又吉直樹のレビュー一覧

  • 人間

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    影島道生がナカノタイチに当てたメールがエグい。
    ここまで人に理詰めできるのかと驚いた。しかも揚げ足を取るとか、ただ揶揄するとかではなく、周りを否定せず、ナカノタイチだけを逃さないように取り囲み、言葉で刺す。 これが又吉直樹か、と。自分に言われてるかと感じるところもあり、読むのがしんどい箇所もあった。

    又吉さんのYouTubeも面白くてよく観る。この小説はほんと又吉直樹そのものだろう。エピソードがYouTubeで語られていたのと同じだった。同じなのに文字でもちゃんと笑えた。

    人間。その弱さ。人間が作る社会。その端に追いやられる弱き者。人間は弱い。拙い。
    良い小説に出会えた。

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    2026年02月01日
  • その本は

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    この本は、本を媒介にして伝えたい真意がある。
    その真意が何なのか、考える余白が沢山ある

    この本は、フッと笑える滑稽な軽さと、一度立ち止まって考えないといけないような重さを持っている。

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    2026年02月01日
  • 生きとるわ

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    ネタバレ

    中盤からきつかった。
    顧客からお金騙し取るの成功して、
    2回目行く時、なんか次もいけそうな感じ、むしろバレるなって言う感情で読み進めてしまった。

    冷静に考えたら、間違いなく誘き出されているのに。上手くいけ、彼に光をと。岡田もたぶん屑なのに肩入れしたくなるのは、可哀想な人を救ってあげたいっていう私の偽善心なのかも。

    たしかに横井はどこでもいるし
    自身もそんな時があるんだろうと客観視できた


    家族の関係性がたくさん出てきてきたのもよかった。横井と父、元妻と両親、神と神の子
    この目線で見ると、愛の形は歪んでても間違いではないよな。

    プールへの飛び込みという強烈なシーンが、信頼と裏切りと言う形

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    2026年02月01日
  • 生きとるわ

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    おもしろい。だけど…なんでこうなる…、と頭を抱えたくなるような話です。脳がぐわんぐわん揺さぶられます。クズのヨコイ。お人好しのオカダは振り回されます。いや、でも本当にそうなのか?
    どうにも救われない彼らが最後に笑っていてくれればいいなと願うばかりです。
    この救われなさを切なくおかしく表現する、又吉直樹に完敗。

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    2026年01月29日
  • 本でした

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    本作は「その本は」に続く続編で、相変わらずユーモアと温かさが詰まった本でした。
    私は、ハードカバーは殆ど購入しませんが、このシリーズは、ハードカバーであるからこそ意味があるように感じます。
    本は通常、ページを開けて文字を読むことで世界観に没入するもの多いですが、このシリーズは、本の表紙、ページの硬さ、デザイン、重さ、カバーの手触りや質感等そういう全てが、作品の世界観を作っているように感じました。
    作者お二方の、THE、天才感!たっぷり感じられました。誰も傷つける事ない温かなユーモア。
    こんな村やこんな世界があったらなあ。想像が湧き起こる作品です。
    一瞬で読んでしまったなあ。

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    2026年01月29日
  • 火花

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    おもしろいのに読みやすい。
    神谷も徳永も途方もなく愛おしい。
    どこか喧騒の端っこに本当に居るんだろう
    と錯覚してしまう。そして、居るのならば
    どうか幸せでいて欲しいと願わずにはいられない。

    自分は徳永に感情移入することが多かった。
    強固たる意思があり一貫してパワーのある
    どこか狂気的な魅力を含む人間に強い憧れがある。
    なろうとしてなれるものではなく、
    それはきっと模倣というものに
    なってしまうだろうし、そこに純粋さはない。
    神谷が羨ましくてたまらなかった。
    彼の人生を、伝記を、ずっと見ていたいと思った。

    徳永も不器用なのだろう。一途さが愛おしい。
    スパークの最後の漫才では思わず泣いてしまっ

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    2026年01月25日
  • 火花

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    芥川賞受賞作品の中でも人気の高い「火花」、とても面白かったです。漫才を通じて、勝ち負けやクリエイティブな才能が求められる世界で生きる勇気ある人達が直面する人生の厳しさ、辛さ、そして喜びが短いストーリーのなかで無駄なく表現されていて、感動しました。

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    2026年01月10日
  • 本でした

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    いやー期待を裏切らない!又吉さんとヨシタケさんのアイデアとユーモアと感動が溢れる1冊。

    前半はサクサクと軽い感じで読み進めていったけど、後半になるに連れてだんだんと深い内容や作り込まれている感じがあって読み応えが増して言った。
    これも結末につながる仕掛けなんだろうな〜と読み終えて伏線回収されたような気がした!
    どの復元依頼の回答も面白かったけど、やっぱり最後の[整理番号27] 主人公が「本が好き」の復元内容がグッときた。

    新年早々から頭の中を空っぽにして読んでよかった。
    想像力が膨らむし、やっぱり私も本が好きだーとさらに感じることができた。

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    2026年01月10日
  • 本でした

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    これもまた、本好きさんが好きな本じゃないかな、そう思うし、たくさんのタイトルや書き出し、私ならどんな本にしよう?そう考えると楽しくなる。

    中盤、メインの想のお話がだいすき。
    本をよく読む人はきっと、そうそう、ってなる話。
    「ため息も生きるための呼吸」は、自分の辞書に入れておきたいフレーズ。

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    2026年01月07日
  • 本でした

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    ネタバレ

    読むとほっとする
    読むと少し笑うことができる
    読むと少し想像力が豊かになる
    読むと心が温かくなる
    読むと明日からの活力が湧いてくる
    読むと少し勇気が出る
    読むと今まで感じてきた思いが書いてある
    読むとその思いに肯定できるようになる

    そんな本。

    p. 194
    「今、想がお母さんのためにできることを考えるのは大切だけど、お母さんの人生はお母さんのもの。だから、お母さんの判断を尊重すること。そして、想も自分の気持ちに正直になって、やりたいことを言うべきだ。どちらも無理して自分を犠牲にする必要はないんだよ」

    わたしは、自分の母親のことを可哀想だからなんかしてあげなきゃ。
    可哀想な所から、助け出さ

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    2026年01月05日
  • 火花

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    序盤に出てくる「幻のように鮮やかな花火が夜空一面に咲いて、残滓を煌めかせながら時間をかけて消えた。」という一節がとても美しい。
    この一節はストーリーの根幹にある「売れた芸人の華々しさと売れずに散っていた芸人の儚さ」を暗示しているようにも思われ、そう考えるとより味わい深い。

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    2026年01月04日
  • 火花

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    ネタバレ

    すばらしかった、熱、熱だ
    熱海の花火で始まり、熱海の花火で終わる。なんとなく、タイトル「火花」を想起してしまう。そんな構成も文体もずっと素晴らしく美しいものだった。関西弁の、甘美な響きがうらやましい。

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    2026年01月02日
  • その本は

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    コラボ作品なので、イラストと文とがいいバランスで読み進めることができるいい本。

    特に第七夜が好き。中2のムスコに勧めてあげたら、うぁああと言って言葉を失ってました。

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    2025年12月27日
  • 本でした

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    あたたかい気持ちになった。
    ある書き出しからの発想力で楽しめて、
    本を読むということが改めて大好きだと思えた。最後の本が好きのお話がたまらない。

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    2025年12月08日
  • 蕎麦湯が来ない

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    自由律俳句というものに初めて触れました。

    ふふっとなる感じで面白いです。
    私は全シリーズ読みたいと思います。

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    2025年12月07日
  • その本は

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    私1人のために書かれた本にいつか出会えるかもしれない。だから本を沢山読もうと思いました。その本は私のための本を探し続けます。

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    2025年12月03日
  • 月と散文

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    又吉さんの言葉が好き
    関西弁がスラスラ入ってくるのもすごい
    ただの日常をただの特別にしているのもすごい

    何回でも読む

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    2025年12月02日
  • その本は

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    とても面白かった。
    形式にとらわれない、物語のオムニバス。
    特に好きなのは第7夜の「その本は、誰も死なない。」。
    読み進めると少年時代を思い出すこそばゆい気持ちと惹かれ合う二人のやり取りにジンとくる優しい話に感じるのだけれど、最初に提示されている「誰も死なない」に引っ張られて少し不安をはらんで物語が進む。
    それぞれの物語に出てくるキャラクター、例えば第7夜なら子供ならではというか、又吉ならではなのか、ヨシタケシンスケさんならではなのか、「本」との向き合い方がなるほど〜わかる、と思えるんだけれどどこか独特で、クスクス、ゲラゲラ、ハラハラ、ジーン、いろんな感情に振り回される。王様が二人から物語を聞

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    2025年11月29日
  • 本でした

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    すごく良い。この2人の組み合わせまじで好き。個人的には本好きな主人公のやつと、人間失格だがそれでも人間のやつ

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    2025年11月28日
  • 月と散文

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    又吉さんの本を以前から気になっていたが初めて読んだ。
    又吉さんの感性豊かな綴りに牧歌的な心地よさを感じた。
    個人的に一緒にお酒を呑み、話を聞いてみたいと思った。
    何もないいつも通りの日常に又吉さんのような感受性があれば結果的に思い出深い人生と呼べるかも知れない。

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    2025年11月15日