堀江敏幸のレビュー一覧

  • 私的読食録(新潮文庫)

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    様々な作品に登場する食べ物、そのシーンを、二人の作家が読みながら食べ尽くす。そんなエッセイ。読みながら、作品を食べたいと思った。そして、おなかが空いた。グ〜。

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    2021年03月21日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    教科書、それも抜粋でしか触れたことがなく、苦手意識もあった古典文学が、現代語訳と更に訳者の個性も加わったことで、とても読み易く物語に入り込めた。
    また、この全集には対となる「作家と楽しむ古典」という本がある。
    訳者自身による解説で、原典への解釈やそこから感じた思いなどを知ることができて、物語への理解がより深まったように思う。
    是非合わせて読んでもらいたい。

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    2020年10月07日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    竹取物語・森見登美彦/伊勢物語・川上弘美/堤中納言物語・中島京子/土左日記・堀江敏幸/更級日記・江國香織。現代語訳で読みやすいが、例えば森見ならもっともっと森見節で書いて欲しかった。伊勢は元が好きでないが、歌の訳が流石。堤中納は初見。虫愛ずる姫君のみ知ってた。他に図々しい坊主など。土佐日記初見、愚痴じゃん。ひらがな辛い。更級日記。猫に宿った姫君の話。「焦がれた物語を読む楽しさといったら妃の位も及ばない」そうそう!

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    2020年10月05日
  • 掌篇歳時記 秋冬

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    短編小説。
    中には情景がぼんやりしたまま終幕になったものもあるが、大半は程よく心地良い作品。
    日本には暦のほかにこんなにも豊かな四季の表現があると温かさも得た。

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    2020年02月09日
  • 掌篇歳時記 秋冬

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    12名の著名な作家の短編が72候の解説と一緒に読める、ある意味で贅沢な本だ.重松清の鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)は父親としての最後の旅行で息子の翔太を見つめる親心がうまく描写されている.筒井康隆の蒙霧升降(ふかききりまとう)は戦後の風物詩を散りばめた彼独特の文章でしっかり意見を述べているのが良い.堀江敏幸の熊蟄穴(くまあなにこもる)は菱山の取材活動のなかで村の古老たちとの奇妙な会話が面白かった.

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    2019年12月08日
  • 掌篇歳時記 秋冬

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    物語ではなく、読書そのものと、日本の繊細な四季の移ろいを味わう一冊。初めて読む作家さんもいて楽しかった。

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    2019年12月05日
  • 男性作家が選ぶ太宰治

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    女性作家が選んだものとはまた違う感覚の作品も多く、未読作品が多かったのでとても楽しめた。餐応夫人がすき。この作家さんはこういう作品を選ぶんだなぁ…って部分でも楽しめてなんだかお得。

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    2018年03月16日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    竹取物語・伊勢物語・堤中納言物語・土佐日記・更科日記
    どれも学校で古典や歴史で学んだ物語ですが、一度も
    読んだことがありませんでした。(絵本とかあらすじみたい
    なものを除いて)
    初めて読みましたが、現代と異なって違和感のある部分
    もありますし、想いのほか現代でも共感できる部分も
    多く面白く読めました。現代訳が秀逸であったことも
    要因だろうと思います。
    中でも、伊勢物語の和歌と話しの内容の奥深さ。単なる
    恋愛だけではなく人とのつながりを大事にしてきた文化
    が垣間見える部分。
    堤中納言物語の短編小説のような、また現代でも共感できる
    家族や仲間での何気ないやり取りの記載。
    土佐日記の紀行文としての情

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    2016年10月02日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    ネタバレ

    原文を読めるだけの素養がないので、現代訳で読めるのはありがたい。『土左日記』堀江敏幸氏の「貫之による緒言」と「貫之による結言」に紀貫之の土佐日記への想いが甦ってくるようです。それにしても、平安期の人々はよく泣いていたことを改めて知りました。1000年も昔の日本人の感情とはどのようなものであったのかと興味が湧いてきます。私たちが感じないものに感じ、見えないものを見、聴き取れないものを聴いていたのだろうかと想像が膨らみます。ただ、死生観は違っても、男女の仲は変わらなかったようにも想えます。

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    2016年02月11日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    森見さんの話が聞きたくて講演会に行って、欲しくなって買った本。森見登美彦さんの「竹取物語」は、確かに森見さんらしい。ファンタジーで、竹林が出てきて、美女も出てきて、そして男たちが片想いをする。川上弘美さんの「伊勢物語」は、授業でやった文章が出てきて懐かしい。在原業平すごい笑 中島京子さんの「堤中納言物語」は、歌の訳も三十一文字にしているのがすごい。こんなに楽しい物語だったんだと驚き。堀江敏幸さんの「土左日記」は、ひらがなで訳して貫之の考えを示すという独特の訳。江國香織さんの「更級日記」は、これも授業でやった文章が懐かしい。歌の訳など工夫されているのが伝わってきました。
    古典文学のエキスパートで

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    2016年02月10日
  • 土左日記

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    堀江敏幸さんの手による土佐日記の現代語訳。
    紀貫之が国司として過ごした土佐から帰京する旅路を描いた紀行文で、最古の日記文学といわれ、当時は女性文字とされた仮名で記したことは、学校で学んだとおりですが、オリジナル表記が現代標準と異なって「土左」であることを今さら知りました。

    何か意外な事件が起きるわけでもなく、旅の道程が坦々と記述されるだけなのですが、その中にあっても貫之のひたすらに強い望京の想いと土佐で愛娘を失った悲しみが際立っていて、彼の人となりに触れられた気がしました。

    歌仙とされるだけに、日記内にちりばめられた和歌の響きには流石と思わされます。そのことが、和語(大和言葉)の柔らかな美

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    2026年09月07日
  • 私的読食録(新潮文庫)

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    食すとは、生きることに直接つながる。どんな極限の場合でも、人は食べなければ生きていけません。

    人間の三代欲求「食欲」「性欲」「睡眠欲」があるけど、食欲は千差万別というか、ある意味幅広い欲求があると思います。各小説に出てくる食べ物は、美味しそうだったり、あまり口に入れたくないものだったり‥。

    それでも、酸っぱい、甘いなどの表現で文章が引き立ちます。食べ物で幸せになれる場面もたくさん。

    紹介させる小節が、食べ物主体となったことで、より身近に感じられた面白い作品です。お二人の対談も楽しくて、読んでいてお腹が空いてきました‥。

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    2025年12月21日
  • 鳥たちの横切る空 辻邦生短篇選集 Ombre

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    ネタバレ

    初期から晩年までの作品から「人生の陰翳を描き出す精選六篇」を、編者堀江敏幸が、著者の生誕100年を記念して選出した、全二巻の、まずは前篇とのこと。

    堀江が心がけたのが、「できるだけ幅広い時期から選出すること」と、「相通じる要素のある作品を二作ずつ組んで流れをつく」ること、「その色合いと感触で陰と陽にふりわけること」だったとか。
    前篇にあたる、本書『鳥たちの横切る空』は、陰のほう、翳り「Ombre」だとか。
    自分的には、おそらく次の陽の「Lumiere」のほうが好みかなと思うが、さて、どうなるか。

    戦争の陰、影響を受ける時代の作品が並ぶのは、単なる偶然ではなかろう。
    「しかしおれたちは本当に

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    2025年11月20日
  • 土左日記

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    高知に旅行に行って、土左日記を紹介されたので手に取った。ノンフィクションではなく、創作が入っているとは知らなかった。内容は、嫌だなぁとかお世話になった人には感謝しなくちゃとか、今でも分かる感情の波が見れて良かった。平安時代の本が今も読めることに不思議な気持ちになる。

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    2025年08月05日
  • 土左日記

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    20241231050

    「をとこもすなる日記といぬものををんなもしてみむとてするなり」の序文しか知らなかった。千年以上前の土佐から京都まで55日間の旅。遅々として進まない旅路と自分の今後を重ね合わせたのだろうか。

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    2024年12月31日
  • 土左日記

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    紀貫之の視線が行きつ戻りつ、まるで海を漂う視点で、正に海上を行く船上が舞台の作品。視点のあやふやさに船酔いの気分が湧き、中々不思議な読後感。

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    2024年07月26日
  • 土左日記

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    高校ときに、教科書か受験参考書で読んで以来だが、この「新訳」は印象がぜんぜんちがう。

    何がいいのかさっぱりわからなかった「古典」が、実に味わい深い「紀行文」になっている。

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    2024年07月13日
  • こどものころにみた夢

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    評価が低いのは、帯の文言がまったくの羊頭狗肉だったからです。「5分で読めて、暖かい気持ちに」って。全然暖かい気持ちになんかなりませんよ。作家陣も抗議していいんじゃないか。まあそこを期待して購入した訳じゃないんだけど。

    内容はよかったです。不条理さ、うっすらと漂う気持ち悪さ(あるいは気持ちよさ)、尻切れとんぼの読後感、などなどいかにも夢の話だという気がして、一編読んだあとよく眠れる気がしました。お話と自分の夢の境目が曖昧になるようで。

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    2024年02月27日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    伊勢物語が読みたくて。

    和歌に疎いけど…面白かった!
    あの詩歌からの世界が広がる感じ、人の思いのつわり方、素直に日本語ってキレイだなーと。

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    2024年02月12日
  • こどものころにみた夢

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    12人の作家による夢や思い出のアンソロジー。
    堀江敏幸氏の「ハントヘン」、長野まゆみの「衣がえ」が良かったです。

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    2023年08月02日