又吉直樹のレビュー一覧

  • 人間

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    知的、ユーモア、第一話最後の色んなタイプの人間によるすれ違い。
    人間、という大きなテーマに立ち向かい紡ぎ出される言葉の数々が、引けを取っていないのがすごい。

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    2021年05月16日
  • 蕎麦湯が来ない

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    せきしろさんと又吉さんの共著。
    自由律俳句の合間に2ページの短い随筆が、そしてどこかで見たことありそうな普遍的な写真が挟まる。

    随筆は日常にある些細ながらも人生のうち3回くらいしか起こらなそうな出来事を拾い上げているのがとてもいい。
    わたしは小さいが「あるな」という事象をきちんと言語化できる人への憧れがある。

    せきしろさんの「町の変わったおじさんを認知しているつもりが自分もおじさんから認知されていた」という話、何気ないんだけど何気なく考え方を変えられそうだ…。
    第三者視点の観察者だと思ってたのにいきなり一対一の関係に持ち込まれる恥ずかしさ、あるよね。

    最後にあとがきの類がないのが良かった

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    2021年05月03日
  • 蕎麦湯が来ない

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    ダヴィンチか何かの雑誌で紹介されていて買ったエッセイ
    又吉さんとせきしろさんのエッセイ
    面白い文章がいっぱいだった
    「文庫本で席を取られていた」や「ラを唄う人だった」などなど
    時々写真も載っていたけど、どの写真も僕には寂しく怖く感じた。だからあまり見ることができなかった。

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    2021年03月29日
  • 蕎麦湯が来ない

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    このシリーズはどれも好きです。軽い気持ちでクスクス読んで油断していると、ふとした一句に心の奥を掴まれて奪いとられてしまいます。

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    2021年03月09日
  • 蕎麦湯が来ない

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    シリーズの中で一番好きかも。
    ちょっとした小石につまずいて、そのことをいつまでも忘れない、かといって恨んだりもしない、ちょうどよい根の持ち方だと思った。

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    2020年11月14日
  • 東京百景

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    筆者のその時々の気持ちを東京という街に絡めて書いた随筆。「東京百景」というタイトルは、言い得て妙である。  GWなのに、緊急事態宣言が出て外出するのが憚られることもあり、読書で東京の名所巡りでもできるかと積読していたこの本を読むことにした。

    ジャンルとしては随筆になるのか。3〜4ページの文章もあれば、7、8行で終わるものもある。彼が東京に出て来てから、東京の色々な街で七転八倒する姿が描かれている。苦しい体験だけでなく、人の温かさも描かれている。また、SFっぽい文章もあり、筆者の頭の中が覗けるのが興味深い。

     「過剰な意識たちが皮膚に突き刺さって痺れるような痛みを感じる街。」これは、原宿につ

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    2026年01月18日
  • 火花

    購入済み

    びっくり

    警察ものの小説ばかり読み漁っており、気分転換にと本書を購入。当初は期待していなかったが、良い意味で裏切られた。
    主人公の心情、描写、構成も優れていると思う。

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    2020年04月04日
  • 蕎麦湯が来ない

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    せきしろさんの「もう一度数を数える」と
    又吉の「「カウンターにしてください」と怒られた」
    が特に好きだった。
    又吉のたまにくる関西弁のツッコミがおもしろい。ツッコミがおもしろい人はボケもおもしろい。

    このシリーズは全て購入してるし、このシリーズのお陰でせきしろさんのことをすごく好きになった。いい出会いだなぁ。

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    2020年03月24日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    『火花』の又吉直樹と『紋切り型社会』の武田砂鉄による往復書簡。
    相手の手紙への完全な応答とも言い切れない返信で、思索を発展させ進んでいく感覚が、1人で考えている状態を再現・言語化してくれているような本。

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    2019年05月19日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    例えば〇〇が結婚した、〇〇が転職した、とか具体的な噂話が聞きたいんじゃなくて、ではそこから派生する、例えば結婚観や仕事観というと大袈裟だけど、そういう概念的な抽象的な話が好きな自分にはとても好きな本。
    まさに「無目的な思索の応答」が好きなので、心地よかった。

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    2019年04月06日
  • 火花

    購入済み

    話題になった作品

    火花は芸人のピースというコンビの又吉さんが書いた小説で芥川賞も受賞し一昨年話題となった作品。主人公は芸人であり、尊敬する先輩との物語となっている。人間の感情をかなり細かく表現していて、読みながら自分が持っている普段は人に恥ずかしくて言えない感情と重ね合わせられとても面白かった。あー、こういうの分かるという感じ。繊細な心の人に是非読んでほしい作品。きっと共感できることや、こうゆう風に考えてしまうのは自分だけではないのかと安心できると思う。本読むスピードが遅い自分も夢中になってしまいあっという間に読み終えてしまった。また又吉さんの書く作品を読んでみたい。

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    2017年04月22日
  • 火花

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    言葉が生々しく刺さる。
    神谷の人間性に引き込まれていった。
    なんだか羨ましいなぁと思うことも多かった。

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    2026年02月01日
  • 火花

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    ネタバレ

    又吉と大悟を題材にした作品なのかなと思いました。
    読み始めた時は、タイトルの火花について、漫才をしてる時の観客の爆笑を表現したタイトルだと思っていましたが、読み終わってみて、燻りながらもお笑いに真剣な自分達の闘志を表しているのかなと思いました。
    自分のお笑いにどこまでも真っ直ぐな先輩とそれに憧れと少しの妬みを持つ主人公の燻りながらも幸せな日々に羨ましいと感じてしまいました。
    作品としては、スパークスの最後の漫才にグッとくるものがありました。また漫才師は何をしてても漫才師っていうのは確かにと感じました。人を笑わせられる人は何をしてても周りに笑顔が絶えないし、そんな人に自分もなりたいと感じました。

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    2026年02月01日
  • 劇場(新潮文庫)

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    偶然の関係が、演劇とともに壊れていく。
    正しさが分からなくなった先で、お互いの気持ちの変化がすれ違っていく描写がとても苦しかった。
    ラスト、ずっと胸の内に留めていた本音を演劇に重ねて言い合う場面がとても良かった。

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    2026年02月01日
  • 本でした

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    お題を出せば本として返すマシーンがあり、(たぶん実際の)子供たちが出す無茶振りなお題にそのマシーンに扮した又吉&ヨシタケ両氏が物語として返答するという内容。全てが安定のクオリティだが、これは現代社会を席巻してきた2025年時点での生成AIに対する二人の回答でもあると思う

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    2026年01月30日
  • 劇場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ほぼミステリーしか読んだことのない自分にとっては、すごく緻密で難しい文章に感じた。理解するために同じ文を何度も読み返した。
    永田が本当にクズすぎて見てられないほどなのだが、それでも二人の別れ方がどうしようもなく切なくてラストで泣いた。2ケツのシーンの永田の長台詞も好き。沙希ちゃん幸せになってほしい。

    映画版が好きすぎて読むのが逆に怖かったけど原作もとても良かった!

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    2026年01月27日
  • 火花

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    創作する事について書かれている小説はいくつかあり、それらは創作をする多くの人に当てはまるものが
    過半数を占めるのかなと思っています。

    この小説もそれに近いのかなと思っていましたが、
    紛れもなくお笑いをやっていないと分からないニュアンスが多くあり、新鮮な気持ちになりました。
    聞いたことがなかった?という気持ちですかね。
    この本は創作をする人の生き様を書いているのではなくより面白くなる事を生業としている芸人の事を細密に書かれている本だと思いました。
    なので創作をする人が読んで面白いけど為にはならないかな?と思ってもおかしくないと思います。
    →悪い意味ではないです。

    テレビでしか見た事なかった芸

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    2026年01月26日
  • 本でした

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    お話の始め方のわくわくとエピローグのじんわりとした感動がこの本の良さの大きな部分を占めている。

    ヨシタケシンスケは絵もあるから有利なのか?さすがに外さずどれも面白く、又吉は途中で飽きそうだった。本が好きという本では、それをカバーすべく良い話を力を入れて書いてきたという感じだけれど、ここに来て他とは違いありがちな展開と感動に傾きすぎうまくまとめすぎな感じはやっぱり否めず。でもこの作品がないよりは良かったとは思う。

    2人の作家の作品を交互に載せるなんて才能の競争のようなこと、読んでいるだけでヒヤヒヤした。

    ヨシタケシンスケはこんなにたくさんのアイディアを既に世に出しているのに、毎回なんとなく

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    2026年01月24日
  • 火花

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    師匠と仰ぐ男と主人公の曖昧でギリギリバランスが取れていて実は取れていない関係。どこまで愛情をもって寄り添えるか。上下関係を基礎とした関係の危うさを暖かく描く。

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    2026年01月22日
  • 火花

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    自分なりの「面白い」を最後まで貫こうとする神谷の姿が、とても愛おしく感じられた。作中では常に阿呆で、ボケばかりを繰り返す存在として描かれているが、その一方で、物事を深く考え、それを言葉にできる賢さも併せ持っているように思える。
    先輩という立場から徳永に助言を与えてはいるものの、現実には売れていないという状況もまた、神谷という人物を雄弁に物語っている。
    お笑いに人生を賭けた「狂人」という意味では、神谷は徳永にとって間違いなく尊敬すべき存在である。しかし、その突き抜けた狂気は万人に受け入れられるものではなく、世間から見れば「つまらないやつ」としか映らない残酷さも同時に描かれている。
    この作品を通し

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    2026年01月19日