村井理子のレビュー一覧

  • 兄の終い

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    あり得るけど考えたことのない事態。いざそうなったらアドレナリンか何かが出てなんとかタスクをこなすだろうけど、いっぱいいっぱいになりそうだな…と、将来起きるかもしれない自分事として読んだ。

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    2025年06月08日
  • 更年期障害だと思ってたら重病だった話

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    タイトル通り、筆者の重病が発覚して入院、手術、退院、復活までの生活の中で筆者があれこれ思ったことが綴られている。
    昭和世代の教育の理不尽さ、「自己犠牲≒頑張る」の洗脳だという点に共感した。後者は家庭教育の影響が強いかもしれない。なぜなら末っ子や男性にはあまりみられないから。

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    2025年05月19日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    ネタバレ

    作者の前作、「ゼロからトースターを作ってみた結果」を読んで面白かったためこちらも読んでみた。

    はじめの第一章は難しい!デカルトやハイデッガーや古代文明などの話が出てくる。
    文体が語り口調なのでぎりぎり読めるが、ちゃんと読まないと目が滑る感じ。
    第二章のヤギそのものの話はとても面白かった。ヤギにも感情があるし、知性がある。そしてヤギを研究しているボブは人間の知性と比較されることをひどく嫌がる。その感情に非常に共感した(この動物は◯歳児同等の知性を持つというやつ)。動物のことを分かりきっていないのに、人間と比較することはひどくナンセンスだ。ほかにもさらっと触れられたサウジアラビアの美ヤギコンテス

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    2025年05月18日
  • 子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法

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    怖いタイトルの本を見つけて、翻訳者が村井理子さんで、男性の立場でこそこそ読む。
    結果、めちゃくちゃタメになった。カップル・セラピストなる男性のセリフがいちいち刺さる。大事な仕事があっても、子どもの面倒を見た上で眠い状態で働けばいい、とか、昼間ドラゴンと戦っているんだから家にいるときは何もしなくてもいいと思っているのではないか?(意訳)とか、図星の人も多いのでは。
    全体的にアメリカンなノリで、自己啓発やハウトゥー本というよりは軽い気持ちで読むエッセイとして読めばけっこう楽しいし、役に立つと思う。

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    2025年05月16日
  • エヴリシング・ワークス・アウト 訳して、書いて、楽しんで

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    ネタバレ

    翻訳家の日常が書いた本で、今まで知らなかった翻訳家の生活がわかって新鮮だった!
    エッセイみたいな感じでするする読めた。
    語学力だけでなく、長文を読むことだったり、エッセイを書くような文章力、探究心、調べ上げる力がは必要なことが分かった。
    私もまずはブログかエッセイ、日記を書いてみたいなと思った。

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    2025年05月14日
  • エヴリシング・ワークス・アウト 訳して、書いて、楽しんで

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    村井さんのエッセイ、好きです。特に『兄の終い』は夢中になって読んだので、出版の経緯を本書で知ることができてよかった。すごく強いお気持ちで書かれた本だったのだな、と驚きと尊敬の気持ちを新たにしました。
    他にも翻訳書、著書の裏話満載で愛読者は楽しめると思います。村井さん初の翻訳書がSM小説だったなんて!そこからノンフィクションご専門になっていくとは。
    贅沢を言うようですがもうちょいボリュームがあれば…なんて思ってしまいました。

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    2025年05月13日
  • エヴリシング・ワークス・アウト 訳して、書いて、楽しんで

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    翻訳家のお仕事についてのエッセイです。とても大変な仕事なのが、よくわかります。翻訳家になるには、どんなアプローチが必要なのか?だったり、気になる収入の話や、実際の作業環境(モニターが2台、できれば3台欲しいらしい)の話など興味深いお話を聞かせてもらいました。
    村井さんの翻訳した書籍も読んでみたくなります。

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    2025年05月06日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    ネタバレ

    翻訳がかなり砕けた話し口調。

    ヤギの身体だけでなく、思考や食事方法まで真似ようとする試みは面白かった。が、完全に野山で生活した訳ではなく、夜には人間の食事をして人間の寝床で寝ていたようなのでそこは肩透かしだった。
    義肢やヘルメットがカッコいいデザインだった。

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    2025年05月03日
  • 義父母の介護(新潮新書)

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    205.04.27
    義父と義母の介護
    筆者と同じ年齢

    親孝行、介護、こうしたもののタイミングはどう考えるとよいのかと思う。
    自分の場合、まだまだ至らないという自覚はあるが、特に介護は人それぞれだから余計に難しい。

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    2025年04月27日
  • 射精責任

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    そもそも論から始めませんか?

    やっぱり性教育ってもっと必要だと思わざるを得ないんだよなぁ、ダメなのかなぁ
    寝た子を起こすなとか性に奔放になるとか言うけどこういうけど知識や情報が少ない中でファンタジーな作り物こそが正しいのだ。となんの疑いもなく性交渉が行われ続け、そのせいで望まない妊娠や中絶がこれからも繰り返されるかもしれないと考えると、げんなりする

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    2025年04月15日
  • 射精責任

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    「すべての望まない妊娠の"原因"は、すべて男性にある。」の根拠がたくさん述べられている本。望まない妊娠の"責任"は男女共にあるけど、"原因"はすべて男性にある、というのはびっくりしたけど納得できた!妊娠の成立には男女の存在が不可欠なのに、中絶の議論ではなぜか(?)透明化される男性。中絶を減らすためには中絶を禁止するのではなく、望まない妊娠を減らすこと、そのためには男性の射精責任が問われること。当たり前のことなはずなのにこのヘルジャパンではなかなか理解されない感覚だよね...この本がたくさんの人に読まれますように。

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    2025年03月30日
  • 全員悪人

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    お義母さんが認知症になり彼女の視線で書かれている
    実際の感じ方・受け取り方を知る事が出来た
    家族の事を信じる事が出来ないのに詐欺師の事は簡単に信じてしまう事があるなんて…
    接し方が難しいと思った

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    2025年03月26日
  • 家族

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    穏やかな今があって良かった。
    それを強く感じる。

    本当に読みやすい。
    内容は重いけどすっと読み終えました。

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    2025年03月26日
  • はやく一人になりたい!

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    『家族』がすごく読みたくなったけど、気持ちがズドーンと落ちそうだから読むタイミングに注意。
    訳書も読んだことないのに、いきなりエッセイから読んだ。
    翻訳の仕事が本当に好きということが伝わってきて、そうやって訳された本も読んでみたくなる。訳書の中だと『ラストコールの殺人鬼』が気になる。

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    2025年03月16日
  • 射精責任

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    短めにまとまった章の積み重ねで一冊が構成されている
    読みやすさに反して、データの裏付けの調査や論考・論文がしっかり参照として付属されている
    データを遡って、根拠を辿りたい人の好奇心にも応えてくれる
    生理痛の薬よりもバイアグラの研究が優先されるこの世界に生きる全て女性と、「女性と男性では見える世界がまるで違う」と気がついた男性に読んでほしい

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    2025年03月13日
  • 実母と義母

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    村井理子さんのご本を読むのは、初めてかもしれない。SNSでよくお見かけするし(フォローしているはず)そこから確かブログとかに飛んで、ある程度まとまった文章を読んだことはある。ご本人のご病気の話とお兄様の話。多少はご本人についての情報は持ってたはずなのだが、これを読んで、また新たなピースが埋まった気がする。
    これはタイトル通り、いわゆるお姑さんとご自身のお母さま、それにまつわる実家と婚家の話。せれに現在進行中の介護の話。私は村井さんとそのお兄さんのちょうど間くらいの歳なので、お母さま達は大体、私の親世代と一緒。私自身の亡親はそれよりは上なので、話の中に登場する、それぞれのお母さまのお姉さんと同世

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    2025年03月11日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常

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    面白い。
    ただの日記なんだけど、言葉を扱う人の技あり日記。編集者と常時共有している文章らしいのでなおさら?
    著者が訳してる本がハード系なので、時折物騒。翻訳家って職業は面白いね。それにしても義実家とか子育ての愚痴やら仕事の辛さをこんなに軽快に書けたら、すっきりするだろなあ。
    「原田とエイミー」の行方が気になって途中からその部分のみ読む体たらく。「終わり」のあとも、まだ続きがあるんじゃないかとしつこく本を捲る。
    著者がふらふら覗くyou tubeやTikTok を追尾する楽しみもあり。

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    2025年03月07日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常

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    タイトルからしてなにかおどろおどろしい読み物なのかとドキドキしていたが、
    そんなことはなく、ただの翻訳家の日記だった。
    ただ、この翻訳家、「射精責任」の翻訳家だった。
    あの本はインパクトがあった。パンチがあった。
    そういう人も家庭がある。生活がある。日常がある。それが知れてよかった。

    なぜか日記の中に小説「原田とエイミー」がちりばめられていて、
    これがまたおっさんと若い女性のなんとも不思議な距離のある恋愛モノで、惹かれた。

    目次は1月から12月まで毎月。日記だ。
    WEBマガジンだったみたい。

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    2025年02月21日
  • 全員悪人

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    認知症になった義母の立場になって書かれた小説。
    「事実に基づいて書かれ」たものらしい。
    ほとんど意思の疎通ができなくなった母が、まだ動け、話せた頃にこれを読んで、もっと母目線で物事を見れば良かったと思う。今も全く間に合わないわけではないのだが。いつもいつも後から気づく。

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    2025年02月11日
  • 村井さんちの生活

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    双子の男の子を育てるのは大変なことだろうと思う。それよりは随分楽な子育てだったが、共感できることが多かった。子供の成長はとてもうれしいが、同じくらい寂しさに襲われるところなど。でも今ならわかる。成長したらしたで、大人同士の楽しい付き合いが待っていることが。
    自分の方が助けられる場面が増えていくことなど想像ができなかった。
    お母様の子育てを思い出されるところなど、自分も母との日々を思い出した。死にゆく母を待つ状態の今の私に懐かしさと悲しさが襲って来た。村井さんのお母様、村井さん、息子さん達と、私の母、私、娘と、勝手に2家族の3世代を重ねてしまい、しみじみとした読書になった。

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    2025年02月10日