橋爪大三郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者が、ネットはまだ発展途上でそこに書かれている情報は基本「ごみ溜め」の情報と言ってしまうと、オッと今現在の教養について語れるのかなと思ってしまう。それだけ「ごみ」情報でも氾濫している中で真実を読み取る嗅覚が身についていることが教養だと思ってしまう。私の尊敬する先輩が本を買ったらまずページを開いてインクの匂いをかぐと言っていたことを懐かしく思い出しながら、でも本の著者もネットに書き込みをしている人も真剣に書いている人は同等数存在すると思う。通信費だけでネットを通じて、世界中に自分の考えを表現できる平等性があること、それが今の可能性であり、将来を開くものだと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ中国は西洋より早くに国として成立したので、西洋的国家概念には当てはまらない。
古代から一貫して支配層は文官。
毛沢東は史上もっともラディカルで、利己主義を徹底した(伝統的な儒教すら破壊しようとした)。
そんな毛沢東を中国人が否定しないのは、伝統的な皇帝システム(天と天子というシステム)の形式が無意識的に残っているから。
日本人は日中戦争が「何であるのか」を意味づけられていないので、いくら誤っても中国側は納得できない。
さらに、日本は戦争当事者世代と現在の世代のあいだの連続性を設定できていないので、過去について謝れない。
日本は米中関係の付属物にすぎず、情勢を正しく分析して最善の選択をし続け -
Posted by ブクログ
ネタバレ「”不倖せの再生産”は避けようと、心の奥底で誰もが感じている」と説く。言い得て妙な表現です。
今、感じる。やっぱり息苦しい、ちょっと違う、なんかずれている、どうして責められるの、どうすればよかったの、ちょっとした不満が重なって積もって沈んで…。自分の中に潜む”こうではない”社会。
「働き方改革は正しくない」と説く。8時間以上働きません、勉強しません。そんなことをしていると、使い物にならない人材ばかりになる、と。たぶん、その通りかな。量が質を凌駕するではないけど、制限してはいけなかったと、この歳になって感じる。
「カタカナ語、絵文字は知的堕落だ」と説く。二言もありません。反省です。
「ノブ -
Posted by ブクログ
俺の中での賢人2人の対談。今後の読書へのヒントが沢山あった。しかし2人は博識で、なんでも知っている。良くまあこんなに知ってるなと思うし、橋爪さんなんかはまたそれをどう分かりやすく伝えるかという点に注力しているようで、流石と思った。核融合発電や中国の宇宙での優位性、宇宙法の話、色々な分野で幅広く勉強していかないと将来を予測する事なんて出来ないよな。外務省が極右勢力というのは面白かったし、なるほどなと思った。しかし世界で活躍する外交官は本当にスーパー能力者なんだろうし、海外の外交官ともやり合わないといけないし、磨かれるんだろうな。2人が教育に力を入れて、主張しているところが印象的だった。今の教育は
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Posted by ブクログ
教養とは「今まで人間が考えてきたことのすべて」だ、と言い切って、「教養」に触れることへの意義付けや誘いを行っている。よいところもあるが、引っかかるところもある。
【よいところ】
教養とはどういうものであるのかについて、著者の考えをいろいろな角度からまとめている。
・学校の勉強は答えのある問題に対して、早く解答を見つけ出す訓練であり、教養はそうではなく問題を見つけ出すものである。
・教養は教えてもらうのではなく、獲得するものである。
・すべてのものには「バイアス」がかかっていることを意識することが大事である。
・教養は、学ぶことそのものが目的になってもよい。
・本というものは、自分がどう読むか -
Posted by ブクログ
教養とはなんぞ?
と悩んでいたところに出会った一冊。
ざっくり読んだ後の感想は
教養とはこの社会に対してバランスよく知識を持ち、自分なりの考えを持てることなのかなと。
このバランスよく、というのが難しい。
教養を身につけようと、古典作品の解説書を読んだとて、解説者が偏った知識や考え方を持っていると、必然的に古典作品の解釈も偏ってくるわけで、それに気づけないと、自分も古典作品本来の主旨ではない、偏った解説を「正しい」知識として受け取ってしまう。
それを防ぐために、良書に出会うこと(できれば原作を読む)、そして偏った知識に出会った時に自分で判断出来ることが大切。
学生時代にちょっと相談し