけど、そうやって繰り返してるうちにいつの

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    2025年04月18日
  • PARIS The Memoir

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    ドラマであったとしても、こんな波乱万丈な人生ありえないでしょ、と企画が一蹴されそうな本当のドラマにこちらの感情が追いつかない

    人権無視で追いつめて自我を崩壊させ服従させるやり方は意外と身近にもたくさんあるよね

    全然知らなかった彼女の人生を知り、すごいと
    感じたし勇気を貰えたとも思う
    ただご両親からしたら心配してもしきれない娘さんであったんだろうなとも思うけど…

    あと脱走につぐ脱走には笑ったし笑えなかった

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    2025年03月13日
  • はやく一人になりたい!

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    赤裸々、正直な文体ゆえ、境遇が違ってもヒシヒシ伝わりました。

    「家族」もすごく読みたいけど、心が耐えれそうになく読めない。

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    2025年03月05日
  • 家族

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    普通の家族って何だろう、と考える。家族との関係に思い悩んだり、自分の中の暗い部分にぶち当たり生い立ちに思いを馳せる時、育った家庭がおかしかったのではと思ったことのある人は多いだろう。でも、そもそも普通の家族ってどういうことなのか。多かれ少なかれ「家庭の事情」は色々ある。同じ家庭で過ごし体験と記憶を共有する人数も違う。「他人」と共感できるのは、色んな家があるというその事実そのもの。家族にまつわるこの想いは自分だけのものだ。ひとりの女性による他人様の家族の記憶、締めくくりの率直なエピローグを通して、そう思う。

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    2025年03月03日
  • 本を読んだら散歩に行こう

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    家族のことを少しドラマチックに買いて盛り上げる要素を出しているようにも思ったが、その一方で文章力がしっかりしていて読んでいて全く飽きなかった。
    特に著者は同じ年なので自分の父の思いと著者の父の思いが重なり泣かずにはいられなかった感動作。
    今後もこの著者の本を読んでいきたい。

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    2025年03月02日