【感想・ネタバレ】皇国日本とアメリカ大権 ──日本人の精神を何が縛っているのか?のレビュー

あらすじ

戦前、多くの日本人が「国体」思想に飲み込まれ、戦争に動員されていった。なぜ日本人は、この流れに抗えなかったのか? 総力戦に敗北した後、天皇は連合国軍最高司令官に「従属」する形となった。実際にはアメリカ大権となっているにもかかわらず、鋭敏な知識人ですら、それを直視できずにいるのはなぜか? 戦時期に教育の場で広く読まれ、国民に深甚な影響を与えた『國體の本義』の解読をとおして、戦前・戦後を貫流する日本人の精神の「無意識」を問う。ふたたび日本が内閉しようとしている今、来し方行く末を考えるに際し、必読の書!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本が名目的にも君主制であったのは数十年に過ぎない。神道が「宗教を超えた信仰」とされ、神社が国家保護され靖国神社が設立され対外戦争に備えたのも
佐藤優の「国体の本義」読み解きに反発して/「臣民」も帝国憲法で初出の造語で、儒教で「臣」は王に仕えるが「民」は政に関わることはない。国民に服従の義務を課した

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2022年01月13日

Posted by ブクログ

あんまおもろなかった。
期待してたんやけどなあ。

そもそもの枕の、国体の本義という書物について知らないからかもしれない。国体という宗教がこの本によって戦前あたりから急激に強くなったと言われても、なんかしっくりせん。

内容も非常に観念的で、こうだろう、こうに違いない、こうと思われる、の積み上げで。

まあただ、それを前提にすれば、戦後の「アメリカ大権」に伏した日本人のが大半は「解釈」できるんだけど。なんかしっくりせん。
宗教家であって、歴史家ではないからかな。

落としは、三島由紀夫でした。

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2021年08月21日

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