村井理子のレビュー一覧

  • 全員悪人

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    認知症がある女性を主軸とした話。進むにつれどんどん症状は悪化していき色んな事が抜け落ちていく。私は看護師で認知症患者を沢山みてきたからなんとなく想像しやすかった。
    勉強会で認知症とはこう言うもの、辛いものっていう理解はあったけどお話とはいえこの本はよりリアルに認知症目線での生活がありありと語られている。軽い文章でページ数も多くなく読みやすかった、その分やるせない気持ち、家族側の絶望、焦燥感、怒り。でも責めれない、治せないやるせなさがヒシヒシと伝わってきた。
    人は皆歳をとる。私も。認知症になるかなんて誰にもわからないしなるまでは自分がなるなんて想像もできない。だからこそ忍び寄る影に気づかずに全てを疑ってしまう。
    看護師として認知症患者を正直、そういう人達とくくっていたし仕事も回らなかったりしたら怒りも湧く。でも最後の文で「認知症はね、大好きな人を攻撃してしまう病」というのを読んでなんかズンッとくるような感情になった。

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    2026年10月09日
  • ハリウッドのプロデューサー、英国の城をセルフリノベする

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    訳者さんのあとがきで、作者のことを「人たらし」と書いてあったのが言い得て妙!
    そんな人柄が終始滲み出ているんですよねー。
    そんな人たらしが、他国でいろんな人を味方につけながら挑むのが、先祖が住んでいた城のリノベ!
    なかなか聞かないレアな状況w

    実際軌道にのるまでの年月に重きが置かれていて、リノベが進んでからがほんの少ししか描かれてないのが残念でしたが、それでも楽しかった。
    読後あとがきで現状を知って驚いたのですが、ぜひやり遂げてほしいと私は思います♡

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    2026年10月08日
  • はやく一人になりたい!

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    自分をあきらめないこと、無理しないこと。念頭にはまずそれがある。大変だけど何とかやっている村井さんに敬意を。
    くらしのはなし こどものはなし しごとのはなし
    かぞくのはなし
    自分以外の3人についてのはなし
    グラデーションのような構成でじわっと来る。エピソードとしては知っているはずなのに。

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    2026年10月06日
  • 更年期障害だと思ってたら重病だった話

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    こんなポジティブな闘病記があるか
    とんでもなく大変な状態だけども

    生き返ってからの日々の美しさ、それをかてにして文章に込める強さ、人生すべてが連なっているのだなと思う。
    もし不安(体に関して)なことがあっても、このマインドがあればきっと乗り越えられるだろう

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    2026年10月06日
  • 村井さんちの生活

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    犬のこと、仕事のこと、病気のこと
    双子の少年たちのこと
    小学生高学年から中学生、あっという間に大きくなり大人になり、あの赤ちゃんだった日々が遠くなる。
    子育てエッセイは大抵赤ちゃんどまりだから、成長している中高生のリアルタイム(コロナ禍入りのころ)の悩みや不安や、成長の喜びをウォッチできるのはうれしいところ。

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    2026年10月06日
  • ふたご母戦記

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    まさに、戦記だ…
    長い六年間を男の双子とともに駆け抜ける
    刊行時はもう高校生になっている息子だけど、これはこれで大変のようで…

    村井さんの作品(エッセイ)にはおなじみの義両親がしっちゃかめっちゃかしてくるし、気合や愛だけじゃやっていけない。

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    2026年10月06日
  • 実母と義母

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    勢いにのって、またまた村井理子さんの本。
    タイトルを見て、「なんと興味深い」と思って前のめりで読んだ。
    装丁もいいな。タイトルに合っていると思った。

    しかし、内容はちょっと微妙だったなぁ。
    そもそも文章がかなり未熟に感じた。素人の作文という感じで、物事が単純化され過ぎな気がした。現実をむりやり飲み込みやすい情報に置き換えている感。

    特に、実母が孤独の中でなくなった、というあたりの記述は、母親に来いというばかりで頻繁には会いに行かなかったなどの著者ご自身の選択の結果でもあるのに、それをまるで自分とは関係のない場所で決まってしまった事柄であるかのように書かれているのはなんだかな~と思った。
    もちろん、そうしたことについては他人が批判することではないし、それをひどいとも全然思わない。きっと本に書かれていないこともたくさんあったと思うし。いろんな葛藤もされた結果だと思う。
    でも、他人はともかく、自分が決めた結果でもあるということは自覚するべきじゃないかと思うのだけど、なんだか母親の態度のせいにしていたり、兄がさっさと逃げたとか言ってみたり。
    「他人にも自分にも厳しい娘だ」と母や兄から言われた、と繰り返し書かれていて、その評価をご自身も気に入っているようだったが、いや~、物書き基準で言えば、自分にはめちゃくちゃ手加減する大甘な人だろ、と思ってしまった。

    この方が義理の父母のひどい干渉に対して強くいられたのは、打ち込める仕事があるということが非常に大きいように見えるが、その仕事をする上で重要な土台となっている英語力を身につけることになったのは、留学はじめ、ご両親が教育に関して当時それなりに手間とお金をかけて決断をされたからなのに、教育の項目では、「全然勉強しない子だった」「母は私の教育に関しては無関心だった」「大学もさぼってばかりだった」的な発言だけで終わっているのもなんだかな~とモヤモヤした。そして、大学に行かせてもらえるかどうか分からなくて就職しようかと思っていた、などと言っている割に、留年しているのは、私からすると驚愕だった。経済的な理由から大学はあきらめるしかないのか、とまで言っていたのに、留年。なんと贅沢なと思うが、そのあたりのこともまるで武勇伝みたいに書いてあるのも自分に甘い人だなと思う。

    今この著者にとって非常に大きな武器と盾となっている仕事の道を開いてくれたのは他でもないお母様じゃないかと思う。なのに、母親について、世界が狭い、と繰り返し書いているのには読んでいてイラっとした。今昔の親に会えるなら、こんな町を出ていけと言うだろう、などと書いてあって、何様だよと思った。あなたをその狭い小さな町から出して世界を広げてくれたのは、この人の意思の力でもなんでもなく、ほかでもない、その小さな町にとらわれていたご両親なのに。狭い視野の人は子供をそんな風に送り出したりできないと思う。それに、時代が違えば、状況が違えば、この人こそ、その小さな世界にとらわれていた可能性は大いにあるように思う。

    しかし、この本を読んで激しく心揺さぶられた箇所がある。
    それは、義理のご両親が著者のお母さまに会いに行った時のこと。どう考えても人を見下したり批判ばかりしている義母さんが、著者のお母さまに会ったとたん、お母さまのことを大好きになり、大変に評価したことだ。友達になりたいとまで言って、実際に義母さんの方から電話をして、最終的にはお互いの近況を話し合うほどの関係を築いておられたという。
    その予想外の展開はとても驚いたし、その一点だけで、どう考えても好意的にとらえるのは難しい人物として描かれている義母さんのことが私は嫌いになれなくなってしまった。
    このエピソードには胸をつかれた。

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    2026年09月27日
  • 義父母の介護(新潮新書)

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    ネタバレ

    「〜私は今でもしつこく義父に対しては怒りを抱えている。なぜかというと、私には義父が必死になって取り戻そうとしているものの正体がよくわかるからだ。
    義父は、元気だった頃の完璧な義母を求めている。家事も、自分のサポートも、家計の管理も、すべて完璧にやり遂げていた、あの頃の義母を求めている。きれいに洗われ、干され、畳まれた下着類やパンツが欲しいだけのことだ。そして、完璧ではなくなった義母に腹を立てているのだ。〜」

    他にも刺さるところはたくさんあったけど、私にはここが一番痛かった。
    現実を受け入れるのって本当に大変。日々湧き出る感情も変わるし、矛盾も抱えながらなんとかやっていくしかないんだろうな。

    私も実父を亡くしているので、義父に向き合うとき、実父のぶんまでという気持ちはあるが、時々はなんで実の親にもやれなかったのに他人の親の面倒をみないといけないんだとも思う。
    なんかわかるなーの1冊だった。

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    2026年09月12日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常

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    面白かった!著者さんが翻訳されているジャンルも、私の興味ドンピシャ。
    介護の話もお兄さんの話も読んでみたいなぁ。

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    2026年09月10日
  • 兄の終い

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    もし、疎遠になっていた兄弟が突然亡くなったら、どういうことになるだろうか。疎遠になった訳を知ると、それは仕方ないと思うが、いざ、亡くなってしまうと、疎遠にしていたことを後悔するはずだ。家族は、離れて暮らしていても、ある程度、繋がっていなければいけないのだと思った。元気で暮らしているか、ちゃんと生活できているかぐらいは。
    離れて暮らしている息子にも娘にも、弟にも、もっと連絡していきたいと思った。自分だって、突然亡くなる可能性はある。家族の中の誰よりも。終活しとかなきゃだなあ、、、、。

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    2026年09月06日
  • 私は私で満ちている

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    シングル·アット·ハート、初めて聞く言葉。1人でいる事に、寂しさより心地良さを感じる人。自分らしく自由に生きるために独身を選ぶ、らしい。私の年代で生涯独身の人は、選んでその生き方をしている人だと思っているので、深く考えず親の言うことに間違いはないと思い込みそれを実行した自分が恥ずかしくなる。独身、結婚、離婚をした人が独身をおすすめするならもっと納得できるけど、著者はずっと独身なので、それはどう考えるのか、と気になった。若かった自分によく考えて!と未来の私から言いたい。

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    2026年08月24日
  • はやく一人になりたい!

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    ネタバレ

    著者の近況や実家に関するエッセイ集。
    日記に比べると落ち着いた筆致になっているので、好みはそれぞれか。私は日記の方が好き。
    ただ、タイトル並びにパッケージにひかれた方は肩透かしを食らうだろう。

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    2026年08月23日
  • 村井さんちのお取り寄せ

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    ネタバレ

    「好き」をまわりにあふれさせて。

    お取り寄せが大好きな著者による、お取り寄せの名品や、家族のことを書いたエッセイ。表紙にもある蟹への愛がすごい。自分は蟹を食べる習慣のない家に生まれ育ってしまったため、蟹への愛着はほぼないが、著者の愛は読めばわかる。あと、とらやは確かに大人の証。

    食べたいもの、好きな雑貨、犬や家のことをたどれば、自然と自分の生まれ育った家族の話になる。著者の中に家族の面影を感じる文章をしみじみと読んだ。

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    2026年08月19日
  • 兄の終い

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    理子さんの他の作品を読んでいて、こんな体験もしていたのだ…と思い読んでみた。
    なかなか、やっかいなお兄さんだったようです。
    読後一番思った事は、第一発見者でもある息子の良一君にトラウマがない事を祈ります。

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    2026年08月15日
  • 家族と私がうれしいごはん

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    村山理子さんのエッセイは、ラブラドールのエッセイで知った。翻訳物も、好きだ。
    双子のお母さんのたくましさと、大型犬のかわいらしさとを楽しんでいる。病気や子育ての大変さもあるようですが、この本は食を中心としたエッセイとレシピ&写真で楽しみました。

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    2026年08月11日
  • 村井さんちのお取り寄せ

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    お取り寄せはそんなに多くなかった。
    カニとえびせんべいは強烈なインパクト。
    もっと美味しいものを沢山紹介してほしい。

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    2026年08月02日
  • 村井さんちのお取り寄せ

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    星3.5

    一日のほとんどをパソコンの前で仕事をしている翻訳家の村井理子さんにとって、お取り寄せは心のエクササイズらしい。必死に原稿を書いている理由の半分くらいが、お取り寄せを楽しむためだとか。

    著者は滋賀県在住ゆえ、お取り寄せとは限らず、実店舗で購入するものもいくつかあるが、ただのショッピングではなく、エッセイとしても楽しめる。
    この本を読んだ多くの人が取り寄せたい!と思ったのは、多分マルニ竹内商店の蟹ではないだろうか。私も早速、スマホで調べてしまったが、注文が殺到してしまうかもしれないな。

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    2026年07月30日
  • 村井さんちのお取り寄せ

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    仕事の活力にお取り寄せ、ネットショップ。
    財力は及ばないが、私も似たようなルーチンである。
    食品には御用達はないが、変わった小物のお店はブックマークしていて、掘出し物がないかと物色している。
    けど、本業よりも探し物に時間が割かれ反省する(笑)

    早速、「はちみせ」を追加。
    私のお勧めショップも教えてあげたいくらいだ。

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    2026年07月29日
  • もう怖いのは締め切りだけ ある翻訳家の取り憑かれた日常

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    翻訳家である著者の2025年の日記。プロフィールを知らなかったのだがもともとブロガーから翻訳家になったと書いてあって納得。家族のこと、義実家両親の介護でゴリゴリ削られて心身ともに療養してる様子、仕事が翻訳の他にイベント出演と仕事の分量がうかがえるのが興味深い。ただし、夫への言及はわずか、経済事情についての言及は皆無。 2025年なら、翻訳業の根本を揺るがすAIへの記述があっても良かったと思うのだが…。触れられてる秀和幡ヶ谷レジデンスのルポやアメリカの殺人鬼絡みの話は面白そうだった。

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    2026年07月21日
  • ある翻訳家の取り憑かれた日常

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    人の日記というのは、なんでこんなに面白いのだろう。「義父母の介護」で大好きになった、翻訳家の村井理子さんの日記。翻訳家の仕事について少し垣間見れるだけでなく、双子の高校生男児の母であり、義父母を介護する娘であり、そしてひとりの女性であり、村井理子さんというひとを多方面から知ることができる。小説の合間や移動時間などに読んだので、読み切るのに数ヶ月かかったけれど、読み切ってしまうとわたしの人生から村井理子さんがいなくなってしまったような、ちょっと寂しい気持ちになった。続編が第三弾まで出ているので、まだまだ楽しめるのが嬉しい。

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    2026年07月20日