又吉直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
又吉直樹は芸人であると同時にどうしようもなく落窪んだ人間である。しかし、その窪みの深さが人間らしさを醸し出す。
以前、『火花』を読んだ、凄く読んでいて悔しさが滲むような小説だった。
火花を書いた人間だから見える東京百景。それぞれの人間にそれぞれの百景がある。
僕ももうすこしで東京に行く。その時にみえる100景はどんなものになるのか、今のうちから少しずつ書き溜めていっても面白いかもしれない。
以下、僕のおすすめの編。
十八 吉祥寺の古い木造アパート
二十二 一九九九年、立川駅東口の風景
二十五 ゴミ箱とゴミ箱のあいだ
六十八 恵比寿駅前の人々
七十六 池尻大橋の小さな部屋 -
Posted by ブクログ
各書簡、必ず見開き2ページ(36字✕28行)に収まっているので読んでいて心地よい。なぜかと思ったら元は新聞連載なんですね。この濃度のやり取りを2週間に1回続けていたのか、という事実にも驚く。
ぱっと無作為にページを開いて読むと、砂鉄さんが書いたのか又吉さんが書いたのかわからない。それくらい文体も思考の流れも似ているおふたり。でも面識はなかったそうだし、往復書簡を交わすことで《友達になるとか、そういうことにもならなさそうだ。:武田》らしい。そんなふたりだからこそ、ぬるま湯に浸かって交わす会話のような、そのお湯から出てなんとなく始めるピンポンのような馴れ合いではなくて、もっと火傷しそうなやり取りも