橋爪大三郎のレビュー一覧

  • おどろきの中国

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    社会学者3人による中国理解のための鼎談書。
    タイトルからは、想像できない、骨のある議論がなされている。これが全てとは言えず、まだまだ知らないことが沢山あるのだろう。
    東京裁判と靖国問題については、解りやすい説明であると感じられたし、外交政策上の数々の問題には変革を期待したいと思った。

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    2015年02月08日
  • 国家緊急権

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    題は国家緊急権そのものなんだけど、立憲主義とはなんだって根本からのわかりやすい議論がありがたい本。
    憲法は国民が政府に与えるもので、憲法を守るのは政府。その憲法以前に憲法制定権力があり、それは主権者のもので、政府がダメダメなら革命を起こす革命権がある。自然法の立場からは人間には固有の人権があり、それを守るために憲法があるが、公共の利益のために憲法違反をすることがある。それが国家緊急権。国家緊急権を発動すると憲法は停止でなく無視されることになるが、期限を定めないと民主主義が死ぬ。また、憲法に国家緊急権を定めるとそれが為政者に言い訳を与えて国家緊急権を発動しやすくしてしまうので、憲法に定めるべきで

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    2014年07月11日
  • おどろきの中国

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    これは面白い!中国庶民の日常感覚を知っている人だから語れる、中国近代史の本当の意味。変に西洋基準で見ると不思議な中国だが、儒教国家として見れば納得できなくはない。確かに日本人の感覚の方が、より変かも知れない。世界の双頭であるアメリカと中国に対して、より良い関係を築いていくためには、お互の歴史と庶民感情を理解する事が重要ですね。

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    2014年02月24日
  • おどろきの中国

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    「ふしぎなキリスト教」に続き、橋爪、大澤コンビに加え、宮台真司まで加わった、ハイレベルの鼎談。ハイレベルといえども決して難解ではなくわかりやすく「中国」を読み解く。帯にあった通り、そもそも中国というものが「国家」なのか、というあたりから議論は始まる。文字通り、その二千年以上の歴史を知らずして、昨今の日中問題など語ることなどできないことがよくわかる。必読の一冊。

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    2013年10月27日
  • 政治の教室

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    政治のことをろくに知らなかったころに読んだ一冊。
    草の根の民主主義の考え方がすごく印象に残った。
    また、日本には民主主義の思想がまだ根付いていないという指摘もこの本にあった。

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    2013年03月05日
  • はじめての言語ゲーム

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    素晴らしい本。ヴィトゲンシュタインの思想が良く理解出来た。言語ゲームという視点から人生を楽しむ事が出来そうだ。生まれてからエイリアンの哲学をしていた自分にも気付けたw 人間とはなにか?自分は人間なのかどうか?みたいなことを考えてしまう人間に送りたい。著者の橋爪氏に心から感謝したい。もちろんヴィトゲンシュタインにも感謝。

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    2012年12月25日
  • はじめての言語ゲーム

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    ヴィトゲンシュタイン(この本の表記では「ヴィ」となっていました。一般的には「ウィ」のような気がします)の、伝記と、前期『論理哲学論考』 ・後期『哲学探究』 の哲学の解説が前半で、後半に「言語ゲーム」の応用が載っています。

    とても良い、役に立つ、読んで損のない本だと思います。

    ★★★

    「言語ゲーム:規則(ルール)に従った、人びとのふるまい」本書によると、言葉が通じる理由について、ヴィトゲンシュタイン前期では、世界(出来事の集まり)と言語(命題の集まり)は1対1対応しているからと考えていたそうです。

    しかし、同じ言葉でも、石工がその助手に向かって「ブロック」と怒鳴れば、助手はブロッ

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    2012年05月01日
  • ふしぎなキリスト教

    購入済み

    興味がある人は必読!

    個人的には無宗教ですが、マイケルムーア監督の西洋社会への風刺をかいた映画を見てから、
    西洋社会が政教分離できていないことに驚きと関心があったので、この本を購入。

    そもそも興味がないと読まないジャンルだと思いますが、社会学、心理学的にキリスト教にせまっていて
    興味のある人にとっては大変おもしろいとおもうので★5つにしました。


    今の西洋に影響を与えた宗教の成り立ちを中心に書いてあり、

    (第1部ユダヤ教、第2部キリストについて、第3部まとめ、な感じでした)

    なぜキリスト教に人々が特にハマることになったか、など心理的な部分もフォーカスされています。


    対談形式な

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    2012年02月27日
  • はじめての言語ゲーム

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    800円でおもしろくってためになる。素晴らしいじゃないですか。
    でもヴィトゲンシュタインが何を言っているかはまだよくわかりません。これは著者のせいでなく、私が阿呆なだけです。普通の人ならよく理解できると思います。次は野矢茂樹を読もうと思いました。

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    2012年02月11日
  • はじめての言語ゲーム

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    本書は、社会学を専門とし、

    東京工業大学教授である著者が、

    ドイツの哲学者ウィトゲンシュタインと

    彼が提唱した言語ゲーム論について紹介する著作です。


    著者は、ウィトゲンシュタインの生涯を振り返り、

    その思想や言語ゲーム論の要点をコンパクトに解説。

    その上で、後の哲学者への影響や相違点を指摘。

    さらに、キリスト教、仏教、宣長などを例にとって、

    言語ゲーム論の射程の広さを論じます。


    言語ゲーム論に基づく『ゴドーを待ちながら』の分析

    トルストイの『要約福音書』の重要性など、

    どの記述も興味深いのですが、

    個人的には、クリプキとの相違や

    H・L・

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    2010年06月27日
  • 人間にとって法とは何か

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    まさに、法とは何かについて書いてある本。法についての素人に分かりやすく書かれている。橋爪大三郎の本は、全て何か、一貫した価値観の基に書かれているので、それに共感できればどれも面白いが、共感できないと面白くないんだろうと思う。

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    2010年03月03日
  • はじめての言語ゲーム

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    言葉=ゲーム=ルール。非言語コミュニケーションについてはどうなのか?という疑問は残るが、非常に面白い。日本語は、言外の意とかが多いから、言語哲学とかは直感的に分かりにくいんだろうな、という気がする。この辺、空気論ともからんで来る話だと思う。いずれにせよ、言葉でしか物が考えられないのは、そうなんじゃないかと思う。

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    2010年03月03日
  • アメリカの行動原理

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    アメリカで暮らして8ヶ月間たったが、これほどアメリカのことをうまく書いている本はないと思う。 この本で著者は非常に冷静かつ的確にアメリカという国の歴史や構造を分析している。 日本から見て、アメリカという国はとにかくでかく自由で経済大国だということばかりが目立つがそもそもそうなりえたのか、どういうメカニズムがそこにあるのかということは知って損なことではない。 日本という国のあり方に何か思うところがある人には目からうろこの本だと思う。おすすめ。

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    2010年01月24日
  • 人間にとって法とは何か

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    2ちゃんねるで誰かがすすめているのを見て、半信半疑で買ってみた本。

    まだまだ法務のプロとは言えない私ですが、一応は大学で4年間法律を学んだ身です。法律とは何か?という問いに対する答えぐらいは、自分なりに持っていたつもりでした。

    しかし、この本のレベルには全然達していませんでした。

    特に、法を考えるにあたって前提となる「公共性」についての一節に学びを得ました。
    「自分の幸せを犠牲にして「公」のために尽くす、その分だけ自分は不幸せになるけれども、それは仕方がない−そういう関係ではいやですから、誰だって公共性のことなんか関心を持たないし、考えない(後略)」
    「自分が幸せになるために、相手を不幸

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    2009年10月04日
  • ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論  自分と社会をつなぐ回路

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    小林よしのりは、とても真摯な表現者であると思う。いざとなった時に信頼できる人間とは、理屈が得意なキザなインテリ君ではなく、裸一貫から「言葉」を獲得してきた人間である。
    一流の学者二人が分かりやすく語る「市民」論は、現代に生きる人間は、全員読むべき。皆、怖いくらいに誠実に熟考する人だから信頼できる。

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    2009年10月04日
  • 死の講義―――死んだらどうなるか、自分で決めなさい

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    死んだらどうなるのか誰にもわからない。
    だって、誰もまだ死んでいないから。
    そのわからないことを、哲学や宗教というアプローチで考えていく。
    最初に提示された哲学者伊佐敷隆弘さんの6つの考え方がとてもわかりやすい。
    私自身の考えは、4·子孫の命の中に生き続けると5·自然に還るが近いかな。
    ここから哲学的に展開されていくのかと思ったら、各国の宗教から考えていく方向に。特定の宗教を持たないこともあって、イマイチわかりにくいなぁと思っていたら、6章の「死んだらどうなるか、自分で考える」で、見事に哲学×宗教の考えが落とし込まれていて、なるほどと腑に落ちた。
    時間がない人はこの6章だけでも価値があるかも。

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    2026年02月02日
  • 教養としての聖書

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    これまで一切聖書に触れてこなかったが、私含め初学者にはいい一冊だと思った。聖書から導かれる教えを宗教的に伝えるだけでなく、歴史との関係を踏まえながら辿っていくのがおもしろかった。

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    2026年01月16日
  • ふしぎなキリスト教

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    非キリスト教徒が抱くであろう疑問に答えていく形で説明が進むので、非常に頭に入っていきやすい。自分がキリスト教の何に引っ掛かり、どこに疑問を抱いているのかが理解できた。今まで全く理解できなかったキリスト教関連の本を少しくらい理解できそうな気がしてきたので、ほかの本を渉猟してみたい。

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    2026年01月12日
  • 世界がわかる宗教社会学入門

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    まずはざっくりと各宗教の概要を知りたい人にオススメしたい本。気になるワードがあったら、web検索したり別の本で深掘りすると良さそう。

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    2026年01月01日
  • ふしぎなキリスト教

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    キリスト教を、それを基盤とする資本主義を根っこから学び直す。

    ・神との関係は安全保障

    ・人間中心か、神中心か。これが、一神教かどうかの決定的な分かれ目

    ・Godはメートル原器のようなもの。正しさの規準。コミュニケーションの不可能性。Godとの不断のコミュニケーションを祈りと言う

    ・一神教と多神教に対立軸があるのではなく、古代の神々の否定という点で仏教、儒教との類似性

    ・偶像崇拝がいけないのは、偶像だからではない。偶像をつくったのが人間だから

    ・神と人間、神と被造物の差別・差異が圧倒的・絶対的であるがために、ヤハウェという例外的な点との関係で、すべての人が平等化されるという仕組み

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    2026年01月10日