村井理子のレビュー一覧

  • 実母と義母

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    どっちもクセが強すぎる二人の母。
    実家の家族もすごいけど、夫の家族さらにすごいなあ。これだけされて悪い人じゃないってなんで言えるの。身の上相談しても絶縁勧められるケースだと思う。元からの性格もあるんだろうけど、認知症怖いなあ。そんな人たちたくさん相手してるんだから、福祉系の仕事してる人たちがもっと報われてほしい。

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    2025年10月15日
  • 義父母の介護(新潮新書)

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    著者の方、若干、強迫観念を感じる物言い、もあり、、が、布着せぬ言葉はさっぱりして暗くなく、一気に読めた

    認知症、がメインの介護(原疾患がある場合は様相は変わります、)の話だけど、ケアマネさん、ヘルパーさん、訪問看護師さん、、おおまかな介護の実態はつかめる

    最後まで、下の世話なく、足腰元気で、最後の最後にポックリ、といきたいな…

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    2025年09月25日
  • 兄の終い

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    過去の確執により疎遠になっていた兄が突然亡くなったことで、死後手続きを通じて、著者が感じたことや経験を書き綴ったエッセイ。

    最初は悪いものしかなかった兄への印象が、死後手続きを通じて知った兄の形跡や、思い出された過去の記憶を通じて、少しずつ変わっていくのが印象的だった。

    死は突然訪れるものであることを実感させ、家族、親族との関係性を改めて考えさせられるような本だった。

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    2025年09月14日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常2

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    ハリーくん、義父母の介護と次々と難題が降りかかるのは変わらないが、するする読めてごんぶとな本なのに一気読みしちゃう。今回も面白そうな本が紹介されてたので読んでみよう。ますます村井家から目が離せない。

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    2025年08月27日
  • 本を読んだら散歩に行こう

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    村井さんのエッセイ➕読書のすすめ、という短いエッセイがたくさんある。本にまつわるエッセイなのだが、その短い中でエッセイ9割って感じなので、読書エッセイという感じがあまりしない。それでも読んでみたいと思う本が何冊もあった。村井さんの文体がやはり好きなんだなと実感した。実の両親、兄、義父母(あまり出てこないが)はやはりいろいら大変だったんだな、というエピソードも多かった。
    冒頭のはじめに、の村井さんがこどものころの読書にまつわるエピソードがすごく素敵だった。私も読書が生き甲斐なので、本が人生に寄り添い伴走してくれる存在というには激しく同意。自分の子供達にも、読書が好きだが、これから先もお守りになる

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    2025年08月22日
  • 兄の終い

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    話のテンポがあってよかったが、読後感がよくない作品だった。作品が悪いという意味ではない。

    どこの身内にも1人や2人、「困ったなぁ」と思う人はいる。その「困ったなぁ」の種類はいろいろで、病気だったり、経済的なことだったりする。読みだすと他人事ではないと感じる人が多いと思う。

    作品中に兄が発達障害だったことをにおわせる記述がある。発達障害や鬱の人の周囲には、必ずといっていいほどその人のことを「優しい人」、「真面目で誠実な人」、「一生懸命な人」、「本当にいい人」と言う人がいる。しかし、この言葉で傷つく人がいることはあまり知られていない。私は昔はその言葉を真に受けていたが、最近は「普通によい人なん

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    2025年08月17日
  • エヴリシング・ワークス・アウト 訳して、書いて、楽しんで

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    村井さんの読みやすいことば使いが心地よい。好きなことを見つけたら、人一倍努力する。特にそれを"知る"努力。当たり前のようで、誰にでもできるわけではないことが改めて書き記されている、心強い誠実な一冊。

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    2025年08月14日
  • ハリウッドのプロデューサー、英国の城をセルフリノベする

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    ネタバレ

    表紙からは軽いノリのセルフリノベ系ノンフィクションかと思いきや、実際はアメリカ人がイギリスにある先祖ゆかりの城を復興することになり、次々と襲いかかる試練を乗り越えて夢を叶えようと奮闘する物語。苗字の「ホップウッド」を残すために、名前を「ホップウッド」にしてしまうという発想がユニークで面白い。本で読むより、映像で見てみたい。

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    2025年08月11日
  • 本を読んだら散歩に行こう

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    今回初めて村井さんのエッセイを読んだ。
    結構ダークな幼少期を過ごしていらっしゃったのですね。

    「一生に一度、出会えるかどうかわからない物語を手に入れたときの感動を、是非味わってほしい」という言葉から、本との出会いでこれまで沢山救われて来たのかなとも感じる。

    その証拠に自分の過去の出来事とリンクしている本を選ぶチョイスもさすがです。

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    2025年07月25日
  • ハリー、大きな幸せ

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    著者の翻訳した本を、以前読んだので関連して読んでみる。
    ペットを飼ったことがなかったが犬と暮らすことの大変さや、喜びがエッセイから感じとれた。
    8月に家族が増える予定だが、同様に大変さや喜びを感じながら生活するのかな。ハリーのように元気で水が好きな子になるように、海にたくさん連れてってあげようと思う。

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    2025年07月18日
  • 本を読んだら散歩に行こう

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    『本を読んだら散歩に行こう』
    春風駘蕩なタイトルに惹かれて読みました。

    読んでみると、のんびりとした穏やかな印象とは全然異なり、筆者の壮絶な人生が描かれていました。
    急死した兄の汚部屋の片付けをした話。
    昔飼っていたサムというワンちゃんを母親に捨てられた話。
    認知症の義母の介護の話。
    人それぞれ色んな人生があるなと思いながら読みました。

    印象に残った言葉は
    「私にとって、書くことが生きること」です。
    自分の想いをこの世に遺すぞという、
    信念を感じました。

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    2025年07月04日
  • はやく一人になりたい!

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    家族も大事だが、まずは自分が一番大事。
    自分の好きなもの、こと、環境を知る。
    そして選ぶ。捨てる。
    住んでいる環境の良さに目を向けられて、しあわせを感じられることのよさに共感。

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    2025年06月28日
  • はやく一人になりたい!

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    翻訳の仕事をしながら双子の育児に追われ大病に気づいてなかった著者。ペットのお世話には癒されている様子。

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    2025年06月13日
  • 本を読んだら散歩に行こう

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    義両親の介護、育児、自分の身体と向き合っている気持ちが共感できる。本の紹介もしてくれていて参考になった。

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    2025年06月11日
  • 義父母の介護(新潮新書)

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    介護真っ只中の人が息抜きに読んで共感したりしなかったりがあるだろうし、介護している人の相方も読むとあれ?と思う
    コレに『全員悪人』を読むと詳細がわかるのでおすすめ

    両親共に亡くなってたん子の母が健在で人生を楽しんでいると思われる
    義母の介護をどこまで踏み込めるか男の場合は努力しないと手伝えないと感じる
    努力の原動力は愛ではないなにかを用意しないといけないな

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    2025年06月06日
  • 射精責任

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    短く纏まっている各章の内容は、非常に基本的で当たり前のことが書かれており、正直なところ「何を今さら」という思いを持ちながら読んでいました。この本を手に取る様な女性の権利問題についてアンテナを高く張っている男性にとっては、尚のことそう思われるのではないかと思います。ただし、日本でそういった問題が全く無いということは決してないと思います。実際、中絶は日々行われていますし、中絶を取り巻く数々の負担は、経済的・精神的・肉体的負担のいずれも女性に偏っていると思います。そういう文脈で、「大事な当たり前のことが書かれているけれど、結局、届くべきところには届かない本なのかな…」と悔しい思いも生まれてきます。

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    2025年06月06日
  • 兄の終い

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    なんだかとてつもなく感傷的になってしまう
    翻訳家村井理子の仕事の本と打って変わった外国の殺人事件の出来事ではなく、完全に私情を簡潔に文字にしてる
    『全員悪人』と違うのは縁故の違いからくるものだけどなんかグッとくるのよ、どちらも

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    2025年06月04日
  • 全員悪人

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    書名全員悪人とはどういうこと?と疑問に思い手に取ったのが読むきっかけでした。

    客観的に状況を見られなくなってしまい、周りの人たちを敵と考えてしまう、だけども本人にそれを気付かせる術がない、周りは疲れて呆れる、でもそばにいて見守らないといけない。
    私や私の家族にも、いつかくるであろう状況をお母さんの立場で先行体験させてもらったように感じました。

    その後母の声が聞きたくなり、電話をかけました。

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    2025年05月23日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常

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    『射精責任』『エデュケーション』など話題作の脚本家が書いた日記風エッセイ。神経質な義父、認知症が進んだ義母、家のことにあまり関心がなさそうな夫、性格の違う仲のいい双子の兄弟の世話をしながら、大量の英文と格闘する日常を描いている。


    全てのノンフィクションに言える事だが、自分を含めた他人の人生も切り売りしているというネガティブな印象が多少ある。実際、この著者ではないが、著者が作中に登場する第三者から訴えられたという事例もある。読者からすれば他人の人生を知ることができる数少ない手段なのでありがたいのだが。

    この本の中にも、「看護師が自分のことを書かれていると知ったらどう思うだろう」みたいなこと

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    2025年05月16日
  • エヴリシング・ワークス・アウト 訳して、書いて、楽しんで

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    どのようにして翻訳者になったか、翻訳者としての生活など。そういえばノンフィクションの面白さを知ったのは村井さんのおかげかも。これからもお世話になります!

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    2025年05月05日