【感想・ネタバレ】世界がわかる宗教社会学入門のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年02月17日

一般的な宗教に関する「アレってなんで?」はだいたいこの一冊あればなんとかなりそう。
読みやすいし、内容も分かりやすくまとまっている。
文体も柔らかい感じ。中高生でも難なく読めると思う。
自分は頭が良くないのでときどき読んで思い返したい。そんな本。

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Posted by ブクログ 2021年09月06日

世界の主要な宗教の本質を簡単に理解させてくれる良書。うわべだけの知識ではなく、社会や人(もちろん自分も)の考え、行動の裏側にあるものを示してくれる。世界の見え方を変えてくれる一冊。ネット社会、分断社会化が進む現代の必読書といえる。

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Posted by ブクログ 2021年09月04日

東工大2回生に向けた「宗教社会学」の講義をまとめた書籍。
あとがきに「高校生に教えるつもりで」とあったが、まさに世界史が中学生レベルで止まっている自分にとっては文章や構成の明快さも相まって大変に分かりよい一冊だった。知識を得るほど歴史と現代社会は地続きなのだなと痛感する。

本の中で紹介されていた小...続きを読む室直樹さんの「日本人のための宗教原論」も購入してみたので読むのが楽しみ。

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Posted by ブクログ 2021年08月10日

主な宗教について書いてある本。分かりやすく纏めてあるので大変参考になる一冊。
読めばもむほど謎な宗教観…

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Posted by ブクログ 2019年09月30日

もっと宗教について知りたくなった。神様≠ヤハウェ、エホバ、アラーでは無いというのが目ウロコやった。イスラム教興味あるなぁ。
日本で言えば神道といわゆるヤオロズの神々、神仏混交、何で仏教の天部に神様がいるのか知りたいな。

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Posted by ブクログ 2017年12月15日

世界の宗教を広く理解したい方にお勧めの書籍。橋爪さんは非常に分かりやすく書いてくれるので読みやすいです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年03月22日

 大学での講義を元に描かれた本であるとのことで、わかりやすく書かれていた。著者も書いてあるように基本的なことを網羅的に描いている一冊であった。各宗教についての一般的な知識を得られ、誤解や偏見をなくすことができる、と思う。

 宗教改革の詳しい背景や、インドで始まった仏教が中国で変容した形で伝わり、更...続きを読むに日本で変容していったところが詳細に書かれており、わかりやすかったし面白かった。「空」の概念が噛み砕かれて解説されており理解が深まった。

 最後のまとめとして、マックス=ヴェーバーの記述を引用しているところを見ると、改めて宗教の事を考えさせるし、マックス=ヴェーバーがどれだけ偉大な学者なのかも再認識させられた。

 ただ、マックス=ヴェーバーの一般論化した宗教観にもあてはめられない日本人の宗教観はほんとに複雑なのであろう。

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Posted by ブクログ 2013年03月16日

目から鱗が落ちまくり! 自分がいかに宗教を知らなかったかが良く分かる。 筆者が「日本人はあまりにも宗教オンチであり、このまま国際社会に出て行くと大変なことになる。」という危惧を抱くのもうなずける。 宗教を知れば、社会のシステムがなぜそのような形になったのかが分かる。逆に、宗教を知らなければ、諸外国の...続きを読む社会システムを理解することは難しい。 各国の文化は宗教と密接な関係にあるので、一般教養として(世界の)宗教を学ぶことは重要。日本の教育過程の中に無いのは問題だと思う。 [more] ・日本人の「宗教アレルギー」は、江戸幕府の政策、明治政府の政策が原因だった。 ・ユダヤ教からキリスト教が生まれ、その双方からイスラム教が生まれた。 ・仏教は、インドの輪廻転生やカースト制度といった文化の中から生まれた。(なので、日本人には理解しがたい) それが中国の道教などと交じり合い変質したものが日本の仏教。 ・日本には仏教や儒教などが誤解・曲解(都合よく改変)されて広まり、独自の宗教文化が構築されていった。「日本教」

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Posted by ブクログ 2024年02月14日

知的好奇心で読む面白さがある一方、自分がいかに宗教とかけ離れた生活を送ってきたかと考えさせられた。色々な宗教についていくつか本を読み、少し理解はあると思ってはいるが、あくまで外側からの理解であって、ある宗教の内側に入ったことはないのだから。世界の大多数の人たちから見たら日本人は相当変な集団なのだろう...続きを読む。でもそこには共通の価値観が育まれ、行動様式を形成している、とした山本七平の「勤勉の哲学」を読んでみたいと思った。

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Posted by ブクログ 2022年09月21日

勉強になった。まず本当になにも知らなかった事を痛感した。だからこそ本書を読んだのだが、それでも難しい概念が出て来ると、お手上げ状態になる。キリスト教イスラム教まではなんとかついていけたが、仏教になると難しい。仏教は単語の難しさもあると思うが、東洋哲学と捉えると難解なのも分かる。同時に日本は西洋化が進...続きを読むみ、馴染みやすい論理なのかもしれない。偏見を持って接するのではなく、こういう論理で動いていると知っている事が重要なのだと思った。

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Posted by ブクログ 2021年05月09日

 東京工大の2年性向けの講義を本にしたものなので、とてもわかりやすい。宗教のことは単に歴史を学んでいても分からない。
 ユダヤ教のことや宗教改革のことが学べて良かった。今まで、宗教なんて非科学的で、なぜ敬虔なクリスチャンがノーベル賞を貰うのかわからなかった。ユダヤ人なんて世界に0.2%しかいないのに...続きを読む、ノーベル賞の受賞者のうち20%以上がユダヤ人だという。日本人は無宗教というより、むしろ何も考えてないのだということがよく分かった。

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Posted by ブクログ 2021年03月05日

仏教以降は難しかった。
同じ神様を崇めているのに争っている世界、何とかならないものですかね。
平和な世界になりますように。

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Posted by ブクログ 2020年11月09日

日本人はどうも宗教って聞くと距離を置きがち。
海外滞在時に感じたのは、行動様式、法令、規則、社会秩序等が宗教に根ざしたものが多い事。
資本主義も元々はプロテスタントの予定説に起源があり、発展していったもの。
日本は儒教の思想はあるものの無宗教の中でこういった宗教にルーツがある秩序をうまく取り入れて日...続きを読む本独自のものにアレンジして応用している器用な国だと思う。

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Posted by ブクログ 2019年02月24日

予備知識ないなかで読んだので、一度で理解するのは難しい。ただ、グローバル化か進む現代において、宗教の正しい理解はとても大切と感じる。

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Posted by ブクログ 2018年07月11日

宗教+社会学?がピンとこなくて読んでみた。ユダヤキリストイスラム、あたりは他の本でも読んだことあるなと感じたけど逆に日本における仏教、儒教のことを全く知らなかったことを知った。読みやすいわかりやすい、世界史を勉強する高校生たちの参考書に勧めてあげたい。

世界がわかったかどうかはわからないけどわかり...続きを読むやすくまとめてあるので世界史をつまらんと思ってる高校生にそっとこの本を教えてあげたいと思った。現代とのつながりを見せることができればもっと宗教と社会のつながりとか、世界のすべては手順を踏んで今こうなっているということを教えてあげられるんじゃないかな。わたしはこの本、高校生だったときに出会いたかった。実際高校生のときくらいにちょうど文庫本が出ていたし。

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Posted by ブクログ 2017年12月18日

ユダヤ教、イスラム教、キリスト教、初期仏教、大乗仏教、儒教、尊皇思想など世界の主だった宗教とそれに準ずるものを並べて俯瞰する感じでとても勉強になる一冊。ただ、作者の日本の心のあり方に対する評価が若干低いかも? 冷静に尊皇思想周辺の事も書いてあり勉強になった。知ってそうでキチンと知らないこと総ざらいっ...続きを読むて感じでいい本だと思う。

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Posted by ブクログ 2017年11月03日

ユダヤ経、キリスト教、宗教改革やイスラム教など前半部分はふむふむと勉強になりました。後半の仏教以降がとっても駆け足になり、最後が尻切れトンボな印象だったのが少し残念。でも宗教社会学に関心をもてる一冊となりました。

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Posted by ブクログ 2016年10月08日

とっかかりとしてオススメです。宗教と聞いて拒否反応が出てしまう人は少なからずいると思います。私もその一人。ただ、国際社会を生きていくなら、かじっておいた方が良いと思い、手にとってみました。入門と題してあるように、主要な思想ごとに簡潔にまとまっていて(若干、説明が雑な気もしますが、細かすぎて眠くなるよ...続きを読むりは。。。)良いと思います。

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Posted by ブクログ 2015年02月08日

こんな風にいっぺんに並べて相対化されてしまうと特定の宗教にシンパシーを持つ人間はさぞ居心地が悪かろうが、そうでない私のような宗教音痴にとっては(そして本書のターゲットである大多数の日本人にとっては)著者のこの快刀乱麻っぷりはまことに心地よい。
「ふしぎなキリスト教」「世界は宗教で動いている」等、著者...続きを読むの手による一般向け啓蒙書を既読なら講義5までは飛ばしてもいいと思うが、それ以降の章の仏教への言及の多さは出色につき一読の価値は十二分にあり。特に近世以降の仏教の停滞の原因を指摘する箇所の論調は辛辣だが、実感と整合する部分が多く的を射ていると感じた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年09月07日

宗教は社会構造である。(しかももっとも重要な)

マックス・ウェーバー
プロテスタントに特有の「禁欲」の考え方が資本主義経済の成立にとって不可欠。
ー禁欲を掲げたはずが、反対に利潤追求を目的とする資本主義が生まれたという驚き。

「宗教」とは何か?
橋爪さんの定義「ある自明でない事柄を前提として振る...続きを読む舞うこと。」
神道は宗教でない、と定義する事でキリスト教徒にも仏教徒にも天皇崇拝を強要できる。(東大、井上哲次郎が思いついた。)→国家全体が宗教化・兵営化する可能性がととのった。

神道は日本人の生活・風俗・宗教にとけ込んでいて特別にそれを信じるまでもないから。(知らないうちに勝手に宗教を信じていることになる!ここが無自覚な信仰の原因か。)日本が戦争に負けて、GHQが命令したため、神道が宗教になった。(政教分離がうたわれる)

・日本人が宗教を軽蔑する理由
江戸幕府、明治政府の宗教禁止政策の名残。信仰の単位は個人ではなく、家。神道の強要と天皇の絶対化。

にもかかわらず宗教に関して無知。
stewardship: 神が世界を創造した後、その管理を人間に任せた。(だから責任もある)ーここから品種改良、捕鯨禁止、生物の多様性保護といった考え方も生まれる。

キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の神は同一人物。

「死んだらどうなるか」の見解。
日本人:死んだら仏になる
インド人(正当な仏教):死んだらもう一度生まれ変わる
大衆的なキリスト教徒:死んだら天国に行く
正当なキリスト教:死んだ人間はわざわざ復活して、最後の審判を受け、神の許しを受けた者だけが神の国に入る。

日本の神は死者(八百万の神々)。Godとはかなりちがう。

一神教の神は、この宇宙と人間を「創った」。神の命令で、人間は死ぬ。神自身は生きていて永遠に生き続ける。

儒教?:江戸時代に奨励。特に武士。中国では官僚、家族、習慣は儒教にのっとっていた。

当時の序列は中国=父、朝鮮=兄、日本=弟。日本人は論語のような精神訓話が好きなだけで、儒教の儀式・制度に従って冠婚葬祭も政治も何もしなかった。(だからこそ宗教争いを人ごとのように眺められる冷静さはある)儒教に取って一番大事なのは制度(政治制度)、それを受け入れなかった日本は儒教国家ではない。

日本は儒教を思想だと受け取ったけれど、儒教は社会を実際に運営するためのマニュアル。(であれば日本の制度は何をもとに動いているのか?結局神道?というわけでもなく、なにかひどく分裂的な国だ。)

宗教音痴な日本人が宗教社会学を学ぶには?
偉い宗教学者が言った知識を詰め込むことではない。【日本社会はどうして宗教を拒否するのか、この社会の構造はなぜ宗教によって与えられないかを、他の民族、他の社会と比較することで解明すること】自分たちの社会を自己理解するために。(でもやっぱり、宗教とは認定されていない”宗教らしきもの”(思想)が根底にあって社会構造が出来上がっていないか?)


おもしろかった!宗教やその歴史を知れば納得いかない出来事も少しは納得できるのかもしれない。苦しいからこそ何かにすがらざるをえない、という状況や、秩序形成のためのルールとして。しかしそう思うと、というかずっと思っていたけど日本人は器用だ。明文化された何かを信じずに、その場の空気にしたがってなんとなく生きていけるのだから。なぜそれで大丈夫なのかは未だによくわからない。

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Posted by ブクログ 2013年09月29日

 宗教なに?ってアメリカに来てからよく聞かれるようになったので読んでみようと思った。宗教関係の本は初めて読んだから、一回では理解できなくて2回目読み進めてようやく分かった気がした。
 一神教の人たちがどうしてそこまで深く神を信じれるのかその答えは分からなかったけど、だいたいの宗教の成り立ちや社会的な...続きを読む意味をおおまかに捉えるのにいい本だった。地ならしをした感じだから、次はそれぞれの宗教について細かく書いてある本が読みたい。これで、Atheistの主張も読んで、自分の宗教的な立場がどの辺なのか話せるようになりたい。

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Posted by ブクログ 2013年09月08日

世界の宗教がわかり易く書いてある。
戒名の歴史は浅いのですね。檀家が少なくなった
のが始まりのようです。江戸時代、中国に生まれなかったことを悔やむ儒学者がいたそうだ。
日本に資本主義が浸透したのは宗教がなかったから
という。営利を禁止する概念から離れていたのも
その一つという。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年03月04日

「こうした工夫は、人びとの共感をよび、人びとに共有され、大きな運動となって拡がってゆく。人類の歴史をひもといてみると、知性が限界を超え、考えられないことを考えようと苦闘してきた歴史でもあることに気づく。そのような苦闘なしに、人間は、自分の存在理由を確かめることができなかった。そして、価値にあふれ、意...続きを読む味に満たされているこの世界が、そのようであってよいのだという確信をもつことができなかった。誇りある知性として、自分を肯定することができなかった。宗教は、このような試みである。そして、文明の原動力である。」各宗教がコンパクトにまとめられていて、ちょうどよいおさらいになる。

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Posted by ブクログ 2020年05月13日

世界の宗教について、宗教社会学の観点から、
わかりやすく平易な言葉で解説してくれています。
これでもかというくらいわかりやすく説明してるにも関わらず、
多分3割くらいしか理解できなかった気がする…。

でも、高校時代の三年間の聖書の授業よりも、
この本読んだ方がよっぽどキリスト教について理...続きを読む解がすすむ!笑

大学時代、こういう講義を聞きたかったです。

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Posted by ブクログ 2015年01月10日

要再読。

ある程度勉強したとこは頭に入ってくるんだけど、全然知らないとこはまず単語からして?ッてなる。
そういう意味では、ある程度基礎ができてる人向け。

あと最初のガイダンスが素晴らしい。
ここだけでも読む価値あると思う。

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Posted by ブクログ 2014年11月25日

宗教を、深遠な境地への道とみなすのでもなく、怪しげなオカルトとみなすのでもなく、社会の中で宗教がどのような役割を果たしているのかという観点から、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教について、分かりやすく解説しています。

「文庫版あとがき」に、著者は次のように言います。「本書について、「簡単すぎる」「...続きを読む知っていることが多い」という評を目にする。/それでよいのである。/本文を繰り返し声に出して読んでほしい。そして、まるごと暗記してほしい。そういう目的で書いたのだから」。宗教を敬して遠ざけるのではなく、セキュラーな立場から位置づけ正しく対処するための基礎的な知識を整理した本と言ってよいのではないかと思います。

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Posted by ブクログ 2014年09月08日

ちょっと難しいかなあ。。

辛口コメント、たとえば、「もし日本が儒教国家だったら、万葉集も源氏物語も発禁です」が章の最初によく有る。

で、ええ、どういうことかなー、とワクワクしながら読むんだけど、その章を、読み終わってもそれに対する答えがモヤモヤしたまま。といことが何度かありました。

しっかり読...続きを読むみ込んで考えないと納得する感じに入ってこない、でした。

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Posted by ブクログ 2012年10月26日

いろいろな宗教について、広く、浅く紹介している本。
その宗教の歴史や、中身についての情報が中心で、「その宗教が現代の信者のメンタリティにどのように影響しているか」という話にはあまり触れていない。
かなり流し読みになってしまったが、わかりやすく書かれていたように思う。

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Posted by ブクログ 2019年04月25日

この本読んで一番最初に感じたことは、高校時代に世界史Bを習ってなかった人には未知語だらけで読み進めるのが大変だろうな、ということ。世界史を習ったことがある人はお馴染みの用語や人名が多いため入りやすいと思った。ビギナーにとって宗教思想に触れるのによい一冊だったと思う。何度も読んだ方が知識が蓄積されそう...続きを読むな一冊。

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Posted by ブクログ 2015年05月11日

 日本のキリスト教徒が1%とは驚いた。隣りの韓国では国民の半分がキリスト教徒なのだとか。日曜日は安息日なので遊べないはずなのだが、ソウルあたりの賑わいをTVで見るとにわかには信じられない。わたし的には厳しい戒律がない、緩やかな宗教が好みなのだ。そうすると当然、一神教は肌に合わないだろう。「鰯の頭も信...続きを読む心から」と言うし、どちらにしても信じない者は救われない。

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