橋爪大三郎のレビュー一覧

  • 人間にとって教養とはなにか

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    教養とは何かという定義が良かった。
    なるほど、それが教養か。

    学ぶことは本来楽しくなければならない。
    学校が勉強嫌いを生み出していると言われれば
    反省しかないなぁ。

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    2022年01月13日
  • 皇国日本とアメリカ大権 ──日本人の精神を何が縛っているのか?

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    ネタバレ

    日本が名目的にも君主制であったのは数十年に過ぎない。神道が「宗教を超えた信仰」とされ、神社が国家保護され靖国神社が設立され対外戦争に備えたのも
    佐藤優の「国体の本義」読み解きに反発して/「臣民」も帝国憲法で初出の造語で、儒教で「臣」は王に仕えるが「民」は政に関わることはない。国民に服従の義務を課した

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    2022年01月13日
  • 中国共産党帝国とウイグル

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    社会学者の橋爪大三郎とイスラム学者の中田考の対談。
    共産党支配は実は科挙・官僚政治の相似形であるとか、共産党支配の正統性担保のために中華民族を作り出したら今度は非漢民族を中華民族化しなくてはいけなくなってチベット・東トルキスタン・内モンゴルなどなどで民族浄化せざるを得ないとか、なるほどと腑に落ちる分析であった。
    著者はどちらも学術の泰斗であり世俗の嫌中・媚中などは超絶した方々と見受けたが、今の共産党の政策は中国的伝統に照らしてさえ異端ないしは畸形であり危ういと見ている。中国の良いところをたくさん知り愛する方々から見てさえ、である。
    現代中国情勢に興味のある方なら読むべき本。

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    2022年01月02日
  • 面白くて眠れなくなる社会学

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    上司が貸してくれた本。「認知症政界の歩き方」を貸したお返し?に、この本を貸してくれたんだけど、この本であることに深い意味はなさそうです。
    言語のページ。脳みその裏っかわをこちょこちょされるような感じがした。名詞をつけることで、みなが同じものをイメージする。音楽でも似た現象があって、楽譜があることで、みなが同じ曲を演奏できる。だけど、楽譜も完璧じゃなくって、楽譜に記録できる表現には限りがある。同じ楽譜なら、みなが同じような曲になるけど完全に同じじゃない。楽譜では表せない部分がたくさんある。
    言語にも同じことが言えそうだと感じました。
    憲法。中学あたりの授業を思い出した。もう一回勉強しなおしたい気

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    2021年12月11日
  • 正しい本の読み方

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    話し言葉が基本となっており、前半部は内容もかなり平易なため読みやすい。
    読書をする目的は異なった考えを持つ他者を自分の頭の中に持つことで様々な価値観を身に着け、相手の発言の前提なども掴みつつ自分の意見を言えるようになることだということだと述べられていた。
    付属?でついている筆者のおすすめ本のリストは大変役に立つと思う。

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    2021年11月30日
  • 死の講義―――死んだらどうなるか、自分で決めなさい

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    ネタバレ

    『死』について考えることで、よりよく生きられるということが、1番学ぶことですね。色々な考え方はあれど、死んだら死者の世界に行くので、決して死ぬことを恐れてはいけないと分かりました。

    最後は各宗教での考え方をもとに、考え方を選ぶきっかけをいただけたので、少しは自分ごとになったような気がします。

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    2021年11月27日
  • 日本人のための軍事学

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    ○自衛隊とは
    ○覇権国家を目指す中国
    ○北朝鮮の非核化をめぐる問題

    日本、中国、アメリカ、韓国、北朝鮮の関係性について広く浅くではあるが、知れたのはよかった。特に、中国や北朝鮮の展望に関しては知識が薄かったので興味深いと感じた。

    まだまだ他の本を読んで深めないと。

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    2021年11月19日
  • ふしぎなキリスト教

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    近代化とは西洋文明化とも言える。近代的とは西洋的ともいえる。そこで近代化を達成した我々日本人は、近代つまり西洋の世界とは何かを考える必要がある。西洋世界=キリスト教世界であるため、近代社会の問題点を見つけるにはキリスト教への理解が不可欠なのだ。本書はキリスト教の概要にとどまらずキリスト教が現在の我々の社会に与えた影響について語られているため、現在の社会問題を考えるにあたり非常に参考になる点も多い。キリスト教という宗教は一見我々の暮らしには無関係に思えるが、科学技術や資本主義など近代社会の根幹をなす部分で深い影響を受けているのだ。その近代社会に生きる我々はキリスト教を知ることで現在の社会問題をよ

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    2021年11月14日
  • 中国共産党帝国とウイグル

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    <目次>
    はじめに
    第1章中国新疆でのウイグル人弾圧
    第2章中国共産党のウイグル人大弾圧
    第3章中国的ナショナリズムとは何なのか
    第4章専制君主、習近平
    第5章中国とどう向きあうか
    第6章日本に何ができるのか
    おわりに

    もっとこの本は、宣伝をして売るべきであろう。
    ウイグル問題は、単に園田家の問題ではなくて
    歴史観、地政学、政治、経済、米中、日中、イスラム、
    世界はどう中国を見ているのかなど、全部が絡む。
    お互いに対応を間違えれば、ドミノ式に全部が倒れて
    しまう。

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    2021年10月24日
  • はじめての構造主義

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    自民族中心主義の色眼鏡があることの意識を促し、それを取り払う助けとなる思想が構造主義だと理解した。競争社会に身を置く、我々現代人にとって一読すべき価値ある本だと感じた。

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    2021年10月15日
  • 人間にとって教養とはなにか

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    教養とは、目的はないけれど、それを知りたいから、自分の頭で考えるための材料を得たいから学ぶものなんだ。
    昔から暗記は得意だったけど、暗記で終わらせてはいけないことはこの世の中数多あるんだな。
    哲学、天文学、脳科学、数学、歴史、その他諸々全部なんて到底無理だけれど、ここではこういっているけれど、他の学問ではどういう考え方をしているのか、とか自分で考え、自分なりの答えを見つけるみたいなことをひたすらやり続けて、生きたい。

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    2021年08月23日
  • 人間にとって教養とはなにか

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    ◾️概要
    人間にとって教養とは何で、どうやったら身に付けられるのかが丹念に記載されています。教養を学ぶ3条件は、バランスよく学ぶ、ほんものに触れる、納得して楽しむです。

    ◾️所感
    教養とは何か、なぜ学ぶべきなのか、学ぶにはどうしたらいいか、知るため、読みました。教養とは、ありあわせの知識を組み合わせて、現実の問題を解決する知性である。これまで人間が考えてきたことの全てです。教養を身に付けるのは自分の喜びのため、そして人々が手を携えてよりよい社会をつくり出すためだというのが分かりました。

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    2021年08月22日
  • トウ小平

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    理想より実利をとった男、というイメージ。

    現在の経済大国中国の礎になったのは間違いなく鄧小平がいたからだろうと、この本を読むと思う。

    とにかく人渡りが滅茶苦茶上手い。そして中国には政治家が多い。

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    2021年07月30日
  • はじめての言語ゲーム

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    今まで取っ付きにくいと思っていたヴィトゲンシュタインの言語ゲームがわかりやすく、おもしろく解説されていた。加えて、言語ゲームの考え方を応用して現代社会を紐解いている。
    橋爪さんの四大文明を解説している本のバックグラウンドとなるアイデアを学べた。

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    2021年07月29日
  • シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 世界は四大文明でできている

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    世界文明を宗教から解説する。
    世界の人々がどのように思考し、どのように今の世界が出来上がっているのかが腑に落ちる。

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    2021年07月26日
  • 人間にとって教養とはなにか

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    二十代後半になり、知識教養の類が無いことに絶望していました。
    「そもそも教養ってなに?」って人はここから入るといいと思いました。

    宗教や政治的運動、思想、歴史、それぞれ密接にかかわり合い今日の世界を作っていることがわかりました。
    それらの、みんなが知るべき雑学をひっくるめて教養と言ってるんですかね。

    特に啓蒙思想に関してですが、今まで聞いたことはあったけど意味がわからなかったので、非常に勉強になりました。
    これから教養を磨こうという気になりました。

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    2021年07月24日
  • 4行でわかる世界の文明

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    世界を四つの文明に分けて、その本質を4行でモデル化して説明する。その本質は宗教的背景や歴史的背景が踏まえられていて説得力がある。そこから現代の国際社会情勢も説明できる。
    このモデルは歴史を学ぶ上でも、現代社会を知る上でも良い指標になると感じた。

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    2021年07月24日
  • 正しい本の読み方

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     「トピック・センテンス・メソッド」なる理系の作文術に基づいて記述されているが、文体が話し言葉であるため、途中まで講義か何かを口述で書き起こしたものかと思ってしまった。内容はわかりやすく簡単に読め、しかも読書を職業としていない人でも実践可能な程度の柔らかいタスクが多く、とっつきやすい。付録の「必ず読むべき100冊」を全部読むのは時間がたっぷりある学生でないと厳しいと思うが。

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    2021年07月16日
  • 人間にとって教養とはなにか

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    教養とは、人がこれまで考えてきたこと全て。
    これを学ぶ余裕がないと、進歩できない。

    例えば、イスラムでは宗教の教えを
    中国では科挙のための過去の知識を
    学ぶなめに精一杯で、学ばなかった。

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    2021年07月04日
  • 面白くて眠れなくなる社会学

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    社会学の入門書でとても読みやすい。それぞれの分野における社会学的な捉え方を分かりやすく解説している。

    「幸せとは?」について述べられている箇所が好きで,ここは何度も読み返しそうだ。

    最後に紹介されている書籍にも触れてみようと思った。

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    2021年06月26日