あらすじ
翻訳家、エッセイストの村井理子さんの相棒は、黒ラブラドール・レトリバーの「ハリー」。
とにかくやんちゃだった彼も、最近はすっかり落ち着いて、成犬としての貫禄が出てきた。黒々とした毛並みと隆々とした筋肉をたたえて眠るその姿は、なんというか、まるで近江牛!?
一方、ハリーとも大の仲良しの双子たちは、中学生になって思春期真っ盛り。難しいお年頃の彼らに手を焼くことも多いが、わが家にはハリーがいる。ハリーがいるから大丈夫。
だが、平穏に思えた村井家の暮らしも、コロナ禍で一変し……。
体重50キロ、デカい。とにかく食欲、止まらない。
大型犬であるラブラドール・レトリバーの飼い主には覚悟が問われる。
――それでも、パワフルだけど優しくて、そしてチャーミングな犬との暮らしは最高だ! 村井さんちの“イケワン”、ハリーまみれのエッセイ集。
【もくじ】
はじめに
1……ぼくはここにいる
2……足元に眠るお宝
3……留守のあいだに
4……きゅうり砲
5……大人の階段
6……今日は三歳の誕生日
7……かけがえのない時間
8……香りが悩ましい
9……愛の挨拶
10……不安な日々に
11……動物だってコロナ疲れ
12……近江の守り神
13……安心してはいられない
14……薬の時間
15……ダイエットの秘訣
16……ギルティ・ドッグ
17……きみがいてくれるだけで
18……今夜はどこで?
19……大好きな秋
20……ハリーは枝師
21……引っぱり力
22……ベッド戦争
23……ハリーくんのバースデープレゼント
24……ヘルパーのハリーさん
25……幸福という仕事
26……毛が辛い
27……愛犬と愛車と
おわりに
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
同じ年頃の子を持つ親として、また犬の飼い主(うちの子は小型犬だけど)として、犬を飼う大変さと幸せとか子どもたちとの関わりだったりがすごく共感できてじんわりと心があったかくなった。これからのハリーと子どもたちの成長も知りたいので是非続編を!
Posted by ブクログ
犬のエッセイを読みたくなり、手に取った一冊。
家族間、いろいろあるけれど
愛情を持ちつ持たれつ接していること、
存在に助けられていること、
苦労やしんどい時もあるだろうが
読んでいて清々しく可愛さを感じられる。
お互い、いい関係を築いていると思う。
このシリーズは初だが、前のものも読んでみたいと思った。
面白く、心が温まる一冊。
Posted by ブクログ
笑いあり涙あり、一緒に憤ったり。
面白かったです。
一番好きだったのは、ベッド戦争。
病院の混み合う待合室で読んでたのだけど、ニヤニヤが止まらなくて困った。
Posted by ブクログ
著者の翻訳した本を、以前読んだので関連して読んでみる。
ペットを飼ったことがなかったが犬と暮らすことの大変さや、喜びがエッセイから感じとれた。
8月に家族が増える予定だが、同様に大変さや喜びを感じながら生活するのかな。ハリーのように元気で水が好きな子になるように、海にたくさん連れてってあげようと思う。