村井理子のレビュー一覧
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キャスリーン・フリンと訳者村井理子コンビの本を読むのは2冊目。
前作『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』が日本でテレビ番組から出演依頼が来るほど評判になり、来日したのが2017年4月のこと。当時のイベントで村井さん(ハリー君も)と初対面した著者が「魚をテーマにした本」の執筆を編集者に依頼されて、できたのが本書。築地が閉鎖され豊洲に市場が移転した2018年秋の数日間、著者が体験した「サカナの話」はどれもこれもふつうの人は経験できないくらい特別なできごとで、私自身のサカナの記憶を懐かしく思い出しつつ楽しく読みながらも、出版から4年の時が経ち、先日原発の“処理水”が海洋放出された事で今の私はす -
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ネタバレシャワーを浴びたくない時、歯磨きすら困難な時、どうしたらいいのか
何週間もベッドの上で過ごし、もつれてしまった髪をどうすればいいのか
家だけでなく心までもぐちゃぐちゃで、何をすべきか、どうすべきか、困り果てて、疲れ果ててしまった人に、優しく寄り添って手ほどきしてくれる本
全てを人に言われるように、完璧にやらなくてもいい。身の回りのことは、自分のためにやること。
フリースのパジャマ、スエットパンツ、下着、ジム用の半ズボン。別にしわくちゃでも全然良い。しわにしたくない服だけ畳んだり、ハンガーにかけたりすればいい。
この考えを読んだ時に、心がとっても軽くなった。目から鱗だ!世紀の大発見だ!
「部 -
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かつて確かにこの世に存在していたとある家族の鎮魂歌。村井理子さん、トーマス・トウェイツの翻訳では読んでいたが、ご本人の文章では初めてだ。面白かった。
人からは平凡といわれる人生でも、当事者にとってはそれぞれがドラマチックでかけがえのない人生なのだ。その事実に改めてはっとする。だから、理想的な家族であることも実はそんなに大事ではなくて、傷つけあいながら、背を向け合いながらでも、それぞれの形で共に同じ時空間を生きた事実の方がむしろ大事なんじゃないか。原家族という共同体を、そのままの形で肯定することで自分自身をも肯定しようとする作品のように感じた。カサヴェテス『ラブ・ストリーム』を思い出す内容だっ -
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村井理子氏にハマってしまい、何冊目だろうか?
神戸在住のライター、ゆみこあんぱん
東京で働く校正者、さとこジャムパン
琵琶湖のほとりで暮らす翻訳家、りこクリームパン
3人リレーの交換日記18通のやりとり!
可愛い表紙とイラストやお三方の撮った食べ物、風景、ニャン、ワンの写真入り
読みやすく1時間ほどで読み終えた
あーそうそう!コロナ禍自粛期間中は、仕事大変だった(T ^ T)
交通機関に乗るだけでストレスだった( ; ; )ギリギリしていた毎日だったよなぁ、、と思い出しながら読んだ
・「わたし」である前に「わたしたち」でいなきゃいけ ないような「圧」が強くて byゆみこあん -
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にわかに実話とは信じられなかった。
ついこないだの話。なんなら年下、
それもあの世界のアメリカで生まれて⁉︎
出生届も出されることなく幼少期を山奥で過ごし、両親からは周囲とはかなり逸脱した生活、思想を埋め込まれる。当然学校にも病院にも行ったことがない。
父親の危険な仕事を手伝いながら、死がよぎる程暴力をふるう兄、それを見てみぬふりをする母。これが自然と思って育った彼女は、やがてひとつひとつ氷を溶かすように、怯えながらも家族以外の世界を受け入れていく。
度々起こる暴力的なシーンは読むのも辛かったけど、知りたい学びたい、自分でありたい、人の強い気持ちは、それすら黙らせることのできるほどの力もある