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「自分で決めて選んだ」と実感できれば政治は必ず面白くなる――そう信じる著者が、社会学と政治学の垣根を超え、社会科学者として政治を俯瞰。民主主義の本質と日本型政治の問題を軽快に論じ、独自の改革案を提言する。「原理編」では、ギリシャ・ユダヤ教・キリスト教・儒教などの政治と思想を通して民主主義とはどういうものかを説く。「現実編」では、古代から続く全員一致・連帯責任のムラ原理、明治以来自分たちのものと実感できない憲法、国民に一つの選択肢しか与えなかった戦後政治、質の高い民主主義とはほど遠い現在の選挙制度……日本の政治とは何かを問う。「改革編」では、有権者が政治にリアリズムを感じるための独自の改革案――「党員チケット制」、「次点歳費制」、政治リーダーを養成する学校の創設――を提言。そして有権者が質の高い意思決定をするために情報公開の必要性を訴える。日本の政治をなんとかしたい、そんな市民のための待望の教科書。
...続きを読むPosted by ブクログ 2014年09月19日
社会学者の著者が、若い世代に向けて分かりやすく政治を語り、政治参加することの意義を説明している本です。
民主主義は、自分たちが選択をおこなうことによって、自分たちの国家を創造することだという考え方です。しかし、日本では明治以降、近代国家の建設に必要な人民の積極性が十分に認められてこなかったため、「...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月05日
教室という名の通り、政治の起源から話を始めています。
国家というのは統治契約に基づくもの、というのが基本スタンスで、憲法がその契約条文である、というもの。
それはそれで一つの国家観なのですが、まぁ教室というくらいなのでもう少し概括的な内容も期待したかったところです。
ただ、鳥瞰図ではない代わりに...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
政治とは何か、それは選択を現実化することである。現実化にあたってもっとも正統性をもった手段は何か、それは民主主義である。なぜなら、自分たちで選択を「現実化」したのだから。というのがこの本の内容といえます。この内容から、要はみんな政治に関心をもって自らの選択を現実化しなければ、それが民主主義だろう、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月26日
「安保タダ乗り論」:なぜタダ乗りさせてもらえたかというと、冷戦構造のもと、日本が自由主義陣営のショウウインドウになっていたため。ソ連と中国の目と鼻の先で、敗戦のズタボロからみるみる立ち直った。そんな日本が繁栄すればするほど、「ほら、資本主義になればこんなに得するんですよ」とアピールできる。そのために...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月20日
[ 内容 ]
政治はダーティーだから、軽蔑する。
軽蔑するから関わらない。
関わらないから政治はよくならない。
よくならないからますます軽蔑する-日本を覆っているそんな悪循環をどう断ち切るか?民主主義の成立を歴史的・宗教的に解きおこす“原理編”。
日本的政治の問題点をクリアに分析する“現実編”。
政...続きを読む
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