齋藤孝のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
孤独の乗り越え方、孤独の良さについて語られているが、はて、この本、本当に孤独な人向けなのだろうか?と感じた。孤独な人というのは、多分行動力があまりなく何にもできない場合が多いと思うが、著者の言う孤独の乗り越え方は少し、いや、かなり行動力を有しているが同時に孤独であるという不思議な方々を対象としているように感じた。完全に否定するわけではないが、これはむしろ行動力のある人向けであり、孤独とは言うが、孤独的修養法という修行的な生き方のすすめのような体裁である。だが、『孤独』というタイトルに騙されなければ、まあまあ良書ではないか?
サブスクの垂れ流しについては私も取り入れたいと感じたが、万人に適応するかというとどうだろう。ある意味、玄人向け?であるように感じる。 -
Posted by ブクログ
共感できる部分がとても多い内容だった。
ただ…どことなく説教めいた調子を感じて、若干のしんどさを感じた。
でも、孤独になって自分を養う(チカラをつける)という行為は、決して軽々しく(一時期流行った?「自分探し」のようなノリで)行っていくものではなく、そう考えると、説教めいてくるのも当然なのかな、などと思う。
あと思うのは、この内容は主に若い世代(著者自身が孤独と向き合っていた20代あたり)に向けて書かれているけれど、果たしてこの内容が、どれだけの若い世代に突き刺さるのか…などと思う。
この本が出版されてから10年以上経過した今、時代は一層、「孤独」を忌み嫌い、SNSがますます盛んになって「いいね」を求める風潮が広がって、…でもこんな時こそ、この本の内容が一層、深い意味を持っているように思う。
私は全く若い世代ではない(斎藤先生より少し若いくらい)けれど、みんなと合わせてバズるものを追いかけたり無難に笑ったりに疲れ果てていて、それでこの本を手に取ってみたのだけど、自分の気持ちを後押ししてくれた感じがして、良かったと思う。