橋爪大三郎のレビュー一覧

  • 世界がわかる宗教社会学入門

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    世界の宗教がわかり易く書いてある。
    戒名の歴史は浅いのですね。檀家が少なくなった
    のが始まりのようです。江戸時代、中国に生まれなかったことを悔やむ儒学者がいたそうだ。
    日本に資本主義が浸透したのは宗教がなかったから
    という。営利を禁止する概念から離れていたのも
    その一つという。

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    2013年09月08日
  • だれが決めたの?社会の不思議

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    子供向けではあるけど大人が読んでも面白い内容でした。だれが決めたの?は大人になってもよく分からないように出来ているのですがw それでも、親なら一度は答えらしい答えに触れておいたほうが良いと思いました。

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    2013年04月08日
  • 政治の教室

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     あたりまえながら、日本は、江戸時代、明治維新、明治憲法、昭和憲法と、いろいろな政治体制の変革を通じて、現在民主主義の体制をとっているが、国民が王様とかを倒して、その代表からなる議会に法律を定めさせて、残った王様なり、その代わりの大統領や首相を縛るという意識がない。

     なんとなく、アメリカがもってきた議院内閣制と現行憲法そして、日米安保条約をうけいれざるをえず、それが長続きしているから、別に法律など官僚が勝手につくって勝手に運用しているとうい意識になる。

     それを利用して、官僚とか行政府側の政治家が脱法的な行為を平気でやる、こういう構造なのがよくわかった。別に先生はそこに重点をいれているわ

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    2012年06月16日
  • はじめての言語ゲーム

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    主にウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」、「哲学探究」についての紹介。
    言葉が意味や価値を持つのは「言葉と世界が一対一対応しているから」。言葉と世界が対応するのは「人々が言語ゲーム(人々のふるまいの一致)を行っているから」。
    「言語ゲーム」は人間の初源的な行動様式である・・・。
    構造主義や、小林秀雄・茂木健一郎の考え方にも通じていると思う。

    個人的には、集合論の応用から、「世界が、正しい言語の使い方(論理哲学論考のこと。)に押し込まれる。」という結論に至るところが面白いと思う。

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    2011年09月17日
  • だれが決めたの?社会の不思議

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    学部の時から、橋爪先生の授業は結構好きだった。橋爪先生が書いているから、という理由だけで読み始めたのだけど、予想以上に良い内容だった。
    小学生だけでなく、中高生が読んでも十分価値があると思うし、大人も子どもに聞かれて答えられない質問というのは多いので、その回答例として非常に優れているように思う。
    第五章「大人はずるい?」にあった、「みなさんも子どもをやるのは初めてだと思うけど、親も親をやるのは初めてだからね」みたいな、なだめ方はうまいなぁと思った。
    その他、宗教学者らしく「神さまは本当にいるのか?」という問に対する回答なども勉強になる。

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    2011年07月29日
  • はじめての言語ゲーム

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    ネタバレ

    なぜ言語は「言語」としての一般受容性を備えているのか。
    その疑問点を「言語は物事のふるまいをきじゅつするものである」という点によって解決したのがヴィトゲンシュタインの「言語ゲーム」という考え方である。
    言語を使って◯◯が◯◯であると分かる、というごくごくありふれて感じ取ることができる事自体が言語ゲームであるということを身近な例を用いて説明している良書。
    思想というものを少々敬遠していたが、本書はよき入門書となると信じている。

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    2011年07月28日
  • はじめての言語ゲーム

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    ウィトゲンシュタイン思想の入門書。彼の人生と思想と言語ゲームの考え方を述べている。後半部の言語ゲームを様々な場面に適用させることによって、思想をただ理解するのではなく、実際に現実に応用する手助けを与えてくれている。

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    2011年04月08日
  • 人間にとって法とは何か

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    橋爪さんは社会学者であり法学者ではないが、実にまともな理解の上に法を捉えており、大変読みやすい。
    憲法についてもそうだ。つまりなぜ憲法に無関係に暮らすのが正しい態度なのかということを適切に答えられない人は意外と多いのではないか。
    大まかにではあるが、宗教的な観点から法を捉え直すことに関しても、有意義だった。ユダヤ教にはじまる契約の概念と、儒教的な法の在り方の違い、そして日本人の法意識がこれらとどう関わっているのか、認識を改めた点が多くあった。

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    2011年03月22日
  • はじめての言語ゲーム

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    [ 内容 ]
    世界のあらゆるふるまいを説明しつくそうとしたヴィトゲンシュタインの言語ゲーム論は、いかに生まれ、どんな思想なのか?
    きわめて平易で刺激的な哲学入門。

    [ 目次 ]
    第1章 ヴィトゲンシュタインのウィーン
    第2章 数学の基礎
    第3章 ケンブリッジの日々
    第4章 『論理哲学論考』
    第5章 放浪の果てに
    第6章 言語ゲーム
    第7章 ルール懐疑主義
    第8章 1次ルールと2次ルール
    第9章 覚りの言語ゲーム
    第10章 本居宣長の言語ゲーム
    第11章 これからの言語ゲーム

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリ

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    2010年11月24日
  • アメリカの行動原理

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    これかなり面白かった!
    古い本だけど、今とそんなに変わってないんじゃないかな
    アメリカの常識、ていうか、アメリカン人の考え方、3%くらい理解できたような気がする
    己を知るため敵を知る
    敵を知るため己を知る
    アメリカちょっと行ってみたいなって思った
    アメリカについての本をもっと読みたい

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    2010年11月19日
  • はじめての言語ゲーム

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    ヴィトゲンシュタインの生涯とその思想を追い、後期の「哲学探究」に現れる言語ゲームを紹介する。言語はそれ自体だけでは存立し得ず、言語を使用する人間のふるまいと共に一元化された言語ゲームとなる。言語ゲームがメタシステムであるならば、言語ゲームを語ることもまた言語ゲームとなる。著者は社会学者なので、前著「はじめての構造主義」と同じく、言語ゲームを社会システム解読の方法論として捉えている。このアプローチは大変判り易いのだが、人間存在を超えた世界認識には至らないように思う。拡張する言語ゲームと云えば、山田正紀の「神狩り」をちょっと思い出した。

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    2010年11月08日
  • 人間にとって法とは何か

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    宗教と法の関連性からリバタリアリズム、日本の法まで幅広く書かれている。また言語ゲームからの観点というのが法学者の書くものとは違うので新鮮。

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    2010年08月05日
  • アメリカの行動原理

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    「キリスト教」「新大陸」をキーワードにアメリカの行動原理について言及。

    事実だけではなく、筆者の想像を混ぜている。
    とても読みやすく、歴史に興味がなくても大丈夫。

    アメリカの自由ってのは、すべて信仰の自由から派生しているという筆者の見解から思うところは多い。

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    2010年06月28日
  • アメリカの行動原理

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    「なぜアメリカはアメリカ的なのか」

    という疑問にひとつの回答を導いた本。
    なぜアメリカ人は簡単に転職するのか?なぜアメリカ人は離婚が多いのか?そんな命題に対しても分かり易く説明されています。
    また、そんなアメリカの長所と短所、今後の付き合い方も述べられている。

    何かを知ろうと思った時にひとつのソースを絶対的な正とするのは危険ですが、アメリカを知るための手頃な一冊にはなるでしょう。

    元々、雑誌BRUTUSの特集で同様の触れ込みで掲載されていた本書。
    アメリカ入門書という触れ込み通りです。
    たまには毛色の違った本を手にとってみるのも頭の栄養になりますね。

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    2010年02月11日
  • 天皇の戦争責任

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    ないものねだりなのだけれど、こういう大マジメな議論をやっても、現実には何の影響もないだろうなあという徒労感が先に立つ。

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    2010年01月31日
  • はじめての言語ゲーム

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    「言語ゲーム」についてわかりやすい説明書。

    このゲームはやめられないけど、どんどん新しいルールを作ることは可能。

    自分と周りと世界を取り巻くルールを見直して、改善すべし!
    って気持ちになった。

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    2009年10月04日
  • はじめての言語ゲーム

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    言語ゲームは、ルール(規則)に従う人々の「ふるまい」を観察するゲームです。

    「ふるまい」という目に見えるものを観察することが言語ゲームの特徴であり、そのゲームに参加している人たちの「ふるまい」の一致や相違から意味や価値を探るということです。

    あらゆるルールが言語ゲームということになりますが、言語ゲームを記述する言語ゲームも存在することになります。

    つまり、いまだ言語化されていない状態の責務のルールを1次ルールと呼び、そのルールに言及するものが2次ルール(承認、裁定、変更)ということになります。

    言語ゲームは、その法則性(ルール)、階層性(構造)、そして観察(フィールドワーク)という点か

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    2009年10月31日
  • 政治の教室

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    橋爪先生が書いた本

    橋爪先生は社会学者なので、社会科学的視点からの切り口で書かれている。

    日本に民主主義が定着しない理由など、理解しやすいように、政治の起源から順に説明されている。

    これは彼の本の特徴であるが、非常に読みやすい書き方をしている。

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    2009年10月04日
  • 人間にとって法とは何か

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    統治論のお話。法というルールや宗教という慣習の中でどのように統治していくかということが書かれとる。
    最初宗教とか出てきて飛躍しすぎやろって思ったけど、うまく統治って観点でまとめられとって理解できた。そこらへんの宗教書読むよか、ためになる。

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    2009年10月07日
  • はじめての構造主義

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    構造主義は1950年代後半にフランスでブームになった思想で、その産みの親はレヴィ=ストロースと言われている。

    本書では彼が構造主義というアイデアに至るまでが説明されており、それはつまり神話や親族関係などの文化には見えない構造が存在しているということらしい。

    また著者は構造主義の源泉を「遠近法」と捉え通り、遠近法と構造主義をつなぐものが数学であると言っている。正直この辺りは分かったような分からなかったような…

    生成AIに聞くと、SNSでの行動、流行、政治の言説、ジェンダー観などは個人の好みではなく、背景の構造に大きく左右されるとのことらしい。ということは、構造主義の考え方は単なる過去の遺産

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    2025年11月22日