作品一覧

  • 自衛隊最高幹部が明かす 国防の地政学
    4.0
    1巻1,899円 (税込)
    【「戦争の時代」に日本を守り抜くために】ロシア・ウクライナ戦争が続く欧州、イスラエル・ハマス戦争に揺れる中東、台湾・朝鮮半島有事が懸念される東アジア、サイバー・宇宙空間まで――。日本で最も本気で国防と向き合う専門家集団によるワンランク上の地政学! 【“憂国の志士たち”による渾身の戦略論】序章:防衛省・自衛隊が実践する地政学 折木良一(自衛隊第三代統合幕僚長) 第1章:東アジアの地政学 ●【南西諸島】「日本有事」の最前線として 住田和明(第二代陸上総隊司令官・元陸将) ●【中国】陸海空を超えた型破りの「超限戦」 渡部悦和(渡部安全保障研究所所長/元陸上自衛隊東部方面総監) ●【台湾】日本にとっての「台湾防衛」の意味 小野田治(日本安全保障戦略研究所上席研究員/元空将) ●【朝鮮半島】日本は朝鮮半島有事の最前線 磯部晃一(磯部戦略研究所代表/元陸将)&鈴来洋志(陸修偕行社現代戦研究会座長/元韓国防衛駐在官) 第2章:インド太平洋の地政学 ●【東南アジア・南シナ海】地理が歴史を繰り返させる 武居智久(第三十二代海上幕僚長) ●【インド】対中牽制の鍵を握る非同盟国 中村幹生(陸修偕行社安全保障研究委員会研究員/元パキスタン防衛駐在官) ●【南太平洋】海洋国家の要衝としての島嶼国 関口高史(元防衛大学校准教授/予備1等陸佐) 第3章:米国の地政学 ●超大国の動揺と覚悟 吉田正紀(双日米国副社長/元海上自衛隊佐世保地方総監) 第4章:欧州の地政学 ●【NATO1】拡大するNATOとロシアの因縁 長島純(中曽根康弘世界平和研究所研究顧問/元空将) ●【NATO2】軍事だけではないNATOの価値 吉崎知典(東京外国語大学大学院総合国際学研究院特任教授) ●【ロシア】ウクライナを侵攻した大国の論理 佐々木孝博(元ロシア防衛駐在官/元海将補) 第5章:中東の地政学 ●【イスラエル】最強国家イスラエルVSイラン率いる「抵抗の枢軸」 菅原出(グローバルリスク・アドバイザリー代表/PHP総研特任フェロー) ●【海賊対策】海賊対策から見る中東地勢戦略 中畑康樹(元海上自衛隊補給本部長・元海将) 第6章:新しい地政学 ●【北極海】大国がせめぎ合う「大人の海」 石原敬浩(海上自衛隊幹部学校非常勤講師・退役1等海佐) ●【核問題】日本の核武装はありうるか 尾上定正(笹川平和財団上席フェロー/元空将) ●【サイバー】兵器・領域・ルールなき戦場 田中達浩(サイバー安全保障研究所代表/第三十三代陸上自衛隊通信学校長) ●【宇宙】安全保障の命運を握る異空間 片岡晴彦(日本宇宙安全保障研究所副理事長/第三十二代航空幕僚長)
  • 日本人のための軍事学
    4.0
    1巻924円 (税込)
    中国や北朝鮮の軍事的驚異がひしひしと迫る昨今、多くの新聞や雑誌、テレビ、書籍が耳目を賑わせる。 とはいえ、戦後70年以上平和を享受してきた日本人にとって、軍事という概念は「悲惨」「怖い」「不幸」という感情面での印象以上の理解がなかなか難しいものかもしれない。 本書は社会学者の橋爪大三郎氏が元自衛隊最高幹部の折木良一氏に、戦争とは何か、軍とは何か、といった基礎的概念から話を聞き、現在日本が抱えている周辺国の軍事的脅威がいかなるものか、日本はどう立ち回ればいいのかまでを問う対談を収録。
  • 自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質
    3.7
    1巻1,540円 (税込)
    東日本大震災時に統合幕僚長を務め、『シン・ゴジラ』自衛隊トップのモデルとされる自衛官が、人を動かす極意、「地経学」の重要性、「戦力回復」の真髄まで、ビジネススクールが教えない戦略の本質を明らかにする! なぜ私は東日本大震災のとき、福島第一原発に対してヘリ放水を「決心」したのか――。当時、自衛隊トップの役職である統合幕僚長を務め、映画『シン・ゴジラ』の統幕長のモデルともされる伝説の自衛官が、自らの経験を振り返りながらいま、戦略を語る理由は何か。 世界がますます不安定化するなかで、変化に機敏に対応するためには、これまでのPDCAに基づく戦略だけではなく、自衛隊が最も大切にする「IDA」サイクルを理解し、さらには経営戦略の源流である軍事戦略を知る必要がある、と折木氏はいう。 その他にも本書では、日本のアカデミズムが取り上げない「戦史研究」の意義、危機の現場で人と組織を動かすための極意、地政学を超える「地経学」の重要性から、戦略の成功確率を上げるための「戦力回復」の真髄までが、一気に語られる。 ビジネススクールでは絶対に教えられない、しかしビジネスパーソンがいまどうしても知らなければならない、明日を生き抜くための「戦略の本質」。
  • 国を守る責任 自衛隊元最高幹部は語る
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    本書は中国漁船衝突事件、東日本大震災など国防の危機において自衛隊のトップを務めた折木氏が、やむにやまれぬ思いで綴った一冊である。氏は語る。「なぜあれほど聡明な日本人がこと安全保障に関しては、誤解を恐れずにいえば稚拙ともいえる議論しかできないのか」。なかでも安保法制を「戦争法案」だという声に、これほどまでに自らの身を捧げた活動が理解されていないのか、とむなしさすら覚えたという。戦後70年享受してきた平和をこれからも維持するためには、感情的な議論ではなく「相手からみた視点」が必要となるにもかかわらず。本書で折木氏が、中国はいま日本のことをどうみているのか、極東のパワーバランスを各国はいかに認識しているか、などの議論を行なうのは、まさにそのためである。新興国の台頭、「力の空白」を埋めるテロ組織……。「元統幕長の目」に、冷戦終結以降、ますます不安定化する世界情勢はどう映っているのか。そうした状況を踏まえてはじめて、集団的自衛権、日米ガイドライン改定、自衛隊の果たすべき役割についても議論のスタート地点に立てるはず。「昭和の自衛隊」と「平成の自衛隊」の違いとは何か。「いま研究すべきは、じつはアメリカだ」と折木氏がいう、その真意はどこにあるのか。安保法制に賛成の人にも、反対の人にもぜひ手にとってもらいたい、命を賭して国家に尽くした男が語る「戦争と平和」の本質。

ユーザーレビュー

  • 自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質

    Posted by ブクログ

    ホフステッド指数を用いた国民性分析によると
    最も「価値観」や「行動様式」が近いのが「ハンガリー」や「ポーランド」
    「韓国」や「中国」は「ドイツ」や「フランス」より離れている
    良い悪いではなく東欧諸国と近くて東アジアは遠い
    事実として知っておくべき内容やと思います

    日本人の「集合的無意識」は極めて特異と言われます。
    モノに神々が宿ると考えるアミニズムは刷り込まれてるなあと思います。
    日本で戦略論を考えるにはそういう視点が欠かせないんやなと思います。

    自分も反省しなあかんなと思うのは
    「戦力回復」視点がない
    ということです。
    戦略は「一発勝負」でないからこそ「戦力回復」が必要と言えます。
    目の

    0
    2019年12月21日
  • 自衛隊最高幹部が明かす 国防の地政学

    Posted by ブクログ

    危機感がグッと高まる一冊。とにかくエネルギー輸入、シーレーンの安全確保が重要で、ここを守るために沖縄や尖閣諸島、台湾、インド洋や中東の安全も大事であることが理解できた。それでいてこの世界情勢では不安しかない。
    結局パワーゲームなのが悲しいが人間の性なのか。負けて奪われてからでは遅く、いかに出し抜かれないか、あるいは出し抜くか。現実的には本書が言うように防衛への意識を高めて予算や軍備を整えるしかないのかもしれないが、何か良い未来はないものか。

    0
    2025年04月08日
  • 日本人のための軍事学

    Posted by ブクログ

    ○自衛隊とは
    ○覇権国家を目指す中国
    ○北朝鮮の非核化をめぐる問題

    日本、中国、アメリカ、韓国、北朝鮮の関係性について広く浅くではあるが、知れたのはよかった。特に、中国や北朝鮮の展望に関しては知識が薄かったので興味深いと感じた。

    まだまだ他の本を読んで深めないと。

    0
    2021年11月19日
  • 自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質

    Posted by ブクログ

    軍事戦略と経営がつながり話がわかりやすく読みやすかった。自衛隊は体を休める事も含めて計画を立てている事を知り興味深かった。鍛える事を休む事は両方大切。

    0
    2020年11月05日
  • 自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質

    Posted by ブクログ

     勝手に勘違いをしていた。題名に”経営学では学べない”と入っているので、軍事戦略など軍事ベースのビジネス経営の話だと思っていたのだ。
     元統合幕僚長だけあって、ビジネスの話は枕詞程度で、ほとんど軍事戦略とか軍事組織の話だった。最初はキューバ危機とかミッドウェー海戦だとかの戦史をおさらいし、目的の重要性とかを確認するのだが、その辺りは目新しくはない。
     この本では後半ほど読み応えがある。それは著者の体験に基づく主張だからかもしれない。ひとつは日本人特有の甘えの文化であり、相手がこうしてくれるだろうと勝手に期待してしまう性質があるとの指摘。もうひとつは、休むことによる戦力回復の重要性である。この二

    0
    2019年05月28日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!