又吉直樹のレビュー一覧

  • 人間

    Posted by ブクログ

    最後に、自分は人間が拙い、と表現してるのが心に残りました。未熟とか幼いとか弱いとか、そんな言葉で片付けるのとは違っていて、不器用で下手くそでもあるががままでいていいと優しく包み込み、背中を支えてくれるような強さを与えてくれました。そもそもこの拙さは、社会生活における様々な経験を経て形成されたものだと思うし、単純な人間の青さとは違うように思う。今もってる漠然とした不安や悩み、矛盾を消化できないモヤモヤ、たびたび邪魔をしてくる自己意識など、それらはおそらく、ある生きづらさの中でも自分が大事にしたいと信じてた価値観や関係性で生まれたものだと思うからこそ、みんな抱えたまま生きていい。これまで否定したかった自分を肯定させてくれるような小説でした。

    0
    2026年08月02日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    本当に素晴らしかった。間違いなく今年1番の本です。

    又吉先生の作品は火花以来の2つ目で、読んで冒頭は火花のような展開と内容になると思いましたが全く違いました。今作は極めてストーリー性があり、展開もしっかり有る内容でした。

    主人公を通して、様々な瞬間への感情を言葉にする力が本当に素晴らしいです。

    自分に経験があった感情や、それに近い感情がスルスルと言語化されているようで、過去の自身の形の掴めない感情が、形を帯びた様な感覚になりました。

    もちろん自分が経験したことの無い事すら、自分にあったかの様に思う程でした。

    作品は大阪が舞台ですが、今作も火花同様にどこか又吉先生の人生を少し変えて、経験したことを書いてるかと思いました。しかし内容からそれはあり得ず、少しばかりは重なったとしても、やはりこのフィクションを読者にそう思わせるところは、又吉先生の感情の言語化と、抽象を具体化する力にあるかと思います。

    何故フィクションを、作者が経験した人間かの様な言葉と、感情でここまで表せるのか?
    そして読者にもその様な気持ちにさせるのか驚きでした。

    決して主人公が自分の様だと重ね読むのでは無く、全く別の人間と終始読んでいたのに、一方では自分に起こった内容であると感じるさせるって、凄くないですか?

    又吉先生の他の作品も見ていきます。

    0
    2026年07月31日
  • 失恋カルタ

    Posted by ブクログ

    この本に共感できたり同調できるから
    失恋することも悪くないじゃんて思う

    っていうきれいな感想をもってしまた

    絵と余韻がある言葉たち
    とっても素敵でした

    0
    2026年07月23日
  • 失恋カルタ

    Posted by ブクログ

    失恋をカルタに…!面白い!

    又吉さんの言葉選び、そして短い文章から膨らむ想像、物語。

    イラストもぴったりで、素敵でした。

    ふと思い出した時に手に取りたくなるような一冊。

    0
    2026年07月20日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    公認会計士である主人公がリスク管理もできずに500万円もの大金を貸したのは何故なのか…物語が進むにつれて主人公の人生とともに少しずつ明らかにされていき読む手が止まらない。又吉さんの火花は爽やかな読書感だったのにこれはなかなか重たい。
    主人公の丁寧な心理描写や追い詰められ感は町田康さんの告白に似ているなと思いました。

    0
    2026年07月19日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    今まで、どうしても「芸能人が書いた本・・・・」というヘンテコな固定観念が強すぎて、なかなか読めなかった又吉先生の作品。
    また言ってしまうが・・・・面白かったです。
    いろんなクズが登場するが、
    それぞれを上手に表現されていて感心。
    主人公のクズさは、読み始めの好人物と感じた印象から、ドンドンくずさが増して・・・楽しませてもらった。
    最初から最後まで嘘をつき続けるクズへのイライラは・・・・・読者の皆さんもイライラしたことでしょう・・・・・!
    映像化されそうですね・・・

    0
    2026年07月13日
  • 劇場(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    これ天才的な文をしている、これストーリー的には平凡なカップルの話なんだけど主人公の心情がうまくかれてて、なんかひねくれすぎた人の思考回路がちっとだけわかたって自分もその片鱗があるんだなって自覚してしもた、カップルってずっと一緒にいて、わらったりしてるけど、細かく見るとちっとずつのすれ違いで、とんでもないことになるんだなって初めて実感できたキがすふ
    最後はなんとなくおわったけど、この後の2人の関係を想像すると、さいごは主人公がつくった演劇のように別れちゃうんだなっておもうとかなしくなった火花もよんでやろっと

    0
    2026年07月08日
  • 人間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これは、えぐいよむのきつかった実は彼女が寝取られるとことかなんか心臓が辺な動きしてほんとにきつかった
    やっぱ又吉の本はきれーだなっておもったよみやすいとゆうか読んでるうちに心が躍るようなかんじ内容はまっまく明るくないが文体がすき
    またよみたいまたよし

    0
    2026年07月08日
  • 本でした

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヨシタケシンスケさんの『子どもが作った泥団子がこんなにも硬くなることを誰も予想していなかった』という題のお話がすごく面白かったです!

    子供が作った泥団子を投げると… 人が死んでいた

    どんだけ泥団子強いの!?と思いめっちゃ笑いました(笑)

    私もこんな感じのショーストーリーを描きたくなってきました!

    みなさんは書くとしたらどんな内容を書きますか?

    0
    2026年07月06日
  • 劇場(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の最後に永田が沙希の部屋で演劇のセリフとしながら自分の思ってることを素直に全部吐き出すシーンを泣きながら読んだ。
    永田の今までの沙希に対する態度は正直最悪で、沙希に甘えてるにしてもこの態度は無いでしょと思いながら読んでたのに、最後は涙が止まらなかった。
    永田の弱さもわかるし、お互いすごく好きだったんだよなぁという思いも込み上げてくるし、でもあれは酷かったという気持ちもあってぐちゃぐちゃなのに、最後の「ばぁぁぁ」でフッと笑ってしまった。
    やっぱり又吉さんの書く文章は好きだ。

    0
    2026年07月06日
  • 失恋カルタ

    Posted by ブクログ

    切な面白いです。
    共感出来るのもあれば、なるほどと思える文もありました。
    【ん】【を】は難しいんじゃないかな?と思って読んだらなるほどᵕ̈*となりました。
    ご本人のYouTubeでも仰ってますが、女性目線なのでそこも良かったです。
    【き】は絵も笑えますねᵕ̈*

    0
    2026年06月19日
  • 本でした

    Posted by ブクログ

    楽しかった(*^^*)♪この2人なら、きっとこうするに違いない!と思ったとおりの展開だった(;´∀`)そして私ならこうしたいと思った事を村人がやっていた(^_^;)でも、私には本を復元する事は無理です(-_-;)

    0
    2026年06月15日
  • 本でした

    Posted by ブクログ

    ふたりの共著「その本は」の続編でしょうか。「その本は」もかなり楽しかったのですが、「本でした」もそれを超える素晴らしさでした。おふたりの哲学をのぞき見させていただいているような感じで、大変興味深かったです。

    0
    2026年06月08日
  • 本でした

    Posted by ブクログ

    このシリーズ良い。裏切らない。
    インパクトのある題名と鮮やかな回収。
    最後のリストたちが魅力的過ぎて全部読みたい!!

    0
    2026年06月02日
  • 火花

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     読み始めた時はなんというか文章に起伏がなくて、自分の好みではないかもと思いながら読むことになったが、しっかりと最後まで読むと等身大であるからこそ描けるものもあるんだと説得された気がした。それに加えて他の芥川賞作品では終わり方がなんとなくぼんやりとして曖昧なものが多いのに対して、「火花」の終わり方は、確かに日常がこれからも続きそうだが、相対的に見れば個人的にオチがついている気もした。それはもしかしたら又吉さんが芸人であるが故のものであるかもしれない。
     芥川龍之介への手紙での、作品鑑賞に関する意見は自分も心底思っていたことだったので少し報われた。この意見がきっかけで自分も分からないからと言って考えることを放棄しないで、歩み寄って楽しもうとしようと思えるようになった。

    0
    2026年09月09日
  • その本は

    Posted by ブクログ

    個人的にすごく好きだった
    持っているだけで読書のお守りになってくれそう
    読書が億劫になってしまったときのリハビリ本としても活躍してくれそう!
    なんでもないお話から、考えさせられるようなお話まで
    文章の長さもお話によってそれぞれ違うので、ずっと飽きずに楽しく読めました

    0
    2026年05月09日
  • 人間

    Posted by ブクログ

    1章読んでもよく分からなくて、2章を読んだときに、1章で言ってたことってそう言うことかとわかることが多くあったし、作品のテーマ「自意識」や、「記憶」、「時間」についても1章と2章の繋がりで理解ができるようになった。読み進めれば読み進めるほど面白くなっていった。
    影島とナカノの論戦は、影島のメールはすらすら読めたのに、ナカノのメールは内容入ってこなくて読み飛ばしてしまった。つまらないぞナカノ。

    0
    2026年05月03日
  • 劇場(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     初めは永田は又吉さんの脳内に近いのかと思っていたが、そうではないのかもしれない。『火花』の主人公の方が又吉さんに近くて、永田は又吉さんの考える劇作家、つまり又吉さんの一歩その先や又吉さんの脳内の芸術家的な要素の部分を取り出した存在なのかもしれない。  あとがきで触れられるまで忘れていたが「まぶたは薄い皮膚でしかないはずなのに、風景が透けて見えたことはまだない。」という書き出しがいかにも永田らしい。永田はこういう語り出しがないと自分のことなど語ることはできないだろう。  前半は永田の変人的な部分が描写されていて、だんだんそれがクズさにつながっていき、沙希との別れの雰囲気が出た後は、なんとか沙希に対して正直になり始めることができるという感じになっている。前半〜中盤はなかなか読むのがしんどいと感じた。別れの雰囲気は辛かった。最後は多少のカタルシスを感じた。セリフと畳み掛けて感動を呼ぶのは又吉さんの得意な手法なのだろう。おそらく又吉さん自身が頭で色々考えるたちで感情が乗った時や何か心の深いところにあることを言いたいときはそうなるのだとも思える。  この物語の後は沙希は地元で就職するのだろうが、永田はどうなるのだろう。二人の関係は?個人的には沙希がしきりに謝っていたことからも別れるのだと思う。沙希は東京から離れるとともに永田からも離れるのだろう。永田は劇を作りそうだ。『まだ死んでないよ』の劇を見た後のカウンターもできていないから、きっと東京での恋愛を描いた劇を作るのだろう。つまりこの小説は永田の劇の内容なのかもしれない。そう考えると語り出しも納得がいく。永田のことだから最後のアドリブでセリフという部分は本当にアドリブでさせそうだ。  又吉さんの書く恋愛が好き。不器用でお互いや環境が変化をしていく。二人が変わらなくても環境が変わっていくのでうまくいかなくなる。そして二人が変わるところにはカタルシスを感じる。不器用さと簡単には変われない人間味に閉塞感を感じる。

    0
    2026年04月25日
  • その本は

    Posted by ブクログ

    "その本は"から始まる物語
    このひと言で、物語がどんどん発展されていく
    クスッとなる話もあれば、あっと驚かされる話もある
    読めば読むほど2人の世界に惹き込まれる
    言葉の奥ゆかしさが顕著に見られた
    次はどんな"本"と出会えるか楽しみだ

    0
    2026年04月24日
  • 本でした

    Posted by ブクログ

    なかなか楽しい本でした
    ヨシタケさんの断片的?ないつもの本の感じかな?と思ったけれど…ちゃんとオチもあり、物語になっていました。
    絵も多用してあり、3時間ほどで読み終わります。
    最初どうかな?と思ったけれど、読んでよかったです。
    楽しかった。

    0
    2026年04月15日