【感想・ネタバレ】1分間菜根譚 差がつく実学教養(4)のレビュー

あらすじ

●『菜根譚』は中国の古典のひとつで、明末期の洪自誠が記した随筆集です。
『論語』が道徳の名言集、『孫子の兵法』が戦略の教科書だとすると、
『菜根譚』は処世訓の最高傑作と言われており、松下幸之助、田中角栄、川上哲治、野村克也などの名経営者や著名人の愛読書としても知られています。

わかりやすい言葉で書かれた処世訓は、リアルに私たちの人生に迫ってきて、
自分の行動を変えるヒントを与えてくれます。
また、本場の中国よりも日本での人気が高いことでも特徴で、このことから「日本人に合った処世訓」と言えると思います。

●『菜根譚』には「逆境は良薬」「逆境は人間を鍛える溶鉱炉」など、
本来ならマイナスに捉えてしまう「逆境」を前向きに捉え、
それをバネにしてさらに高みを目指す生き方が数多く示されています。

そこには、政争に巻き込まれ隠遁せざるを得なかったと推測される著者自身の境遇が色濃く反映されています。
辛酸をなめつくしたからこそ、「逆境」を活かしきる珠玉の言葉を生むことができたのだと言えるでしょう。

また、単に「逆境」に対する姿勢だけではなく、逆境にあって、力を蓄積することの大事さ、冷静に物事をみる方法等の「逆境を過ごす方法」まで書かれています。

●本書では、『菜根譚』の教えである、人生、誰もが陥る「逆境」にどう立ち向かっていくか? 富や名声ではない幸福論とは? そして人づきあいの極意、人間力の高め方…など普遍的なメッセージをエッセンスを超訳でわかりやすく紹介します。

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購入済み

菜根譚の本は何冊か持ってますが、齋藤孝先生の解釈も読みたくて購入しました。迷ったとき困ったときなど読むと気持ちも落ち着き勉強になる。

#癒やされる #深い #タメになる

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2021年12月30日

Posted by ブクログ

菜根譚とは明代に中国で書かれたものが、日本に伝わったらしい。
孫子もそうだが、中国はこういう深い含蓄や時代が変わっても生き続ける考え方が文書に残っていることは素直にすごいと思う

0
2019年07月07日

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