橋爪大三郎のレビュー一覧

  • はじめての聖書

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    聖書に出てくる譬え話や、子羊、聖霊などの象徴の意味がざっくりわかる。聖書本体にあたらないと分からなかった文脈もあるが、他の人も書いているように入門としてはわかりやすいと思う。

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    2025年12月26日
  • 正しい本の読み方

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    ネタバレ

    とても素晴らしい本でした。特に心に残ったことが2つある。1つは「読書は著者との対話」。ありふれたストーリーだとしても、あえてそれを書いた理由があるはずである。それを読み取るのが読書。ただ物語を楽しむだけではない。2つ目は「すなおに読む」。読み進める中で、著者の思想が示されていたり、著者に対して好悪の感情が芽生えることがある。しかし、これは読書にとって不要である。読破してから評価すべき。読む途中に好悪の感情がチラついていたので、意識しないように心がけようと思う。

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    2025年10月21日
  • 一神教と戦争

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    世界三代宗教といえばキリスト教、イスラム教、仏教であり、更に二つ、ヒンドゥー教とユダヤ教を加えると五大宗教となる。これらは世界的に見て信者数が多い事からも世界に与える影響も大きく、世界で起きている戦争や各国の政策根拠を宗教に求めることも多くの場合に可能であるとも言える。厳密にいえば宗教以外の各国の思惑が様々あるのかも知れないが、その中に確実に宗教の影響力が及んでいると感じる事は多数あるだろう。トランプを支援した福音派しかり、イスラエルのガザ侵攻しかり、イスラム教過激派による活動しかり。宗教は世界を動かしている要因の一つである事は間違いない。
    その様な宗教の中から、最大の勢力といえばキリスト教と

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    2025年10月20日
  • はじめての構造主義

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    橋爪先生の語り口はとても聞きやすく?読みやすく好き。
    ひとつひとつの章はわかる…と思うのだが、では構造主義とは何かを説明してと言われたらふんわりしてしまう…まだまだ腹落ちしていない感じがする。もう少しじっくり勉強したい分野である。

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    2025年09月30日
  • 人間にとって教養とはなにか

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    教養って何となく身につけておくべき最低限の知識や常識のことだと思っていた。もちろんそういう概念でもあると思うが、もっと奥が深いものだと感じた。今すぐに役には立たないし何の役に立つかは分からないが、いずれどこかで役に立つのが教養という著者の考えは興味深い。

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    2025年09月14日
  • 世界史の分岐点 激変する新世界秩序の読み方

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    元外交官の佐藤優と橋爪大三郎の対談集。

    内容は現在の世界情勢についてで、ウクライナ戦争が始まった直後あたりで非常に興味深く読めた。

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    2025年09月05日
  • 権力

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    「権力」を歴史的・多角的に再考しつつ、著者の権力論で結ぶ形。

    「歴史的・多角的な再考」の部分は、コンパクトに概要がまとめられていて、勉強になる。たいへんありがたい。

    ⚫︎ホッブスの社会契約論『リヴァイアサン』
    ⚫︎旧約聖書のストーリー
    ⚫︎マルクス主義
    ⚫︎マックス・ヴェーバー
    ⚫︎ミシェル・フーコー
    ⚫︎民主主義のなりたち
    ⚫︎民主主義の代替案
    ⚫︎人権(自然法)
    ⚫︎憲法と憲法制定権力

    などなど、今後、他の本を読んでいる時に、復習として読み返したい。


    現代社会の前提となっている「社会契約説」は、キリスト教ロジックの応用であり、「民主主義」は、人々の意思に合致するためでなく、神の意

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    2025年09月15日
  • パワースピーチ入門

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    「整備文体」と呼ばれるものがあることを知ったのが最大の収穫。
    日本の法学(東大法学部)は「自然法」が大嫌いというのも、たぶんそうだろうと思っていたが、活字で目にするのは本書が初めてだ。演説教育は福沢が慶應で始めたことも本書で知った。
    本書のかなりの分量を占める過去のスピーチの具体例と分析は、全て読み飛ばした。

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    2025年08月11日
  • 正しい本の読み方

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     基礎篇の1〜3章は、読まなくていいな。
     応用篇の4章、5章が、この本のキモだ。世の中に多くある「本の読み方」本とは一線を画する。橋爪大三郎の本はハズレがない。
     4章。まずはトピック・センテンス・メソッド。最初からやけに改行の多い本だなと思っていたがそういうわけか。この本の仕掛けの種明かしでもある。
     次に著者の思想の「構造」「意図」「背景」。具体例として、マルクスとレヴィ・ストロースの解説がある。これが滅法わかりやすい。著者によれば、『資本論』の構造は数学、意図はリカードへの対抗、背景はヘーゲル弁証法。資本論だけで一冊書いてくれないかな。
     5章。「本を覚えるのではなく、本のことを覚える

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    2025年08月09日
  • はじめての構造主義

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    レヴィ・ストロースの構造主義を初心者向けに解説してくれている。数学や言語学に着想を得た人類学や神話学は、斬新で読む者を惹き付ける。終盤の読書案内も手厚く、読んでみたいなと思わせてくれる本ばかり。
    未開の民族だから劣っている、文明が発達しているから勝っている、といった西洋文明主体の価値観に一石を投じたレヴィ・ストロースの構造主義。人類の文化は、それぞれの社会が持つ秩序の中で形成されていく。なので、そこに優劣の発想を持ち込むのは無意味である。
    数学や科学、言語学といった記号の世界と、奇妙に対応を見せる人類の営み。個々の学問の持つ世界の広大さ、同時に、それぞれの学問が繋がりを得て一体になっていく感覚

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    2025年08月05日
  • あぶない中国共産党(小学館新書)

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    恥ずかしながら、文化大革命や天安門事件がどういうものだったのかあやふやだったのと、どういう過程を経て習近平の独裁が出来上がったのかを知りたくて、本書を手に取りました。

    一気に嚙み砕いて理解するのは難しかったですが、今後、中国のニュースを見聞きしたときに今までより厚みのある理解が出来るのではないかと思いました。

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    2025年07月11日
  • 面白くて眠れなくなる江戸思想

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    江戸思想の豊かさを掘り起こす。朱子学、国学、陽明学、仏教、儒教、民間信仰など、江戸期に花開いた多様な思想を扱いながら、それらが当時の社会秩序や人間観にどう結びついていたかを紐解く。本書の魅力は、単なる思想史の解説にとどまらず、江戸の思想家たちが「人間はいかに生きるべきか」「社会はどうあるべきか」と真剣に悩み、考えていたことを、現代の我々の問いに重ねて語る点にもある。そして、この思想家たちがそれぞれ時代を超えて繋がっている点も面白い。

    本書では、徳川光圀、藤原惺窩、林羅山、中江藤樹、熊沢蕃山、契沖などの思想家を取り上げる。先に述べた<朱子学、国学、陽明学、仏教、儒教>を考えた時、江戸市民に普及

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    2025年07月13日
  • あぶない中国共産党(小学館新書)

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    文化が違いすぎるので、難しい問題やなー汗
    しかもキンペーさん一強過ぎて、それが最大のリスクになるってのも、怖い話でもあるね、、、
    我が国も対策して欲しいけど、、、

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    2025年06月15日
  • あぶない中国共産党(小学館新書)

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    25歳以上も齢の離れた2人の中国研究者による対談。

    手頃な分量で内容も平易だが、中身は濃く、本質を突く。

    現在の習近平中国共産党政権が、世界史的にみてもいかに異質な存在か。
    例えば、
    「資本主義経済を軍事力によって制圧した集団が政府を樹立し、権力を握っている」
    「中国共産党は世界最大の裏社会だ」(共産党幹部の発言)
    「なぜ中国共産党は権力を持つのか、それは、中国共産党が権力を持つからだ」

    共産党統治の正当性を支えた中国独立、経済発展が威力を失い、国力が衰退に向かう中、その正当性の保持は危うい。

    習近平政権が台湾統一を目指しているとの観察は遠藤誉氏と同じだが、同氏が武力統一はないとしてい

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    2025年06月09日
  • シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 世界は四大文明でできている

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    日本のカミと神(GOD)は違う。
    日本は文明ではなく文化。
    文明の定義(共通点)は、時代や場所に限定されることなく普遍的な価値がある。世界中がそうあるべきと考える。よって、民族・地域による多様性が元々内在している。

    勉強になりました

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    2025年06月07日
  • 世界がわかる宗教社会学入門

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    宗教について正しく理解したいな、と思い手に取った。優しく噛み砕いてくださっている…はずだけど、一度読んだだけでは把握しきれない。何度か読み直して理解を深めたい。
    とりあえずイスラム教に対する誤解は自分の中で消えた気がする。

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    2025年05月29日
  • 死の講義―――死んだらどうなるか、自分で決めなさい

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    宗教について、少し理解が深まりました。自分は無神論者と思っていましたが、汎神論がいちばんしっくりくることに気づきました。
    宗教がたくさんあることは理解できたのですが、なぜそれで戦争が起きてしまうのかを他の本も読んで自分なりに知りたいと思いました。

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    2025年05月21日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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     橋爪大三郎さんと佐藤優さんという対談なのだが、2人とも宗教の造詣が深いので高いレベルの会話が成り立っているのが良い。宗教の話というのは著者の個人的な思い入れが篤いのでついていけないなと感じてしまうことが多いのだが、この2人は自分を含めて冷静に見ているのでとても良いと思った。

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    2025年05月04日
  • ふしぎなキリスト教

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    キリスト教を通じて西洋社会の成り立ちを理解することが、現代を知る上で重要になる、という前提のもと、
    •多神教と一神教の神様の違い
    •イエスとは何者なのか
    •科学技術や哲学との関連
    •権力とキリスト教の距離について

    などなど、様々な切り口からキリスト教について議論が進められていく。
    対話形式なので読み易く、智の巨人たちのあそびみたいな空気を感じられて面白かったです。


    同じ一神教でも、聖書を読み解く視点や見解に多様性があるキリスト教と、ムハンマドがほぼ直接神の言葉を受け取ることから聖典に多様性や多義性は入りようがないイスラム教という違いがある。

    ただ、キリスト教社会が寛容かと言われればそう

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    2025年04月15日
  • 死の講義―――死んだらどうなるか、自分で決めなさい

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    死ぬとはどういうことなのか、人は死んだらどうなるのか、その死の考え方に宗教の違いがあり、宗教そのものがあるということ、そしてそれぞれの宗教が考える死の考え方のロジックが理解できた。特に一神教の人は世界の半数以上いるという点でそういった人たちの価値観を理解することが重要であること、宗教を知ることができた意味では有意義な本であった。
    しかし、この本の主目的である自分の死を考える、選択するという点においてははっきりしないのが正直なところである。神道や禅の考え方に共感を感じた。

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    2025年04月13日