橋爪大三郎のレビュー一覧

  • 正しい本の読み方

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    ネタバレ

    読書は「頭の栄養」。
    この一言につきるんだけど。
    読みやすい文体で、スラスラ読めて面白かった。

    本についての内容よりも、学校教育についての意見の方が印象に残った。
    教科書には当たり前のことが書いてある、とか。
    あまのじゃくを忘れない、とか。
    フムフム・・・って感じ。

    トピック・センテンス・メソッド、についての記述も面白かったな。

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    2018年03月30日
  • ほんとうの法華経

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    2度間を開けてトライしたけど、2度とも挫折。細かいところをつつきすぎてて(厳密?)、私のレベルには合わなかった。対談形式なのでわかりづらいということはまったくないが、法華経って面白いなぁという感じることはなかった。

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    2018年12月28日
  • 面白くて眠れなくなる社会学

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    最近この著者の本はよく読んでいる。
    家族とは死とはなど、普段あまり考えない大命題について社会学の見地から教えてくれる本。
    だが、最もためになったのはカースト制のメリットについてであった。
    カースト制というとそんな前時代な思ってしまうが、今も残っているのはそれなりにメリットがあるということ。
    それはインドには奴隷は存在しなかったということであった。
    こういう根本的なことを教えてくれると本を読んでよかったなぁと思うのである。

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    2018年01月20日
  • 教養としての聖書

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    西洋文化の理解につながる聖書の基礎について、旧約から3本、新約から3本紹介されている。元々6回の聖書を読む講座で話した内容を基にしているため、対話形式になっていて読みやすい。
    矛盾の部分について、複数のテキスト、資料が編集される過程で起きたという説明が納得できた。
    「申命記」は物語としてはあまり面白いものではなさそうだが当時の生活や考え方がわかった。
    「マルコ福音書」はイエスの問答についてもわかりやすく、第一の掟についても問答と旧約と新約の関係、新約によって旧約がどうやって更新されたのか、腑に落ちた。
    「ローマ人への手紙」「ヨハネ黙示録」は元々実際には読んだことのなかった部分なためか、この章を

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    2017年12月29日
  • 正しい本の読み方

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    さあ、本を読もう。

    本を好きな人、そして本を大事に思っている人が語る、「正しい本の読み方」である。だから、この人のことばは、本を読まない人には届かない。読む人に届く。

    読み手の中の一握りが、書き手となる。書き手の背後には、たくさんのそれまでの書き手がいる。連綿と続く本の系譜。わかると、思う。たくさん読むことでつながりがわかる。本を読むことで、頭の中に著者を、もしくは主人公を住まわせる。その頭の中の住人は、新しい誰かと出会ったとき、理解したり考えたりする助けとなる。メッセージを受け取り、私の人生の指針とする。だから、本を読む。

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    2017年12月10日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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    難解な問題をわかりやすく説明してくれていて、興味深く読みました。読み終わって少し賢くなった気がしました。

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    2017年11月30日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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    イスラム教、キリスト教と世の中の関係を知るには最適な入門書。雑学のように気軽に読むことができる。
    アメリカはイスラムを嫌うことや、イスラムでもシーア派とスンナ派の分裂など、世の中で起きているいざこざや混沌を、二人の著者が自分の知識の引き出しから議論する。
    宗教的な場面を目にした際に「なるほど、こういう背景があるのか」と理解させてくれる書籍。

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    2017年11月05日
  • フリーメイソン 秘密結社の社会学(小学館新書)

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    秘密結社として名高いフリーメイソンの実態について記載されています。秘密結社といっても所謂巷で囁かれているような怪しい団体ではなく、国家や宗教団体とは異なる一つのコミュニティとして存在していると述べられており、そういったコミュニティの必要性についても記載されておりました。
    フリーメイソンというと陰謀論の方に目がいきがちですが、そういった陰謀論に反旗を翻す新たな視点を共有してくれる本としてとても参考になりました。

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    2017年10月09日
  • トウ小平

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    エズラ・F・フォーゲルはハーバード大学に籍を置いていた中国研究・日本研究の社会学者。「現代中国の父・鄧小平」の中国語版は100万部を超えて売上げられている。その内容をかいつまんだのが本書。
    鄧小平は実務で実績を残し毛沢東の信頼を得た。権力闘争の過程で途中数度の失脚を味わうも能力を評価され、一時を経るとまた中央に戻される。
    毛沢東が死去した後、文化大革命と決別し今の中国の発展の礎となる70年代後半から始まる改革開放をリードする。これは毛沢東の政策の否定とも言える。改革開放のひずみで不満を抱えた学生が蜂起したのが天安門事件。これを強制的に封じ込める。その後はそのような反発が中国では起きてない。

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    2017年09月30日
  • 教養としての聖書

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    講座の書籍化なので聖書の内容については『ふしぎなキリスト教』の方が読みごたえがあった。
    旧約聖書と新約聖書の違いや、成り立ち、おおまかなストーリーを知るには便利です。

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    2017年03月16日
  • 面白くて眠れなくなる社会学

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    哲学とか歴史とか、個別的、特殊的な細部に関心を持ち続けてきたが、人間に特段関心を持っていることに気づいてしばらく、社会学という言葉にピンときた。自分の向きはこちらにありそうだ。

    本書は中高生向けに書かれているらしい。あとがきを読み、中高生を読者と想定している一文を読み笑った。くそ真面目に呼んだ自分が滑稽。道理で平たい表現ばかりだった。しかし内容が下らないかというと、全く読ませるだけのものはではあった。

    つまるところ社会学とは何か、と言葉にできないところが社会学なのかもしれない。個別的な人間の意志とか願いとか行動から浮いた社会の原則がある。あるというか現れてくる。それを微に入り細に入り科学し

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    2017年03月02日
  • げんきな日本論

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    この書名の「元気な」は「日本」ではなく「論」にかかる言葉。日本史の18の質問を社会学的観点から語り合う。まずはなぜ日本は土器が発展したのか?から。なぜ日本で大きな古墳が発達したのか。なぜ日本は貴族階級、そして武士階級が生まれたのか、天皇を超える存在になろうとした信長を象徴する安土城など、興味深い根源から考えさせてくれるテーマが多い。貴族の代表格でもある藤原氏は爵位を継承していたわけではない、その権力の根源がどこにあったのか。武士の存在は日本にしかない!などは全く考えたこともなかったが、実にスッキリとした感じ!幕府と天皇の関係を巡る微妙な力関係が、北条義時の承久の乱の戦後処理、後醍醐天皇の失敗な

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    2017年02月14日
  • げんきな日本論

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    年末年始に何読もうかと書店を物色して目に留まった本。
    「元気な日本論」というタイトルと橋爪大三郎さんに魅かれた。413ページと新書にしては大部だけど、対談形式なので苦にならず読めた。
    「なぜ日本には、天皇がいるのか」、「なぜ日本には、幕府なるものが存在するのか」、「なぜ信長は、安土城を造ったのか」などの興味深い問について、日本史の授業では教わらない-主に社会学の-観点から学べた。
    ただ、古代からはじまった対談が明治で終わってしまうのは日本史の授業と同じか…。

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    2017年01月02日
  • げんきな日本論

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    とてつもなく賢いおっさん二人の話を立ち聞きしたら、ちょっとは分かる部分もあったし、分からない部分は分からないなりに面白かった。
    そんな感じ。
    全部理解しようと思わなくていいし、どんどん読み飛ばしたっていい本だと思います。

    何しろ、「一人で考えていたら悶々としちゃいそうな話も、二人で話したら膨らむんでないの」という気楽なスタンスに救われた。

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    2016年12月26日
  • げんきな日本論

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    橋爪氏と大澤氏の日本史に関する対談。
    古代から幕末までですが、もう少し近代史も範囲として
    話をしていったほうが、と思います。
    なんとなく日本史って幕末。もしくは明治・大正までで
    終わってしまう傾向にあるので。
    日本の特殊性やその必然性など、中国やヨーロッパと
    比べて日本の武士や封建制の特殊さなど。
    なかなか面白い内容だったと思います。

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    2016年12月25日
  • おどろきの中国

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    ネタバレ

    ■読んだきっかけ
    ・中国出張するにあたり、行く土地の歴史・地理・文化・国民性を知っておきたかったから。
    ・ニュースや人の話で聞く、中国の悪いイメージ(自己中心的・反日)は、あくまで日本側の視点なので、中国側の視点も知りたかった。
    ■本の内容
    ・社会学者3人による、「中国」についての鼎談であり、どちらかと言うと親中で中国に詳しい橋爪氏が、他二人の疑問点(以下のようなこと)に答えていくかたち。
    ・中国のような大きな帝国が、二千二百年も前(秦の時代)にできたのは、どうしてなのか。いかにして、帝国としての統一性を実現し、維持することができたのか。
    ・中国人=アグレッシブで自己中心的なため、統一国家に不

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    2016年10月01日
  • 教養としての聖書

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    旧約聖書は物語としても面白そう。黙示録はなんだかよく分からない、というこれまでのイメージは変わらず。
    やっぱり聖書そのものを一回は読まないとだめかな。

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    2016年07月19日
  • 面白くて眠れなくなる社会学

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    ネタバレ

    基本的な事柄を押さえることができました。憲法については「人民が、約束を守らせる側。国(政府や議会や裁判所)が、約束を守る側です。人民が政府に言うことを聞かせるところに、憲法の本質があります。」と記されています。自民党の多くの人はここを勘違いしているように思います。「人間は、年をとって、死が近づくと、精神の働きが少しずつゆっくりになってくる傾向があります。いわゆる、ボケです。(中略)これは、必ずしも困ったことではありません。自分の死を受け入れやすくする、とも言えるからです。」これは実感としてありますね。

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    2016年04月29日
  • 教養としての聖書

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    文章についていえば、対話形式になっていながら受講生の質問に橋爪さんがあまり答えていないように見える。聖書自体、難解な書物だからしょうがないが。
    内容は、旧約聖書から創世記・出エジプト・申命記、新約聖書からマルコ福音書・パウロのローマ人への手紙・ヨハネ黙示録が収録されている。創世記では、アダムとイブ、カインとアベル、アブラハム契約など、時折海外の小説に登場する言葉について理解が深められた。神は7日間で世界を作るが、そのとき、天と地、夜と昼など、徹底的な二分法を使って無秩序から秩序を形成する。かつて、内田樹の私家版ユダヤ文化論で、ラカンについての説明を読んだが、ラカンは世界には初めから二分法があり

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    2016年03月24日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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    ルターが、農民を皆殺しにしたほうが良いと述べたことについて、「あぶない一神教」の性質を感じた。

    オレはルターが好きだし、ドイツ語聖書が引き起こした歴史的な作用はあまりにも大きかったと考えてて、わざわざルターが住んでたドイツの家まで訪ねて行ったくらいなんだけど、同時に、ルターには、一神教の危なさを感じないわけにはいかない。

    ルターが1543年に書いたユダヤ人を差別する文章『ユダヤ人と彼らのうそについて』では、ユダヤ人をけちょんけちょんに貶す非常に過激な言葉が綴られており、ここまで差別する?っていうくらいひどい。
    日本人から見れば、意味が分かんないほど激しい憎悪。
    キリスト教とユダヤ教の、埋め

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    2016年12月30日