又吉直樹のレビュー一覧

  • 月と散文

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    髙島野十郎展の企画で、又吉さんのトークイベントに当選したので行ってきました。髙島野十郎の月の作品に魅せられて又吉さんから県立美術館に問い合わせがあり、その後親善大使になられた経緯があるそうです。こちらの本の紹介があり、お取り寄せ。表紙の松本大洋装画の子どもの絵にも惹かれる。

    見出しだけでも又吉さんの哀愁がたっぷり漂い、自意識過剰さに愛おしさを感じる。月の灯りで街角の隅っこがほんのり照らされているような読後感。学生時代や下積み時代、現在の交友関係、家族とのユーモアあふれるエピソードが満載。特にお父様の存在は近づいても離れても大きな存在のようで胸が熱くなりました。私も父に連絡しよう。
    独りで過

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    2025年11月13日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    よすぎ!!!!!!!!!!
    チ。から広がってしらない界隈の人の話がきけるのまじ心に栄養。朝井リョウの小説泣くて

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    2025年09月13日
  • 劇場(新潮文庫)

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    大抵の人は永田を嫌うだろうし、実際作中でも永田は嫌われている。ただ、なぜ嫌うのかと言うと、大人が捨ててきた子供っぽさを、永田は大事に抱き抱えつつ、大人でも子供でもない空間に浮かんでいるからなんじゃなかろうか。

    徹底的に自他をいじめ抜くからこそ、そのクリティカルさは生まれている。のにも関わらず、そいつは毎日自分の元に帰ってくる。何も言わなくなるのに、そばにいる。その愛嬌がどうしようもなく魅力的にうつるのかもしれない。



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    2025年09月09日
  • 月と散文

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    日常の、超どうでもいいことが
    超刺さったり、
    超面白かったり、
    超共感できたり

    やっぱり又吉直樹さんは天才だ

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    2025年08月16日
  • 本でした

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    『その本は』も好きだけどさらに好き 
    表紙も、紙も、色合いも、挿し絵も、字体も、全部が読んでる私を包み込んでくれる。四角く固い本なんだけど、人に寄りそう柔らかい本。

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    2025年12月05日
  • 人間

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    主人公、いまのわたしと同い年の設定なのか、と積読から引っ張り出した。

    読んでてだるい部分もひっくるめて、語りの力が物語を凌駕した。中高生のときのわたしに読んでみてと勧めたい。そのころ登場人物たちや又吉と同じく「人間失格」をお守りにしたように、「人間」をもお守りにしたかもしれない。言いたいことが思うように伝わらず腹が立つことがあっては夜な夜なページを開いて、影島の言葉を自分のものにしていったかもしれない。生きづらさを抱える人が、生きることに真正面から向き合って書いた小説が、おもしろくないわけないじゃん。わたしは永山にも影島にもシンパシーを感じながら読んだ。

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    2025年08月06日
  • 月と散文

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    又吉直樹さんのエッセイ。
    何度も読み返したくなるお話が盛りだくさんだった。
    声に出して笑えたり、繊細さに共感したり、そういう考え方もあるのかと感嘆したり。
    いろんな感情が湧いてくる。

    相手の何気ない言葉一つにいろいろ考えを巡らせ、傷ついたり脱線したり、どんどん自分の世界に入り込んでいく。
    その脳内世界が緻密に言語化されている。
    解像度の高すぎる分析。
    世の中にはこんなに物事を感じ取るアンテナが鋭い方がいるのだと思うと、なぜだか救われた気持ちになる。

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    2025年07月11日
  • 月と散文

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    又吉さんみたいな文章を書きたい、もう読みながらいや、わかるわ〜と共感したり、啜り笑いがでたり、なんなんだこの文章、、引き込まれる。1日で読み終わりました。
    へへへ、恋人のお家で読み終わったんだけど6時間くらい読み続けていて正直異様な空間だったなと今では思う。でも私の啜り笑いを見てなんかつられて笑ってて又吉さんのおかげで作られた幸せ空間だったなと思う。ありがとう又吉さん。
    又吉さんとお友達になりたいんですけど、どうしたらいいですかね。
    なんか変態って褒め言葉だよなと改めて感じた。変わってることはまぁ、よくいう個性であって。それに悩む時もあるけど愛せたら多分楽しくなるし、強くなれるのかなあ。全然ま

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    2025年06月24日
  • その本は

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    本と思わず、みんなに読んでほしい まず絵が良い。ヨシタケシンスケさん、ほんと大好き。お話もおもしろく、よく分からないものもとにかく楽しい。古い宝箱を開く感じで、時々開いてる。

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    2025年12月02日
  • 劇場(新潮文庫)

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    もともとyonigeというバンドが好きで、
    その中でも沙希という曲が1番好きで。

    この本から影響を受けて書いた曲だと知ったにも関わらず読んだことがなかったので、
    今更ながら読んでみた。

    終盤、気が付いたら涙が止まらなくなっていた。
    最後の描写は実際の場面を見たかのように強く映像として残っていて、2人のこの時間に終わりが来ることを認めたくなくて、しばらく最後のページをずっと眺めていた。

    永田のプライド、コンプレックス、それが人との関わりにおいて邪魔をしてしまうシーンは、
    ここまでの表出さえしなくとも自分自身の中にもある感情、あった感情な気がして、読み進めるのを躊躇いそうになる瞬間もあった。

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    2025年05月17日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    ネタバレ

    自分の人生で往復書簡形式の本はこれで2冊目。対談よりもこういう文通のほうが好きかもしれない。矢継ぎ早に言葉が飛び交うのより、時間をかけて相手に言葉を渡すのが心地よいからか。

    実は又吉直樹も武田砂鉄もちゃんと文章を読むのはこれが初めてだった。だからこそ、又吉直樹のあの無気力そうでミステリアスな風貌からどんな思考が出てくるのか、ネット上で名前をよく見た武田砂鉄はどんな事を話すのか、とても楽しみだった。
    読んでみると、だいぶ安っぽい感想になるけど、自分に刺さった言葉がたくさんあった。15頁の「人は言動を瞬間的に変えながら〜」に触れた時、この本を買ってよかったとすら思った。私も「2週間前の自分は別の

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    2025年03月24日
  • 月と散文

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    ネタバレ

    魂の解放の話。

    好きな芸人さんではあるけど、メディアに出ている時は色んな方面に気を使いながら喋っている事が多い感じがするのが、この本では恥を忍んで少し魂を解放している雰囲気が良かった。

    最後の「魂を解放してもいいですか?」でスナックでママに応援されながら、一人カラオケを歌う話が良かった。



    p. 93 しかし、文学者が排他的な思想を持っていたことには、少なからず動揺した。それは、文学に幻想を抱いていたからだ。かつては憧れに似た感覚で書店の本棚を見上げていたが、その棚に排他主義者が隠れているのかと思うと吐きそうになる。そんな鈍い感性の書き手は一部に過ぎないのだろうけれど、書店が恐ろしくな

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    2025年03月09日
  • 東京百景

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    奇人だと思ったら怪人だった。なのに真心をぶつけてくるから余計にわからなくなる。読んで笑ってたのに、次のページでは泣いてしまったり、場所に対しての短文があまりに百景で文才と脳の発達具合に驚愕。何枚、皮あんねん。玉ねぎやんけ。

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    2025年02月26日
  • 劇場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    哀しいけど永田側の人間だと自覚しているし、ちゃんと生きにくいし、演劇もやってたし、わかる、わかるよ〜の連続だった。劇場、映画の方がおすすめだけど原作も良い。

    変わらなかった君は何も悪くないんだよって最後の最後まで甘やかしてしまうのも沙希過ぎるし、修復不可能なことに後から気付いて、気付いても最後まで期待を捨てきれず演劇に当てはめて都合がいいように持っていこうとするのが永田過ぎる。

    私は大好きな作品、映画も小説も定期的に読みたくなるだろうな〜!

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    2025年02月02日
  • 人間

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    自分の中心で信じていたことが壊れる。自分の見る景色の真偽がわからなくなる。何を信じればいいかわからなくても、社会で生きていかなくてはならない。思い出は薄れる。記憶は曖昧な過去だし、それを乗り越えて今は上手に生きられるようになったと思い込むこともできる。それを大人になったと表現することもできる。
    本当のものを見ている人なんて本当は一人もいなくて、みんなが見たいものを見ている。みんなが不安を抱えている。各々の見ているものが違うなんて怖い。みんなと同じものを見て同じ感情を抱くことに安心する。それが真実で正義なのだと思い込む。そうやって組まれた輪は潔癖症で、異端は悪だと、悪は懲らしめなきゃと、信念を共

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    2025年01月26日
  • 月と散文

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    お笑い芸人かつ芥川賞作家、又吉直樹先生の本。
    独特と語り口・センスがそのまま本で表現され、かつ本人が日々感じているエッセイ本。
    文字だけでこんなに人を笑わせてくれ、かつ涙したり、やる気を引き起こしてくれる。
    紙の本の無限の可能性を感じた。
    本はやっぱり良い。改めて感じさせられた。
    すっかり又吉先生に魅了された。
    「火花」や「人間」も読んでいこうと思う。

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    2025年01月23日
  • 月と散文

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    又吉さんの心を覗きにいく感じでエッセイを読んだ。他の又吉さんのエッセイもそうだけ、泣いなりホッとしたり笑ったり忙しい。そしてまぁいいや、私も今を生きようって思う。

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    2025年01月23日
  • 東京百景

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    又吉大先生、最高です。
    こんなに面白いエッセイは初めて読みました。めちゃくちゃ笑いました。そして、最後は、グッと心が引き締められました。受動態がわからないから変な日本語だけど、律せられました。やります。
    こんど、東京に行くときはこの本を持参します。
    太宰が通ったと聞いて又吉が通った店に、僕も通ってみたい。

    そして、なにより、この本を読んで、僕は又吉にめちゃくちゃ似ているんだなと思った。
    自意識が肥大した人間。
    とても共感した。わかる。あの感覚。

    そして文庫本収録の最後の一編。
    これはめちゃくちゃ胸打たれた。アツイ。アツすぎる。
    僕達は誰かを喜ばすために生きているわけではない。ただ、生きてい

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    2025年01月14日
  • 月と散文

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    2024最後の本は又吉先生のエッセイで笑い納めでした。
    幼少期の友達との掛け合いが男子だな〜って微笑ましくなったり、
    読書感想文の変わった視点での書き方。
    だるまさんが転んだをそこまで追求する?っていうくらい深掘りする探究心。

    エッセイはカッコつけず、真面目な部分と笑える面白さがあった方がいい。
    著者の人となりが現れて、この人の作品をもっと読みたいって気づけるので。
    卑屈な考えを淡々と静かに語るくせに哲学的な理論だったり真剣に笑かしてくるの、たまらなかった。

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    2025年01月02日
  • 劇場(新潮文庫)

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    2人の間に起こった出来事は、決して劇的なものではない。むしろありふれた話で、だからこそ自分の経験とリンクして胸が締め付けられる思いだった。

    『火花』が良すぎてなかなか読めていなかったのだけど(?)、もっと早く読んでおけばよかったと後悔。

    「乱暴に言う自分の言葉で興奮しているようだった」
    「涙を感動の物差しとして誰かに示すことを恥と思ういやらしさ」
    「(沙希には)夢のある暮らしに対する期待があった。それを目の当たりにしてしまったことがつらかった」
    「僕の場合、与えるということは「欲求」であって「優しさ」なんかではないのかもしれない。こんなことを考えている時点で下品だなと思う。」
    「芸術という

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    2025年02月22日