橋爪大三郎のレビュー一覧

  • はじめての構造主義

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    アイデアは既存のアイデアの組み合わせでしか生まれないと本で読んだことがある。レヴィ=ストロースのアイデア(発見)も、言語学や数学など他の学問の組み合わせでできている。この本は、彼がどのようにそのアイデアを持つに至ったかをアイデアの元ネタから探れるようになっている。しかし、この本を読めば鮮やかなアイデアが浮かぶ訳ではない。むしろ、アイデアの元となるアイデアを深く理解して、内面化して、試行錯誤をしないと新しいアイデアは生まれないということを改めて認識させられる。

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    2024年03月24日
  • げんきな日本論

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    日本史を社会学から考察している。二人のかけあいが面白い。信長、江戸時代に国民国家の基礎ができたという点が印象に残った。

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    2024年03月12日
  • はじめての聖書

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    初めて読んだ聖書に関する本。入門書としては分かりやすかったが、一周だけでは理解が追いつかない。本書乃至同様の入門書をまた読んでみようと思う。

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    2023年12月19日
  • ふしぎなキリスト教

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    社会学的な観点から見たキリスト教については半分も理解できなかったが、それでも現代の西洋文化においていかにキリスト教の影響が大きいかは十分理解できた。

    もう少し知識をつけてから再読したい。

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    2023年12月14日
  • アメリカの教会~「キリスト教国家」の歴史と本質~

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    アメリカは世俗の政府と、無数の宗派の教会から成っている、いずれかの宗派に属する個人がそれぞれのやり方で神を信じ、契約による憲法の下でナショナリズムを発揮する、そのような構造を明らかにする本。宗派の説明は読み切れないため流し読み、最初と最後の部分だけを読んだ。

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    2023年12月03日
  • シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 世界は四大文明でできている

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    世界はキリスト教、イスラム教、ヒンズー教、儒教文明で回っており、世界を理解する為には四大文明の人たちのものの見方、考え方を知る事は必須。
    70億分の1億人のマイナーな日本人の考え方では理解はできないと言う事を気づかせてくれた。

    特に一神教の神と日本人の神の概念の違いは同じ神と言う言葉にすべきではないほどの違い。一神教の神に取って人間は僕にすぎない。
    日本人にとっての神は自然の中でいわゆる想像を超えたすごいものを表す言葉。すごい風なら神風、すごい技なら神業など。その意味で神対応とか神ってるとかも正しい用法と。

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    2023年11月23日
  • 権力

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    社会学を、性・言語・権力とする、という目的の基に書かれた本である。最初は聖書、とくにユダヤの民の旧約聖書から説明している。憲法を権力で説明したところでは、理論的に少し危ういところもある。
     今までの権力論とは一風変わった論であるので、こうした論があってもいい、という考えで読むのがいいと思われる。

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    2023年11月20日
  • 教養としての聖書

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    著者が2014年に慶応丸の内シティキャンパスでおこなった6回の講義をもとにしている本です。『旧約聖書』の「創世記」「出エジプト記」「申命記」、『新訳聖書』の「マルコ福音書」「ローマ人への手紙」「ヨハネ黙示録」の六編をとりあげ、それぞれの内容をわかりやすいことばで解説しています。

    著者は独創的な社会学者として知られており、他の著書でも、宗教が現代の国際政治を動かす大きな要因となっていることを論じています。本書においても、そうした観点からの言及がときおり見られ、たとえば『旧約聖書』でモーセがヤハウェに抗議をおこなっているところに注目して、「相手が神でも議論するんですから、相手が人間なら、大統領だ

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    2023年09月28日
  • 日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す

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    安倍総理の暗殺事件をきっかけに書かれた本。

    カルトに関する簡単な解説が最初にあって、生長の家→日本会議、統一教会について、その思想と教団の変遷を丁寧に解説した上で、それらが政治、特に自民党に入り込んでいったかを分析している。

    最後は、政教分離の考え方の基本を確認した上で、日本においてそこがほとんど理解されないことを指摘し、それを改めてろ理解した上で、投票しよう、制度を改革しようという話かな?

    生長の家と統一協会については、初めてちゃんとした解説を読んだ気がした。

    最後の政教分離のところでは、アメリカにおける政教分離が説明され、それとの比較において、日本の問題が指摘されるわけだが、この辺

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    2023年09月17日
  • 言語ゲームの練習問題

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    練習問題というか、言語ゲームの入り口を非常に丁寧に説明してくれている
    宇宙人は地球の言語を理解できるのか?という入り方は哲学的思考に慣れていない人にも想像しやすいのではないかと感じた

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    2023年08月02日
  • はじめての構造主義

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    カジュアルな文体で読みやすいが、意図的にやっているにしろ脱線が少し多いように感じた。
    構造主義への理解は深まったと思う。
    特に最後尾に記載されていた通り、思想は批判の積み上げなのだから、それ以前の思想も把握していないと完全に理解できないのに、日本においては、海外の最新の思想を「流行」として断片的に取り入れるモダニズムの延長が根付いているために、構造主義やマルクス主義といった思想について深く理解がなされない、というのは強く感じる点だった。

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    2023年07月25日
  • はじめての構造主義

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    む、ムズい……。
    特に数学に関する部分は文系の私にとってはジャングルの道なき道を分け入っていくような辛さでほとんど理解できなかったが、ヨーロッパの超頭の良い数学者たちが2000年かけて導いた理論を、オーストラリアの“未開”の原住民たちがとっくの昔から使っていたという話にはとても感動した。

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    2023年06月19日
  • 言語ゲームの練習問題

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    ヴィトゲンシュタインの言語ゲームの入門編の序、的な一冊。学生時代、言葉が先か、モノが先か、という議論で盛り上がったのを思い出した。言葉で世界を表現しているとふだんは思っているけれど、言葉はそうやって世界を映す鏡ではなく、言葉そのものが出来事だ、という考え方は面白い。ことばは「ふるまい」であり、それがもともと確定した意味を持っているわけではなく、言葉を交わす中で一定のルールが見えてくる、という捉え方。
    事実と規範を分け、いったん世界は事実でできている、と基礎固めしてみる。その後を自分の頭で考えていくのは難儀だけれど、それが哲学の面白さなのだと思う。もう少し「分かってみたい」と思わせてくれる本。難

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    2023年05月13日
  • 世界は宗教で動いてる

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    世界の宗教について、知らないことがあり、
    ためになる一冊。
    でも、宗教でどのように世界が動いているかを知るには、もう少し読み込む必要があるのかな?

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    2023年05月08日
  • 世界史の分岐点 激変する新世界秩序の読み方

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    タイトルと対談者の組み合わせから大いに期待をしたが、やや期待を下回る内容だった。前半はほぼ橋爪先生の独壇場で日頃の主張と大きく変わらない。最近は橋爪先生の書物の出版があまりに連続して出版されるのでやや満腹感が出てきた。後半で佐藤氏による外交の裏側の解説は著者ならではの経験、知識が披露されて興味深い。

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    2023年04月27日
  • 死の講義―――死んだらどうなるか、自分で決めなさい

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    ネタバレ

    死を様々な宗教はどう捉えているのかをまとめた本。
    中学生にもわかりやすいように砕いてかかれておりわかりやすいのはわかりやすいのだけど、少し砕けすぎていて読みづらさもあり。

    内容は、これまで思っていたイメージとは異なる宗教もありとても面白く読めた。インドの仏教と日本の仏教の各宗派との違いなどは特に面白かった。

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    2023年04月15日
  • おどろきのウクライナ

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    「おどろきの中国」が面白かったので、こちらも読んでいた。

    タイトルと内容は、ちょっと違う感じで、内容はウクライナ戦争を真ん中にはさみつつ、中国、ロシア、そしてそれに対する西側の対立の話しかな?

    いろいろな話しがあって、もちろんウクライナの話もあるわけだけど、それはほとんどロシアとの関係ででてくるもの。ウクライナ戦争もそれ自体というより、ポスト・ウクライナ戦争について考えるための前提くらいな感じが出てくるところかな。

    西側的な資本主義と中国的な資本主義の対立というところに話は進んでいく。それを中立的に、あるいは相対主義的にどっちもどっちとするのではなく、価値判断をしつつ、はっきりと西側?に

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    2023年04月02日
  • 人間にとって教養とはなにか

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    2023.03.28 古本屋で買った。手軽に読めるエッセイのような本だと思いました。教養はやはり大切だと思います。

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    2023年03月28日
  • 面白くて眠れなくなる社会学

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    中学生から読めそうな読みやすい本ではあるけど思ってたより広く浅かった。読まなくても良かったかな。入門編としていい本だと思った。

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    2023年03月01日
  • 言語ゲームの練習問題

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    Q&Aで構成されている本書を気楽な読み物として手に取ったが、哲学の深みに導く内容であり読み疲れた。社会の成り立ちにつき、深い思考を積み重ねたヴィトゲンシュタインの論説を準えながら、彼が提唱した言語ゲームなる考え方を紐解いていく。例として、ある椅子を見て、イスという言葉が浮かび、それは細かな定義を超越して人々に共通の理解をもたらす。ここに言語ゲームの本質があり、彼は人々の一致したふるまいに帰着させる。この言語ゲームの思考訓練として練習問題が繰り出されるが、そこに何の意味があるのかいい加減飽きたところに、突然現代の問題、国際法に関する理解の問題が提示される。この部分の掘り下げこそが、言語ゲ

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    2023年02月03日