真梨幸子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
WOWWOWでやってたドラマ「坂の上の赤い屋根」が面白かったので、この方の作品を読んでみたいと思って初読み。
ジュンコという同じ名前の人が出てきて、少しずつ繋がっていくのが面白かった。
同じ名前同士って、なんか他人と思えなくて特別なのもわかる。
けど、途中あまりにもヘビーで理解出来ない感情の渦に飲み込まれそうで、ちょっとしんどくなった…
そしてオチがイマイチわかりにくいかな?
「坂の上の赤い屋根」も最後がイマイチ雑だったような。
でも人間の持つ黒い感情、自分にもある出来れば蓋をしたい感情を書くのがとても上手い。
しかし次はちょっとハッピーな作品が読みたくなりました。笑 -
Posted by ブクログ
――
ホラー、ミステリ、サスペンスにとって死は血であり、性は肉であると。
友人と話題にしたので再読。再読でもこんなに面白いなんてまじで…
グロテスクなエンタメ。1962年の西新宿、なんて如何にもな舞台からはじまる物語はそこから半世紀、根深く渦巻く呪怨のような情念に支配され…ってこれはもう騙しに掛かっているかしら。
前提として、とてもよくできたミステリ。モチーフはどろどろに重い性愛なのだけれど、ずっしりと腹にくるそのテーマをこんなふうに読ませるのは技量。終盤、ジェットコースターみたいにすべての伏線やミスリードが回収されていく、その間は快感で、真梨幸子素人のわたしなんかは意外と希望的 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【2024年27冊目】
読みながら「やばい」って何回か呟きました。自分が普通の人間で良かった、普通であることを褒めたいと思ってしまうほどに、やばいキャラクターしかいなかったので。最後の最後に「すべての更年期少女たちに捧ぐ」って書かれてるんですよ、捧げないで、止めて、辛い。
とある漫画に熱狂した青春時代を過ごしていた六人の登場人物たち。初っ端から、「そのあだ名の呼び合いはきついけど、うん、まあ、好きに生きてるってことで、OK咀嚼するわ」って感じでしたが、この本の辛さはそんなところにある訳ではなかったのです。
まず最初にフォーカスがあたった登場人物が愚者過ぎて「んなわけないだろ!」って思ってい -
Posted by ブクログ
ノストラダムスの大予言を信じ込んで預金を使い果たした知人の話を思い出した。とは言え、この話はそんな生易しいものじゃない。このブームに乗っかって金儲けしようだとか、自分が救世主になってやろうだとか、変な欲を出す人間が続々登場する。色んな意味で破滅です、これ。
流石、イヤミスの女王。相も変わらず清々しい程の胸糞悪さを残してくれる。大好きです。ノストラダムスの大予言をテーマにその展開ってなかなか想像つかなかったんですが、なるほどそう来たか…と。みんなそれぞれが良い具合に気持ち悪い。本当、気持ち悪い。しかも人物描写が仔細なので、直ぐに脳内で人物像が完成してしまうから尚更ね。このどんよりした読後感が癖