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イスラム法では利子が禁止!? 売春やドラッグの合法化を主張するアメリカのリバタリアニズム!?時代や文化圏によって異なる法には、どのような根拠や正当性があるのか。そもそも法とは何か。強制なのか、ルールなのか。まず第1部で、民主主義社会における近代法の本質を、「言語ゲーム」の観点から読み解く。次に第2部では、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教など、それぞれの宗教において法律はどのように定め、用いられてきたかを説き明かす。そして第3部では、「公」の概念をもとに日本社会における法秩序を問い直す。さらに第4部では、より発展的な問題として、自由はどこまで可能か、国際社会と国内の基準のどちらを上位に考えるのかなど、日本社会を再構築する上で課題となる議論を展開する。人類は法によっていかに幸福を実現できるのか。自由と公共性は両立できるか――。正しい法感覚を磨くための最良のテキスト!!
...続きを読むPosted by ブクログ 2009年10月04日
2ちゃんねるで誰かがすすめているのを見て、半信半疑で買ってみた本。
まだまだ法務のプロとは言えない私ですが、一応は大学で4年間法律を学んだ身です。法律とは何か?という問いに対する答えぐらいは、自分なりに持っていたつもりでした。
しかし、この本のレベルには全然達していませんでした。
特に、法を考...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月22日
橋爪さんは社会学者であり法学者ではないが、実にまともな理解の上に法を捉えており、大変読みやすい。
憲法についてもそうだ。つまりなぜ憲法に無関係に暮らすのが正しい態度なのかということを適切に答えられない人は意外と多いのではないか。
大まかにではあるが、宗教的な観点から法を捉え直すことに関しても、有意義...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月08日
宮崎版新書ブックガイドから。同作からのピックアップ数が多過ぎて、もうどれくらい読んだことやら…って感じ。身についている感、殆ど無いけど。それはさておき、本書も味わい深かった。著者が書いている通り、最終章だけで独立したエッセンスを持っていると思うし、そこだけ読んでも、タイトルの意味には迫れるんじゃない...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月28日
社会学の立場から「法」の基礎をわかりやすく解説している本です。
とはいうものの、いわゆるポストモダン法学が問題にしているような、法の基礎についての考察を展開することが、本書のもくろみではありません。本書の議論の枠組みになっているのは、ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」の発想を借りつつ、著者自身の...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月14日
人間社会から自然に発生したであろう、法という概念。何であるか?と問われ、すぐには回答できそうにない。法が起こる歴史的過程で、宗教とのかかわりが密接である事を知る。ユダヤ教やイスラム教は、教義そのものが法律である。キリスト教は政治に上手に利用された感じがする。仏教では、教義は社会ルールとはならなかった...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月27日
法の原理といった非常に基本的なことが説明されている。
宗教と法に関する説明が非常に多い。といっても、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教、仏教・・・など、様々な宗教と法の関係について簡単に書かれているだけなのだが。
法学部や法律を勉強している人には、基本的な内容過ぎておススメしない。
むしろ、今ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月29日
[ 内容 ]
イスラム法では利子が禁止!?
アメリカのリバタリアニズムは売春やドラッグの合法化を主張している!?
時代や文化圏によって異なる法には、どのような根拠や正当性があるのか。
本書は、近代法の本質を「言語ゲーム」の観点から読み解き、キリスト教、イスラム教、仏教など宗教法の成り立ちを探る。
さ...続きを読む
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