村井理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
30歳既婚、もう直ぐ子供が生まれる男性の感想です。女性側から見た、家庭に非協力的な旦那の操作マニュアルとしては満点の内容です。ただ米国由来の表現や比喩が多く(日本で言うことわざ的な?)、そこら辺がちょっと読みにくさを感じました。
世の中の家族観がアップデートされてる中でも、やはり一定数は家事育児に加わらない男性がいます。夫婦生活を長く、円満に過ごすにはパートナーとの協力とコミュニケーションが不可欠ですから、今旦那にムカつきまくってる人はこの本を読んで、一旦落ち着いて中身を実践して損はないと思います。
著書に出てくる男性のような方にこそ読んで欲しいところですが、まあ無理でしょうね… -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者は、
仕事をしながら
義理の両親の介護、双子の子育てetcをこなす女性。
大変なことのオンパレード。
それらをどう乗り切っているのか?
作者なり、"心の保ち方" "家事の効率化のアイデア"達が散りばめられていて、参考になる一冊。
よく考えれば、そうすりゃ楽だよなー と思ったのは、生活用品の定期配送。買い物って地味にめんどくさい。
あと、米炊くのが面倒なら無洗米、さらにパックごはんも常備すればいいじゃん!というのも確かにそうだ。
私も米を炊くまでにやたら時間かかるし、
なんなら最終的に無洗米じゃないのに米洗わずに食べちゃったりする…。
そして急遽に面倒くさい時は、徒歩5分の距離にスーパーがあるのに徒歩3分のコンビニでパックご飯買っちゃう。
"献立はセトリで(よく使う食材は自動注文)"
も、取り入れたい。
子供もいないし、両親もまだ元気だけど、
仕事で毎日いっぱいいっぱいな自分。
残業が続くと部屋も荒れてきて、ご飯もテキトーなものか、そこまで食べたくも無いファミレスやコンビニ飯になって心が荒みまくる。
けど、適度に力を抜いて生きるためにもっとできることがありそうだな!と思えた。
今は生活を豊かに、健康に生きることを考えてたい。
そりゃ、能力が上がって仕事がうまく回れば楽だけど、働いて売り上げを上げて とかにはそこまで魅力を感じないな、、、。とかとか考えた。
こうやって立ち止まるために休日は必要だなぁ。
休日は休日らしく休もう!!
※
"心配が重なりすぎて、黒いオーラが出てる"という
部分も、自分と似たものを感じてしまう。
数回、職場で注意された。 -
Posted by ブクログ
言葉が出ない。
感想が書けない。
でも、
なんで村井さんの言葉は伝わるのか。
それが感じてくる本だった。
人の感情を読むことが苦手なお兄さん
自分の気持を言葉にすることが苦手なお兄さん
その分理子さんは、お兄さんの思いを、お兄さんが言ってほしいだろう言葉を探し選んで代わりに言ってあげていた。(時もあった。)
そして、お兄さんの表情を見て、あっていたのかを確かめる。いつもちゃんと見てるから、なんだかんだ見てるから、寂しそうになったら、今は寂しくなったんだなってタイムリーに気づく。
たぶん、本当はお母さんとかお父さんがすべきことなんだろうけど、それを理子さんはやっていたのかな。
ひたすら観察と想像とそんな自分を俯瞰し続け、
これだけの内容を淡々とまとめ上げる村井さんの筆致がすごい。
「兄の終い」を読んだことがある人は、ぜひこの「家族」も読んでほしい。
なんで良一くんの亀と魚にあんなに真摯になれたのか、それもわかると思う。
エピローグの余韻が残る本だった。 -
Posted by ブクログ
望まない妊娠や中絶の議論をするとき、その中に男性がまったく入っていないのはなぜなのか。議論の出発点を再定義する。
個人的にずっと疑問に思っていたことがある。時々トイレやコインロッカーに生まれてすぐの嬰児が遺棄される事件、大抵は亡くなってしまい、殺人死体遺棄事件になるけれども、その時に罪に問われるのはなぜか女性だけだということだ。だって普通は子どもは一人では作れないから、関係者がもう一人いるってことでしょう?その人はなぜ何のお咎めもなく済むのかしら?
望まない妊娠や中絶問題の延長上にあるこの疑問の答えのようなものが見つかるかな、と思って読みました。
著者がこの本を書いた動機は、中絶の禁止は違憲であるとされた判断、いわゆるロー対ウェイド判決が2023年にアメリカ最高裁で見直しとなったことだそうです。やはり長らく男性が議論の中に全く含まれないことを疑問視しており、その原因については家父長制をあげています。なるほど、つまり、徹頭徹尾、男性に有利な社会制度、法制度で組み立てられてきた社会構造の問題で、妊娠や子育てに関するあらゆることが女性に責任を押し付けられている、ということなのです。そしてロー対ウェイド判決見直しでわかるように、その現状は未だ進行中です。この本はアメリカ国内のことについて言及された本ですが、追随する日本もほとんど変わりないように見えます。
こうした不均衡に対して、望まない妊娠や中絶を避け得る立場にいるのは圧倒的に男性であり、議論は男性の射精段階から始めねばならない、と提言しているのが本書の要点でした。細かい部分は異論もあれど、概ね全くその通りで、こうした議論が無いからこそ、日本でもコインロッカーベイビーは母親の責任になってしまうのでしょうね。射精の責任をすっかり無かったことにしてほっかむりしてる男性諸君には耳が痛いかもしれません。でも、この本は、本当はそうした男性諸君が全員読まねばならない性教育の教科書でもあると思いました。巻末の齋藤圭介さんの解説も、本編の隙間を埋める良い内容でした。
こうした議論の出発点に男性も同席することを強く望みます。そして、男性の無責任な射精のせいでどこにも相談できずに悩みに悩んで追い詰められて、駅のトイレなどで一人で出産せざるを得なくて、挙げ句の果てに犯罪に問われる女性がいなくなりますように。 -
Posted by ブクログ
なんというジャンルにすればよいんだ?
友人に勧められて。思っていたより、途中でくすくす笑うような感じで、随所でそれな笑となることも。(なんで女性側がコンドームを用意しないといけないんですか?男性の家に生理用品はあるんですか?とか)
基本的にはアグリーというか、しっかりここまで考えていない男性諸兄に関しては是非読んでいただきたい、と思いつつ、ここに書かれていることに全て同意ということではなかった。自分がピル飲んでいるからもあってか、ノーストレスで避妊をせずに行為をすることもあるので、それがほんの1ミリでも嫌だったらダメだし、それが1ミリでも言いづらいならこの本の通りになるべきだと思うが、ここまで悪悪悪って書かれると、こちら側まで責められているような気持ちになる。オーバーオール面白かったです。