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Posted by ブクログ
基礎篇の1〜3章は、読まなくていいな。
応用篇の4章、5章が、この本のキモだ。世の中に多くある「本の読み方」本とは一線を画する。橋爪大三郎の本はハズレがない。
4章。まずはトピック・センテンス・メソッド。最初からやけに改行の多い本だなと思っていたがそういうわけか。この本の仕掛けの種明かしでもある。
次に著者の思想の「構造」「意図」「背景」。具体例として、マルクスとレヴィ・ストロースの解説がある。これが滅法わかりやすい。著者によれば、『資本論』の構造は数学、意図はリカードへの対抗、背景はヘーゲル弁証法。資本論だけで一冊書いてくれないかな。
5章。「本を覚えるのではなく、本のことを覚える」。至言だね。ぼくも読書メモ作る癖がついちゃってるけど、結局メモなんか見ないもんな。
6章〜8章は普通の「本の読み方」本とそんなに変わりがない。暗記重視の学校教育の批判、教養を身につけることの意味、ネットと本の違い。まあそんなところだ。
それでもやっぱり普通の本とは違う。
たとえば、こんなことが書いてあった。言葉には万人に共通の論理(理性)と、ひとによって違う前提(価値)の2種類がある。相手と自分で前提が違うと、争いになる。だから争いになったらまずやるべきは、前提の違いを明らかにすることだ。
この隠れた前提を明らかにするためには読書が役に立つ、みたいな話だったと思うが、それよりもこの議論の運び方だ。読書は何の役に立つのか、なんていうあやふやな問いに対しても、これだけ明確な論理で答える。他の著者ならこうはいかない。橋爪大三郎の本でしか味わえない爽快さだ。
この本の明快な文体に影響されて、トピック・センテンス・メソッドで感想を書いてみた。一文も短くした。まあ読みやすくはある。でもどうにもぎこちない。『理科系の作文技術』、読まなきゃな。
Posted by ブクログ
読書で教養を蓄え、人生をおもしろくする
が、この本のテーマである。
問題視されている大学生の読書習慣がついていないことについて、子どもの頃は本を読むのが好きなのに段々と少なくなる傾向にある。
読書で深みのある人生にするためには…が第1章で書かれており、2章目以降からは目的に沿った本を紹介している。
紹介される本は歴史的な名著が多い。中には、取っ掛かりにくく、噛みにくい難しい本もあるだろう。しかし、そういった本を読んで「アゴ」の力を強くすることによって次に読む本が噛みやすくなるから、始めは難しい本を読むことをおすすめする。という所に自分もやってみようと思った。
最も印象に残ったのは、我々は東洋人だということ。東洋人としてのアイデンティティをもつことが大切だと感じた。
最近流行りのマインドフルネス瞑想は本来の瞑想からヒントを得て、宗教要素を取り除いたものだ。ビジネス的に使われているものもあるだろう。しかし瞑想の元を辿れば何百年前から東洋の精神文化から受け継がれたものである。我々東洋人であればブッダや孔子といった偉大な人を味方につけるために、東洋人のアイデンティティの確立を目指していくべきだ。
読書習慣を身につけていく点でとても有益な本だった。なぜ読書が良いのか、考えさせられる内容だった。
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