橋爪大三郎のレビュー一覧

  • トウ小平

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    不倒翁とも言われる鄧小平。
    3度失脚してる。中国共産党では稀有の人物だ。
    中国を資本主義国家に変貌させちゃうんだものなぁ。しかも政治は共産党独裁のままで。したたかさは、さすがだよね。
    天安門事件で誠実に対応しようとした趙紫陽を失脚させ、体制強化のために学生から死者が出てもいいと考えた。国家のためなら目の前の犠牲も厭わない。特に中国のような大国のリーダーにはこの資質が不可欠なんだろうけど、そして実際にその後の数十年うまく国家運営できたんだろうけど、あの事件を忘れちゃいけないと思う。

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    2016年06月19日
  • ほんとうの法華経

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    法華経のサンスクリットの原典が1837年に発見された.これまでは中国の鳩摩羅什が漢訳したものを我が国では使ってきた.分厚い解説書なので,気になったところを読んだが,難しい.方便品に「輪廻」が出てくる(p96)が,単なる「生まれ変わり」ではないという解説がある.地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六つの生存領域(六道)で生死を繰り返すこと,迷いの領域を抜け出せないでいること だそうです.こんな具合に語句の仏教的な解釈が一般に漢字から感じる意味と異なっている事例が多すぎる.何とかしてほしい.

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    2016年05月02日
  • 教養としての聖書

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    聖書を独自に読むことは難しくてもこういった本ならとっつきやすいかな、と思って手にとった本。う〜ん、私はこれでもまだついていけないところがある。
    説明もわかりやすく、内容に言及されていても右から左へ流れてしまうところがあった。もう一度読み直して再度考え直したい

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    2016年02月25日
  • はじめての言語ゲーム

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    ウィトゲンシュタインの思想を挫折させることなくいかに理解させるか、という課題に全力で取り組んだ作品だと思う。伝記的にたどりながら思想に対する理解を深めていくという構成で読みやすいが、第2章「数学の基礎」のような章がそこに挟み込まれているのもありがたい。ただ9章以降は著者自身の考え方や関心事項に引き付けすぎのような気がする。

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    2016年01月27日
  • おどろきの中国

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    3人の社会学者が、中国とは何か、近代中国と毛沢東、日中歴史問題、中国と日本のこれからの4テーマを語り合う。興味深い切り口をテーマとしているので、中国の入門書としてよい。

    古代に鉄が登場すると、農業の生産力が向上し、農民が武装して対抗できるようになったため、貴族が没落して春秋戦国時代になった(マクニール「戦争の世界史」)。春秋戦国時代には、諸子百家が生まれて様々な政策的選択肢を提供した。秦は法家を採って儒家を退けたが短命で終わった。漢は儒家を採って法家を隠し味にした。唐は儒教を相対化するために仏教と道教も採り入れた。宋は儒教に純化した。法家には、税金を払わなければ罰するという論理しかない。儒家

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    2018年10月31日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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    題名と内容が微妙にずれている。
    一神教についてのブリーフィングには良いかもしれないが、
    いまいちな気もする。

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    2016年01月11日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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    ふしキリに続く宗教社会学対談w

    イスラムの話をしてるうちに、キリスト教の話で締められてるのはご愛嬌www
    大雑把にイスラムを理解しようと思うなら、良いかも。イスラムの内部に内輪揉め要素があるから、安定しないという話は、そういうことかとよくわかる。

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    2015年12月30日
  • トウ小平

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    天安門事件という負のイメージはあるものの、とう小平はまさしく現代中国を築いた指導者のひとりである。本編を読みたくなった。

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    2015年12月19日
  • トウ小平

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    中国の社会のありようはもちろん日本それ自体のそれとは全く異なる。しかしよく考えてみると、日本の中に中国と良く似た組織はいくらでも見つかることに気づく。代替わりのたびに先代トップの息のかかった者たちが失脚する会社、着任して最初にまず前任のやり方を否定してかかる部長…。そんな軋轢必至の状況で大いに参考にすべきなのは、本書で描かれている鄧小平のクレバーさではないかと思う。

    確かに本書で言及されているように、鄧小平は実務に長けてはいたが決してクリエイティブな人物ではなかったようだ。しかしカリスマに富んだ「先代」毛沢東の股肱の臣の忌諱に触れることなく実質的にその手法を否定し、一方で自らの信念を曲げるこ

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    2015年12月08日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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    ユダヤ、イスラム、キリストの3つの一神教について、橋爪先生と佐藤優氏が対談形式で講義。ISはじめタイムリーな話題と絡められており、一神教の理解が深まった。体系的な内容というわけではないので、教科書的な内容については橋爪先生の他の本などを当たるべきでしょう。
    イスラム教・ユダヤ教にはキリスト教の原罪の意識がないという違いが、様々な点で現代国際社会に大きな影響を及ぼしているように思いました。

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    2015年11月07日
  • 教養としての聖書

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    旧約聖書・新訳聖書から、それぞれ著者が3つ取り上げられています。講義にて生徒とのやりとりの形ですすめられていますので、一つ一つ丁寧に理解することができます。旧約と新訳の違いも深いところまで理解できるところがあり、面白く読ませていただきました。物語の内容を、その時代背景を通じて読むことで、なぜそれが書かれたのかが、書いた人が何を言いたかったのかを知ることができる。そういう視点が聖書においても得られたのは大きかったです。

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    2015年09月27日
  • おどろきの中国

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    題名につられ軽い気持ちで読み始めたが、しっかりした議論がされた本格的な内容で、読み応えがあった。時には、自分の理解に余るところもあったが、三章、四章の話は、今の日本の政治にも、また、一般市民にも欠けているところを分かりやすく指摘しており勉強になった。

    とくに、日中戦争に関するくだりや、靖国問題については明快であり、解決するための方策はそんなに難しくな話い気もする。今の政府のやり方は、メンツにこだわっているだけの、幼稚な対応に終始しているだけであるのが、よく分かった。

    なかなか骨太な内容なので、再読し理解を深めたい。

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    2015年06月02日
  • 世界がわかる宗教社会学入門

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    こんな風にいっぺんに並べて相対化されてしまうと特定の宗教にシンパシーを持つ人間はさぞ居心地が悪かろうが、そうでない私のような宗教音痴にとっては(そして本書のターゲットである大多数の日本人にとっては)著者のこの快刀乱麻っぷりはまことに心地よい。
    「ふしぎなキリスト教」「世界は宗教で動いている」等、著者の手による一般向け啓蒙書を既読なら講義5までは飛ばしてもいいと思うが、それ以降の章の仏教への言及の多さは出色につき一読の価値は十二分にあり。特に近世以降の仏教の停滞の原因を指摘する箇所の論調は辛辣だが、実感と整合する部分が多く的を射ていると感じた。

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    2015年02月08日
  • おどろきの中国

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    腑に落ちたところも、「?」のところもあったけれど、総じて面白かった。

    第一部は、中国が何をアイデンティティにして成り立つ国家なのかという話。
    儒教や漢字が大きく作用していて、それは軽く民族や王朝といった枠組みを越えてしまうとのことだった。

    第二部は毛沢東の「権力」とはどのようなものだったかの話。
    フーコーなどの社会理論が当てはまる部分、当てはまらない部分が列挙されていた。
    こういうところが「反知性」の立場の人からは、知的遊戯というか、まだるっこしく見えるんだろうなあ、と思う。
    ただ、私は理論を使いこなすというのは、こういうことなのかなあ、とむしろ好意的に読んだ。

    第三部は歴史問題をどう考

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    2014年11月03日
  • 世界がわかる宗教社会学入門

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    ネタバレ

    宗教は社会構造である。(しかももっとも重要な)

    マックス・ウェーバー
    プロテスタントに特有の「禁欲」の考え方が資本主義経済の成立にとって不可欠。
    ー禁欲を掲げたはずが、反対に利潤追求を目的とする資本主義が生まれたという驚き。

    「宗教」とは何か?
    橋爪さんの定義「ある自明でない事柄を前提として振る舞うこと。」
    神道は宗教でない、と定義する事でキリスト教徒にも仏教徒にも天皇崇拝を強要できる。(東大、井上哲次郎が思いついた。)→国家全体が宗教化・兵営化する可能性がととのった。

    神道は日本人の生活・風俗・宗教にとけ込んでいて特別にそれを信じるまでもないから。(知らないうちに勝手に宗教を信じている

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    2014年09月07日
  • ふしぎなキリスト教

    購入済み

    なるほどね―と感心しました

    キリスト教の思想が現代の底流にあるというのは、なんとなく皆が感じているのではと思う。
    この本はその辺の事をハッキリと感じさせてくれます。

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    2014年06月17日
  • おどろきの中国

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    いろいろと「おどろき」ました。
    中国は3回旅行しましたが、その時に感じた疑問のいくつかが解決しました。
    2013年2月に出版されていますが、台湾問題なんかは、橋爪先生の予言通りに推移してますね。

    本書で触れられる日中関係等の近代史の解釈は納得できない人もいるでしょうが、
    それ以外の中国についての話は誰しも一読の価値ありです。

    巷に溢れる中国評は、現在の利害だけを強調し、危機を煽るようなものばかりで辟易します。
    中国は反日教育をしてる、と言う。
    なら日本の教育はどうか。日本史を選択したら、世界史は選択しない…というのは常識ですしね。

    そのような論法に欠けているのは、現在を歴史の流れの中で捉

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    2014年05月16日
  • はじめての言語ゲーム

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    ウィトゲンシュタインが歩んできた道のり、タイトルである言語ゲームの内容をわかりやすく語ってくれる良書。

    僕にとってウィトゲンシュタインを読むことには大きな価値があった。

    ー世界が、壊れようとしている。
    世界が、このまま壊れて良いのか。
    いや、世界は、壊れてはならない。
    世界は生きるに値する。その世界のただなかで、人間には物を考える誇りと尊敬が備わっている。そのことを証明しようと、ウィトゲンシュタインは、「論理哲学論考」の草稿に、くりかえしくりかえし手を加えていった。ー 本書p68ページ

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    2014年05月09日
  • ふしぎなキリスト教

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    言うまでもなく、今、世界を席巻しているのは、
    欧米由来のルールや習慣、文化などだったりします。
    欧米の様式をデファクトスタンダードとして、
    世の中は成り立っているところがある。
    つまり、欧米のやり方が、世界のあらゆる場面の常識になっているということです。

    そんな欧米の考え方を成り立たせているのは、
    近代になって世俗化し、一部ではもはや形骸化してきているなどとも
    言われているキリスト教だったりするのです。
    哲学や科学が発展し、人間の理性を重視して宗教への態度が希薄になったことで、
    キリスト教の考え方に縛られなくなったかといえば、
    それはまったくそうではなく、その根本に、キリスト教の考えかたから

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    2025年06月24日
  • はじめての言語ゲーム

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    ウィトゲンシュタイン入門という感じ。
    言語ゲームのことをたいへんわかりやすく解説されていて初学者でも理解しやすい。

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    2014年01月05日