真梨幸子のレビュー一覧

  • えんじ色心中

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    ネタバレ

    湊かなえ以外のイヤミス作品も読んでみようと思って買ってきた。
    この作品のフリーライターのように、自分も気付いたら身動きできない状況に陥る可能性があるということは、普段から考えていたことなので、すごく親近感が沸き、どんどん読み進めることができた。

    読み始めてからこの作品の評価が低め(☆2後半)なことに気づき、もしや色々な謎が作品中では解説されず、読者が考えろ系かと不安に思ったが、ちゃんと謎が解かれていたのでひと安心。

    最後の解説の冒頭で、この作品は「イヤミス」とは違う的なことが書いてあり驚いた。確かに謎が解けてスッキリしている自分がいるので、イヤな読後感はあまりない(笑)
    まあどちらにしても

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    2018年02月14日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    ネタバレ

    2007年作品。真梨幸子作品なので、さぞイヤーなミステリーかと思いきや、ファム・ファタール=運命の女を描いたロマンティックなミステリー。
    殺人事件の真犯人は誰か、というミステリーを縦糸に、ヒロイン野崎有利子を取り巻く人間関係を描いています。
    単にミステリーとして面白いのですが、ヒロイン有利子に恋したあまり、社会的地位も財産も無くしていく男たちの破滅っぷりがとにかく甘美で、読んでいて胸がときめきましたね。
    まるで読んでいる自分も有利子に恋をしているような気分になり、読み終わった今は、恋した有利子に全て奪われ捨てられたような空虚感さえあります。
    『殺人鬼フジコの衝動』の、美しさを手に入れていくヒロ

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    2017年06月18日
  • ふたり狂い

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    真梨幸子が描く異常な世界、サイコな人びと。8編の連作短編小説。

    タイトルを見て、読んだことがあるかも知れないと思いながら読んでみると、案の定、既読。ハヤカワ文庫から2011年に刊行されたのを読んでいた。やられた!大失敗!

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    2016年10月14日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    こんなにも胸糞悪い救いようのない話なのに、儚く美しく仕上っていて素晴らしいです。内容は登場人物の圧倒的な美貌がもたらすデスレクイエム系でイヤミスにはありがちなタイプですが、ミステリー要素が強いので、飽きがきません。それと物語の閉じ方が堪りません。いやあ、面白かった。

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    2016年06月07日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    すごかった。
    もともとドラマに興味を持ち、ドラマを全話観てから「殺人鬼フジコの衝動」「わたしはフジコ」そして今作を読みました。
    殺人鬼フジコの衝動はドラマで大筋は分かっていて、やはりドラマに出てきた小説がまんま出版されたのかなと思い、続編と銘打たれていたのでこちらも読んだら、「殺人鬼フジコの衝動」と「わたしはフジコ」での疑問や明かされていなかった箇所が全て布石で今作で明らかになり、読んでなるほど…と、とてもスッキリしました。

    最後の数行で、「みっちゃん」がインタビューの申し出から操っていた…?とゆう燃料も投下され終わりましたが、みっちゃんは、ああせざるを得ない状況だったのかもなぁと思

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    2016年04月26日
  • みんな邪魔

    購入済み

    ぞっとするけど誰しも当てはまる

    綺麗なドレスを着て、高級ランチをして、取り繕ってはいるが、生活、人間関係、性格など見えないところではどす黒い何かを抱えている。
    それはどこか自分のことを書かれているような、見透かされた恥ずかしさがある。

    一人心の中で毒付く言葉も文字にするとこんな感じかもしてない。

    張り巡らされた伏線がちゃんと回収されていき、背筋にツーっと冷たいものが落ちる感覚になる。

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    2016年03月16日
  • カンタベリー・テイルズ

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    ネタバレ

    単行本『聖地巡礼』の改題。短編集。
    1作目に登場した脇役が2作目で主人公だったり、作品間で同一人物などが出てくるが、連作短編集と言うほどではないつながり。


    「グリーンスリーブス」
    高校当時カワイくて教師とSEXしてた子がただのオバサンになり果て、娘のために内縁の夫を殺す。


    「カンタベリー・テイルズ」
    激安ツアーで出会った主人公と菓子好き女とカップルが初対面かと思ったらそうじゃなくて、菓子好き女がカップルを貶め、主人公を殺す。


    「ドッペルゲンガー」
    (カンタベリー~)で出た話の裏話で、殺人に絡んだ話。


    「ジョン・ドゥ」
    (カンタベリー~)で出たカップルが旅行に行く前の話。

    「シ

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    2016年01月15日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    脳漿や臓物をブチまけてるスプラッター小説が可愛らしいマカロンに思えるくらいエゲツない内容なのにこのなんともラグジュアリーで美しい表紙。ストーリーも時系列がバラバラなのに読みやすい整然とした上質なミステリーでキャラ立ちもハンパない。総じて、真梨幸子先生ハンパない。

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    2015年12月15日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    非常にサスペンスフルで、サイコミステリーぽい、真梨幸子さんらしいイヤミス。真梨幸子さんの作品の中でも3本の指に入る面白さではないだろうか。

    物語は1962年の西新宿の洋館・鸚鵡楼から始まる。鸚鵡楼で起きた惨殺事件…時代は移ろい、1991年。奇しくも鸚鵡楼の跡地に建つ高級マンションに暮らす、人気エッセイストの蟻塚沙保里…再び、起きる忌まわしい事件…2013年。いよいよ事件の全貌が明らかに…

    終始漂うなんとも言えない不快感と仕掛けられた罠に翻弄され、物語の世界にのめり込んで行く自分に気付く…そして、ラストの意外な真相に驚愕し、真梨幸子さんに畏敬の念を抱く自分が居る。

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    2015年07月08日
  • クロク、ヌレ!

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    ネタバレ

    〈あらすじ〉

    母は売れない無名画家だった伯父の作品を収集していた
    その訳は、昔伯父が弟である父の金食い虫だったから
    そのことで母が怒って仕送りを断ったら
    伯父は猟銃で自殺して、父も後を追って自殺した
    だから母は自分のせいだと思って贖罪として作品を集め
    さらにはHPを立ち上げて伯父を世間に広める活動を行っている。

    ある日、有名作家が事故死した
    その作家の大ファンだった広告プランナーの女性が
    次回の広告企画アイデアで悩んでるときに
    その有名作家と無名画家が知り合いだったことを知り
    さらにその無名画家は猟銃自殺ではなく有名画家が殺したのでは?
    と思い至り、無名画家を現代のゴッホのように祭り上げて

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    2012年11月05日
  • クロク、ヌレ!

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    ネタバレ

    ものの見事に真梨幸子中毒となり、最近いちばん好きなジャンルがイヤミスな気が
    するオレ(^^;)。この「クロク、ヌレ!」は、ようやく文庫化された女史の初期作品
    の一つ。既に絶版の単行本に5,000円以上の高値が付いていた、ある種幻の作品。

    コレ、今まで読んだどの真梨幸子作品よりもインパクト強いかも。
    フジコの時もそりゃあびっくりしたのだけど、この作品のジワジワ来る悪意の塊も
    背筋が凍る。物語の展開だけでもかなりスリリングなのに、男の嫉妬や女同士の
    ドロドロが絶妙に絡んで来るから、とにかくもう目が離せない。
    ここにブライアン・ジョーンズとかゴッホとかいう稀代の実在芸術家がサラッと
    登場してきちゃ

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    2012年10月28日
  • ●●にいたる病

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    いやもう何と豪華な作者陣!それだけでも読む価値ありなんじゃないでしょうか。
    『殺戮にいたる病』をオマージュしているだけあって様々な叙述トリックが読めます。それぞれの話も短くてとても読みやすかったです。
    背筋さんと真梨幸子さんのお話が個人的には好きだけど、どのお話も面白かったです!

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    2026年02月21日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    序盤は読み進めるのが辛くて、休み休み読んだ。
    あれだけ嫌っていた母親と同じ状態になっていく、何度か転機があっても悪い方向へ転がってく。
    何とも言えない気持ちだった。
    最後の仕掛けはゾクっときた。

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    2026年02月21日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    インタビュー・イン・セル・殺人鬼フジコの真実
殺人鬼フジコの衝動だけでも充分面白かったけど、インタビュー・イン・セル・殺人鬼フジコの真実で疑問に思ってたことも全部わかってスッキリ!
幼少期の「大人ちょろい」の感覚だったり、
私は母親とは違うんだという感覚が、不思議と共感持てるところもあったり…私がヤバいのか
ゾワっとする楽しさもあり。
面白かった。

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    2026年02月21日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    インタビュー・イン・セル・殺人鬼フジコの真実
殺人鬼フジコの衝動だけでも充分面白かったけど、インタビュー・イン・セル・殺人鬼フジコの真実で疑問に思ってたことも全部わかってスッキリ!
幼少期の「大人ちょろい」の感覚だったり、
私は母親とは違うんだという感覚が、不思議と共感持てるところもあったり…私がヤバいのか
ゾワっとする楽しさもあり。
面白かった。

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    2026年02月21日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    とても救いのない物語だった。読み始めはフジコに同情し、どこかで救われることを願っていた。しかし物語は、その期待を裏切るように転がり落ちていく。

    踏み込むかどうかで道は大きく変わる。何度も正しい道に戻ろうとしても、また同じ道を歩んでしまう。その連鎖の怖さを感じた。

    自分なりの仮説を立てながら読んでいたが、ラストでその前提が裏切られていたことを知り衝撃を受けた。

    欲望や衝動は誰の中にもある。人は皆、二面性を抱えている。この物語が恐ろしいのは、それが完全に対岸の火事ではないと感じさせるところだ。

    終始、フジコの恐ろしさというよりも、フジコ自身の“恐怖”との闘いの物語だったように思う。
    重く、

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    2026年02月19日
  • 人生相談。

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    短編集の体ではあるが全体として複雑に絡み合っていてとても面白かった。読みやすかったし投書ベースの構造自体が良かったように感じた。

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    2026年02月18日
  • 聖女か悪女

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    イヤミスという分野に入るのでしょうが、本当に救いのない…。先が気になりどんどんとページをめくってしまうのですが、話が進むにつれてなんだか嫌な感じが心に広がる感じがあります。モンキャットクラブ事件やとある宗教団体、その怪しげな儀式など、これは映像には出来ないし、漫画やアニメにも出来ない残虐な描写が多くて人によってはしんどい本だと思います。それでも最後まで一気に読んでしまい、本を閉じた後に大きなため息をついてしまいました。そんな本です。

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    2026年02月18日
  • フシギ

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    事故物件についての物語かと思っていたらいろんな面で想像を裏切られる展開だった。
    次々に登場人物が変わるが、最後には関連性や意外性に納得し、また読み返したくなる作品だった。

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    2026年02月18日
  • ●●にいたる病

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    叙述トリックものは氾濫しているのでさすがにどこかで読んだようなネタがでてくる。でも売れっ子の作家さんらしくどれも面白かった。とくにコンコルドほ楽しくて笑いが止まらなかった。

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    2026年02月17日