橋爪大三郎のレビュー一覧

  • パワースピーチ入門

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    言葉は人を表す。
    必要な言葉のみを伝える。
    そのために、読み、書き、伝える。
    精選された言葉を使っていきたい。

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    2020年08月13日
  • シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 世界は四大文明でできている

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    「4行でわかる世界文明」よりこちらの方が読みやすかった。人に勧めるならこっちかな。
    より宗教に重点をおいているので、歴史や正典などにも触れていて面白かった。

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    2020年07月31日
  • パワースピーチ入門

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    実例として安倍首相の緊急事態宣言の添削があり、面白い。
    整備文体(=意味を分からなくするために使う文体)を用いる官僚がスピーチ原稿を用意することの問題点を指摘しているが、これは保守的な民間企業でも全く当てはまる現象と実感。

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    2020年07月27日
  • 正しい本の読み方

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    どのように本を読めばいいのか、どのように読む本を選べば良いのか、口語調で読みやすい文章で書かれているため、読みやすくすらすらと入ってくるため、楽しみながら読むことができる。
    一方で、ネットや雑誌などの情報がメインの媒体に対しては否定的で、あくまで古典を読むべきだという主張を感じる。ネットなんて軟派なものではなく硬派な古典を読むように諭されているような印象。
    古典の大切さは当然ではあるが、一方で情報が支配力を持ってしまっている世界においては、ストーリーや主張を持たない情報を集めるということと、著者の価値観に触れるという読書というものは、別個に考えるべきはないか。

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    2020年07月14日
  • はじめての言語ゲーム

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    言語ゲームでは、人々はふるまいの解釈で言葉を理解する、としている
    そして先駆ける論考で、私の言語の限界が私の世界の限界を意味する、とも語っている
    これらに基づくと、世界の枠(構造)を拡げるには、多くの[ふるまい→解釈]に触れる事が必要と考えられる
    その手段のひとつに読書もあるだろうが、自身の枠(あたりまえ)を把握していないと、他の枠も把握し得ない
    自戒しながら読書に臨もうと思った次第

    以前、週刊プレイボーイのグラビア担当編集の方のインタビューでこんな事を言っていた
    数多ある写真からグラビアを選んでいると自分の好みの傾向が分かってくる
    読者を惹きつけるには直感的な良さが必要だが、自分の好みを理

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    2020年06月10日
  • アメリカ

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    「アメリカ」は宗教的な哲学的な解釈が難点である。あのような解釈が一般化しているとは思わないが、他の著者ではできないようなアプローチだ。その考え方は正しいのだろうかとケチをつけたくなるが、しかも結果も出している。そしてまたそれは日本論にまで波及している。考え方の流れを理解するには好著であった。どこまでが正しいかどうか、しかし悩める日本人の置かれている精神的土壌を理解する一助以上になる。

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    2020年05月10日
  • 面白くて眠れなくなる社会学

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    社会学の入門の入門
    専門的なことは何も書かれていないので、読みやすい。
    社会をこの切り口から見るとこんな風にいうことができる、というのを16テーマで語ってくれる。

    「なぜ、社会はこんな風に成り立っているのか」を解明するための考えるきっかけをくれる。

    読書案内がすてき

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    2020年04月19日
  • はじめての聖書

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    他の読者さんも仰っておられるが、簡潔にまとめられていて難しい用語も少なく読みやすい。大学のキリスト教概論ではあまり理解できず(そもそも聖書のどのあたりを習っているかもわからなかった)苦手意識が残ったが、この文庫では必ずおさえておくべき点で構成されているため読んでいてわかりやすかった。「聖書」の入門書としてとてもおすすめ。

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    2020年01月16日
  • ほんとうの法華経

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    最近原始仏典を読み始めたのだけれど、なぜか法華経も気になって、積読してたこの新書を引っ張りだした。

    話がサクサク進むので、入門向きではないです。あと分厚い。
    法華経の内容はざっくり予習でいいけれど、まずは仏教の歴史を一通り頭に入れた上で読んだほうがわかりやすい。

    実際にお経の本文から、この部分は当時の仏教がこうだったから~ということや、サンスクリット語の原文をいかに訳すべきかなどが具体的に解説されているので面白い。
    「誰でもさとれる!」と言うためだけになぜこんなに長いお経を…?という疑問が、少し解けた気がします。

    鳩摩羅什の訳も日蓮の読み方も、法華経の編纂者たちの意図をしっかり汲んでいる

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    2019年11月26日
  • ふしぎなキリスト教

    購入済み

    日本を見つめ直せる

    キリスト教を中心に世界の宗教の根本が、簡単にさらっとわかります。
    対談形式なので、気になることが質問されていたりで、とても読みやすい。

    文化のベースとなっている宗教的な対外比較で、日本の独自性を再認識できる。
    当たり前に理解している気になっていることが言語化された形で、改めて海外との違いの根本に気付けるナイスな新書です。

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    2019年11月19日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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    一神教について佐藤優と橋爪大三郎が対談した一冊。

    とかく日本人にはわかりくい一神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)についてわかりやすく解説してて、勉強になった。

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    2019年09月27日
  • ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論  自分と社会をつなぐ回路

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    今、竹田青嗣と橋爪大三郎の書籍を通読中だが、その一環として22年前(1997年)に出版された本書を再読してみた。中身は今でも十分通用する真摯な議論。小林氏の真摯な姿勢が超絶博識の哲学者竹田・社会学者橋爪両氏の議論を白熱させる実に中身の濃い議論の書籍化。

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    2019年09月10日
  • シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 世界は四大文明でできている

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    世界の人口のほとんどは、グローバルスタンダードになりうるキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教の各社会でカバーされている。この4大宗教をベースにした価値観を持つ4つの文明を学ぶ事で、グローバルなコミュニケーションが外国人とできるという内容。

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    2019年09月09日
  • 正しい本の読み方

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    古本屋で「本の読み方」にまつわる本をたまたま3冊見つけたので購入したうちの1冊。著者の本は『はじめての構造主義』を読んだことがあったのでちょうどいいと思い購入した。
    「正しい本の読み方」について書きませんかと持ちかけたのは出版社からのようで、本人にあまり「正しい本の読み方」に関して書きたいことがなかったのだろう。「正しい本の読み方」について真正面から書いた記述はほとんどなかったが、本の重要性を「著者の価値観に基づいて書かれている」という点に置いていて、これが匿名の情報が多いインターネットとの差異となるという部分には大いに納得した。

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    2019年08月16日
  • シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 世界は四大文明でできている

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    タイトルだけを見たとき、古代の四大文明が、それぞれ現代にどのような影響を与えているのか、という教養の新書だと思っていましたが、いい意味で違っていました。宗教をベースに、文明を4つに分け、それぞれの成り立ちなどを振り返りつつ、日本はその文明には数えられない問題があること、それを克服する方法は存在することを、著者の独自の視点で解説しています。文明のベースを宗教ととらえている点は、日本人には理解しにくい点もあるわけですが、非常に分かりやすく述べています。それぞれの文明を理解して上で、日本の特殊性を考えなおすという、著者が冒頭に述べていますが、これまでとは違う見方で、非常に興味が湧く内容でした。


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    2019年08月14日
  • アメリカ

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    いや、このお2人の対談だけあって、その辺の底の浅いアメリカ論と違い深い。しかし、私のレベルでは消化不良…特にプラグマティズムに関する箇所。ただ、アメリカの何たるかを知るために…特にその宗教面から見た生い立ちについて概略を知るために読んでおいて損はない内容だったかと。

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    2019年07月27日
  • シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 世界は四大文明でできている

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    小室直樹の弟子、橋爪大三郎による世界の4大宗教の紹介。
    やはりキリスト教の考え方には俺は馴染めないと感じた。

    要は違い(東洋の儒教、西洋のキリスト教、インドのヒンズー教、とイスラム教)を理解した上で付き合う必要があるということだろう。

    孔子曰く「己の欲せざるところは、人に施すことなかれ」
    キリスト曰く「己の欲する所を人に施せ(Do as you would be done by.)」

    この2つの考え方の距離は極めて遠いように感じる。

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    2019年05月26日
  • アメリカ

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    アメリカについて、宗教(プロテスタント)とプラグマティズムという観点からの考察が深く書かれていました。
    平等主義を掲げながら黒人差別や奴隷制度などが残る矛盾についての考察が特に印象的でした。
    アメリカ人の思想について知らなかったことが多く、興味深かったです。

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    2019年05月20日
  • アメリカ

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    米国という極めて特殊な国を理解するための深掘りとして、キリスト教(しかもプロテスタント)、そしてプラグマティズムという切り口から二人の学者が対話をする。「本気でキリスト教を信じる人たちの国」それがプロテスタントの独特の考え方と相俟って、無神論のような色彩も帯びていたりして、きっと日本人には分かりづらいだろう。
    そして日本が米国のことを理解していないにもかかわらず、米国が好きであり、かつ米国に好かれていると思われている!米国という存在の不思議さを感じさせられる。

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    2019年04月29日
  • 一神教と戦争

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    イスラームとキリスト教は根本的に違うんだということがわかりました。

    イスラームは内向きという印象。

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    2019年04月11日