村井理子のレビュー一覧

  • 家族

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    これはいわゆる「機能不全家族」「毒親」「毒兄」の問題だけれど、ここまで壮絶だとは・・・。
    著者は1970年生まれで、幼少期から「ひとり」になるまでの人生を辿っていく実話です。家族って本当に厄介だと思う。逃げられるようで逃げられないずっと付き纏ってくるもの。時代は違ってもいつの時代も、その時代だからこその問題を抱えているのだと思う。

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    2022年05月25日
  • 更年期障害だと思ってたら重病だった話

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    こういうのもなんだが、面白い。
    村井理子さんの文章が上手いせいなのか・・・
    心臓の手術なんて想像できないほど大変そうなのに、その細かい部分をしっかり書かれて、なおかつ明るい。

    更年期だと思っていたら脳腫瘍であっという間に命を落とした親しい友人に、「更年期じゃない?」きっと言ったはずの自分を、私は今でも後悔している。

    女性の4,50十代はいろいろと大変な時期だけれど、やはり何よりも自分自身を大切にすることが重要ですね~。

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    2022年04月23日
  • 全員悪人

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    認知症の義母、鬱病の義父を翻訳家・エッセイストである著者が別居サポートするようすを、義母目線で綴った異色の作品。
    認知症という個人差の大きな病気を持つ人を主体的に描写することなどできるのだろうか、本人の尊厳を踏みにじることと紙一重なのではないか、などの心配は全くの杞憂であった!

    「私」(=義母)の日常に現れる数々の「悪人たち」とそれに翻弄される「私」の怒り、戸惑い、不安、、、
    老いることの自認と事実の狭間でさまよう認知症老人の苦悩を、持ち前の雑さと極上のユーモアで痛快にさばく「あの子」(=息子の嫁、著者)のふるまいや視座からは、義両親への深い愛情と尊敬の念が感じられる。
    認知症患者に日々敬意

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    2022年04月08日
  • 全員悪人

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    認知症の本人目線で日常が語られる
    怒り、不安な気持ちの描写が多く、楽しい気分の描写が少なくて辛くなってくる

    自分や両親も含めた家族も、認知症になってしまう可能性があると思うと、他人事として読めなかった

    自分が認知症になってしまっても毎日機嫌良くいられるためにはどうしたらいいんだろう?
    自分の身近な人にも読んで欲しい本

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    2022年03月24日
  • 更年期障害だと思ってたら重病だった話

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    リコさんの闘病記を改めて読む。
    前半が不安で満ちていて、そっから治るまでのスピード感(いや、実際には時間かかってるんだろうけど。)との違い。不安で体調が悪い間は読んでるだけなのに時間がすごーく長い気がした。
    病気に打ち勝つのはフィジカルだけじゃなくメンタルなんだよなーと思い知る。

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    2022年03月19日
  • 更年期障害だと思ってたら重病だった話

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    "私が一番大事にし、ケアしなければならないのは自分自身だったというのに、それを怠っていたのだ。そしてぎりぎりの状況まで自分を追いつめてしまった。なんと愚かだったのだろうと後悔した。 "

    "私は今、とても自分を大事にして、自分を中心にしてものごとを考えるようにしている。その中には、必要な検診は受ける、その他、体の不調を放置しないというルールも含まれる。"(p.170)

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    2022年02月25日
  • 全員悪人

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    普通に出来てたことが、出来なくなってましまう悲しさ。プライドを踏みにじられたと思い、募る他者への怒り。老いるとは、想像していたよりもずっと複雑でやるせなく、絶望的な状況だ。
    彼らの味方でいたいものです。

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    2022年01月11日
  • 捕食者――全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼

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    村井理子さんが恐怖に慄きながら翻訳していた、その「怖さ」が身に迫る。犯人の目的は「他人を支配し思い通りにすること」…村井さんが思わず戸締りを確認した気持ちが痛いほどわかる。冬のアラスカを舞台に始まる豊かで広大な自然、ショッピングセンターの駐車場は実にアメリカ的風景!けれどそこに機動力と見つからなきゃいいの精神と悪運を持つ犯人が待ち伏せしてるとは…それに加えて複雑な司法システム。市民はなにも知らされないままいったいどうやって自衛すればいいのか。車社会と情報化社会の行きつく先に軽く絶望しつつ、犯人が悪運尽きて捕まったことでせめてこれまでの犠牲者の無念がはらされることを祈るのみ。

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    2021年11月25日
  • ハリー、大きな幸せ

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    笑いあり涙あり、一緒に憤ったり。
    面白かったです。
    一番好きだったのは、ベッド戦争。
    病院の混み合う待合室で読んでたのだけど、ニヤニヤが止まらなくて困った。

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    2021年11月08日
  • 犬ニモマケズ

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    ハリーへの愛情が溢れている。
    先に最新作を読んだからか、より素直に愛情という感情が出ている気がする。

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    2021年10月10日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    著者のノリがよくて楽しかったけど、ヤギになるのは最後の少しで、ヤギになるまでこんなに大変なんだよという過程が大半。4足歩行も草を食べるのも難しい。ヤギになってから、ヤギシチューを喜んで食べたのには笑った。やはり草だけではキツイよね。

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    2021年02月22日
  • 村井さんちの生活

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    家族との日々を綴ったエッセイ集。
    翻訳の仕事をしながら双子の男の子を育て、家事をこなし愛犬の散歩も。
    男の子を育てる大変さに(分かる、分かる)と相槌を打ち、老犬との別れのシーンでは村井さんご家族を心配し、気づけばアッという間に読み終えていた。

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    2020年12月03日
  • あんぱん ジャムパン クリームパン――女三人モヤモヤ日記

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    さくっと読めてふんわり考えるほんの少し前の私たちそれぞれのこと。

    編集者、翻訳者、校正者のコロナの最中に感じることと思うことの書簡をまとめた本。

    少し前のことって、案外思い出せない気がする。
    それは思い出として醸されるのに十分な時間が経っていないからなのか、思い出すにはしんどいことだからなのか…多分その両方なのではないかと思う。

    ほぼ一年になる、このいつもと違う時間を生きている私たちそれぞれが感じることにフタをせず、しんどくない程度に考えてできるだけ自分に機嫌よくすごしていくことは、これからしばらく続いていくかもしれない同じような日々をつらさで隠滅してしまわないためにも大事にしなきゃなと

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    2020年10月28日
  • あんぱん ジャムパン クリームパン――女三人モヤモヤ日記

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    エッセイ、好きです。内容にもよるけれど。
    同じ想いの人を見つけてホッとしたり、違う考えの人を見つけて感心したり衝撃を受けたり。
    この本でもコロナ禍でモヤモヤごちゃごちゃしてた気持ちを少し整理できた気がしました。

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    2020年10月17日
  • あんぱん ジャムパン クリームパン――女三人モヤモヤ日記

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    女性3人のリレー日記に自分まで参加させてもらっているような距離感で読んだ。リアルタイムで読んでいたらもっと力づけられたかも。今も第2波が来たのか終わったのか終わってないのか、自粛の加減も人それぞれで、ますます逆に孤独な感じになっているのだけれど、でも、そんな生活にも慣れてきて、何がなんだかわからない毎日。お三方はどのようにお過ごしなのだろうか。


    "人生って、年を重ねれば重ねるほど、うまくいかないことのほうが多いと思いませんか。若い頃は楽勝だと思っていた人生、ぜんぜん楽勝モードじゃないですよね?こんなはずじゃなかったのに。
     それではどうすればいいのか?
     たぶん、いろいろな荷物を

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    2020年08月28日
  • 犬がいるから

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    イケワンのハリー。
    大型犬のパワーと食欲に振り回される
    ご家族だけど読んでるこっちまで愛を
    もらえる

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    2020年07月19日
  • サカナ・レッスン 美味しい日本で寿司に死す

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    「ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室 」の Kathleen Flinn が、その邦訳出版を機に日本と縁を持ち、スシ・アカデミーの特別レッスンを受けたり、最後の築地市場を見学したり、ファンの人の家に食事に行ったりと日本満喫の紀行&魚料理エッセイ。「英国一家日本を食べる」を思わせる軽妙なタッチで一気に読ませるが、内容的には「ダメ女…」を読み返した方がいいレベル。

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    2019年10月20日
  • 子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法

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    この本の内容は、最後の章にまとまっているので、それを読んで、詳しく読みたいパートに遡る読み方も可能だと思う。

    今回は付箋を使わず読んだので、その巻末から:
    希望やお願いは、まっすぐ伝えること
    男性を話しの輪に入れる
    行動の動機を推測せずに尋ねる
    子どもが来る前から二人の価値観を理解できるような会話を持つ
    夫に育休をとってもらう
    自分がしてあげたことに、あとから不満を表さない
    よいところを見つける

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    2019年09月19日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    ただ単にヤギコスして一緒に群れてみるだけかなーとか軽く構えて手にしたら、とんでもない一冊でした。まずヤギの魂から思考へ、その身体構造へ、解剖までしてできる限りヤギそのものへと近づこうとするプロジェクト。人間の「悩む」ことからの解放から始まった、サイエンス・ドキュメント。何度も一線を越えかける姿にも、たっぷり笑わせていただきました。次は何のプロジェクトかしら。

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    2019年08月05日
  • サカナ・レッスン 美味しい日本で寿司に死す

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    前作の『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』がとても良かったので、また読んでみた。今回は来日して魚料理のレッスンを受けたり、築地に行って競りの見学をしたりする様子を描いたエッセイ。元はマイクロソフトに勤務していて、36才で一念発起し有名なフランスの有名料理教室に通ったりと、著者の経歴がすごい。現在はエッセイを書いて賞をもらったり、料理教室を開いたりと、行動力が半端ない。こんなポジティブでパワフルな人になりたいなあ。

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    2019年07月26日