又吉直樹のレビュー一覧

  • その本は

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    良い話、面白い話、泣ける話、考えさせられる話、バカバカしい話、いろいろある中でまさかの意外なオチ。子供も読めると思うけど、どちらかと言えば大人のための絵本な感じ。こういうの好き。

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    2025年10月17日
  • 本でした

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    途中までは、お題に沿ってつらつらと続くのかな、と思っていた。もちろん面白く読み進めたけれど、次第にその中核に近づき…心がザワザワし始める…。本って、楽しいばかりじゃない。辛いこと、苦しいことも教えてくれる。いろんな感情が目を覚ます。何を感じても、想っても、それは人それぞれのもので、正しいとか間違いとかの話ではない。一人一人の紡ぐ物語はひとつひとつ輝いている。

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    2025年10月15日
  • 火花

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    日中は過ごしやすく、夜になると肌寒さを感じはじめる季節に読みたくなる本です。

    この作品を読むと、自分の軸を持つことの大切さと、それを貫き通す難しさを再確認させてくれます。
    自分軸を守るために他人の目を気にしてそれなりの成功を果たした主人公と、自分軸を守り抜いたために社会的な成功を果たせなかった先輩。
    両者の気持ちがわかるからこそ、痛快で切なく、何回読んでも心に響く作品です。

    大学生の時に当該作品に出会い、今は社会人一年目なので、影響を受けやすいのかもしれません。

    この作品を私の文章力で評価するのも大変烏滸がましいので、機会があれば一度手に取っていただきたいです。

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    2025年10月03日
  • その本は

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    ネタバレ

    全ての話が「その本は」から始まるけれど、2人とも全く違う本ばかりだった。
    ヨシタケシンスケさんが書く又吉さんが可愛くてツボだった。
    又吉さんの作品も読んでみたいなと思った。
    まさかすぎる結末だった。
    2人が捕まっているところイラストで石を投げられているのが、ヨシタケシンスケさんで、ヨシタケシンスケさんの優しさ?を感じた。
    本でしたも読んでみたいなと思った。

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    2025年09月24日
  • その本は

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    ネタバレ

    正直9割はふざけた内容だけど、ヨシタケさんの第6夜と第12夜は本当にそんな本があったら読んでみたいと思った。希望を失った人が立ち直るまでのストーリー・・自分、今どん底からもがいてるんで。もし立ち直れたら自分も書きたいかも。誰かを救うのは、自分を救う事になるんだなぁ。どちらも人生につまづいた人にオススメ
    又吉さんの第7夜と第9夜(の、結婚式の話が)泣けた。7夜は絵本作家を目指す小5の岬と転校生の春ちゃんとの話なんだけど、交換日記がほほえましくて、ラストいきなり離れ離れになってしまって岬くんが30年後大人になって本を出すのだけど、もう涙が止まらない
    第9夜は娘の結婚式でトランペットを吹きたかった父

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    2025年09月20日
  • 火花

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    かなり前に映画を見てしまっていた。
    本読んでから映画見たかったー!
    けど面白かった!文章から又吉さん感じた。

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    2025年09月18日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    よすぎ!!!!!!!!!!
    チ。から広がってしらない界隈の人の話がきけるのまじ心に栄養。朝井リョウの小説泣くて

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    2025年09月13日
  • その本は

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    某リユースショップで購入し、我が家本棚へお出迎えしました。おかげでゆっくり読むことができました。
     その本は・・・
    短編で又吉直樹さんとヨシタケシンスケさんの両方の良さがでた1冊で2冊分以上の楽しめる本です。
     その本は・・・
    時にクスッと 時にウルっと
    面白い1冊です。
     第9夜と第10夜が好きです。

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    2025年09月11日
  • 劇場(新潮文庫)

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    大抵の人は永田を嫌うだろうし、実際作中でも永田は嫌われている。ただ、なぜ嫌うのかと言うと、大人が捨ててきた子供っぽさを、永田は大事に抱き抱えつつ、大人でも子供でもない空間に浮かんでいるからなんじゃなかろうか。

    徹底的に自他をいじめ抜くからこそ、そのクリティカルさは生まれている。のにも関わらず、そいつは毎日自分の元に帰ってくる。何も言わなくなるのに、そばにいる。その愛嬌がどうしようもなく魅力的にうつるのかもしれない。



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    2025年09月09日
  • その本は

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    おもしろーい!
    絵本と短編の組み合わせで、ずっと本について書いてる。
    挿絵や装丁もすばらしい!途中桜の花びらがガチで挟まってると勘違いしたり、本のページが少し焦げてるところあったり、こういう仕掛けは大好き!

    交換絵日記の話は危うく外で読んでて泣き出しそうになった。ずるいよ、ずるい。これは多くの人に読んでもらいたいし、感想を言い合いたい!

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    2025年08月28日
  • 月と散文

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    日常の、超どうでもいいことが
    超刺さったり、
    超面白かったり、
    超共感できたり

    やっぱり又吉直樹さんは天才だ

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    2025年08月16日
  • 人間

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    主人公、いまのわたしと同い年の設定なのか、と積読から引っ張り出した。

    読んでてだるい部分もひっくるめて、語りの力が物語を凌駕した。中高生のときのわたしに読んでみてと勧めたい。そのころ登場人物たちや又吉と同じく「人間失格」をお守りにしたように、「人間」をもお守りにしたかもしれない。言いたいことが思うように伝わらず腹が立つことがあっては夜な夜なページを開いて、影島の言葉を自分のものにしていったかもしれない。生きづらさを抱える人が、生きることに真正面から向き合って書いた小説が、おもしろくないわけないじゃん。わたしは永山にも影島にもシンパシーを感じながら読んだ。

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    2025年08月06日
  • 月と散文

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    又吉直樹さんのエッセイ。
    何度も読み返したくなるお話が盛りだくさんだった。
    声に出して笑えたり、繊細さに共感したり、そういう考え方もあるのかと感嘆したり。
    いろんな感情が湧いてくる。

    相手の何気ない言葉一つにいろいろ考えを巡らせ、傷ついたり脱線したり、どんどん自分の世界に入り込んでいく。
    その脳内世界が緻密に言語化されている。
    解像度の高すぎる分析。
    世の中にはこんなに物事を感じ取るアンテナが鋭い方がいるのだと思うと、なぜだか救われた気持ちになる。

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    2025年07月11日
  • 月と散文

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    又吉さんみたいな文章を書きたい、もう読みながらいや、わかるわ〜と共感したり、啜り笑いがでたり、なんなんだこの文章、、引き込まれる。1日で読み終わりました。
    へへへ、恋人のお家で読み終わったんだけど6時間くらい読み続けていて正直異様な空間だったなと今では思う。でも私の啜り笑いを見てなんかつられて笑ってて又吉さんのおかげで作られた幸せ空間だったなと思う。ありがとう又吉さん。
    又吉さんとお友達になりたいんですけど、どうしたらいいですかね。
    なんか変態って褒め言葉だよなと改めて感じた。変わってることはまぁ、よくいう個性であって。それに悩む時もあるけど愛せたら多分楽しくなるし、強くなれるのかなあ。全然ま

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    2025年06月24日
  • その本は

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    その本は、ズルい。おすすめの本を紹介する本かと思いきや、まるで人間のように意志や性格持つ本そのものが世界中にあるという裏切り方をしてくる。
    更にヨシタケシンスケさんのイラストと絶妙に絡み合って、その本を可愛らしく紹介してくる。

    その紹介の仕方が絶妙で滑稽でおかしく、夢中で読み進めてしまうが、途中で同じパターンに飽きられそうな事に気づき、友情をテーマにした悲しく、切ない本を挟んで涙を誘う。

    クスッと笑わせ、涙も誘い、私の時間を容易に奪うズルい本である。

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    2025年06月01日
  • 劇場(新潮文庫)

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    もともとyonigeというバンドが好きで、
    その中でも沙希という曲が1番好きで。

    この本から影響を受けて書いた曲だと知ったにも関わらず読んだことがなかったので、
    今更ながら読んでみた。

    終盤、気が付いたら涙が止まらなくなっていた。
    最後の描写は実際の場面を見たかのように強く映像として残っていて、2人のこの時間に終わりが来ることを認めたくなくて、しばらく最後のページをずっと眺めていた。

    永田のプライド、コンプレックス、それが人との関わりにおいて邪魔をしてしまうシーンは、
    ここまでの表出さえしなくとも自分自身の中にもある感情、あった感情な気がして、読み進めるのを躊躇いそうになる瞬間もあった。

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    2025年05月17日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    ネタバレ

    自分の人生で往復書簡形式の本はこれで2冊目。対談よりもこういう文通のほうが好きかもしれない。矢継ぎ早に言葉が飛び交うのより、時間をかけて相手に言葉を渡すのが心地よいからか。

    実は又吉直樹も武田砂鉄もちゃんと文章を読むのはこれが初めてだった。だからこそ、又吉直樹のあの無気力そうでミステリアスな風貌からどんな思考が出てくるのか、ネット上で名前をよく見た武田砂鉄はどんな事を話すのか、とても楽しみだった。
    読んでみると、だいぶ安っぽい感想になるけど、自分に刺さった言葉がたくさんあった。15頁の「人は言動を瞬間的に変えながら〜」に触れた時、この本を買ってよかったとすら思った。私も「2週間前の自分は別の

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    2025年03月24日
  • 月と散文

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    ネタバレ

    魂の解放の話。

    好きな芸人さんではあるけど、メディアに出ている時は色んな方面に気を使いながら喋っている事が多い感じがするのが、この本では恥を忍んで少し魂を解放している雰囲気が良かった。

    最後の「魂を解放してもいいですか?」でスナックでママに応援されながら、一人カラオケを歌う話が良かった。



    p. 93 しかし、文学者が排他的な思想を持っていたことには、少なからず動揺した。それは、文学に幻想を抱いていたからだ。かつては憧れに似た感覚で書店の本棚を見上げていたが、その棚に排他主義者が隠れているのかと思うと吐きそうになる。そんな鈍い感性の書き手は一部に過ぎないのだろうけれど、書店が恐ろしくな

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    2025年03月09日
  • 東京百景

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    奇人だと思ったら怪人だった。なのに真心をぶつけてくるから余計にわからなくなる。読んで笑ってたのに、次のページでは泣いてしまったり、場所に対しての短文があまりに百景で文才と脳の発達具合に驚愕。何枚、皮あんねん。玉ねぎやんけ。

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    2025年02月26日
  • 劇場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    哀しいけど永田側の人間だと自覚しているし、ちゃんと生きにくいし、演劇もやってたし、わかる、わかるよ〜の連続だった。劇場、映画の方がおすすめだけど原作も良い。

    変わらなかった君は何も悪くないんだよって最後の最後まで甘やかしてしまうのも沙希過ぎるし、修復不可能なことに後から気付いて、気付いても最後まで期待を捨てきれず演劇に当てはめて都合がいいように持っていこうとするのが永田過ぎる。

    私は大好きな作品、映画も小説も定期的に読みたくなるだろうな〜!

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    2025年02月02日